カテゴリ:折々通信( 90 )

百花咲き競う候

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         花みずき見知らぬ街に変わり行く

    夏日が続いたり、三月の冷え込みに戻ったり。まだ気温差の激しい時

    期ですが、街路には紅白のハナミズキや八重桜、ツツジも燃え出し、

    ヤマブキや白山吹、梨の花も真っ盛り。まさに百花が競い咲く季節!

    花に誘われ足の向くまま歩いてみました。

    小川2丁目、鷹の街道・山王住宅バス停付近から北へ。青梅街道に達

    する通りは拡幅整備され、両側の住宅地でも建て替えが進んでいる

    ようで、見知らぬ街に来たような錯覚に。新しく植えられたらしいハ

    ナミズキの幼木にも、ピンクの花が風に踊っていました。

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     付近の旧家の敷地には、2階の屋根を超すようなハナミズキの大木が
     白い花をわんさかつけて。

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    鷹の街道から青梅街道辺りまで広がっていた農地と栗林にも、建設計
    画の立札が掲げられていました。商業施設ができるとか。下草が生い
    茂る畑地には母子草が!路傍で見かけるより草丈が大きく、モワモワ
    した球状の頭花も大きく見えました。
    母子草はキク科の一年草で、スクランブルエッグのような頭花は小さ
    な筒状の花の集まりだそうです。

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      青梅街道を渡り、、無人の原野だった小平の開拓の祖・小川九郎
      兵衛が最初に鍬入れをしたとされる辺りの畑に、チューリップや
      矢車菊が色とりどり。ちょっと見頃を過ぎていましたが。    
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    玉川上水堤では、府中街道・久右衛門橋下流でチゴユリの群落
    が開花期を迎えていました。草丈は20㌢前後、その名のように
    小さくあどけない花を俯けて開花。膝を追ってカメラを向けてい
    ると、「3輪も花をつけている。あそこに!」と、通りかかった女性
    から声をかけられました。
    見ると笹の葉に似た二枚の葉の付け根から3本の花柄を伸ばし
    て、その先にそれぞれ6枚の花弁を開いていました。  

   

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    その女性は玉川上水と野川の野草を観察しながら、スケッチして観察

    記録をメモしているそうです。小さなスケッチブックには、とても克明な記
    録と色鉛筆や水彩で描いた花や茎、葉の特徴などがぎっしり。

    スケッチブックは4~5冊もあるそうです。「チゴユリは昨年より開花が4~
    5日早い」と、言っていました。










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by love-letter-to | 2017-04-23 22:58 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.89 風光る

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          守りたき緑の遺産や風光る

 4月も半ば、第3日曜日に。久しぶりに快晴サンデーを迎えたような

       気がします。初夏のような陽気に誘われて玉川上水へ。

       染井吉野はもう葉桜になりましたが、新緑が眩しくて、花に負けない

       ほどカラフルです。芽吹き始めは茶っぽく、くすんでいたケヤキも鮮

       やかな黄緑色に。緑白色だったクスノキも黄緑色に。前を行く人たち

       は新緑の中へ溶け込んで行くよう!この時節は風光る候とも。

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      新緑と一口に言っても若緑、浅緑、薄緑、萌黄、薄萌葱、若苗色、若菜

      色、若葉色、柳色…と、日本の伝統色には様々な美しい表現が。

      そんな豊富な新緑に出会える玉川上水は、歴史的遺産だけでなく、

      “緑の遺産”も有しており、次代へ受け継がなければと思います。

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      旧小川水衛所跡の橋から水路を眺めると、老銀杏の枝先が流れに

      垂れかかり、幼葉が舞っているようでした。

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      鎌倉橋から下流の桜橋にかけては、堤の緑の中にフデリンドウが!

