未年も明けて11日目の今日は鏡開き、第二日曜日に。もっとも関西では松明けも鏡
開きも15日とされている地方が多いとか。6日から全国的に寒中に入り、都内でも最
低気温が0度を下回る日が続いております。
気温が上がらないと 身体のエンジンもかからず、 正月休みの延長だったのですが、
一昨日思い切って立川へ。シネマシティで 「バンクーバーの朝日」を見て、昭和記念
公園へも立ち寄ってみました。戦前、実在した日系カナダ移民で 結成した野球チー
ムを題材にした映画です。
やはり戦前、アマゾンに移住した故安井宇宙さんの手記「アマゾン開拓は夢のごとし
=草思社刊」の執筆編集をお手伝いして以来、約15年になりますが、日系移民のド
キュメントには惹かれます。昭和記念公園立川口に向かう上り坂で見上げた寒の空
がアマゾンやバンクーバーにも繋がっていると思うと、身体のエンジンがかかって…。
上の画像右は安井宇宙さんの油彩「アマゾンの夕焼け」
園内の植物たちはまだ休眠中でしたが、寒木瓜がチラホラ開花していました。日中の
気温は10℃前後でしたが、ほのぼのとしたピンク色が辺りの空気を温めているよう。
植物のエネルギーは凄いです。でも、「ゆっくりお休みなさい」と道々の草木に声をか
けながら早足で歩きました。休眠中に開花のエネルギーを養っているそうですから。
昨日は1週間ぶりに上水堤へ。上水堤も裸木と暗緑色の常緑樹のモノトーンながら、
境界柵の下から濃い紫紅色のイモカタバミが二三輪。春から秋にかけて咲くムラサ
キカタバミより花冠の色が濃く、花の中心部が濃紫色で雄しべの葯が黄色いのが特
徴です。
どちらも外来ながらイモカタバミは江戸時代に渡来。イモカタバミは第二次大戦後に
渡来したそうですが、今やムラサキカタバミより殖えており、東京近辺では年中開花
しているのが見られます。ありふれた草花ながら市街地では希少になっています。
日本水仙も咲き始めました。例年より1~2週間は遅めなのは冷え込みが厳しいせ
いでしょうか?蕾のまま開花しない状態が続いております。
帰宅途中で、5匹もワンちゃんを乗せてお散歩しているベビーカーに出会いました。
わが家のご近所のワンちゃんたちで、いつも2匹はリードにつながれて歩いている
のですが、この日は寒くて小さなベビーカーに押し込まれていました。パピヨン雌雄
とシーズーにチベタンテリアともう1匹は、このお宅のコンパニオンたちです。
5匹が押し合いへしあい、ワンワンキャンキャン!いやはや賑やかなこと! オシク
ラまんじゅう状態のワンちゃんたちを撮らせてもらったのですが、とにかく1秒たりと
じっとしてくれなくて、やっと1~2枚を何とか…。「ハイチーズ!」 が伝わらない5匹
でした。ことに一番前のマックくんは暴れん坊で、目も鼻も何処にあるのかカメラ泣
かせのチベタンテリアです。ワンちゃんたちのお陰でホッとな気分になりました。
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上は10日から国立市東の画廊「岳」で始まった関頑亭新春展で。お祝いに駆け付け
た女性たちに「婆さんばかりだ」なんて、悪口も健在でした。96歳の頑亭翁の手にな
るスケッチは「瑞々しい」と大好評で、初日から多くの人が訪れています。
右から二人目は同画廊オーナーの佐野佳世さん。元外交官の奥様だっただけに
容姿端麗、センスは抜群!同展は18日まで国立駅南口から徒歩3~4分の画廊
「岳」で、11~18時、最終日は16時半まで。入場無料。
吾輩はホットカーペットの上で丸くなる。