忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その9 どんぐり

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    小川橋下流で木の切り株に、ドングリがおしくらまんじゅうしているみたいに並べられ
    ているのを見て、思わずパチリ!
    玉川上水堤で見られる木の実で最も数多いのはドングリとエゴノキの実ではないでし
    ょうか。どちらに軍配が上がるのか…。ただドングリには丸っこいクヌギの実のドングリ
    と楕円型のコナラとシラカシ・アラカシのドングリがあり、近年は上のフォト575に使っ
    たようなクヌギのドングリは減少傾向にあるようです。
    以前は上水堤を歩いていて、クヌギのドングリに乗っかって転びそうになったことが
    よくありました。
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    コナラやシラカシ・アラカシは若木が育っているのに、クヌギは老木化が進んで“少
    子高齢化”傾向になっているのではないかと思っているのですが…。
    ところで、「どんぐりコロコロどんぶりこ」とお馴染みの童謡で歌われているのはク
    ヌギのドングリだと以前、“ドングリおじさん”と称して“ドングリ普及活動”にも
    力を入れておられた故徳永隆平さん(日本紀行文学会主宰)から聞いたことがありま
    した。ドングリを拾って東北や北海道の小中学校に送る運動を続けておられました。

    また、徳永さんからクヌギは檪、椚、橡、椡とも書き、手紙で宛名につける様の字も
    古くは樣と書いてクヌギを指すと教わりました。ですから、・・・様と書くのは円やかで
    味わい深いお方へという敬意が込められているとか。
    手紙を書く習慣はすたれつつあり、クヌギのドングリが減少傾向にあるのに対して、
    足の踏み場もないくらい落ちている長細型のドングリも、青いうちから枝先ごと落っ
    こちていていることも多く、その役割を全うするのもサバイバルなようです。
    下は左からクヌギ、コナラ、シラカシかアラカシのドングリで、ドングリも様々です。f0137096_2330219.jpgf0137096_23312871.jpgf0137096_23324785.jpg
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by love-letter-to | 2009-11-27 23:37 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その8 ヒヨドリジョウゴ

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   いよいよ秋も深まって、玉川上水堤も紅葉黄葉が輝いてファンファーレを奏でているか
   のよう!そんな木立の下や堀の茂みで揺れているルビー色のモビールは、ヒヨドリジョ
   ウゴの実。5~6個から20個近くの実が絶妙のバランスを保ちながら赤熟している姿は、
   何度見ても感動してしまいます。
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   この赤い実をヒヨドリが好んで食べそうだから、鵯上戸の名前が付けられたそうですが
   野鳥仲間でも食い意地がはっているヒヨドリでさえ実際には食べないようです。
   実にはソラニンという神経毒を含んでいることを、悪知恵も発達しているヒヨドリは篤と
   ご存じみたいです。

f0137096_215358.jpg盛夏につける花の姿も小鳥が飛んでいるような姿をしており、超カッコイイ!ユニークな花の径は1センチ前後ですが、あっち向きこっち向きしてまばらに群れており、自然の造形には脱帽です。ここ4~5年で数え切れないくらいヒヨドリジョウゴの実を撮っているのに、目につくとシャッターを押してしまいます。そうして堤を行きつ戻つしながら家路につく習慣に。草木の実にはヒヨドリジョウゴに劣らず楽しい姿をしている役者がぞろぞろ。左からゴンズイ、アオツヅラフジ、シオデ。シオデの実は秋の深まりにつれ黒紫色に。
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by love-letter-to | 2009-11-20 21:17 | 道草フォト575 | Comments(2)

道草フォト575 その7 紫式部

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   例年なら穏やかな小春日和が続いて、日増しに紅葉が鮮やかになっていく時候な
   のに梅雨まがいの天候にうんざり。今秋はマユミ(檀)が淡いピンクの実をたわわに
   つけており、果皮が弾けて朱赤の種を覗かせているはずなのに…、
   何てつれない雨だろう。樹木の実にも当たり年と裏年があるようで、昨年はマユミの
   実がさっぱり見られなかっただけに、やきもきしてしまいます。
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先頃、晴れ間を見つけて玉川上水沿いの保存樹林を訪ねたら、ムラサキシキブ(紫式部)が小粒の珠を輝かせていました。その気品のある紫色の実は宝飾品のようで、『源氏物語』『紫式部日記』の作者として名高い紫式部の名を冠せられたそうです。花は初夏に淡いピンクの小花を群がりつけ、長めの蕊の先の濃い黄色の葯にあどけなさを感じる私です。

   草木の実には宝石のような輝きがあるものや奇想天外な姿のものも多く、晩秋の野や
   林で見つけて歩くのはちょっとしたアバンチュールでもあります。
   草木にとって実は種族保存と来春への準備段階で、葉を落として冬の寒さに耐えたり
   休眠時期も間近に。下はマユミの果実です。
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             上は左からクサギ、ツリバナ、ママコノシリヌグイの実
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by love-letter-to | 2009-11-14 20:03 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その6 柚香菊

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      今日は立冬。今月早々の冷え込みと木枯らし1号以後、穏やかな小春日和が続
      いて季節は行きつ戻りつしておりますが、日没は確実に早くなって夕方4時を回る
      と上水堤では夕闇が迫ってくるのを感じます。
      上水堤に自生している野菊の仲間は晩夏から咲き始めるシラヤマギク、追ってノ
      コンギク、ユウガギクが開花するそうです。シラヤマギクは花びらの数が少なく、
      草丈も高いので見分けがつきやすいのですが、ノコンギクとユウガギクの違いが
      未だに確信の持てない私です。図鑑で調べると茎の下部の方から枝分かれして
      いるのがノコンギク(野紺菊)で、上部で枝別れするのがユウガギクだそうです。

f0137096_1517446.jpgノコンギクもユウガギクも開花直後はほのかな青紫色をおびており、日が経つにつれ色が薄れ、秋の深まりととに花も小さくなるようですが、冬至の頃まで咲き続けて末枯れた堤に命の灯を。ユウガギクは茎葉に淡い柚子の香りがすることから柚香菊という優雅な名前が。
このユウガギクが見頃を迎えると、日が短くなってきたナと感じて辺りを見回すと門灯に明かりが灯りついているお宅もあり、心が急いてきます。
下の画像の左はシラヤマギク、中央はユウガギク、右端はノコンギクf0137096_1781290.jpgf0137096_1794585.jpgf0137096_17104234.jpg
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by love-letter-to | 2009-11-07 15:26 | 道草フォト575 | Comments(0)