地に池に銀杏落葉別世界
昨日今日、中央公園の総合体育館前広場は銀杏落葉で敷き詰められ、黄金色に。
ことに午後の陽射が斜めに射す頃は別世界のようです。
噴水池も銀杏の落ち葉で半ば埋まり、落葉の隙間に青い空が映って…印象派の絵
のようです。水面に落葉が増えるにつれ、逆さに移った銀杏並木は裸木になって行
きます。当然と言えば当然のことながら、想定外の景観を見せてくれるこの時期。周
囲のベンチに腰かけている人も絵の一部に。
私の好きなフランク永井の「公園の手品師」の歌詞に“銀杏は手品師、老いたピエロ”
と謳われていますが、本当に銀杏はマジシャン。昨日、金色に輝いていた並木が次
の日に訪ねると裸になっていて、辺りはゴールデンカーペットで敷き詰められている…
そんなマジックを楽しめるここ数日ですが、銀杏の落ち葉は滑りやすく、要注意です。
反対に銀杏の絨毯を期待して訪ねたら、きれいさっぱり清掃されていたことも。歩行
者や自転車の転倒防止のため、路面の銀杏落葉はまめに清掃されているようです。
作業員泣かせの時期でもあります。
噴水池の銀杏落葉もある日、水が抜かれてさっぱりと清掃されますから、“印象派“
の絵のようなシーンを撮る日は限られ、昨年はチャンスを逃してしまった記憶があり
ます。
公園の西端の高台から眺める銀杏並木も好き。 少しアングルを変えて、グラウンド
方向にカメラを向けると、夜間照明灯と体育館のドームと銀杏がフレームに収まりま
す。こうして中央公園の銀杏は他の名所とは違った楽しみをプレゼントしてくれます。
今年の銀杏もそろそろエンディングに。