忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その5 逆さ紅葉

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      今回はいつもの道草ルートからエスケープして、昨日参加した「小平の見どころを
      歩く会」で訪ねた多摩湖(村山貯水池)の色づき始めたシーンをフォト575に。
      小平駅から狭山・境緑道(通称:多摩湖サイクリングロード)を辿って7.5キロ余りの
      ウォーキングでした。同行者の万歩計では1万4000歩~1万6000歩ぐらい。その
      差は身長差、つまり長足か短足かの違いによるようです。

      多摩湖は大正5年~昭和9年にかけて、当時の先端技術を駆使して粘土や土砂な
      どを固めて築造したアースフィルダム。都民の貴重な水がめとして利用され、広大
       な水辺と緑の広がる貴重な自然空間として親しまれてきました。

      平成7年の阪神・淡路大震災を機に耐震診断を実施したところ、マグニチュード7級
      の地震で沈下変形する可能性が判明。15年2月から堤の強化工事を始め、戦時中
      に爆撃から守るために盛られた高さ2.5メートルの耐弾層をはがし、揺れに強い形
      状と材質にするため狭山公園側に特殊な強化盛土を施し総事業費は約90億円に。

      6年余の歳月をかけて今年3月末に完成したダムは、遊歩道にもなっている堤頂部
      が3メートル拡幅され幅10メートルに、長さも約20メートル延長されて約610メートに
      になったとのこと。この日の湖面はうっすらと霧がかっていましたが、取水塔のドーム
      屋根の緑青色が以前にも増して輝いて見えました。

      上のフォト575は武蔵大和駅から都立狭山公園を抜ける途中の宅部(やけべ)池で。
      ダムが築かれる以前から自然発生的にできた溜池だったそうですが、「たっちゃん
      池」という別名が。その由来は大正14年(1925)の夏、地元のたっちゃんと呼ばれ
      ていた少年が妹と遊びに来ていて溺れてしまったそうで、その悲しい事件を忘れな
      いために、地元では「たっちゃん池」と。釣り禁止とされているそうですが、鮒釣りに
      訪れる人が多いとか。下の左端は十二段の滝と呼ばれる貯水池の余水吐です。
             画像はクリックすると拡大されます。
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by love-letter-to | 2009-10-31 14:04 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その4 宝鐸草

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    朝夕は肌寒さを感じる昨日今日。ものぐさ出不精の私なのに週一回の玉川上水堤
    ウォッティングだけは5年も続いており、我ながらびっくりしています。重い腰を上げ
    させてくれるのは、何と言っても折り折りの草木の表情でしょう。
    刻々と緑を濃くしていく芽吹きの頃、蕾が次第に膨らんで開花を待ちわびるワクワク感、
    期待していた以上に美しく開花したワンチャンス!そしてハプニングもそれ以上に楽し
    くって…。

    先日は喜平橋から下流へ。往きは右岸を、帰りは左岸を歩くようにしておりますが、時
    には周辺の路地へも。貫井橋~小金井橋の両岸では、ここ数年、殖えてきた宝鐸草(
    ホウチャクソウ)がネービーブルーの実を下げているのに出会って思わず「バロックパー
    ルみたい!」その日、朝刊の広告で見た黒蝶貝パールの輝きを連想してしまいました。

f0137096_203312.jpg宝鐸草はゴールデンウィーク前後に、お寺の軒下などに吊り下げられている宝鐸(ほうたく)と言われる釣鐘に似た薄黄緑色の花を咲かせます。一輪もあれば三輪が重なっていることもありますが、殆どはペアで咲いており、順調に実を結ぶとイヤリングに見えます。このように道草歩きは頭の隅に眠っている記憶を呼び覚ませてくれるので、多少は認知症のブレーキになるのではないかと期待して…。

    今年の初夏から秋口にかけてはモンシロチョウにもしばしば出会って、写真に撮りまし
    たが、蝶に詳しい方によるとスジグロシロチョウとのことでした。モンシロチョウとスジ
    グロシロチョウは大変よく似ていて私レベルでは見分けがつきませんが、翅にうっすら
    と黒い筋が入っているのがスジグロシロチョウで、玉川上水付近ではモンシロチョウよ
    り見かける頻度は多いそうです。下の画像はいずれもスジグロシロチョウです。
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by love-letter-to | 2009-10-24 20:16 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その3 山法師

