忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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カテゴリ:折々通信( 128 )

折々通信No.128 小正月を迎えて

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        小正月昔あそびでボケ防止

   一月第二日曜日を迎えました。全国的に厳しい冷え込みが続いてお

   り、昨日から東京都内でも最低気温が氷点下に。

   本日の日没から明日15日の日没までを小正月と称して、女性たちが

   正月の骨休めに集う習わしがあります。女正月とも呼ばれます。

   「小正月しない?」と、旧友数人と誘い合って、八王子市内の「とうふ

   屋うかい」へ。庭先の縁台にけん玉やヨーヨー、だるま落としなど昔

   遊びのおもちゃがあり、お部屋の準備が整うまで15分ほど、遊んでみ

   ました。経験はあるものの思うようにいかず、「お手玉なら自信がある
   のに」という友も。

   昔遊びは認知症予防になるそうで、グループホームやデイサービス

   でも取り入れられているそうです。

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   近隣のお宅では素心蠟梅がもう満開になっています。ここ数日、
   
雲一片もない碧空が広がり、クリームイエローの蝋細工のような
   
花が心を弾ませてくれます。
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   蝋梅は中国原産の落葉低木で唐梅とも呼ばれ、本種は中央部の花
    
弁が赤紫色。日本で改良された素心蠟梅の方が清楚で、日本の風
   
景に似合う気がします。俯き加減に開花し、上品な香りを仄かに。
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   家屋は取り払われ、庭木だけが取り残されている敷地内では、高
   
木の上部にヒヨドリやムクドリが群がっていました。カメラを構
   
えると飛び去ってしまいました。よく見る白っぽい実が鈴生りに。
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   ズームを最大にして撮ってみると、センダン(栴檀)の実でした。5
   
~6月、ひらひらした薄紫色の5~6弁の花を咲かせるセンダン。

   “栴檀は双葉より芳し”と言われるのは、このセンダンではなく
   
白檀(びゃくだん)という木を指すそうですが、センダンは秋に
   
楕円形の実が枝一面につき、落葉後も木に残るさまが数珠のよう
   
であることからセンダマ(千珠)の意でセンダンと命名されたと
   
のこと。少子化の時代に羨ましいくらい沢山の子孫=種子を。

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   喜平橋から下流に向けて歩いて行くと、昨年までは冬でも枝が絡
    
み合うほど裸木が連なっていた上水両岸がすけすけになり、根元
   
から伐採された切株が目立ちました。かつて桜の名所であった小
   
金井堤の景観に戻すべく、ケヤキなどの伐採が進んでいます。

   寒中に上水堤を歩けば、まるで紅梅のように見えた檀(マユミ)
    
莢果も、今冬は残り少なくなりました。

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   果皮の色が薄紅色で、灰色の寒木立が続く上水沿いで、マユミの
    
莢果に出会うとホットにしてくれます。
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   マユミは真弓とも書いて、古くは弓の材量として、近年は印鑑や
    
櫛の材料に使われているそうです。ゴールデンウィーク前後に咲
   
くマユミの花は淡黄緑色の4弁花で萼片も4個、雌雄異株で雌花は
   
緑色の花芯部から赤紫色の葯をつけた雌しべが4本。花の径は1㌢
   
弱。目立たない花ですが、巾着型の莢果の果皮が裂けると、朱赤色
   
の種を覗かせます。
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   上は先週日曜日、小平市中央公民館で開かれた「玉川上水 花マッ
    
プとは」と題したシンポジウムで、参加者に提供された『玉川上水
   
花マップ2017・夏』冊子の表紙です。
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   その裏表紙です。玉川上水沿線の有志がネットワークを作り、昨年
   4月~11月まで毎月、羽村堰から杉並区高井戸まで開渠部全
30km
   ×両岸=60kmをコツコツ歩いて調査した野草の記録で、
マップと
   写真、イラスト画でA5版24ページの小冊子にまとめて
刊行。延べ
   200人が歩いた総延長420kmにも。
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   現在開渠部分には97の橋が架かっており、97の橋間をそれぞれ
    
