忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.34 花の昼

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         遠き日の思ひも重ね花の昼
   4月最初の日曜日、近隣の桜も満開になりましたが、花曇り花冷え続きで…。
   でも満開が伝えられた先月31日、武蔵関公園を訪ねてみました。
   息子が3歳になるまで住んでいた東伏見の借家の近くで、今で言う公園デビュー
   した地です。かれこれ半世紀経ち、公園内は整備され「関溜まり」とか「富士見池」
   と称される瓢箪型の池の周囲に、ガードレールや歩道デッキも設置されていますが、
   武蔵野の面影は以前のまま。遠くなってしまった子育て時代も思い出されて…。
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   岸辺の桜も貫録を増して、井の頭池や千鳥ヶ淵のように 池面に垂れて揺らいでい
   ます。花見客で込み合うことなく、心行くまでお花見を楽しむことができました。桜の
   枝越しに、水鳥の群れや行き交うボートが刻々と池面を変化させて、隠れたお花見
   名所でしょう。
   練馬区立の公園でボートの貸し料金も30分で一般200円と格安で、小中学生か65
   歳以上が同乗する場合は100円だそうです。
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   池の東端で桜が最も美しく見えるアングルを探していると、「私のカメラのシャッターを
   押してくれませんか」と、サリー風の民族衣装を着た女性からカメラを手渡されました。
   「桜が大好き!この美しさは言葉では言い表わせないわ」と、バングラデシュから来日
   して20年になるそうで、日本語がとても上手でした。
   バングラデシュには桜がないので、桜をバックに写真を撮って故郷の父母や知人に送
   るそうです。「桜に負けないくらい、あなたも美しいわ」とカメラを構えると、「三人の子ど
   もがいます。上は17歳で一番下の子は7歳。この春から小学校に通います」とのこと。
   まだ20代かしらと思うくらい若々しく美しい彼女が3人のママだなんて!私のカメラにも
   収まってもらいました。
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   桜も素晴らしいけれど、海外を旅しているようなシーンにも出会いました。対岸に見える
   のはボートハウスで、その背後を西武線が走っています。
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   ボートハウスに垂れかかる芽柳の初々しい緑にも惚れ惚れ。
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   瓢箪型の真ん中辺りに橋が架かっており、橋からの眺めも市街地にあるのを忘れる
   ほど、静まり返って…。鴨のカップルが心地よさそうに泳いでいました。
   その昔は 湧水や雨水などで自然にできた池だったそうですが、現在は石神井川の
   流れと一体化させて、遊水地として機能しているそうです。
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  桜には目も心も縛られてしまうような魔力があり、立ち去り難い花の昼でした。

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   この日の数日前、玉川上水堤の小平西高上流付近で、八重のアマナ(甘菜)に出
   会ってびっくり! 10年以上も上水堤を定期的に歩いていますが、八重アマナに出
   会うのは初めてでした。通常のアマナと同じほっそりした葉の間に10数株開花して
   いました。写真左が八重アマナ、右は通常のアマナ。
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by love-letter-to | 2016-04-03 16:57 | 折々通信 | Comments(0)