忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575その31 二輪草のサンクチュアリ

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   4月下旬に入っても真冬並みの気温に戻ったり、一日違いで気温差が15~20度Cも
   上下する異常な気象が相変わらず…。
   それでも時がくれば花を咲かせる花々。上水堤でも二輪草もようやく本格的に開花
   してきました。小さなクッションくらいから畳2~3枚分、あるいはカーペットを敷き詰
   めたように群生しているエリアも増えてきました。近隣では数少ない二輪草のサン
   クチュアリでしょう。
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   菊の葉のような切れ込みの深い葉が三枚輪生した付け根に細長い花柄を伸ばして
   まず一輪、数日遅れてもう一輪を咲かせます。お互いに先を争って並び咲くのでは
   なく、少し遅れてもう一輪が咲く控えめさからヒット歌謡になるなど詩情を誘うよう
   ですね。
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   通常5枚の白い花弁に見えるのは萼片ですが、道々には4枚、5枚、6枚、7枚の
   花もありました。いずれも立ち枯れた姿をみせることなく、いつのまにか地上から
   消えて来春まで長い眠りにつくそうです。
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   十年ほど前、上高地で見渡す限りに群生した二輪草の楽園が今でも目に焼き付い
   ております。河童橋から歩いて約2時間、井上靖の「氷壁」の題材になったナイロン
   ザイル事件の主人公たちが宿泊した山小屋・徳澤園の敷地には楡の林床に、二輪
   草のカーペットが広がっていました。もう一度訪ねてみたいと思いつつ…。
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
             モグラからのお願い!
   「命の讃歌筆竜胆」のコメント欄にも書きましたが、元範多農園の管理人をしていた方の
   縁者から問い合わせがありました。昭和10~12年生まれで小平第二国民学校(現在の小
   平市立二小)へ通学していた方を捜しておられます。もし、お知り合いに該当される方が
   いましたら、モグラまでご一報下さい。また、戦中戦後の鈴木町周辺の情報もお寄せ頂
   ければ幸いです。よろしくお願い致します。
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by love-letter-to | 2010-04-24 14:42 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その30 命の輝き筆竜胆

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   まさかの積雪!4月半ばを過ぎて17日未明から朝方にかけて小平にも雪が降りまし
   た。東京の遅い雪の記録では41年ぶり、昭和44年の記録と並んだそうです。
   明け方、寝室の窓を少し開けてみたら植木が白い帽子を被っており、数日前にくぬぎ
   橋付近で目にした筆竜胆のことが気になりました。
   落葉を掻き分けるようにして3輪4輪を開花させた小さな株が、例年より数多くて殖え
   る傾向にあり、観察仲間と喜んでいたばかりなのに…この雪で筆竜胆の蕾たちは大
   丈夫かしら?
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   その日の陽射しによって青紫色に見えたり薄紫色に見えたりしますが、ラッパ状の花冠
   を開いた姿は歓喜にあふれ命の輝きを見せてくれる筆竜胆。巣立ちを迎えた野鳥の雛
   たちが嘴を開いているようにも見えます。株丈はせいぜい15センチ。 蕾を一つ二つ付
   けた幼い株から十輪ちかく開花させる株もありました。周囲の木々の新芽や下草が伸
   びてくると陽光を遮られてしまうので、その前に開花して子孫の保存に備えるそうです。
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   開花しても太陽が射さないとパラソルを閉じるように花冠をすぼめてしまうので、殆ど
   目に付きません。たしか往きにはあったはずなのに…帰り道では見失ってしまうこと
   もしばしばです。そういう野の花の習性に少しづつ馴染んで、彼らと交信しながら歩
   くと、人間界と共通することも少なくないようです。
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   観察ウォーキングの帰途、東鷹の橋で上水を見降ろしたら、これまで見たことのない
   鷺に出会いました。頭頂部から全身にかけて白と黒のツートンカラーで、特に腹部には
   V字型に黒い毛がくっきりと見え、ニューフェースかも! いつものルートでも何かしら
   新しいことに出会う歓びが玉川上水にはあります。感謝!
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
           柴山ガーデンからお誘いの声が! 
   “こだいらオープンガーデン”の一つ、上水本町2-1-4にある「柴山ガーデン」の
   ご夫妻から、そろそろ春の花の見頃を迎えましたので、お誘い合わせていらっしゃいま
   せんかと、お誘いの声がかかっております。先月末にお葉書を頂いてから気温が乱高下
   する日が続きましたので、様子をみていたのですが、よろしかったら23日の午後ご一緒
   しませんか?13:30~柴山ガーデンへ直接ど~ぞ。
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    ※ガーデンコンサートは準備不足のため今年のゴールデンウィークには開催できな
     いそうです。下は今月18日の柴山ガーデンです。
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by love-letter-to | 2010-04-17 16:42 | 道草フォト575 | Comments(2)

