9月も半ばを過ぎたのに太陽が吠えているような暑い一日でした。台風15号と16号が
南大東島付近を北上しているそうで、小平付近で秋が感じられるのは、やはりお彼岸
過ぎになるのでしょうか。
お彼岸と言えば、玉川上水駅近くの上水堤に彼岸花が2輪真っ赤に燃えていました。
真夏日を40日記録した昨秋も、たしか20日頃に開花しました。
ボランティア先の特別養護老人ホームへ向かう途中にある児童公園では、三連休だ
というのに遊ぶ子らの姿がなく、時間が止まったみたい。ブランコも滑り台も照り付け
る太陽に沈黙しているようでした。
その児童公園の近くにある里芋畑では、クッション大に育った葉が疲れ切ったように
見えました。畑のオーナーの話では8月半ば過ぎから雨が多かったので里芋の生育
状態は良好だそうです。
ある方の個人住宅ながら、古くからの雑木林や植生を守るために有志で立ち上げた
NPO法人「グリーンサンクチュアリ悠」の一角では、ハナトラノオ (花虎の尾)が秋暑
に疲れた目を和ませてくれました。北米バージニア州原産のシソ科の多年草で、淡
いピンクの唇型の花を四角垂の茎の溝に沿って下から上へ開花させていきます。上
水堤でも一位橋下流で見られます。
花がオカトラノオ(丘虎の尾)やヤマトラノオなどに似ており、花が美しいので 花虎の
尾の名前に。四角垂の茎から角虎の尾とも。虎の尾の名がついた花は名前とは違っ
て優美な花が多いですね。
明日の敬老の日を前に、総務省が発表した65歳以上の高齢者人口は2980万人と
なり過去最高に。昨年に比べて24万人多く、総人口に占める割合は23.3%。また、
全国の100歳以上の高齢者は9月15日時点で4万7756人となり、前年比3307人増
だそうです。今日参加した特別養護老人ホームの「長寿を祝う会」でも98名の利用
者のうち90歳以上が41名で、42%が90代ですから移動も食事も介助を必要とされ
る方が殆どでした。ますます少子高齢化が進むと、誰が介助するのでしょうか…。10
年後、20年後を考えると、肌寒くなりました。下は開花盛りの仙人草の花。
清楚なj純白の花もやがては仙人の顎髭のような白髪に覆われた実に。