担当者を決めて、保全生態学を専門とする高槻成紀(せいき)
   
麻布大学教授の指導の下に、かなり本格的に調査。
   
冊子によると、夏の花ノカンゾウやツルボは流域全般に見られ、
   
ツリガネニンジンやホタルブクロは上流から中流域に多く、全般
   
的にはヤブガラシやセンニンソウなど蔓性植物が多いのが玉川
   
上水の特徴。「大都市東京の市街地でありながら、自然度の高い
   
森林に生える植物も見られるということもわかりました」と、同
   
ネットワークメンバーのリー・智子さん。

   写真と花のイラスト画がとても美しく、散歩に携帯するにも重宝
   します

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by love-letter-to | 2018-01-14 23:26 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.127 寒に入り

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        寒の空人生九十年の世となりて

   年が明けたと思ったら、もう二週目、小寒に入りました。軋みがち

   な膝小僧の屈伸を兼ねて、玉川上水路へ。

   今年頂いた年賀状には「生涯一草野球人・10歳より74年、90歳ま
   現役で」とか、「もう年だから…ではなく、年だけど…の気持ちで」

   と、今年80歳を迎えるご夫妻から。96歳の方からは「見るたびに大

   きくなる五人の曾孫の成長が何より楽しみ」と。90歳でも現役ドライ

   バーで、無事故、駐車違反一回のみと、上野や六本木ミッドタウンで

   の展覧会にも出かけておられます。

   喜寿傘寿を迎えても、トライの気持ちを持ち続けなければ…と初歩

   き。中央公園総合体育館前のブロンズ像「躍動」の裸像は、寒の空と

   いうより未来に向かって躍動しているようでした。

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    総合グランドでは少年少女のサッカー大会が開かれており、シース
    
ルーになったメタセコイア並木の前で、ボールを追いかけていまし
   
た。J1リーグの選手やナデシコジャパンのイレブン目指して。

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   中央公園の築山標高9131㌢から見下ろした総合体育館ドーム
    
は、ペルシャんブルー空の下でエキゾチックな姿を。裸になった公 

   孫樹並木も大好きです。

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   ちょっと角度を変えてズームで撮ると、総合グランドの夜間照明と

   メタセコイヤ並木がSF的に。

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   今日の日中の気温は11℃、寒中にしては温かく陽射しもたっぷり。

   もしかして…と、玉川上水をはさんで対岸にある粕谷家の梅林に
   立ち寄ってみたら、早咲きの紅梅が1~
2輪開花しておりました。

   服部嵐雪(松尾芭蕉の弟子)の詠んだ有名句「梅一輪一輪ほどの

   暖かさ」に相応しい日中でした。でも明日の「成人の日」は雨にな

   り、雪になる地域も。年々、寒さが身に堪えますが、諸先輩に倣って

   一日一日を過ごしていかなければ♪♪♪
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by love-letter-to | 2018-01-07 20:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.126 元旦晴れ

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        初詣善男善女の仲間入り

   2018年元旦を迎えました。初雪の降った大晦日とは打って変わって、

   目に沁みるような青い空!昨年は9歳も年下の妹が他界し、息子の

   連れ合いの母親も亡くなるなど不幸が重なりましたので、年賀状な

   ど差し控えましたが、元旦晴れに誘われて近くの熊野宮へ出かけて

   みました。

   青梅街道から200㍍ほどの参道に長い列が出来ており、最後尾の

   人に聞くと、本殿までたどり着くのに1時間あまりかかるとのこと。

   本殿前の夫婦欅がのシンボル的存在になっていますが、古くは「一

   本榎」で知られた熊野宮です。

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   1704年(宝永元年)、小川村開発に着手した小川九郎兵衛と宮崎主
    
馬(神明宮神主)が小川新田の開発に先立ち、榎の大樹のもとに遷
   
座したのが熊野宮の縁起だそうです。神木の榎は枯死して、現在、
   樹齢100
年の三代目が本殿脇で養生中でした。

   夫婦欅はそれぞれ樹齢250300年とのこと。ことに本殿を背にし

   て左側の欅は幹回り4~5㍍、堂々とした貫録です。待ち時間の間、

   北斎ブルーの空を仰いでいる夫婦欅を見上げるのが楽しみでした。

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   参道沿いのフェンスや石塀に、小平二小特別支援学級の児童と近く
    