      草丈5~10センチ、花の大きさは3~4センチ前後で、まだ落ち葉

      も残る堤でコバルトブルーの花を。7~8輪も開花している株もあ

      れば、1~2輪の小さな株もあり、小鳥の雛が嘴を開いて餌をねだ

      っているような姿にも見え、清楚で愛らしい。

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     フデリンドウ(筆竜胆)はリンドウ科の越年草で、花冠の先は5つの

     長い裂片と5つの短い裂片(副片という)に分かれて、上向きに開

     花。コバルトブルーの花は日が照らないと開かす、花を閉じている

     姿が筆先に似ていることから、その名前がつけられたという。上水

     堤の貴重な宝石のような存在です。

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     桜橋上流右岸の自生野草観察ゾーンでは、ニリンソウの群落が開

     花して、見頃に。大きい群落になると、畳3~4枚分に白い5弁の清

     楚なお花畑に。近隣では数少ないニリンソウのサンクチュアリでし

     ょう。

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     ニリンソウ(二輪草)はキンポウゲ科の多年草で、その名のように

     一茎に二輪の花をつけますが、川中みゆきのヒット歌謡の歌詞のよ

     うに、まず一輪が咲いて、少し遅れて二輪目が開花。

     白い花びらに見えるのは萼で、通常は5枚ですが、6~7枚つけてい

     る例も殖えてきました。

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     ニリンソウの群落から1キロ余り下流・小桜橋~茜屋橋にはイチリン

     ソウの群落も3ヵ所ほどあります。同じキンポウゲ科の多年草です

     が、頭花は4~5倍くらい大きく、葉も3つに大きく分かれ2回羽状

     に分裂して切れ込みが深くニリンソウとは違います。同じ場所に咲

     いてないので、比較できないのが残念!

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     イチリンソウの群落の近くで、白花タンポポにも出会いました。日本

     在来種であり、本州関東以西、四国、九州に分布し、西の方ほど多い

     そうです。



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by love-letter-to | 2017-04-16 23:42 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.88 花曇り

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           一票を住みよい街に花曇り  

     4月第2日曜日の今日は、小平市の市長選と市議補欠選挙の

     投票日でした。投票場の市立第一中学校は校庭の桜が見事な

     ので、お花見がてらと思っていたのですが、朝からの雨が止

     みそうで止まぬまま、投票場へ。

     小平に住んで半世紀余り。緑地も多く住んでよかったと思っ

     てきたのですが、ここ数年は畑地がいつの間にか消えて、戸

     建て住宅群やマンションに。見慣れた景色が失われて戸惑う

     ことがしばしばです。望むことは住みよい街にが第一。でも、

     花曇り状態でしょうね。

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     投票場の体育館の入り口付近は、落ちた花びらがモザイク模
     様になっていました。
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マンホールの蓋も落花で桜色に。

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      まだ初々しさを残した落花も。足元のアートを見るよう。

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     同中学の用務員さんはお花好きという評判で、校門前には素
     晴らしいチューリップの植え込みが!こんなチューリップに
     迎えられて入学したり、新学期のスタートを切れるのは幸せ
     ですね。     

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     仲町公民館跡に、今月開園した「ゆりのこ保育園」。今年4月
     市内に開園した私立認可保育園7円の一つで、0歳~2歳児38
     明の小規模保育園だそうです。
     3連ドーム屋根に円筒形のお部屋も見えて、アニメファンタジー
     に登場するような園舎です。待機児問題が解消するといいけど…。

    

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     道々でオオイヌフグリより一回り小さいタチイヌフグリに似
     ているけど、萼や茎葉が肉厚で毛深いフラサバソウらしき野
     草に出会いました。フラサバソウは4枚の花弁が淡いブルー
     ですが、白に見えたのは土壌か天候のせいでしょうか。
     フラサバソウはヨーロッパ原産のゴマノハクサ科の外来種。
     明治元年に長崎で確認されたそうですが、近年は急増して急
     増して全国的に見られるそうです。時代の変化は止めどなく
     です。     
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by love-letter-to | 2017-04-09 21:35 | 折々通信 | Comments(0)

