忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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カテゴリ:折々通信( 111 )

折々通信No.111 相思華と

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       相思華転ばぬようにゆっくりと

     9月第三日曜日。明日の「敬老の日」にかけての三連休

     は、大型台風18号が日本列島を縦断するとの報が刻々。

     台風の通り道であるのに加えて、局地豪雨をもたらす前

     線の通過やミサイルの脅威も予断できない昨今です。

     暑さ寒さも彼岸まで・・・と、季節の変わり目を告げる彼岸

     花が早々と咲き始めました。

     真紅のリボンを翻らせたような小花が6個で一輪となり、

     長い雄蕊を沢山広げている彼岸花はドキッとするくらい

     艶やかです。気をとられて、張り根に躓きそうになること

     もしばしばです。タンポポの綿毛が2本雄蕊の先に。

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     一二輪でも存在感があり、群生していると目がくらみそ

     うになるくらい圧巻!近隣の彼岸花の名所・日高市の巾

     着田は約300万本が見頃ですって!

     玉川上水堤でも歩く先々で、大小の群落に出会います。

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     花の後を追うように、葉を茂らせる彼岸花は、花と葉が

     出会うことがなく、互いに思い思われているとされ、一

     名「相思華」、「相思花」とも。風雅というか遊び心という

     か…。こういう日本語も大事にしたいです。

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     喜平橋付近に差し掛かると、ゴムの焼けたような異臭が

     かすかに漂ってきます。下草の茂みの中に背丈ぐらいの

     高さで、細い枝先に青紫色の小舟のようなユニークな花

     をつけているのがカリガネソウ。

     弓なりになった小枝の先端で、モビールのようユラユラ。

     ゴンドラ似た花冠から、雄しべと雌しべの細長い花柱も弓

     なりに弧を描いています。雁草と書いて、クマツヅラ科の

     多年草で、低い山地に自生。

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     5枚の花びらの下側2枚には、絞り模様のような白い紋様

     が粋で、野の花の中でも超サプライズ!

     雁草という優雅な名前は、このユニークな花の姿からだ

     そうですが、別名のホカケソウ(帆掛草)の方がピッタリか

     も。喜平橋の上流と下流右岸に数ヵ所の群落があります。

     球形の蕾もキュートです。

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     足元付近に張り出した細い茎葉に、薄桃色の小花をつけ

     ているのはヌスビトハギ。いわゆるハギの仲間ですが、蝶

     型の優しい花の姿に反して、この多年草の実は人や動物

     などに付着して運ばれ、繁殖をします。その実は5㍉ぐら

     いの半月形で、二つ並んだ形が盗人の足跡に似ていると

     のことで、盗人萩の名がついたとか。

     晩秋になると、ウォーキングから帰ったズボンやコートの

     裾に盗人萩の枯れた実がくっついており、取り除くのに

     四苦八苦。実の表面に鉤形の短毛があり、それがなかな

     か手ごわい。要注意です。

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by love-letter-to | 2017-09-17 19:51 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.110 菊節供あれこれ

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        健康と長寿を願ひ菊節供

     長月十日を迎えました。日中は真夏日が戻って、“秋暑し”

     になりましたが、暦の上では白露の候に。

     石神井公園近くに新設された土鈴工房「鈴蔵」で、昨日か

     ら始まった「重陽の節供・のちのひなの会」を訪ねてみま

     した。重陽は九月九日、九が重なる日で、五節供の一つと

     して平安時代には宮中でも雛を飾り、“後の雛祭り”と称し

     て、雛飾りや衣類の虫干しも兼ね、健康・長寿を願いなが

     らお供えを頂く行事として、大事にされていたとか。

     菊節供とも呼ばれます。

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        石神井池のほとりで、練馬区立「ふるさと文化館」の東隣
       りという絶好のロケーションにある同工房は、数寄屋造り
     風2階建て。その一部が土蔵造りに。

     青梅市御岳の旧家の蔵を借りて、土鈴展示館として全国
     から集
めた土鈴、約3000種を展示していた藤沼万治子さ
     んが、
自宅に近い作業場として設け、節供などの行事の時
     だけ
公開することにしたそうです。

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     今回の「重陽の節句~のちのひなの会」は10月16日
     まで、10301630分公開しております。