の「生活リハビリセンター六三四(むさし)」利用者が描いた絵を、灯
   
篭にして、展示してありました。

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   今年の干支「戌」や獅子舞、富士山などの絵がとても楽しく、「ワン  

   だふるな 良い年をお過ごし下さい」なる傑作も。

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   善男善女の長い列の中には、唐草模様の風呂敷で作った愛犬服を

   着せられたワンちゃんも。承諾を得てツーカットを。

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   我が家の近くにある都営アパート付近を数日前、通りかかったら、
    
建物越しに富士山が見えたので、都営アパートの最上階への階段
   
踊り場に上ってみたら、日没直後の富士山のシルエットがくっきり!

   電線やケーブルに遮られているのは残念ですが、それらの隙間か

   らズームを最大にして撮ってみました。感動の一瞬です。

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   熊野宮で引いたお神籤は小吉でした。「西空に月は傾き、花散れど、
    
再びの春廻るを待たむ」と記してありました。

   花は散り、月が傾き命運は衰えても、神樣のお蔭を授かり、心を改

   めれば、楽しい日々を送ることができるそうです。

   知人からは点字のカレンダーを頂きました。曜日も日付も日本地

   図も点字のカレンダーです。1~6個の点の組み合わせで、イロハ
   48
文字に数字、アルファベットも表記できる点字の世界も!!!

   それでは今年もボツボツと…。

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by love-letter-to | 2018-01-01 22:57 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.125 Xマスイブサンデー

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       イブサンデー落ち葉踏み踏み聖夜の灯
   12月第四日曜日の今夕はクリスマスイブ。イブサンデーは11年ぶり
   
だそうです。予報では夕刻には天候が崩れるとのことでしたが、首
   
都圏では幸いにして、雨に降られることなくクリスマスイルミネーシ
   
ョンが灯りました。

   LED化で丸の内や六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなどイルミネーシ
   
ョン名所では光のページェントを競っていますが、私は落葉を踏み踏
   
み玉川上水路へ。
   
府中街道沿いの津田塾大学本館・ハツホンホール前のヒマラヤ杉に、
   
赤や黄、青の豆電球を取り付けたクラシカルな聖夜の灯を見て来ま
   
した。

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   同ホールの塔を超すヒマラヤ杉は高さ30㍍近いでしょうか。「この
   
ヒマラヤ杉にイルミネーションを灯し、クリスマスキャロルを歌いたい」
   
と言う希望から、1986年の12月1日に灯がともったとのこと。豆電球の
   の費用は同大学OG職員たちが寄付したそうです。以来31年に。
       (上は画像加工をしてあります)
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   上水沿いの広葉樹はほぼ葉を落として、日暮れ近くなっても明るさを
   
残しており、犬の散歩やランナーがカサカサ、コソコソと伴奏付きで行
   
き交っておりました。
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   津田塾大キャンパスの南側、新堀用水脇に植わっているイヌビワもすっ
   
かり葉を落として、イチジュクに似た小さな実が姿を。今冬は例年にな
   
く沢山の実を付けています。数枚残った葉の間から覗いている実も。
   
イヌビワはクワ科の落葉小高木で、直径2センチくらいのイチジクに似
   
た実は花嚢で、花の集合体。成熟して果実嚢になるそうで、花か果実か
   
判別がつけにくいそうですが、シワシワになった枯葉が仏像の光背の
   
ように見えました。
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   上水の路肩にはニシキギが朱赤の実を。葉がひときわ美しく紅葉する
   
ことからニシキギと。その紅葉した葉はすっかり落ち、果皮が弾けて2
   
個ずつセットになった実がキュートです。実の大きさは直径5~6㍉ぐら
   
いでしょうか。小さくても目立つので、野鳥たちに食べられ、彼らの糞
   
に混じって種子が広く散布されるそうです。円内はニシキギの花です。
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   日当たりのいい上水南岸の堤には日本水仙も開花していました。平年
   
