忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草あフォト575 その295 ウツギの花咲く頃

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   5月らしい心地よさで迎えた第4日曜日。上水路も緑のサンシェードにすっぽり覆
   われてきました。豆ランプのよう花をぎっしり提げていたエゴノキは、もう花を散ら
   してしまいましたが、その後を追うようにウツギが花盛り。
   「卯の花におう垣根に…」の歌詞で親しまれて来た「卯の花」の実名は、「空木」と
   書いてウツギ。枝や幹の中心部が空洞なことから、うつろな木ということで和名に。
   また、陰暦の卯月(4月)に咲く花ということで、卯の花の別名が付けられたそうで
   す。歌詞のように匂う花ではありませんが、白い小花をたわわにつけた花房に咽
   かえりそうになります。
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   純白のモスリンのような花冠は径1センチぐらい。清楚な花房には蜂や蝶、小虫が
   驚くほど群がっており、一房に6~7匹も数えられました。みんな生きることに懸命
   です。新田開発時代には 畑の反ごとにウツギを植えて境界にしたと言われ、ウツ
   ギ垣根があちこちで見られたそうですが、昨今は上水堤でも桜橋上流左岸の新堀
   用水沿いに10本足らずに。
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   残り少ないウツギの近くに 1本だけ植わっているヤマボウシも、開花期を迎えてい
   ました。自生種かどうか不明ですが、街路や庭木として植えられているヤマボウシ
   の花と趣が違います。ヤマボウシは本州から九州に分布するミズキ科の落葉亜高
   木で、朝鮮から中国にも分布本来は山地の谷あいなどに生育しています。
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   どちらも白い花びらに見えるのは総苞で、上水堤の苞はふっくらとしてシャモジ型。
   庭木の苞は菱型に近い姿をしています。
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   中心部の球形にかたまった濃緑色のポチポチの一つ一つが本来の花です。この丸
   い花穂が坊主頭に見え、総苞が白い頭巾を連想させることからヤマボウシ(山法師)
   の名前に。
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   今、上水堤を歩いていると、甘い香りを漂わせてくるのはスイカズラ。立木やフェンス
   に絡まった蔓の葉腋から短枝を出して、2個一対で花をつけています。筒型の花の中
   ほどから上下に開いて、雌雄の蕊を伸ばしている姿は鳥が嘴をパックリ開いているみ
   たい。上は3つ、下は2つに分かれています。
   一日花で咲き始めは純白で、次第に黄色に変っていきます。白を銀、黄を金に見立て
   一名を金銀花とも。花の細い方を静かに吸うと、甘い味がすることからスイカズラ (吸
   蔓)、冬にも葉が落ちないことから忍冬(にんどう)とも呼ばれます。
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   小松橋近くの保存樹林では、ニガナが群れ咲いていました。30~40センチの草丈の
   先端で多数に枝分かれして、その先端部にほっそりとした黄色の頭花を。 花径1セン
   チくらい。5弁の花に見えますが、1枚1枚が舌状の花です。茎も頭花もほっそりとして
   いますが、樹下で殖えており、星が瞬いているようでした。
   茎や葉に苦味のある白い乳液を含むので、ニガナ(苦菜)の名前に。苦いけれど食べ
   ら   れるそうです。
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   小松橋上流の境界柵付近で、ベニシジミ蝶をキャッチすることができました。日当たり
   のいい場所と日陰ではまるで違った色に撮れて…。

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   一昨日、小平駅へ立ち寄ったとき、西友ストア付近でサングラスを掛けたワンちゃん
   たちに出会いました。シュナウザー系らしいのですが、向かって左「さんぽ中」の札を
   首に提げているのが「あとむ」、右の「買い物中」の札を提げているのは「こてつ」と名
   前が書かれていました。買い物客も駅へ急ぐ人も思わずにっこり!なかなかのエンタ
   テイナーでした。グッドラック!
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by love-letter-to | 2015-05-24 19:29 | 道草フォト575 | Comments(0)