     3月3日の雛節句には飾られることのない古布を使った

     雛飾り、大人びた顔の永寿雛、翁媼の姿をした高砂人形

     などのコレクション、藤沼さんオリジナルの土鈴雛など、

     ユニークで味わいのある小さな内裏雛、下坂笑美子さ

     んの手の込んだ端切れ細工などが、ゆっくり見られます。

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     9月1527、28日、10月4日の13301530分には、五節供
     の話、菊合わせや被綿(きせわた=真綿細工)など平安の

     昔の雅な遊びなどについて、藤沼さんのお話会も。
     菊節供に寄せたお茶と菓子、菊酒(菊の花びらを散
らした
     甘酒)にお土産付きで2000円です。

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       因みに五節供とは一月人日(7日)七草粥、三月三日雛節句、
     五月五日端午の節供、七月七日七夕節供に
続いて、
     その最後を締めくくる九月九日重陽の節供は、
健康と長寿
     を祝ったり願う節供として、古くは最も大事
にされていたそ
     うです。その習わしが「敬老の日」に受
け継がれたのではな
     いかと。

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       土鈴工房「鈴蔵」へは西武新宿線上井草駅から、石神井公園
     南口行バスで「JA東京あおば」下車、進行方向に約500㍍、練
     馬区立ふる
さと文化館東側。09060169953鈴蔵へ。会
     期中定休日はあり
ませんが、留守をすることもあるので電
     話でお確かめの上訪ねて下さい。
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by love-letter-to | 2017-09-10 22:12 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.109 色なき風と

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        野の花と色なき風のささやきを

    もう9月!最初の日曜日を迎えました。9月に入るなり、劇的に

    ひんやり!朝夕は肌寒いくらいで驚きました。

    もう、ツリガネニンジンは開花しているのではないか…と上水

    堤を訪ねてみました。

    釣鐘そっくりの小さな花を5~6個づつ、段々きにつけている

    ツリガネニンジン。淡い紫の釣鐘の縁に、小筆で緑色をポッと

    描いたような繊細さに惹かれます。そして、ツリガネニンジン

    と共に、この時期の澄んだ風:色なき風の声を聞いているよ

    うな気持ちに・・・。

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    ツリガネニンジンはキキョウ科の多年草。根が朝鮮人参に似

    ていることから、釣鐘人参の和名に。

    ツリガネニンジンは、小平市域の一位橋~桜橋下流にかけて

    も見られますが、貫井橋下流左岸はフェンスも低く、法面が広

    いので野草の観察に好適です。そして野草にとっても好適な

    条件が揃っているようで、豊富です。

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    喜平橋~貫井橋にかけて下草の間に間に、淡い紅紫色の小花

    をつけたツルボも。開花のピークはやや過ぎていましたが、可

    憐な花穂を楽しませてくれました。

    蔓穂と書いてツルボ。ユリ科シラー属で別名は「参内傘」。公家

    が宮中に参内する時、使用した傘に似ていることからだそうで

    す。そんな風情が感じられます。

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    喜平橋~茜屋橋にかけては、立木に覆いかぶさっているクズも

    茂った葉の間から、赤紫の濃淡の花穂を覗かせていました。

    秋の七草の一つで、マメ科の蔓性植物。蝶型の花を円錐形につ

    けた花穂は優美ですが、強靭で巻き付いた木々を枯死させてし

    まうので、山や林にとっては厄介な存在。

    その根・葛根(かっこん)は漢方の解熱薬に。また、多量の澱粉を

    含んでおり、葛粉は葛餅など食用として用いられてきましたが、

    昨今では本葛は希少だそうです。

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    センニンソウも大小の木々や下草にも絡みついて、純白の花を

    無数につけておりました。その清楚な花からは想像できないけ

    れど、実になると白い髭が伸びて、仙人の髭を連想させること

    から、仙人草の名前に。

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    今春から季節にさきがけて、開花していた上水堤の野草ですが、

    8月に雨の日が多く、日照不足が続いたせいか、秋を迎えて、暦

    通りに戻ってきたみたい。自然のリズムは、人間には察知できな

    いセンサーを持ち合わせて、回っていることを感じました。

    上はノハラアザミ(野原薊)の花に止まっていたショウリョウバ

    ッタです。一見、笹の葉に見えました。

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by love-letter-to | 2017-09-03 23:08 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.108 秋近し