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          独り来て小江戸の桜一分二分
    4月を迎え、最初の日曜日。桜の開花宣言から10日余りになり
    ますが。その間の気象の変化と気温のアップダウンの激しいこと!
    桜の開花も遅々として、サクラへのイメージが今春は変化を。
    これまでの私は、桜にもっとゆっくり咲いて欲しいと思ってきま
    したが、今春の開花は少々もどかしい。
    予定していた桜見物も冷たい雨で、見送られてしまいました。
    で、先月30日、独りで川越へ向かってみました。小江戸めぐりの
    ツアーやスタンプラリーが実施されており、川越の人出は“花盛り”。
    でも、「川越大師」とも呼ばれる喜多院境内の桜もまだチラホラで、
    江戸初期様式で再現移築されたという多宝塔が、幻のように見えました。
     
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     喜多院境内でも「春まつり」が始まっていましたが、花見茶屋も
     花見の宴会も閑散として、サクラ色のまつり提灯が寒そう。    
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     でも、庫裏と寺務所敷地内の枝垂れ桜の古木は、満開でお花見気
     分を満たしてくれました。あふれるように花をつけた枝越しに、
     多宝塔が堂々として、差し掛かる枝垂れが優雅で、奥ゆかしさも。
     庫裏から渡り廊下でつながる客殿と書院には、徳川三代将軍家光
     の誕生の間、家光公の乳母・春日局の化粧の間が、江戸城紅葉山
     (皇居)の別殿から移築されています。    
    
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      ・・・ツィター界の第一人者 河野保人・直人さんによる・・・
      ♪♪「華麗なるツィターの夕べ」コンサートへのお誘い♪♪

