忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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2012年 04月 29日 ( 1 )

道草フォト575 その135 四月尽

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   桜を見上げて歩いている間に、シュンラン(春蘭)やスミレに入れ替わってムスカリ
   やニリンソウ(二輪草)、チゴユリ(稚児百合)、ツルオドリコソウ(蔓踊り子草)、ムラ
   サキケマン(紫華鬘)ジシバリ(地縛り)など足元の野草もピッチを上げて開花。気が
   付いたらゴールデンウィークに入り、4月も明日で終わりに。
   今年も3分の1が過ぎてしまったのですね。年々、月日の経つのが早く感じられ、加
   速度を増して…。のんびりと上水堤の草木の花と親しもうと、ウォッティングを始めた
   のに、昨今は追いかけられている始末です。
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   それにしても今春は二輪草の開花が遅かった上に、桜橋上流の自生野草保護ゾー
   ンの二輪草も減少気味でした。この保護ゾーンの生みの親で、平成7年(1995 )野
   草ボランティアグループを組織して毎月、率先して手入れをして来られた織田雅雄さ
   ん(小平市玉川上水を守る会世話人)が今月19日の夜、他界されただけに今後が気
   にかかります。
   織田さんは毎日のように、保護ゾーンだけでなく上水堤の野草を観測しながら、手入
   れをして歩いておられました。“自分ちの庭”のように堤の草木を知り尽くし、愛してお
   られたのに。亡くなる10日ほど前にも一位橋付近で、ネコヤナギ(猫柳)の挿し木の
   作業中に出会い、元気に鍬を振るっておられたのに…。腹部動脈瘤破裂で、あっとい
   う間に旅立たれたとのこと。享年86歳。
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       「主の死を知ってか知らずか二輪草」。

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   数日前にはキンラン(金蘭)の茎葉がほっそりと立ち上がり、蕾はまだ固かったのに、
   今日訪ねたら1~2輪開花していました。津田塾キャンパスの南側の堤にキンランが
   10数株見られますが、これらも織田さんが中心になって寺橋付近の保存樹林から移
   植したものです。
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   その樹林には近在では珍しいキンランの宝庫でした。長年立ち入り禁止になっていた
   ので、キンランが林のように自生していました。草丈も大きく、花も大振りでした。3年
   前でしたか、その樹林の地権者が近く売却するらしいとの情報があり、地権者に確か
   めた上、話し合いを進めてキンランの移植作戦を実施。私も織田さんの案内でその保
   存樹林の見事なキンランを見せてもらいました。
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   通常のキンランは30センチ前後の丈ですが、その保存樹林のキンランは50~60セ
   ンチもあり、花数も多くてびっくりしました。花期が終わって2~3カ月後に移植作業を
   内々で実施しました。上の2点はその保存樹林のキンランです。もうこのキンランの一
   大移植作業をしたことも公開してもよいのではないかと思います。故人となってしまわ
   れた織田さんのためにも、後世のためにも…。上水堤の秘話の一つです。合掌。

         ・・・・・・・・・・柴山邸でのガーデンコンサート・・・・・・・・・・
   話しは変わりますが、オープンガーデン柴山邸(上水本町)でのピアノコンサートに27
   日に参加してきました。桐朋学園大学音楽部ピアノ科を卒業され、ご主人の赴任先の
  南ア共和国の首都ヨハネスブルクに12年滞在中、日本人会コーラス部を指導され、ボ
  ランティアで施設を訪問されたり、コンサート活動を続けてこられた柴山たづ子夫人によ
  るホームコンサートは今年で3回目。
  広々とした芝生の回りには赤や赤紫色のツツジが萌え、種から育てた桜草や400個も
  の球根を昨年の暮れから丹精された“絵”のように美しいガーデンを楽しみがてら、ピア
  ノ演奏に接する機会なんて、最高の贅沢!でしょう。三回目ともなると希望者が溢れて、
  定員25名で計5回も実施することになったそうです。別途、雑誌「いきいき」の愛読者の
  ためのコンサートも4回開かれるとか。
  そんな過密スケジュールにも関わらず、「アヴェ・マリア」やショパンの「華麗なるワルツ」
  など、プログラムの解説もとても親しみやすく、ますますフアンになった方も多いのでは!
  コンサートでのスナップをアレンジしてみました。
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     柴山さん有難うございました。
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by love-letter-to | 2012-04-29 23:22 | 道草フォト575 | Comments(3)