より気温が低い年の瀬ですが、ここ数日、寒気が緩んで開花したよう。
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   上は八ヶ岳南麓、清里の「萌木の村」を訪ねた知人から寄せられた写
   
真です。戦後復興の一つとして、高冷地での酪農業などの改革、奉仕
   
精神で清里の開拓を進めた。”清里の父”ポール・ラッシュ博士。
   その遺志を受け継い
だアーチストビレッジで、木工や陶芸家、織物作家
   らの工房やショップ、
ホテル、レストラン、オルゴール博物館も。

   そのビレッジのエントランスに、間伐材で造ったトナカイたちに引かれた
   
橇に木工のサンタさんが!トナカイの首につけた鈴は松ぼっくり!どん
   
な音色がするのかしら?メリークリスマス!&ハッピーイヤーエンドを!


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by love-letter-to | 2017-12-24 23:21 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.124 枯れ芒と

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       枯れ芒刻々迫る日没時

   師走も第三日曜日の今日、西国分寺駅前で所用を済ませ、都立武蔵

   国分寺公園へ立ち寄ってみました。刻々と迫る日没と駆けっこをする

   ようにして。

   旧中央鉄道学園跡地を整備した公園の一角に、自然石の間を流れ落

   ちる小さな滝や噴水池があります。その池の中に小島のようにしつら

   えられた芒が立ち枯れる寸前でした。

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   1~2分間隔で吹き上げる噴水と立ち枯れる寸前の枯れ芒が、傾いた
    
夕陽に浮かび上がって、年の瀬のドラマを。立ち去り難い光景でした。
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   西の空を見上げると、西国分寺駅南口に広がるビルが林立して、噴水
   
と枯れ芒が近未来と過去を。そしてSF映画のシーンのよう。
   SF映画の代表作
「スター・ウォーズ」シリーズ最新作「最後のジェダイ」
   が公開になった
ばかりですが、その第1作が公開されて40年にも!
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   夕陽に染まる空を見たかったのですが、風が強く冷たくて、急ぎ足で
   
引揚げてしまいました。去り際に陸橋をふと見上げたら、まだ紅葉を残
   
している雑木林と三人連れの姿に、SFから現実に引き戻されました。
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   バスを待つ間、足元の茂みの中にハルノノゲシとヒメジョオンの花を見
   
つけました。市街地では最近、花を咲かせながら冬越しをする野草も増
   
えているとか。

   それにしても今年の師走は、全国的に冷え込みが厳しいそうです。例年
   
より気温が1~3℃低いとのことで、冬野菜の値上がりも身に堪えます。

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by love-letter-to | 2017-12-17 23:23 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.123 落葉期への唱

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       湧水池浮きつ沈みつ落葉舟 

   師走も10日。一日一日が落葉のようにはらはらと去って行くように

   感じられます。私が子どもの頃、祖父母たちは一日をゆっくり、のん

   びり過ごしていたように見えましたが、昨今、玉川上水沿いを歩い
   て
いるシニア層は早足で、徒競走をしているように元気な男女も。
   人生
90年の時代を感じさせられます。

   国分寺駅南口近くにある「都立殿ヶ谷戸庭園」の紅葉がまだ見られ
   る
と聞いて、今月初めに立ち寄ってみたところ、“燃え尽きる”寸前の
   紅葉
と、湧水の流れに浮き沈みする落葉に目を奪われました。水面
   を埋めるイロハモミジ
の落ち葉と松葉の間から、緋鯉の稚魚の群れ
   が深呼吸でもしている
ようでした。

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   枝ぶりの見事な松は雪吊りが施され、残り紅葉との景観を見られたの
   
はラッキーでした。クラブツーリズムのバスツアーで静岡から訪れたと
   
言う一行もいて、これまでになく込み合っていました。
   
最大高低差30㍍もある国分寺崖線の地形を巧みに生かし、ことに約
   
200本植えられているイロハモミジの紅葉の素晴らしさに、年々来園
   
者は増えています。平成239月に国指定の文化財(名勝)に。
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崖線の中腹に建つ五輪塔も紅葉の灯の中に。
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   旧岩崎別邸時代に設けられた離れ「紅葉亭」の見晴台から、崖線を見
    下ろす景観がお奨めだそうですが、この日は満席状態でした。

