<   2010年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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   クリスマスを象徴するポインセチア。花よりも色鮮やかな観葉植物で、その色鮮やかさ
   に惹かれて今年も一鉢求めました。上部の色鮮やかな部分は葉でも花でもなく苞葉で
   す。苞葉の上に小さくかたまって咲いているのが花で、玉川上水堤でも見かける一年
   草のショウジョウソウ(猩々草)と同じトウダイグサ科ですが、ポインセチアは常緑性低
   木です。
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   一番ポピュラーな苞葉は赤ですが、その赤さはキリストの血の色に例えられます。赤ワ
   インもそうですね。他に白や淡いピンク、苞葉がカールしたポインセチア・ウインターロー
   ズという品種、ポインセチアと同じユーホルビア属で、斑入りのプリンセチアという種類
   の他、丈高く育てた品種など多様化して驚きました。
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   中央アメリカ・メキシコ原産で、名前の由来はアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であ
   ったJ・R・ポインセットによるそうです。因みにメキシコではノーチェ・ブエナ(聖夜)と呼
   ばれるそうです。また、ポインセチアは短日植物のため、日の当たる時間が12時間
   以下にならないと苞葉が色づかない性質を持っています。そこで9月以降から40日
   間は、毎日欠かさず夕方5時~朝8時までは覆いをかけて、夜が来たようにしてやる
   短日処理が必要だそうです。つまり、日が短くなったよとポインセチアに思い込ませ
   るわけ。日中は良く日に当てることも大事で、店頭に並ぶまで気の遠くなるような手
   間のかかるポインセチアですが、一鉢あるとむさ苦しい我が家もクリスマスムードに!
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   木曽の仙人・ひげ麿さんと称する友人から、世界のクリスマスの画像が届きましたの
   で一部をご紹介します。メリークリスマス!
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   下段左下はワシントンDC郊外のアーリントン墓地だそうです。
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by love-letter-to | 2010-12-23 19:53 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   西武拝島線玉川上水駅南口から下流へ小川橋まで2キロぐらいでしょうか。このエリア
   も月に1~2回歩きます。同駅から右岸を100メートルほど下ると立川段丘と武蔵野段
   丘の境界が認められ、緩やかな登り坂になって都水道局小平監視所へ。
   羽村取水口から約12キロ流れてきた玉川上水の流れには落ち葉がおびただしく、目下
   除塵プラント盛んに稼働しています。 さらに下って行った辺りの遊歩道も落ち葉でふか
   ふか。歩調に合わせてカサコソと足音が響きます。弦楽器をかき鳴らしているような足
   音に土鳩たちが慌てて飛び立つことも。
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   土日曜ともなると、農家や家庭菜園をしている人たちが落ち葉集めに勤しんでいる姿
   も見かけられ「この辺りの落ち葉は堆肥に最高」とか。人呼んで “落ち葉銀座” なんだ
   そうです。落ち葉で埋まった古びたベンチも いつもとは違った雰囲気で、「少し休んで
   行ったら?」と語りかけているようでした。そう、人生は片道切符だから、急いで行くこ
   とはない…のですね。
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   小川橋に差し掛かると残り紅葉が迎えてくれ、その下流の左岸にある森田オープンガー
   デンに立ち寄ってみました。晩秋まで楽しませてくれた花々は姿を消して休眠のシーズ
   ンに。クヌギやコナラなど落葉樹も葉を落として休眠し、寒さに耐えて新芽を育んでいる
   冬の玉川上水堤も大好き!