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       老木や小さな秋を見つけたり

    8月も最終の日曜日を迎えました。旧盆前後は日照不足、処暑を

    迎えて猛暑が再燃するなど、異例な8月でしたが、朝夕は秋の気

    配が感じられる候になりました。

    久々に玉川上水へ。鎌倉橋から津田塾大学沿いに差し掛かかる

    と、老樹の根っこ付近から、2本の白い小さな茸が傘を広げてい

    ました。ヒラタケに似た茸ですが、図鑑を調べても見分けはつき

    ませんでした。上水沿いでよく見かける茸です。

    8月中に雨の降った日が22日もあったそうですから、茸にとって

    は最適な気象条件が揃っていたのでしょう。アベック傘に秋を。

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    府中街道を横断して中央公園付近に差し掛かると、細い立木の
    幹に朱色の花が!幹から直接頭花を開いているように見えて、
    ドッキリしました。近寄って見ると、その木に寄り添うようにキツ
    ネノカミソリが育って、細いラッパ型の花を開花させていました。
    な~んだ!と思ったのですが、通常の開花期を過ぎています。
    異常気象のせいで遅れ咲いたみたいです。晩夏を迎えてキツ
    ネノカミソリに出会うなんて!狐につままれたみたい。

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    鷹の台に差し掛かると、元小島水車の余水路敷き辺りにもキツ

    ネノカミソリが点在していました。毎年、この時期に付近を歩い

    ていたはずですが…こんなに棲息しているとは想定外でした。

    キツネノカミソリは狐の剃刀と書いて、ヒガンバナ科の多年草

    球根植物。ユリ科に分類されることもあります。

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    もしかして…と、水車橋上流の保存樹林地を覗いてみました。

    数百株が樹林の下に開花して、晩夏の陽を灯しているみたい

    でした。小平市内では珍しい群生地ではないかしら。

    現在は立ち入り禁止になっていますが、小島水車跡の駐車場

    から覗き見ることができました。今夏はもう出会えないかと諦

    めていただけに、ラッキーでした。

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    キツネノカミソリは早春からスイセンに似た葉を展開し、夏草

    が茂るころには葉が枯れて、その後に花茎を伸ばして、旧盆

    頃に花を咲かせます。


    林縁や明るい落葉広葉樹林に生育し、清瀬市や新座市など群
    生地が有名です。葉の形がカミソリに似ているとか、 花の色

    と姿が狐をイメージさせることが名前の由来とか。

生地が有名です。葉の形がカミソリに似ているとか、 花の色

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    帰る道々にクヌギのドングリが落ちていました。ハカマもドング
    
リもまだ薄緑色ですが、秋はそこまでやってきています。



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by love-letter-to | 2017-08-27 18:09 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.107 晩夏の記

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        遠ざかる記憶新たに夏水仙

    八月も第三日曜日に。先週から夏の太陽は何処に行ったかと思

    うくらい、日照時間が少なく梅雨時のような八月です。

    天候不順で玉川上水ウォーキングはお休みしてしまいましたが、

    30数年ぶりに、八王子市の北西部、泉町にある相即寺という浄

    土宗の古刹を訪ねました。境内には八王子城落城の際に戦死し

    た同寺縁者を供養する延命地蔵堂があります。283名の骨塚の

    上に建てられたそうです。その近くに夏水仙が今を盛りと咲い

    ておりました。リコリスとも呼ばれる彼岸花の仲間です。

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      地蔵堂には本尊の延命地蔵尊の周囲三方に、150体の石地蔵
    が立ち並んでおります。約80㌢丈の一体の右肩に、ボロボロに
    
なったランドセルが掛かっています。
    72年前の7月8日、米軍機の機銃掃射で学童集団疎開児の一人
    が即死に近い状態で、命を奪われました。東京区部の空襲から
    逃れるために、同寺付近に疎開してきて被害に遭ったのです。
    その小学4年男児の葬式の日、品川区から駆けつけた母親が、
    形見のランドセルを地蔵に背負わせて欲しいと、当時の住職に
    お願いしたそうです。せめたもの供養だったのでしょう。

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       中でも柔和で幼い顔をした地蔵の背に掛けられたランドセル。
    ところが、母親も翌年の2月に病死してしまったので、その後
    の混乱期に
は顧みられないままになっておりました。

    八王子城落城や八王子空襲などの史実を児童文学作品にし

    てきた作家、古世古和子さんによって、ランドセルを背負った

    地蔵さんの存在が広く知れ渡るようになりました。戦後35

    年も経ってからでした。

    地蔵堂は八王子城落城の日6月23日、児童の命日の7月8日、

    子どもたちが夏休み中に参観できるよう8月8日に公開され

    ています。

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      上はランドセルを背負った地蔵をテーマにした、古世古さん
      の著作3部作です。『かかしの家』には、疎開児の死を耳にし、

