折々通信No.11 秋の声患い

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          秋の陽のこぼれたるかな紅の葯     
   一片の雲もない碧空が続いていますが、先週の24日夜には東京でも冬の訪れを告げ
   る「木枯らし1号」が観測されました。昨年より3日早かったとのこと。
   そのせいか私も風邪を引いて喉が腫れて声が出ない状態。恋煩いならぬ“声患い”。
   夜になると咳込んで食欲も気力もイマイチですが、寝込むほどではないのが幸い!
   今月20日頃から玉川上水・鎌倉橋付近で米粒を散らしたようなシャクチリソバの花が
   咲き始めていました。白い5弁の花の径は5~6ミリ。肉眼では見えにくいのですが、
   雄蕊の先につけた口紅色の葯がとっても可愛く、待ちわびていた秋草の花です。
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   赤地利と書いてシャクチリ。インド北部および中国原産の多年草で、ソバの花に似てお
   り、同じタデ科の仲間です。草丈は1㍍以上にもなり、多数に枝分かれした先端に散房
   状に10~20輪の小花をつけています。牛の額に似た逆三角形の葉に木漏れ陽がユ
   ラユラ、さざ波を立てているよう。
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   久しぶりに水車橋近くの「玉川上水オープンギャラリー」に立ち寄ってみたら、敷地の周
   囲に植えられたキチジョウソウ(吉祥草)が開花していました。10㌢丈赤紫色の花茎に
   薄紅色の花を下方から開花。この花が咲くと吉事があるとか、吉事の前ぶれに咲くとい
   う言い伝えがあります。何かいいことがあるかしら?とにかく風邪を早く治さなければ!
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   帰途、津田町3丁目アパートの一角で、真っ赤に熟れたヒヨドリジョウゴの実に出会いま
   した。以前は上水堤でもあちこちで見かけたのに、秋口の下草刈りのせいか今秋は出
   会わないままでした。カリガネソウ(雁草)もフユノハナワラビ(冬の花蕨)も見かけなくて
   淋しい秋。
   ヒヨドリジョウゴは赤く熟した実をヒヨドリが好んで食べるからとか、呑兵衛さんが酔っ払
   って 顔が赤くなることから鵯上戸と名付けられたそうですが、有毒植物で、賢いヒヨドリ
   は食べないとのこと。
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   8月末に訪ねた羽村市羽中にある「根搦前(ねがらみまえ)水田」で、色づき始めた田圃
   の見張り役をしていた案山子たちが、先日立ち寄った時は務めを終えてロープで縛られ
   ていてギョッ!まるで犯罪者のように紐でぐるぐる巻きにされていたので「可哀そう!」
   と声を上げたら、来春の松明け頃に、案山子たちに感謝とお礼を込めて『どんど焼き』を
   して昇天させるとのことでした。それまで風雨で吹き飛ばされたり、持ち去られたりしな
   いための対策だとか。
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   上は近くでお茶の先生をしておられるお宅のダイヤモンドリリーです。ヒガンバナによく
   似ていますが、開花期は10下旬。ヒガンバナ科の球根植物で原産地は南アフリカ。
   主にイギリスで品種改良。日本へは大正時代の末期に渡来したそうです。赤の他、白、
   ピンク、朱色も。ネリネとも呼ばれます。
   今日一日ゴロゴロしていましたら、やっと声が出るようになり、風邪も軽快しているよう
   でやれやれ。
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Commented by なおこ at 2015-11-01 12:44 x
初めまして。なおこと申します。
筆について調べていたところ、2008年1月5日に記されています、高橋二六さんの記事にたどり着き、拝見しました。とても素敵な作品ですね。今後展示などがあれば伺ってみたいと興味を持ち調べてみましたが、ヒントになるwebページが見つけられませんでした。
そこで、突然の質問で申し訳ございませんが、高橋さんのことについて何か情報をご存知でしたら御教示いただけないでしょうか。
お手すきの際で構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。
Commented at 2015-11-09 16:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by love-letter-to | 2015-10-26 19:10 | 折々通信 | Comments(2)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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