忘れ得ぬ人々& 道草ノート

ankodaira.exblog.jp
ブログトップ

折々通信No.3 真夜中の蝉の声

f0137096_1715397.jpg
   戦後70年立秋を迎えました。東京で今年の最高気温37・7℃を記録した7日から
   8日に日付が変わる頃、小平市学園東町付近では、急に雨が降り出し、 雷鳴も
   聞こえました。一時的な豪雨が上がった後、ジージーと鳴く蝉の声を聞きました。
   虫の声かと耳を疑いましたが、紛れもなく蝉の声でした。
   戦後70年の様々な思いや声なき声が、真夜中の蝉の声になって届いてきたよう
   に思いました。上の蝉は7日午前11時頃、玉川上水・元小川水衛所敷地内で。

f0137096_1773084.jpg
   国立市にある児童書、教育図書の出版社「今人舎」で今年、復刊あるいは刊行さ
   れた『私の八月十五日 昭和二十年の絵手紙』『私の八月十五日 戦後七十年の
   肉声』は、漫画家やイラストレーター、作家を始め各界で活躍されている方約100
   人の昭和20年8月15日の証言に漫画家たちが画を添えた絵本…というか画文集
   です。詳しくはhttp://www.asacoco.jp
f0137096_1933912.jpg
   大変ユニークなのは、本を開いて頁番号に音筆(おんぴつ)というペン型の録音・再
   生機器を近づけると、執筆者の肉声が流れ出すのです。
   これら2冊の刊行作業と同時に 「8・15朗読・収録プロジェクト」を立ち上げ、2冊の
   執筆者たちに掲載文を朗読してもらい、その音声の収録活動を展開。北海道から
   与論島まで収録に出かけたそうです。
f0137096_195576.jpg
   103歳で現役の日野原重明・聖路加国際病院名誉院長、村山富市元首相、先代林
   家三平師匠夫人で作家の海老名香葉子さん、映画監督の山田洋次さん、俳優の故
   高倉健さんらの声で70年前の8月15日から、戦時下の暮らしや様々な思いが伝わ
   ってきます。
   昨年11月10日に他界された高倉さんからは、自身で吹き込んだMDが送られてきた
   そうです。昨年の8月15日前後に吹き込まれたらしく、蝉の声も混じって聞こえるそう
   です。事実上遺言でした。

             ・・・・・パネル展示と朗読試聴会・・・・・
f0137096_19173932.jpg

   これら2冊の中から日野原さんや高倉さんら24人の頁をパネルにして、朗読試聴会
   と併せて公開する「パネル展示と朗読試聴会」が、立川市役所1階多目的プラザで
   12日まで13~17時に開催中です。土日休み。同市柴崎学習館では 8月14~20日
   9~17時、高松学習館でも22~27日9~17時に。24日は休み。
f0137096_17342544.jpg

[PR]
by love-letter-to | 2015-08-08 17:35 | 折々通信 | Comments(0)