    児童の身元や近親者、同期生の消息などが次第に明らかに

    なってくるドキュメントが記録されています。

     ・・・・・・♪サマージョイントコンサートへのお誘い♪・・・・・・

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    今月最終土曜日26日、14時から小金井宮地楽器ホール
    で、多摩地区で活動しているコーラスグループのジョイント
    コンサートが開かれます。
    小平市の混声合唱団「ミモザ」、朝霞市の女声コーラス「マ
    ロニエ」「ルピナス」、南アフリカ在住時
代から柴山たづ子さ
    ん (小平市)の指導でコーラスを楽しみ、
帰国後も柴山さん
    にレッスンを受けている「プロティアコーラス」と所沢
市の
    「松ヶ丘女声合唱団メゾフォルテ」
によるコンサートです。

    20代~80代の幅広い年齢層が参加。「ルピナス」の平均年

    齢は83歳、「ミモザ」でただ二人になってしまった男声が

    デュオで初めて「ゆけわがそよ風」「秋の歌」を。

    「アヴェマリア」「忘れなぐさ」「ライムライト」ほか親しみや

    すい数々を、聴いて晩夏のひとときを。入場無料、開場13

    半から。0423808077同ホール。

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by love-letter-to | 2017-08-20 20:50 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.106 新涼早々に

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          新涼や洗顔化粧いそいそと
   八月第2日曜日、甲子園での高校野球の熱闘たけなわ。世間では
旧盆
   休みに入っております。暦の上では季節が夏から秋へと移ろ
い始め、
   朝夕に夏の暑さが幾分か和らぎはじめ、吹く風に心地よ
い涼しさを感
   じる候に。

   日本列島をのろのろと縦断して台風5号が、関東付近を通過した先週。
   それまでの猛暑が和らいだ日の朝、自分でも不思議なくら
い前向きな
   気持ちを取り戻しました。いそいそと洗顔化粧を済ませて、殿ヶ
谷戸庭
   園で開花中のレンゲショウマに会いに行ってきました。

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   国分寺崖線の起伏を活かした同庭園の最も低い辺りに、14~15株のレン  
   ゲショウマの花と蕾が細長い枝先に、ユラユラ。モビールの
ようです。
   先客の女性カメラマンは、後楽園の近くに住んでおり、
後楽園内にもレン  
   ゲショウマはあるけど、周りの土が焼けているの
で、花の色が白っぽくて  
   綺麗に撮れないとか。「ここは最高!周
囲の深い木立と湿った落葉や下 
   草に囲まれて、生育環境が素晴ら
しい」と、ここ数年、毎年、通ってきてい 
   るとのこと。

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   蓮華升麻と書いてレンゲショウマ。花が蓮に、細かい切れ込みの多い小葉  
   3枚複葉の葉が、サラシナショウマ(晒菜升麻)の葉に似
ているので、その 
   名がつけられたそうです。

   花径3~4㌢の淡い紫色の花を下向きにつけています。外側にあって白い 
   花びらのように見えるのは萼で、710枚。内側の円筒形を
なしているの 
   が花びら(花弁)で10~12枚。先端部分が紫色で心
憎いほど魅惑的です。

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   御岳山上のレンゲショウマが有名で、日本一の群生地と言われております 
   が、先の女性カメラマンはシーズン中は御岳駅からのバス
に乗れないほ 
   ど込み合い、山頂までのケーブルカーも待ち時間が
長くて、70歳を超え 
   てからは殿ヶ谷戸庭園に通うことにしたとか。

   上は彼女が一押しの位置からのショットです。

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   同時期にキツネノカミソリも開花していることが多いのですが、今夏は一  
   足先に開花して、その群生はもう“終末期”状態で残念!

