忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その41 額の花

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   梅雨どきの花…と言えばやはり紫陽花。ことに雨上がりの紫陽花は上に置く雫も七色に
   染めて、むしむしする陽気を和らげてくれるかのよう。若かりし頃は細工の込んだくす玉の
   ような手毬咲きに目を奪われがちでしたが、アラ還を過ぎた頃からは控えめに咲く額紫陽
   花に惹きつけられるようになりました。
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   上水の木立の間でも種々の紫陽花が楽しめます。葉隠れに真新しいリネンのように清々
   しい純白の紫陽花。見上げるような高い位置で開花している額紫陽花を逆光で眺めるの
   も好き!
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   紫陽花は元々、房総・三浦・伊豆半島・伊豆諸島・小笠原等の沿海地に自生していた
   日本固有のガクアジサイが品種改良され、手毬型のセイヨウアジサイに。そして広く普
   及するようになったとか。“伊勢花火”“墨田の花火”など変わり咲きも多様になって…。
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   ガクアジサイの名は装飾花が額縁のように普通花を取り囲んでいることから。装飾花の
   4枚の花弁に見えるのは萼が変化したもので、中心部に集まっている粒々が本来の花だ
   そうです。手毬型は額紫陽花の普通花をすべて装飾花に変化させたもの。実際の花は装
   飾花の真ん中にある小さなボッチ。直径5ミリ足らずのボッチも開花して花粉を散らしま
   す。
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   アジサイの学名はHydrangea・otakusa。その名を初めて学会に発表した蘭医学者シー
   ボルトの母国オランダを訪ねた時、ライデンの街路に沿って紫陽花が植えられていまし
   た。学名オタクサの名は江戸末期、長崎で暮らした愛人お滝さんの名前に因んだと伝え
   られています。
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by love-letter-to | 2010-07-03 15:10 | 道草フォト575 | Comments(2)
Commented by teddyroko at 2010-07-09 16:11 x
love-letter-toさん
初めて訪問します。写真それに添えてあるコメントの
素晴らしさに驚きました。私の興味ある世界の草花を
事細かに書かれて・・・勉強になります。ドクダミ、虎の
尾、ホタルブクロ等見とれております。有難う!
Commented by 小平のモグラ at 2010-07-10 23:54 x
初めまして!teddyrokoさん!
草花がお好きなんですって?
私はお恥ずかしいくらい“野草音痴”だったので、
還暦を過ぎてからコンプレックスを一つくらい
解消してみようと週に一回程度観察しながら玉川
上水堤を歩くようにしました。ただ見るだけでは
右から左へ忘れてしまうので、記録代わりに短文を
書く努力をしています。昨年秋からはフォトに575
を添えるスタイルに挑戦中です。書くことは調べる
ことにもなり一石二鳥みたいです。コメントを有難う
ございました。