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   帰路、通りかかった小平団地では幼児用滑り台など遊具も、落葉の中
    
に。遊ぶ児らの姿はなく、落葉が遊んでいるよう。

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   銀杏並木の近くに建っている「笛を吹く少年像」も、燃え尽きる寸前の
   
紅葉黄葉をバックに、夕陽を浴びていました。このところ日没時刻は午
   
後4時半前後で、4時を回るとストンと日が暮れて、一年中で最も短日
   候です。日が暮れると心細いというか、急かされているような…。

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   そして今日、12月10日午後はルネ小平大ホールで開かれた「2017こ
   らコンサート」へ。今月3~9日の「障害者週間」記念の集いの一環で、
   
コンサートは8回目。1994年12月、障害の有無や年齢を問わず、歌う
   とが好きな仲間で結成された合唱団です。

   今回のメンバーは5歳から90歳まで132名。言葉の壁も心の壁も乗り
   
越えて、手や足先でリズムを取り、コーラスに参加しているメンバーた
   
ちも。その熱気と迫力に希望を感じました。それぞれが「I CAN:アイキャ
   
ン」とアピールしているようでした。

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   「いつもわたしの車いすを 後ろから押してくれるお母さん 本当はわ
   
たし並んで歩きたい だから電動車いすを使いたい 花や草の生い茂
   
る公園で わたしの前を駆けていって 背中を見せてお母さん」。
   
作詞:加藤泉 作曲:加藤・A・まこと 伴奏編曲:わたなべよし美さんによ
   
る『夢の電動車椅子』の曲では、コーラスに合わせて、車いすを押しても
   
らったり、自力で車いすをまるでワルツでも踊るように運転して、楽しま
   
せてくれました。
   
フィナーレの『翼を下さい』は、舞台も満席の客席も一つになって、歓喜
   
の渦でした。素晴らしい年の瀬の一日でした。

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by love-letter-to | 2017-12-11 00:11 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.122 暮紅葉

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      番屋跡水路も染める暮紅葉

  いよいよ極月に入り、その最初の日曜日を迎えました。今月1日に発表

  された今年の流行語大賞は「インスタ映え」と「忖度」だそうで、忖度と

  いう一般には馴染みの薄かった古語に近い言葉が、森友学園問題や加

  計学園問題をめぐる政治家と官僚の慣れ合いの関係から、コンビニ
  当や饅頭の名前にまで使われるようになってしまいました。

  江戸・承応時代に開削され、江戸・東京の飲料水を送り続けてきた玉川上

  水。その水の監視や水路の管理補修に役割を果たしてきた番屋、明治以

  後は水衛所と改称された小川水衛所跡に、水路沿いで最大と言われる公

  孫樹が現存しております。数日前に訪ねたらその公孫樹が敷地内のカエ

  デと並んで黄葉紅葉のピークを。

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   植えられた時代は不明ですが、水路右岸に立っている公孫樹の幹回りは
   
2㍍以上、高さは5階建てのビルを超していると見えます。下枝は水路の
  
左岸に達しており、ブリッジのよう。水面を金色に染めていました。普段は
  
薄暗い水路がライトアップされたようでした。
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  さすが水路沿い一の大公孫樹!迫力があります。水の監視は一日24
  
間、暴風や大雨の非常時に備えて見張りをしていたので、番屋・水衛所に
  
は住まいと芥揚げなどの作業小屋もあったそうです。落葉シーズンには
  
昼夜を問わず1時間毎に芥止めの柵に溜まった落葉をかき揚げていたそ
  
うです。そんな歴史を刻む大公孫樹です。
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  見事な紅葉を背にスマホで自撮りしている若いカップルも。インスタ映え
  
するかしら?
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  今秋は10月半ばから冷え込む日が多かったせいか、小川水衛所跡の紅
  
