折々通信No.9 コスモスの丘にて

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         こすもすや過ぎ去りし日を追ひかけて
   先日、デパートまで出かけたついでに昭和記念公園へ立ち寄ってみました。砂川
   口に近い「花の丘」 まで足を伸ばすのは数年ぶり。案内板にはコスモスが見頃と
   書かれていましたが、斜面を埋めているはずのコスモスが何とも侘しく、期待はず
   れでした。センセーションという品種だそうですが、400万本もこれじゃあネ。
   揺れるコスモスの背後を、白い日傘が幻のように過って行きました。
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   折角来たのだからとアングルを探していると、隣りでカメラを構えていたご夫婦が
   「今年のコスモスは最低だ。年々貧弱になってくる」と、ぼやいておりました。
   「連作障害でしょうか?」 と問いかけると、「それもあるけど、管理を委託している
   会社が変わったからかも知れません。管理棟に投書カードが用意されているから、
   感想や意見を書いて投書してみては…」と、云われました。
   一眼レフを手にした方が多い中で、私と同じようにコンパクトなデジカメで撮ってい
   る女性に親しみを感じて、後ろ姿をパチリ。
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   コスモスをバックに、妖精のような人形を 撮っているアートディレクターらしき男性
   がいました。浜崎あゆみ風のメイクをして、白いオーガンディと羽毛でできたコスチ
   ュームを着せた人形が艶めかしく、ファンタジーアニメの一シーンみたいでした。
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   道路をはさんで「コスモスの丘」の東側にある「こもれびの里」では、芒が白い穂を
   なびかせ、刈り取った稲が稲架に架けられ、蕎麦の花が咲いていました。
   その一角で 自由に茎を伸ばしたコスモスが揺れていました。コスモス本来の姿に
   出会った気がします。何気なく、優しい風情で日溜りに揺れている秋桜。揺らせて
   いるのは千の風かしら?
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      ・・・・・多摩地域で初めての「アール・ブリュット展」へのお誘い・・・・・
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   アールはフランス語でアート、ブリュットは「生のまま、加工されてない」を意味する
   そうで、何者にも何事にもとらわれず描いたり創ったアート展。主に心身に障害を
   持つ人たちの創作展で、元々はフランスの地方で発生して、世界的に広がりつつ
   あるそうです。日本でも 長野県を始め、都内の品川、中野区でも開催されていま
   すが、多摩地区で初めての 「アール・ブリュット展」が今月14~18日伊勢丹立川
   店で開催されます。
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   紙やキャンバスでなく、廃材などにバーニングペンと呼ばれる 焼きつけペンで 輪
   郭を描き、色鉛筆で彩色した板絵、紙粘土で指先から自由に形作る小さな動物群
   など、コンテンポラリーアートとも違った素朴な味わいと躍動感に満ちています。
   声や文字では発信できない思い、ストレートで欲得に捉われない創造力に打たれ
   ることでしょう。14~18日10~19時、伊勢丹立川展2階正面玄関脇のギャラリー
   と5階特別室で展示。17日14時から5階特別室でギャラリートークも。中野区で
   「アール・ブリュット展」を立ち上げ、国内外の同展関連の展覧会で学芸員を努め
   てきた小林瑞恵さんがトークを。入場はいずれも無料です。
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by love-letter-to | 2015-10-11 15:48 | 折々通信 | Comments(0)

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