今年最後の日曜日。ここ1週間で木々が殆ど葉を落としてしまった玉川上水堤へ。冬
の陽が降り注いで、明るくかんじられました。落ち葉は半ば踏み固められて、その上を
境界柵の影がくっきり。茜屋橋の上流左岸で朱色の実が目に止まりました。クチナシの
実でした。おせちに欠かせない栗きんとんの着色に使われますね。
ここで花が咲いているのを見た記憶はありませんが、色の少ないシーズンに朱色に熟
したクチナシの実は、来シーズンに期待を持たせてくれました。 きっと梅雨時には甘い
香りも放ってくれることでしょう。
クチナシは庭木としてよく見かけますが、アカネ科クチナシ属の常緑低木で森林にも自
生しているそうです。その果実・山梔子(さんしし)は熟しても口が割れないため、「口無
し」ということから梔子と書いて、その和名の由来となっている説も。乾燥させた実は古
くから栗きんとんや和菓子、たくわんなどの着色料として使われています。 いうなれば
和製サフランかしら。
茜屋橋下流左岸ではアオキの実も真っ赤に!アオキの実が色づくのは通常は春先で
すが、この一角ではもう赤々とした実をつけたアオキが茂っています。日本水仙も蕾を
膨らませていましたが、開花は年明けでしょうか?
ウォーカーの多い鎌倉橋付近でも、残すところ4日ともなれば歩く人も少なく、土鳩の群
れがあちこちで餌を漁っていました。すぐ傍まで近づいても逃げないくらい必死で餌を追
いかけています。自転車が近づいて来たら、落葉を捲き上げて飛び去り年の瀬ムード
が立ち込めて…。
中央公園の公孫樹並木もシースルーになって、体育館ドームが望めました。今年も明
暗それぞれのニュースが相次ぎました。来たる2015年は未年。群れで穏やかで過ごす
羊にあやかりたいものです。英語で羊はsheepで単複同形、複数でもsheepsとは書か
ないそうです。
上は小平市内に住む折り紙講師・関野清雪さんの折った羊の親子です。それではよい
お年を!下記をクリックして下さい。
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