葉は近来になく色鮮やかでした。
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     土鳩も金色の世界に目をパチクリ…。
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  商大橋下流の自生野草観察ゾーンでは、下草の茂みの中でツルボの莢果
  
が弾け、ゴマ粒のような種を覗かせていました。晩夏に淡いピンク可憐な
  
花穂をつけるユリ科のツルボです。種を覗かせた姿もキュートでした。ちょ
  
っと強い風が吹けば、種はたちまち飛散してしまうでしょう。束の間の姿で
  
す。今年も残り少なくなってしまいました。
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by love-letter-to | 2017-12-03 19:21 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.121 晩秋から初冬へ

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      軒下に郷愁誘ふ吊し柿

  11月も最後の日曜日を迎えました。ここ1週間は真冬並みに冷え込む

  日が続いて、心身がブレークダウン。まだ寒さに慣れてない老身には、

  きつい日々でした。

  少し寒気が緩んだ日、ストレッチ体操代わりに玉川上水沿いを歩いて、

  小川町1丁目の森田オープンガーデンへ。お気に入りの「めん処松根」

  が閉店して1年2カ月余り、訪ねることが数少なくなりました。

  この日はウィークデーだったせいか、来園者の姿はなく、オーナーの

  森田さんも不在でした。でも、めん処に使われていた平屋の軒下に、

  吊し柿が100個以上もずら~り。渋柿の皮を一つ一つ剥いて、麻紐で

  吊るしてあり、思いは遠く子ども時代へ。

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  ガーデンの吊し柿はまだ吊るしたばかりでしたが、陽射しを浴びて日
   
を追うごとに色濃く、柔らかく、甘く、やがてしわしわに。

  私の生家でも毎年、茶の間の軒下で干し柿を。手で揉むと柔らかくな

  るのが早いと聞いて、揉み揉みしつつ、母の目を盗んで食べたことも。

  渋くてがっかりした思い出も懐かしい。吊し柿には郷愁の味も。

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   ガーデンは上水木立の黄葉をバックに、枯れ芒とコスモスの残り花、
   
皇帝ダリア、冬のバラが見られる程度でしたが、ガーデンテーブル
   
にはジャイアントカボチャや、柿、柚子、花梨の実などがどっさり。こ
   
んな光景も初冬の風物詩でしょう。Welcomeの気持ちも!
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   コスモスはこぼれ種から芽生えを待つために、もうしばらく咲くまま
   
にとのこと。
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     野バラの実とブルーベリーの葉の紅葉も、初冬の彩。
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   帰路ではムラサキシキブの葉が色づき、実の色が冴えていました。

   葉がすっかり落ちてしまう日も近いよう。紫色の宝石のような輝き

   が、「源氏物語」の作者・紫式部の名になぞらえられたとか。凛とし

   た美しさを楽しみながら、本日は1万5000歩あまり。

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   これからしばらく上水路はゴールデンカラーに輝くことでしょう。
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by love-letter-to | 2017-11-26 15:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No,120 銀杏黄葉と落葉と

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      四阿(あずまや)に黄葉灯りと鳥の声

  秋も最終章を迎え、11月も第3日曜日に。今秋は近隣の銀杏は色づきが

  早く、小平団地の銀杏並木などは、一夜にて黄金色に染まったかのよう。
  
小平市中央公園に駆けつけてみたところ、噴水池に沿った銀杏並木も落
  
葉しきり。池の面も銀杏落葉で半ば埋まっていました。例年なら勤労感謝
  
の日前後に黄葉のピークを迎え、23日には収穫祭で盛り上がるのですが、
  
それまで黄葉が残っているかしら?
  