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   秋晴れの好天が続いており、道草も何時もより距離を伸ばして久しぶりに小川橋付近
   まで往復してみました。我が家から往復10キロくらいでしょうか。くぬぎ橋下流右岸にあ
   る通称「どんぐり広場」にも立ち寄って見たところ、山法師の実が夕映え色に熟して甘い
   香りを漂わせていました。
   この「どんぐり広場」は道路予定地で、着工されるまで市から許可を受けて「グリーンロ
   ード推進協議会」の関係団体が苗木の圃場として使用。玉川上水やグリーロドに補植する
   ための草花や小低木などを育成しているそうです。

f0137096_19293816.jpgその一角に山法師が一本植わっており、ゴールデンウィーク過ぎには開花して、白い苞が樹全体を覆ってとても
見事です。白い鳥が羽ばたいているように見えます。4枚のへら形の苞の中心部にある緑色の小さな球体が実は花で、苞が散ってしまった後しばらくは緑の球体は上を向いていますが、赤く熟する頃には垂れ下がる不思議な習性にも感動してしまいます。きっと、子孫を残すべく備わった術なのでしょう。

   その赤く熟した実は直径3センチ前後、表皮に亀甲文様が浮き彫りになって、サッカーボ
   ールみたいですが、ダイナマイトにも見えました。
   このダイナマイトは食べられるそうで、口に含むと熟し柿のような甘い味がしました。
   山法師の下周辺には金色コスモスや女郎花、雁草が咲いてツマグロヒョウモンやキチョ
   ウ、ムラサキシジミなどの蝶類を盛んに呼び寄せていました。道路予定地なのでいつの日
   かこの蝶のサンクチュアリも消えていく運命に…。そして「短冊型農地」と呼ばれる小川
   新田開拓当時の地割りも消えてしまう土地区画整理事業が近く始まるそうで、複雑な心
   境ながら道草歩きには新しい発見が!
           画像をクリックすると拡大されます。f0137096_16422198.jpgf0137096_16434272.jpgf0137096_16445665.jpg
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by love-letter-to | 2009-10-17 16:46 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その2 雁草

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    明日からまた3連休!金木犀の香りも漂い始めましたが、数日前に玉川上水を歩い
    たら、樹の下闇に雁草(かりがねそう)がかろうじて不思議な姿の花を留めていまし
    た。9月中~下旬が最盛期でしょう。鮮やかな藍色の5枚の花弁は浅皿形で縁がフリ
    ル状になり、上に2枚、下と左右に各1枚を広げて下側の舌状花弁には絞り紋様が入
    って小粋な感じです。しかも花柱と雄蘂が弓なり伸びて、別名の帆掛草の名にピッタ
    リするではありませんか?
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    秋風にユラユラしているこの花を見ると、小さな帆かけ舟に乗って旅をしている気分
    に。ただゴムが焼けたような異臭があって、現実に引き戻されてしまいますが…。
    日当たりがよく乾燥しない山野に自生しているそうですが、喜平橋の上流と下流に小
    さな群落があって、毎秋出会うのを楽しみにしています。
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    ところで前回掲載した蝶の中で左端をアゲハチョウと書きましたが、「アカボシゴマ
    ダラ」ではないかと、ご指摘があり、蝶に詳しい方に下の3点を送って問い合わせた
    ところ、「アカボシゴマダラ=タテハチョウ科」だと分かりましたので訂正します。
    3点はいずれも商大橋付近で8月3日撮影。
            ・・・・・・・・・・ 《Y.O》さんより ・・・・・・・・・・・
    下の3点はアカボシゴマダラの夏型で、幼虫の餌はエノキです。5~6年前に誰かが
    鎌倉辺りで放蝶して、神奈川県から東京都下、そして今は埼玉県まで生息を拡大して、
    土着化?しています。系統的には大陸系の亜種で多分香港産だと思われます。
    23区内では世田谷、杉並、中野、豊島等で確認され、中野区の我が家の庭にも飛ん
    で来るようになりました。今年の5月羽化したての個体が生垣で翅を伸ばしていまし
    た。春型は夏に比べ白化します。
    アカボシゴマダラは、日本では奄美大島だけにしかいません。餌もリュウキュウエノ
    キで、班紋も異なり直ぐ区別出来ます。放した人はこんな事になるとは思わなかった
    でしょうが、生態系からは問題だとは思います。   
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by love-letter-to | 2009-10-09 20:56 | 道草フォト575 | Comments(0)