忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その150 風はもう秋

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   歓喜に沸いたロンドン五輪も最終日を迎え、八月も半ば立秋の候に。月遅れのお盆
   休暇で街中は何となくひっそり。猛暑は再燃してきましたがピークは過ぎたようで、上
   水木立を渡る風はもう秋! この時節の風は「色なき風」とも称されますが、私には薄
   紫色に感じられます。
   ノハラアザミ(野原薊)、ツリガネニンジン(釣鐘人参)の花の色を漂わせているようで。
   この時期を迎えると上水堤には野原薊が立ち上がって、茎先に赤紫色の蕾を覗かせ
   ます。
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   初夏に咲く一本立のノアザミ(野薊)と違って、野原薊は分岐した枝の先々に数個の花
   をつけています。蕾たちが頬を寄せ合っている姿は、なでしこジャパンや女子卓球団体
   戦で、銀メダルに輝いた選手たちが抱き合った感動シーンにダブります。女子バレーの
   銅メダルもGreatでした。女性アスリートたちに美人が多いのにも驚きました。
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   茜屋橋下流ではカノコユリ(鹿の子百合)も遅ればせながら歓喜の花を。土用百合とか
   七夕百合とも呼ばれて、山百合より一足遅れて咲くそうです。
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   おやおやコガネムシではないかしら!貫井橋のたもとでは2匹の黄金虫がノブドウの花
   の上で、格闘したり牽制しあいながら蜜に夢中になっていました。野口雨情の童謡 「黄
   金虫」の歌詞でも「飴屋で水飴買って来た」「子供に水飴なめさせた」とあるように、甘い
   蜜が大好きなんですね。
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   いま、やたら元気に見えるのはオニドコロ (鬼野老)。立木やフェンスに絡まりながら黄
   緑色の小花の穂を茂らせています。からまれた野草や立木の行く末が案じられます。
   ヤマイモに似たつる性の植物で、 ハート型の葉もヤマイモに似ていますが、ヤマイモ
   の葉は対生につけるのに対して、オニドコロの葉は互生。
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   雌雄異株で、径2~3ミリの雌花は咲き終わりかけると莢果をつけ、その莢果が剽軽で
   漫画チックだと思うのですが、葉と同系色で目立たないかも知れません。
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   野老(ところ)という変わった名前は、太い根に多数の髭があり、これを老人の髭に見
   て、「野老」 の字があてがわれたとのこと。ヤマイモと同じく雌雄異株。毒草ですが薬
   草としても利用され、腰や膝の痛み止めに用いられているそうです。近づくと芳香とは
   言えないけど微かな甘い香りがします。
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   桜橋上流の自生野草保護ゾーンでもキツネノカミソリが開花しましたが、例年に比
   べて株数が少なく、先細り傾向も心配。桜橋下流にも小群落がありましたが、今夏
   はまだ姿が見えなくて淋しい限りです。棲息環境が悪化しているのか天候によるも
   のでしょうか…38個のメダルを祝して盛大に咲いて欲しかった!
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        上は昨年8月13日撮影のキツネノカミソリです。
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by love-letter-to | 2012-08-12 22:28 | 道草フォト575 | Comments(0)