道草フォト575 その29 桜 さくら サクラ

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   東京の桜の開花が伝えられて3週間、満開が伝えられてからも10日近く、さすがに桜吹雪
   が舞い始めましたが、こんなに桜の開花時期が長いのは歴史的なことではないかしら…。
   今朝のラジオによると、春寒・花冷えの影響で田圃に水を引く前の準備が遅れているそう
   です。1993年のような冷害にならなければいいけど…。そんな不安を抱きつつ玉川上水
   の桜を見ながら小さな旅を。
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   お気に入りは旧砂川新田の見影橋付近の両岸の桜。川面に枝差し伸べて、流れに映し
   ている姿は優雅で惚れ惚れ。見影橋は江戸時代から架かっていた古橋で、砂川村内を流
   れる玉川上水の上流から数えて4番目だったので「四ノ橋」と呼ばれており、名主家に
   に近いこともあって『旦那橋』とも呼ばれたそうです。玉川上水水見回り役も務めてい
   た川家のために架けられた橋だとも。大正末期に橋が改修された時に『御影橋』と改称
   され、その後さらに『見影橋』と改められています。
   両岸の染井吉野は大戦後まもなく土地の青年団によって植樹されたと聞いております。
   下流で弓なりにカーブしている手前が巴河岸。明治初期に舟運が上下した荷積みの名残
   です。巴河岸からしばらく下った金比羅橋のたもとには紅枝垂れが数本あでやかです。
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   そもそも玉川上水の桜は、江戸中期、元文2年(1737)武蔵野新田世話役であった川崎平
   右衛門定孝が幕命によって植えたと伝えられています。小金井橋を中心に玉川上水の両
   岸6キロにわたって山桜約2000本植えたそうです。小金井橋のたもとにある海岸寺の碑
   文によると「新田の賑わいのため」「桜の花びらは上水を浄化すると信じられていた」
   「花見客に堤を踏み固めさせるため」 などと推測されています。
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   小金井桜が植えられた西端が旧小川水衛所付近で、山桜の老木がかろうじて面影を留め
   ています。老木ながら春を待ちかねて初々しい花を咲かせます。花と葉が同時に吹く山
   桜の方が年々好きになりました。赤い葉を吹くのは赤芽、緑の芽を吹くのは青芽、茶色
   の芽を吹くのは茶芽と呼ばれたそうです。山桜に比べて満開の染井吉野は華やか過ぎて
   見上げると息苦しいくらい。その妖艶さに圧倒されて…。でも桜は素晴らしい!桜並木
   だけでなく、旧家の一本の桜でも見応えがあります。
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   小金井公園正門から東に100メートルほど下った五日市街道沿いに猿田彦神社があり、
   その境内に見事な枝垂れ桜がありますが、境内の間口が狭く奥まっているので枝垂れ桜
   は殆ど人目につきません。最後に今月7~8日に開かれた高校の同期会で、訪ねた岡山
   の宿泊ホテル近くの桜を。卒業時300余名のうち71名が参加しました。アラセブンですが
   健在で二次会では演歌からポップスまで喉自慢大会を。
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by love-letter-to | 2010-04-10 17:40 | 道草フォト575 | Comments(4)

道草フォト575 その28 菜の花万彩万歳!

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   桜の季節の天気は三日ともたないと言われますが、花冷えも続いてお花見気分にな
   れないのは齢のせいかしら…。な~んちゃって言いながら、晴れ間を見つけて気まま
   な道草歩きを。玉川上水堤では草木瓜が豆ランプを点々と灯し、二輪草が頬白の花
   弁を開き、タチツボスミレが薄紫の小群落を点在させて、二十四節気の「清明」の到
   来を告げています。
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    清明は太陽の黄経が15度の時で春分から15日目。「万物発して清浄明潔なれば、
   此芽は何の草としれる也」 の故事から、清浄明潔の略で百花が咲き競う季節だそう
   です。

   茜屋橋近くの軒先売店で菜花を一束200円で買いました。試しに小鉢に活けてみ
   たら、堅かった蕾が翌々日には七八分咲きになり、素敵なテーブルフラワーになり
   ました。帰宅の道筋で保育園の前を通りましたら、フェンスの周りのプランターでも
   菜の花が花盛り!園児たちの黄色い声も弾んで!
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   先月末、あるお茶会でスペシャルサービスとして菜の花の散らし寿司をご馳走にな
   りました。寿司飯に茹でた芹を細かく刻んで混ぜ、トッピングに 菜の花と空豆、莢
   豌豆、チリメンジャコを散らしてマヨネーズとディジョンのマスタードをスパイスに。
   このグリーン散らし寿司の美味しかったこと!お茶会でも人気ナンバーワンでした。
   で、このところ菜の花の虜になり、菜の花畑を探訪中。
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   三年ほど前から小平市内でも耕作者の手が足りない農地を活用して、菜の花や、ヒ
   マワリ、コスモスなどを栽培して、菜の花とヒマワリは種から油を搾り、その廃食
   油をバイオディーゼル燃料(BDF)として利用する 「菜の花プロジェクト」 の活動
   が始まり、注目を集めています。その栽培地も訪ねてみました。南北と西側は住
   宅地に囲まれ、蕪村の有名句「菜の花や月は東に日は西に」とはいきませんが、
   小平市内で菜の花畑が見られるのは嬉しいことです。

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            川端保子さんの絵画展 ♪
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   玉川上水を守る会のメンバーで、野草を描かせたら並ぶ人がないくらい素晴ら
   しい作品でファンを魅了し、小平市内の絵画サークルの講師をしておられる川
   端保子さんの水彩画展が、西武国分寺線鷹の台駅前のギャラリーYで開かれ
   ます。今回は南仏の旅で描いた花と風景水彩画を中心に。また上水近くの喫
   茶シントンでは油絵も展示中です。
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by love-letter-to | 2010-04-03 20:58 | 道草フォト575 | Comments(0)