      まだツィターという弦楽器を知る人が少なく、河野さんも演
      奏家として活動を始めて日の浅い頃から、地元国分寺市内で
      始めたコンサートも33回目に。演奏家として作曲家、ツィター
      の研究者、資料と楽譜・楽器のコレクターとしても貴重な存在
      です。
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投稿の方法が変更になり、大変戸惑いながら投稿。
全く利用者泣かせのブログです。
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by love-letter-to | 2017-04-02 12:41 | 折々通信 | Comments(0)
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           紫木蓮千を超す花大合掌
     稀勢の里の劇的な優勝で春場所も幕を閉じましたが、冷たい雨
     や所によっては雪が降り、桜の開花は遅々としています。この
     時期に降る雪は名残り雪と呼ばれるそうですね。この名残り雪
     で、登山講習会に参加していた高校生が雪崩に襲われ、痛まし
     い死傷事故が起きてしまいました。
     小平団地東門辺りに聳えている木蓮(紫木蓮)の大木も、千を超
     すと思われる花を早々と開花させながら、寒空に震えていまし
     た。それにしても寒い!
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     木蓮は辛夷と違って6枚の花びらを全開させず、合掌した手の
     ような姿を保って咲いています。蘭の花に似ているので古くは
     木蘭(もくらん)と呼ばれ、その後、蓮の花にも似ているとかで
     木蓮と呼ばれるようになったそうです。白い花をつける白木蓮
     はモクレンの仲間ですが、木蓮(紫木蓮)とは別種だとか。
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     私の記憶だと小平団地の入居が始まって52~53年、その当時、
     この紫木蓮が植えられとしたら、樹齢はそれ以上でしょう。
     樹木図鑑などによると、紫木蓮の樹高は通常3~5㍍で、そん
     なに大木にならないので、庭木や街路樹として好まれるそうで
     すが、同団地の紫木蓮は現在、10~15㍍。5階建て団地の最上
     階を超しています。樹形も素晴らしい紫木蓮です。
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     この紫木蓮の近くで菜の花も花盛り。寒戻りに耐えて。気温が
     低い方が花は長持ちしますが、昨日今日は真冬並みの寒さで、
     風も冷たくって、酷な春です。明日からは気温が上がって、桜
     の開花も一気に進むことでしょうが、気が揉める候でも。
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     小平団地の西側、あかしあ通り沿いには毎年、3月半ばに開花
     する桜があります。大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カン
     ヒザクラ)との交雑種・大寒桜ではないかと思われるのですが、
     今春も早々と咲いて、数日前にはもう散り始めていました。
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     染井吉野よりピンクが濃いめの可憐な花をつけます。
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by love-letter-to | 2017-03-27 22:49 | 折々通信 | Comments(0)
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          片栗や短き命たぎらせて
     まだ陽気は不安定ながら、早々と東京の桜の開花宣言がされ、3
     月も終わりに近づきました。
     彼岸の中日、出先からの帰りに殿が谷戸庭園に立ち寄ってみると、
     園内でカタクリの花が見頃を迎えていました。国分寺崖線の傾斜
     を活かした庭園の一角で、カタクリが薄紫色の花びらを反り返ら
     せていました。小さな炎にも見えて。
     10㌢余りの草丈のささやかな群落ですが、花径3~4㌢、俯き加
     減に開花して、6枚の花びらを反り返らせています。開花して3
     ~4日の短い命を輝かせて。
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     群生しているようで、個々に存在感をアピールしているカタクリ
     の花。草丈が小さいので跪いてレンズを向けないと、その魅力が
     捉えられません。二輪が寄り添って開花しているカタクリにはカ
     メラマンが群がっていました。私も遠慮がちにツーショットを。
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     カタクリの花は英語では、Dogtooth violetと呼ばれるそうです。
     反り返った花びらが犬歯に似ているから。なるほどと思いますが、
     春の妖精とか春の儚い命(Spring ephemeral)と称して、ポエジー
     な表現をする日本の詩歌の方が素敵ですね。反り返った花弁の基
     部に濃紫色の紋様があります。
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         開花寸前と蕾の姿も。
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     カタクリの近くにキクザキイチゲも(菊咲一華)数株開花しており
     ました。菊の葉に似た切れ込みの多い葉をつけ、茎の頂部に白い
     頭花を一輪咲かせていました。主に関東の山野に自生するアズマ
     イチゲ(東一華)の花に似ていますが、葉が全く違います。
     アズマイチゲはキク科の多年草であるのに対して、キクザキイチ
     ゲはキンポウゲ科の多年草。薄紫色の頭花をつける種も。
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     同じ日、玉川上水堤では鷹の橋~小松橋にかけてシュンラン(春蘭)
     も立ち上がって、瑞々しい淡いグリーンの花弁を開いていました。
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     密生した葉の根元には落ち葉が積もって、保温の役割をしてきたよ
     う。シュンランは日本を代表する野生ランでシンビジウムの仲間。
     里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、上水堤でも数多く
     見られましたが、堤の崩落で路肩に自生している株は激減してい
     ます。
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     久右衛門橋下流の津田塾キャンパス南側付近の堤では、タチツボス
     ミレ(立壺菫)の小さな群生が散在しております。薄紫の花をあちこ
     ち向けて開花。
     菫は花の形が大工さんが板や丸太に線を引く時に使った道具・墨入
     れに似ていることから、スミイレがスミレに転じたとか。横から撮
     ると、墨入れの形に。
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     以前は薄紫色の絨毯を敷き詰めたようなタチツボスミレの群生も見
     られたのですが、最近は小さなクッション程度かしら。
     このところ近親者の不幸が重なり、心に余ることが続いて、野の花
     歩きも不定期になっておりますので、タイトル通り折々に更新を。
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by love-letter-to | 2017-03-22 21:38 | 折々通信 | Comments(0)
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     道端や空き地などに咲いている野の花、ラベンダーやセージなど
     ハーブの押し花を楽しんでいる「花ごころの会」の作品展が3月
     16日(木)~21日(火)、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB
     館5階の連絡ブリッジギャラリーで開かれています。
     多摩市落合の自宅で、押し花を教えている金子幸子さんと仲間の作
     品展で、足元にもこんな愛らしい花が咲いているのか?1点1点が
     ドラマティックでメルヘンの世界に誘ってくれます。「春が来た」
     と、心の扉も開いてくれそうです。
     会期が残り少なくなりましたが、野の花の魅力に魅せられることで
     しょう。上はスミレやハルジョオンなど野の花の押し花で創作した