四阿のベンチから見上げた銀杏並木も裸の枝が目立ちましたが、黄葉灯
  
りを眺めながら一時を。

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  噴水池は銀杏の落ち葉で黄金色に染まっておりました。銀杏の葉には油
  
分が多いため滑りやすいので、歩道部分の落葉はまめに清掃されている
  ようです。
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   男児とイクメンパパのツーショット。パパさんも愛らしい息子にカメラを向
  
けていました。

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  グラウンドの周りの桜並木も紅葉して、サッカー少年たちが躍動していま
   
した。少年たちの元気な姿が眩しいです。

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  今月初め、小平団地を通りかかったら、南北二本の銀杏並木が色づき
  
始めていたので、数日後に再訪したら黄葉はもうピークに。上は今月7日
  
撮影。北側の銀杏並木で、もう落葉を掻き集めた袋が山積みに。
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  金箔を散らしたような落ち葉を踏みしめて歩くのは、贅沢な気分ですが、
  
この夥しい量の銀杏落葉の収集、焼却作業を考えると…、気が遠くなりま
  
す。関係者の皆さまご苦労さまです。
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by love-letter-to | 2017-11-19 18:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.119 小春日散歩

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     小春日や天と地からの贈り物

  11月第2日曜日。もう立冬を迎えましたが、近在では日中は春のような陽

  気が続いております。この時期の温和な日和は、小春日とか小春日和と呼

  ばれ、喜寿を過ぎた身には天と地からの贈り物のような気がします。努め

  て外出して、その恩恵に与ろうと東久留米市南町の農地の一隅に、お目見

  えしたオープンガーデンを訪ねてみました。

  冬咲きのダリアや菊を主に、大文字草やビオラ、パンジーが咲き始め、箒

  草がロゼからレッドへ色濃くしていました。

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   位置的には、田無タワーとも呼ばれる「スカイタワー西東京」から新青梅
  
街道を隔てた北側辺りで、「秋田緑花農園」の一角に「タネニハ」と称する
  
ガーデンが今月初めからプレオープンしています。
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   「種は植物の命を宿し、美しい花を咲かせる記憶が詰まっており、ニハは古
  
語で場を意味するのがタネニハの由来」だそうです。

  130(400平方㍍)を2年前から造園。ハート型の芝生の周囲に季節の

  花苗や多摩地域に自生している野草など約400種が植栽されています。 

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   この一帯は江戸時代・享保年間に開拓された地で、麦や小麦、サツマイモ
  
などを代々栽培してきたそうですが、秋田家12代目の茂良さんは、小学
  
生時代から「町を花と緑でいっぱいにしたい」というのが夢で、現在、延べ
  
800(2600平方㍍)の温室では、ベゴニ葉に芳香のあるセンテッドベ
  ニア、カラフルな葉の色が楽しめるヒューケラ、ビオラとパンジー、バラ

  花のように見えるブーケ咲き葉牡丹などが栽培されています。
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   茂良さんは新しい品種を生み出す育種にも力を入れており、超ミニサイズ
  
のビオラ「多摩の星空」は、関東東海花卉展覧会で金賞を。白とブルー系の
  
花が主で、夜空に瞬いている星のようにロマンティック!
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   2011年3月11日東日本大震災に発生後、ボランティアとして被災地に駆
  
け付けた茂良さんは、被災地で花が人の心を癒し、和ませることを教えら
  
れたそうです。花には力がある。癒し効果があると…。

  また超高齢化時代になって、庭いじりをしたくてもできない。庭のない人

  も多い。そんな人たちの癒しの場にしたいと、「タネニハ」造りを計画した

  そうです。

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   造園には農園スタッフやボランティア3040人が2年かけて、手作業で。
  
ベストな状態で開園したいので、本格オープンは来春ですが、12月半ば過
  
ぎまで火~土曜12時~日没まで、プレオープンしています。花苗の直売も。

  「タネニハ」へは田無駅北口バス乗り場①で、ひばりが丘駅行き、イオンモ

  ール南下車。進行方向50㍍ほどの南町「4丁目交差点を南へ約700㍍。

  都道新宿青梅線沿いに。東久留米市南町2-3-9

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   「平成の名水100選」に選ばれた落合川・南沢湧水群の源流地に近いので、
  
地下水が豊富な土地で、農作物と花苗の栽培にも地下14㍍から汲み上げ
  
た水を利用しているとのこと。「タネニハ」の一角には、南沢湧水地をイ
   メー
ジにした小さな池も。
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by love-letter-to | 2017-11-12 23:40 | 折々通信 | Comments(0)