忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.35 枝垂れ桜と大師像

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         花枝垂れ風と旅する大師像
   4月に入って2回目の日曜日。満開時の姿を長く保っていた染井吉野も咲き切って、
   花吹雪となり、つむじ風に舞ったり、風と追いかけっこして視界から去る季節に。水
   面では花筏がどっと押し寄せていることでしょう。それにしても大気の不安定な日が
   続いて、青い空のお花見日和は数日でした。
   その貴重な一日、青梅駅近くの古刹 ・梅岩寺の枝垂れ桜を見ることができました。
   駅前から徒歩7~8分、背後の山裾にある境内に枝垂れかかっているのは樹齢約
   150年とされる江戸彼岸の枝垂れ。関東でも有数の名木だそうです。
   樹高30㍍ぐらい。根元まで垂れ下がった枝先まで淡いピンクの花をつけ、その花
   簾越しに弘法大師像が。承和2年3月21日 (835年4月22日)入滅後も大師は入
   定して各地を巡っているという説も。
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   昨春も小金井市の金蔵院で枝垂れ桜と弘法大師像に出会いましたが、梅岩寺の
   枝垂れ桜は樹形も貫録もスケールが違い、美しいというより霊気が漂い、妖しくも
   あり、健気で優しく…見る角度によっても 印象が違って、吾が言葉の貧困さに苦し
   みました。
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   梅岩寺には裏手の急斜面にもう一本、枝垂れ桜があります。同じ江戸彼岸の枝
   垂れですが、一回り大きく下から眺める角度からも男性的だとか。
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   斜面を下ってきた人の姿と比べると、この枝垂れ桜のスケールが分かります。
   よく訪れると言う地元の男性は「強い風に煽られた万朶は、歌舞伎の十八番・鏡
   獅子」の舞いを見るようだ」と、話しておりました。

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   玉川上水堤では山桜の古木が多いせいか、樹勢の衰えが目立ちます。樹によっ
   て開花時期もまちまちで、タイミングよく撮影できませんでしたが、商大橋付近で
   隣り合った樹でも 花の色も姿も対照的な山桜を。日本画に描かれた桜を見上げ
   る思いでした。
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   堤の整備工事により間伐や剪定が進んで、日当たりがよくなったせいか菫が目に
   見えて殖えてきました。タチツボスミレの大小の群落が楽しめました。津田塾大キ
   ャンパス南側の堤では、切株の傍に大き目のクッション2枚くらいの群生が見られ
   ました。駄句ながら「切株やお陰で菫のびのびと」。
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by love-letter-to | 2016-04-10 20:29 | 折々通信 | Comments(0)