   玉川上水堤にもキツネノカミソリの小群生がありますが、余りの猛暑にひ  
   るんで開花時期を逃してしまいました。次第に老化の坂を
下っているのを 
   自覚させられて…。それだけに新涼を感じられる日
は嬉しく、この気持ち 
   を大事にしたいと。

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by love-letter-to | 2017-08-13 22:18 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.105 七十二年目の朝

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              百日紅核なき世を祈る朝     
     八月最初の日曜日の今日は、広島原爆忌。朝8時から平和記念式典・慰
     
霊祭が始まりました。被爆体験を語れる語り部の高齢化が進み、平均
     
年齢は82歳。私の生まれ故郷は瀬戸内海を挟んだ広島市の対岸にあ
     
りました。祖父の診療所の入院患者病棟にも、広島で被災した一家が
     
転居してきており、地獄のような現状を聞かされました。

     母親と子ども3人で逃げ延びてきたそうです。当時6歳だった私が夜、

     眠れないくらい怖い話ばかりでした。

     炎天下にも赤々と咲いている百日紅と夾竹桃を見るたびに、戦中戦

     後の記憶と原爆の恐怖が結びついて、トラウマになっている気がしま

     す。現在、核爆弾は1発で当時の1200倍の威力を持つそうです。

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        また不快な日が戻ってきました。借りた本を返しがてら小川1丁目の「彫
    刻の
谷緑道」へ。百日紅の大木が立川街道に向かって枝を張り、沢山の
    花房を。    

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      小川用水沿いに設けられたウッドデッキに降りてみると、水辺の草木と
    せせらぎ効果で、天然クーラーに。やはり水と緑の力は素晴らしい!

    武蔵野美大生の卒業制作だという彫刻作品が、お地蔵さんみたい。

    その題名もZIZOだとか。

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    角度を変えて撮ってみると、モダンアートのお地蔵さんでした。この「彫

    刻の谷緑道」には12の作品が設置してあるそうですが、このZIZOが一

    番分かりやすくて親しみが感じられました。各作品に題名ができれば作

    者名も付けて欲しいです。

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    少し足を伸ばして、「森田オープンガーデン」にも立ち寄ってみました。
    
手打ち蕎麦・うどんの「松根」が閉店して1年。松根典子さんの打ったお
    
蕎麦やうどんが絶品だっただけに、寂しく物足りない気がしますが、
    
ガーデンオーナーの森田光江さんは、「9月3日のNHKBSで放映される
    
から、見てね」と、相変わらず元気で水遣り中でした。

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    ルドベキアやレースフラワー、鬼百合、モミジアオイ、向日葵など夏の花

    で、ガーデンのジャングル状態も魅力です。

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    最近のガーデニングではワイルドフラワーで、ナチュラルに見せるのが

    人気だとか。

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    ブルーベリーやカボチャも、森田ガーデン産。遠くに出かけなくても、旅

    気分に。明日は立秋、赤とんぼにも出会いました。

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by love-letter-to | 2017-08-06 22:40 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.104 暦より一足早く小さな秋を

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          不揃いの白き花びら秋近し
     7月最後の日曜日の昨日は、用が重なってブログの更新を先

     送りしてしまいました。それにしてもムシムシムンムン、過ごし

     にくい日々です。3年後の東京五輪では、こんな不快な中で

     アスリートたちはメダルを目指して闘うのかしら?観客にとっ

     ても苛酷な観戦になりそうです。

     先週中に一度、玉川上水堤へ出かけたところ、自生野草保護

     ゾーンではシラヤマギク(白山菊)が開花して、辺りには秋の

     気配も。年々、野の花の開花サイクルは早まっています。

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     シラヤマギクはノコンギクやユウガギクなど、いわゆる野菊の
     
仲間ですが、花弁の数が6~8枚と少なく、開花も早めです。

     花弁と言っても一枚一枚が一つの花で、まばらにつけている

     ので、終末期のような侘しさも。

     私は真夏から開花するので、風通しをよくするために、花弁を

     減少させたのではないかと忖度しているのですが…。

     年々、美しく華やかな花よりも好きになってくるのは、歳の所

     為でしょうか。ともあれ、野に咲く花々は蝶や虫たちにとって、

     命の糧で、モテモテです。

        

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     シラヤマギクの下では、淡いピンクの小花片を散りばめたチダ
     
ケサシも開花していました。和名は乳蕈刺と書き、乳蕈という

     茸を採集するとき、この細長い茎が用いられたとか。

     乳蕈はもぎ取るとき、その切り口からミルク状の液が滴ってく

     るので、この野草の茎に刺しながら採集したとのこと。とても

     優しげで、涼味を感じさせてくれます。

     

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       最近は小平市周辺の大気がことに不安定だと思いませんか?
     今月半ばに雹を降らせた雷雨も、小平はことに激しかったよう

     です。この日も雨が落ちてきたので、早々に引き上げました。

     その途中、畑の一角で里芋の葉の上に水晶のような露が!

