2月に入って二回目の日曜日の今日は、立春から7日目。冬のコートが重く感じられ
るような一日でした。きっと上水沿いにも春の兆しが見られるはず…とウキウキ。足
も弾んできました。中央公園対岸の旧家の畑では期待通り、蕗の薹がホツホツ。大
地の息吹ですね。 天ぷらにしてよし、蕗味噌、そのまま味噌汁に散らしても早春の
香気が!つい食い気が先立ってしまいました。
よく目を凝らさないと気が付かないほどの小さな緑ですが、もう包皮を剥いで蕾の姿
も見えました。
この旧家の2本の枝垂れ梅も3分咲きぐらいかしら。畑仕事をしていた若奥様によ
ると、去年に続いて今年も2~3週間ぐらい開花が遅れているとのこと。早い年に
は1月中に満開になるそうです。それにしても見事な枝ぶりに見惚れてしまいます。
数年前でしたか、満開前後になるとメジロが枝から枝へ、まるでジャングルジムで
遊ぶようにして飛び交っていました。
中央公園~鎌倉橋にかけての上水堤では、テイカカズラの種子の飛散がピークを
迎えたようです。ドジョウインゲンに似た実莢が弾けて、その中に格納されている種
子が落下傘のように浮遊している姿が見られます。
カプセル状の種子は長さが1~2センチ、 その頭に付けている冠毛が繭糸のように
細く光沢があり、それは綺麗です。風や光線の具合で上手く撮れないのが残念です
が、莢から離れる一瞬がチャンス!
津田町3丁目アパート内の日溜りでは、ホトケノザも開花していました。仏像の台座
のような葉の上に付けている赤紫色の花は、風や陽射しをキャッチしてオオイヌノフ
グリより少し遅れて開花。春を告げるセンサーの役割を務めているようです。そして
なかなかコミカルな姿をしています。
同アパート内の建物の日陰では、日中でも霜柱が見られました。日溜りと日陰では
寒暖の差が歴然! このところ凍えるような日もあれば、4月の陽気に恵まれる日も
あって、気温差が激しいのですが、同じ日に同じ敷地内でも春と冬が!