忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.36 天地の怒りと恵み

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        地の怒り遠くにあらず筆竜胆
   春の嵐というのでしょうか?4月第三日曜日の今日は、東京近郊でも樹木や家屋が
   激しく揺れるほどの強風が吹き荒れました。
   阪神淡路大震災を上回る震度の地震が14日の夜から熊本・大分県にまたがる広い
   地域で発生して、まだ余震が相次いでいます。刻々 と伝えられる災害地惨状に怖れ
   と無力感でウツウツとする数日。5年前の東日本大震災の後もそうでした。閉じこもっ
   てばかりだと落ち込む一方なので、思い切って玉川上水堤へ。
   津田塾大キャンパス横に差し掛かると、サファイア色の一点が目に止まりました。フデ
   リンドウ (筆竜胆)でした。この付近でフデリンドウに出会うのは初めてで、感激でいっ
   ぱいに!でも地震災害はいつわが身に降りかかるとも…。
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   フデリンドウの周辺には、チゴユリ(稚児百合)の大小の群落も広がって、辺りの新緑
   とともに大地の優しさに触れました。笹の葉に似た初々しい黄緑色の葉陰に、6弁の
   白い小さな花が俯きかげんに開花していました。花径は2センチ前後、風に優しくなび
   いていました。
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   ユリ科の多年草で、根が横走しりに伸びて増殖していくそうで、津田塾大南側の堤には
   年々、群生が広がりつつあります。沢山咲いている姿が「稚児行列」に見立てられ稚児
   百合と。花の後に黒い実ができます。
   チゴユリの行列を見ていると、大地が大きく揺れ動いたり、亀裂が生じるなんて考えら
   れませんが、地下深くには断層の亀裂が走り、隣り合った断層の撓みが地震を引き起
   こすそうです。天と地の恵みと怒りは人智では制御できないことを、またまた知らされた
   熊本・大分大地震!地震活動が治まりますように!
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   チゴユリの群落の合間にはウラシマソウ(浦島草)が、今春は3個の花が立ち上がりま
   した。ムサシアブミやミミガタテンナンショウなどと同じサトイモ科の仲間で、樹下にひっ
   そり。ちょっと 不気味な姿をしておりますが、仏像の光背に似た特有の仏炎苞にくるま
   れている肉穂花序の先が細長く伸びて、釣り糸を垂れている見えることから浦島太郎
   に因んで浦島草。今月5日頃、花が立ち上がって10日間くらい見ることができました。
   末永く棲息しますように!
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   中央公園の銀杏並木も芽吹きが進み、体育館のドームがやっと透けて見えました。
   もう2~3日前なら、銀杏並木のブラインドが軽やかでしたが…。高台に植わってい
   るハナミズキも開花して、紅色を添えていました。
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   創価学園から上流にかけて、筆竜胆がポツリ ポツリと開花して目を楽しませてくれまし
   た。今年3月22日開通した百石橋(小平都市計画道路3・4・23号国立駅大和線の玉
   川上水堤に設置された橋)工事で、設置部分に棲息していた筆竜胆も、橋の下流には
   花を4~5個つけた小さな株が認められ、ホッとしました。見守り続けたいです。
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   百国橋上流、小川橋にかけてもサファイアブルーがチラホラ散在しています。
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   百石橋付近のかつての畑は豊穣で、かつて百石畑(ひゃっこくはた)と呼ばれていたこ
   とに由来して、百石橋と名付けられたそうです。下は百石橋の橋柱と新装された「きつ
   ねっぱら公園」の入り口石碑。
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by love-letter-to | 2016-04-17 16:58 | 折々通信 | Comments(0)