     菊も芋の露も秋の季語ですが、暦より現実は先んじています。

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       菊地恵子・砂織さん母娘によるアイリッシュハープコンサートが
     8月5日()17時から、小平市小川町2-2051にあるギャラリー

     「青らんぎ」で開かれます。心に安らぎを持たせてくれるアイ

     リッシュハープの音色と響きで、懐かしいアイルランド民謡や

     スコットランド民謡、アイルランドの著名な作曲家でアイリッシュ

     ハープの演奏家カロランの名曲などで、真夏の夕べを。

     

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       母親の菊地恵子さんは桐朋学園大、同大学院のハープ科卒で、
     日本のアイリッシュハープ研究の第一人者です。娘の砂織さ

     んは国立音大卒後、パリ中央区立音楽院を一等で卒業。フラ

     ンスで演奏家と指導者として活躍中です。

     参加費3500円(税込・ソフトドリンク付き)、茶話会も参加する

     方は4500円(税込・コーヒー&ケーキ付)です。申込みは名

     前と連絡先、参加者数をファックスで042・344・5257へ。

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by love-letter-to | 2017-07-31 11:17 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.103 いよいよ大暑に

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         夏木立心鎮まる水路敷き

     7月第4日曜日の今日は、暦の上では二十四節気の「大暑」。
     一年で最も暑い時期に入ります。東京では19日ぶりに最高気
     温が30℃を下回りましたが
、湿度が80%近く、ムンムンする一
     日でした。

     年々、暑さ寒さに弱くなり、玉川上水ウォークも負担になりつ
     つ
ありますが、足腰から老いて来るそうで、思い切って出かけ
     て
みると…夏木立の下は心身を癒してくれるようでした。

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         元水番屋・小川水衛所跡の親水エリアでは、全身真っ黒なハ
     グロトンボが下草の茂みをヒラヒラと優雅に飛んでいました。
     全
身真っ黒なのは雌で、雄の胴体は金色に輝いているとか。

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     堤のあちらこちらで、盛夏から初秋にかけて鳥が飛んでいるよ
     う花を咲かせるヒヨドリジョウゴに出会いました。

     ナス科つる性の多年草で,1㌢にも満たない小花ながら、5つに

     裂けた白い花弁は反り,細長い花柱を取り囲んでいる雄しべの

     黄色と臙脂色の葯のコントラスト鮮やかで、目立ちます。

     鵯上戸の名前の由来は、ヒヨドリが好んでこの実を食べること

     からだそうですが、実にはソラニンという神経毒を含んでいる
     の
で、ヒヨドリが食べることはないらしい。

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     自生野草観察ゾーンになっている商大橋~桜橋にかけての右
     岸では、盛夏の花イヌゴマが開花していました。

     5070㎝の草丈に、数段にわたって茎に淡紅色のゴマの花そ

     っくりの花を。辺りに高原の風情をかもし出しています。

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     アキノタムラソウも薄紫の花穂を伸ばし始め、上水堤は盛夏を
     迎えています。名前はアキノタムラソウと秋がついていますが、

     7月末から夏の終わりにかけて開花。強い太陽の下でも涼しげな

     花の色と姿は、上水堤の清涼剤のような存在です。

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        しかし、五日市街道に接した自生野草観察ソーンは笹類が繁
     茂してジャングル状態になっており、草刈りが始まっていました。

     これから開花シーズンを迎えるキツネノカミソリ、アキノタムラ

     ソウ、アキカラマツ、ワレモコウ、ヤマシロギクなどが刈り取られ

     ないよう、願っております。炎天下にご苦労さまです。

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by love-letter-to | 2017-07-23 21:14 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.102 連日の猛暑につき

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7月第3日曜日の今日は、都内でも猛暑日に。練馬区では357
を記録したそうで、隣接している小平市内でも35℃を上回ったの
ではないでしょうか?日中はクラクラするような暑さでした。
連日の猛暑地獄に加えて、キッチンの床と壁紙・天井クロスの張
り替え工事、近親者の葬儀が重なり、玉川上水ウォークはお休み
してしまいました。築40年になる我が家のメンテナンスに追われ
ています。


で、今回は今月28()の夕に開かれる河野直人さんのツィタ

ーコンサートのご案内を。

古代ギリシャでは天使が奏でる楽器とされ、聖人を癒したと伝え

られている古楽器ツィターの世界的奏者・河野保人さんを父に、そ

の背中を見て育った直人さんのコンサートです。


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by love-letter-to | 2017-07-16 22:56 | 折々通信 | Comments(0)