     「春が来た、里に来た」という題名の作品です。
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     自宅で栽培しているラベンダーやセージなどハーブの花で創作した
     「ハーブ畑に春が来た」も。近づくとラベンダーの香りが漂ってき
     ます。
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     金子さんは職場の先輩から「こんなことやっているのよ」と、作品
     を見せられたとき、「道々に咲いている花も、押し花にしたら表情
     が違ってくる!」と驚き、先輩の教室に3年ほど通って、花の採取
     や乾燥方法、作品作りの手ほどきを受けて、ありふれた道端の草
     も絵の具になると、絵心に目覚めたとか。
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     花だけでなく、茎や枯れ葉の一枚一枚違う色合いでファンタジーに
     登場するようなシーンを表現したり、花の表情の豊かさを見せてく
     れます。
          野の花とハーブの押し花展―春が来た―
     ◇3月16日(木)~21日(火)10~18時(最終日17時まで)
     ◇京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB館 5階連絡ブリッジギャラリー
     ◇京王線聖蹟桜ヶ丘駅東口下車◇押し花「花ごころの会」主催、入場無料
         ◇問合せ☎090・1557・0436 金子幸子さん
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by love-letter-to | 2017-03-18 19:39 | 折々通信 | Comments(0)
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          芽柳や風のタクトで右ひだり
     3月第2日曜日。東日本大震災から6年という月日が経ち、
     昨日11日は政府主催の追悼式をはじめ、被災地各地でも慰
     霊と復興への祈りを込めた集いが開かれました。
     防波堤や土地の嵩上げ、高台移転などハード面の復興が進む
     一方で、まだ12万人以上が避難生活を強いられ、復興への思
     いも様々であると各メディア。改めて大震災と原発事故被害の
     甚大さを知らされました。それでも未来に向けて歩んで行かな
     ければ…と、一歩外に出かければ、柳は萌木色に。芽を吹いた
     ばかりの枝垂れ柳は芽柳と呼ばれて、その繊細な美しさに見惚
     れました。まるで風がタクトを振り、右へ左へゆらゆらと。
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    上は小川上宿緑地の北側の児童公園で出会った芽柳です。遊具
    のてっぺんに届きそうなくらい、長々と幾筋もの糸を垂らして
    いました。
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    立川通りに沿って流れる小川分水・彫刻の谷緑道では早咲きの
    桜がもう満開に。カンヒザクラとオオシマザクラとの種間雑種
    と考えられる栽培品種の大島寒桜でしょうか、3~4本の早咲
    き桜があります。河津桜より色が薄いピンク色でした。
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    足を伸ばして「森田オープンガーデン」にも立ち寄ってみまし
    た。まだ準備中と言った状態でしたが、クロッカスが敷地のあ
    ちこちに。地表すれすれに花びらを開けて、パラボラアンテナ
    のように陽光を花芯部に集約させているみたい。
    黄色がまず咲いて、青紫や白、紫の斑入りなどが開花するそう
    です。雌雄の蕊がサフランのそれと同じく、紅がかった濃い黄
    色ですが、料理には使えないとのこと。鑑賞用で花サフランの
    別名も。アヤメ科サフラン属です。
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    アヤメといえば5月の連休頃から咲きますが、どうみてもアヤメ
    に見える花も咲いていました。ネットで検索すると早咲きのアヤ
    メもあるみたい。めん処「松根」が閉店して寂しくなりましたが、
    オーナーの森田さんが自家用カフェにして、お茶飲み友だちとお
    しゃべりの場にしているそうです。「今度、お茶飲みに来て!」と
    言われました。寒中にたっぷり施肥をしているので、もうしばら
    くすると、花々がどっと咲いて楽しませてくれることでしょう。
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    バスの車窓から青梅街道沿いの旧家で、白木蓮が今にも開花しそ
    うでしたので、今朝、小平団地内の白木蓮も開花しているのでは
    ないかと、訪ねてみたら、もうチョイ。でもコブシ(辛夷)は開き
    切っておりました。
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    今春は、確かに花の開花は例年よりスピードアップしています。
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by love-letter-to | 2017-03-12 18:35 | 折々通信 | Comments(0)
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        満作や遊行の境地ほど遠く 
     3月最初の日曜日。昨日今日の温かさで、まず咲くから
     満作あるいは万作と呼ばれるマンサクが玉川上水・商大
     橋上流の一角でも、満開状態になりました。
     細い紙っぺらのような花弁が4枚、捩れて開花。3~4
     個集まって樹木全体にびっしり花をつけることから、豊
     作の意で満作と名付けられたという説も。
     満作が咲くと、やっと春が来たと思う一方で、心を乱さ
     れることも多く、年相応に穏やかな暮らしをと思いつつ、
     程遠い日々です。
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     遊行とは…、五木寛之著「林住期」、鎌田実さんの著書
     「遊行を生きる」によると、古代インドの法典では人生
     を「学生(がくしょう)期」「家住期」「林住期」「遊行期」
     の4つに区切り、これを「四住期」と称して、「遊行期」
     は人生の締めくくりの時期、死への準備期だそうです。
     「遊行期」に至ると、しがらみや煩悩から解き放たれて
     自由になれる時期でもあるそうです。
     満作の花を仰いでみると、4枚の花弁はあっち向き、こ
     っち向きして、遊行しているようにも。
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     あかしあ通りの車道と歩道との境界石周囲にも、春が来
     たよと、ナズナ(薺)が花首を振っていました。市街地の
     舗装道路上は輻射熱で温まりやすく、道草の開花が早い
     そうです。春の七草の一つで、その果実が三味線のバチ
     に似ていることから三味線草とか三味の花、ペンペング
     サとも。もう茎の下方ではバチに似た果実も。
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     ホトケノザ(仏の座)と外来のオランダミミナグサも、あ
     かしあ通りで開花。オランダミミナグサはヨーロッパ原
     産ナデシコ科の越年草。草丈はハコベより少し大きく20
     ㌢程度。全草に繊毛が目立ちます。
     渡来した江戸時代当時、国交のあったのはオランダだけ
     で、在来種に葉の形がネズミの耳に似ているミミナグサ
     (耳菜草)があり,それに似ていることが名前の由来。
     外来の方が繁殖力が勝り在来種の方は各地で減少してし
     まったとか。
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     歩く道々で沈丁花の甘い香りも漂ってくるようになりま
     した。民家の庭先や道路の植え込みでも、赤紫色の蕾が
     ほどけて、淡いピンクの小花が薬玉のよう!
     中国南部原産で、日本では室町時代頃にはすでに栽培さ
     れていたとされます。ジンチョウゲ科の常緑低木で、香
     木の沈香に似た香りを放ち、丁子に似た花をつけること
     から沈丁花と。
     杉花粉も最盛期。本当に今春の花粉の飛散量は多く、行
     き交う人もマスクをかけている人が増えました。悩まし
     い季節でもありますね。
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by love-letter-to | 2017-03-05 18:17 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.81 古都の春

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         春風や我が心にも吹き荒れて 
    2月最後の日曜日の昨日は、団体列車の旅に初参加。このところの気
    温のアップダウンの激しさと花粉症で、心の中まで春の嵐が吹き荒れ
    た状態でしたので、気分転換に古都鎌倉の旅に参加してみました。
    私の場合、花粉症による発疹は3~4年に1回重症化します。今春は
    5段階の4程度の重さで、頬から額、上瞼まで湿疹が出て我慢できな
    いほど痛痒くなりました。
    旅の前日、朝9時過ぎに行きつけのクリニックに駆け込んだのです
    が、風邪と花粉症患者が多くて、受付番号は29番。土曜日の診察は
    医師が一人しかいなくて、しかも午前中のみ。正午に落ち合う約束
    があり、受診できないまま帰宅してしまいました。
    昨年処方された塗り薬で応急処置をして、マスクとメガネ、帽子姿
    で鎌倉へ。幸い、日中は温かく風も穏やかで、北鎌倉~極楽寺~由
    比ヶ浜~若宮大路~鶴岡八幡宮へ。鎌倉は年中縁日のような賑わい
    でした。

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    北鎌倉商店街では様々なつるし飾りが店頭に提げられていました。今
    年で7回目、イタリアンのレストランや古民家カフェなど100店舗以
    上が「北鎌倉吊るし飾りのある街」イベントに参加しているそうで
    す。3月20日頃まで。

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    手持ちの小物を吊るしたり、コースターやトランプなども吊るされ、
    「これなら私にもできそう!」と。

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    女性の側から離縁のできない江戸時代まで、「駆け込み寺」とか「縁
    切り寺」として、女人救済の役割を果たしてきた「東慶寺」。中門ま
    での狭く険しい石段は、男子禁制のためとか。
    その本堂の入口に開祖者・北条時宗夫人の覚山志道尼の遺徳を讃えた
    歌碑、その傍らに、白梅の古木が密やかに。
    東慶寺は今から約720年前、弘安8年(1285)に開創された尼寺でし
    たが、明治以降は縁切りの寺法は廃止され、尼寺の歴史も明治35年
    (1902)に幕を閉じました。

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    3年後 明治38年から新たに円覚寺派の禅寺として今日に。北鎌倉駅か
    ら4~5分。駅に近いせいか老若男女、外国人観光客も境内に押し寄
    せて、カメラとケイタイで自撮りしている姿の多いこと!でも本堂を
    お参りされる姿は少なく、やっと古刹の雰囲気が撮れました。

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    北鎌倉から鎌倉駅へ。江ノ電に乗り換えて極楽寺へ。由比ヶ浜や長谷
    駅から比べると、この日の乗降客は少なく、極楽寺境内でも一人旅の
    気分を味わえました。紫陽花の時期は込み合うそうです。
    江ノ電の線路をはさんで向かい側の高台に建つ成就院を経て、緩くカ
    ーブした極楽寺坂を下ると10分足らずで、由比ヶ浜へ。景色は一変し
    て潮の香りと砂浜を洗う波の音、近寄って来るウィンドサーファーが
    カッコいい!
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    浜を散歩する男女、家族連れも多く、もう鎌倉の海は春の波。
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    傍らには若布を干している光景も見られ、シラス漁も行われている
    とのこと。海水浴シーズンには“芋を洗う”ような由比ヶ浜で、若布の
    簾に出会ったのは新鮮な驚きでした。

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    由比ヶ浜から30分余りで若宮大路の一の鳥居へ。源頼朝が鎌倉に幕
    府を開き、その宗社であり、守護神として800年余。鎌倉のシンボ
    ルでもある鶴岡八幡宮境内へ。正面の舞殿と本殿へ向かう参拝客の
    中で、春らしい着物でバッチリ決めた若い女性たちにカメラを向け
    たら、OKのサイン。着物女子も古都鎌倉の春をシンボリックに。
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        由比ヶ浜で拾った貝殻です。
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by love-letter-to | 2017-02-27 16:58 | 折々通信 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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