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   ガーデンの片隅に淡いクリーム色の5弁の花をつけたウィンターコスモスと、夏から咲
   き続けてきたルドベキアがわずかに残っていました。ウィンターコスモスはいわゆるコ
   スモスとは別の種類で本名は菊咲き栴檀草。コスモスのシーズンが終わり、入れ替
   わるように咲き耐寒性があるそうです。その姿が似ているのでウィンターコスモスと呼
   ばれ、冬陽を浴びていました。
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   もう一つ木立ダリア(皇帝ダリア)が2階家の軒に届くくらい高々と背を伸ばし、紫がか
   った薄いピンク色の大輪を揺らして…。背が高く威厳があるので皇帝ダリアと呼ばれ,
   最近ブームに。ダリアといっても夏咲きのダリアとは花の姿も葉も違い、茎も木の幹ぐ
   らい固く太いので、正式名称は木立ダリア。オーナーの森田光江さんによると、太い茎
   を10 センチ位ずつ筒切りにして、水苔に挿しておくと節の部分から新しい芽が伸びて
   殖やすことができるとのこと。
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   中央公園まで下ってくると、公孫樹はすっかり裸木になっていましたが、メタセコイヤ
   が紅葉の残照を。小高い築山のてっぺんから望むと夜間照明灯のバックでメタセコイ
   ヤの残照の炎がとても迫力があり、グレート!
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by love-letter-to | 2010-12-19 15:48 | 道草フォト575 | Comments(1)
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   今年も残り少なく気忙しい時候を迎えました。この時期に差し掛かると何故か東大
   農場のポプラ並木が恋しくなります。あの北海道を思わせる牧歌的なポプラ並木!
   西武新宿線田無駅から歩いて10分余り、市街地に接して広がる10万坪の東大農場
   と演習林。その北部の一角にあるポプラ並木は目測 80メートルほどですが、並木越
   しに望む景観は北海道の大地を思わせて気分が解放され、一年を静かに振り返るに
   絶好の場所のような気がして…。
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   ところが、所沢街道に面した正門には「東京大学大学院農学生命科学研究科 附属
   生態調和農学機構」と長ったらしく難しい名称の銘盤が掲げられ、東大農場も正式名
   称は「東京大学大学院農学生命科学研究科 附属農場」だそうで、今年の4月1日か
   ら大幅に改組され、端的に言えば従来の農業の生産性を追求する研究から、生態系
   の働きを追求する研究機構にチェンジ!したとのこと。
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   確かに地球温暖化に備えてチェンジも大事ですが、原風景を保つことも生態系の上で
   は大事なのではないか…と、機構側の説明に矛盾を抱きながら場内を散策してみまし
   た。
   明治11年(1878)新宿御苑内に創設された農学校が東大農学部の始まりで、幾多の変
   遷を経てその附属農場がこの田無町(現在西東京市)に移転してきたのは昭和 10年で
   多摩農場と称され、戦後、昭和22年10月に東京大学農学部附属農場と改称。地域では
   東大農場と呼ばれてきたそうです。その当時以後建設された木造平屋の作業場や農機
   具小屋、家畜の飼育場などが現在も見学通路から見られますが、いずれは取り壊され
   たり、新しい研究施設に生まれ変わるようで、今回が見納めか…と。
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   数年前まで畜舎や放牧場が広がり、大型のサイロが望めたエリアは立ち入り禁止に!
   サイロも畜舎も今年の3月に取り壊され、殺風景な冬景色になっていました。かつて
   は親子連れのピクニック姿が見られ、乳牛たちと親しめたのに…。三年前に訪ねた晩
   秋には長い脚で闊歩していたダチョウも6月に移転したそうです。
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   そしてシンボル的だったポプラ並木も「枝の落下に要注意」の立札があり、ロープが
   張られて立ち入り禁止になっていました。枯死したのか伐採された切株もあり、ポプ
   ラ並木から眺められた景観も様変わりしてしまいました。
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   さらに東大農場・演習林を分断する西東京3・4・9号線都市計画道路も予定されてい
   るそうで、それこそ生態系を壊す開発行為ではないかと思うのですが、研究施設の附
   属の農場である以上推移を見守るしかないのでしょうか?
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   放牧地に接して広がる演習林は健在でしたが、演習林内で毎年営巣しているオオタカ
   の狩場である農場がコンクリートで分断されたら、絶滅が危惧されているオオタカは何
   処へ追いやられるのでしょうか?私たちにも住みにくい世の中になったことを痛感する
   一年でした。
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   今年の3月末で消えてしまったサイロ。1975(昭和50)年3月に竣工したタワー
   サイロは直径6m、高さ18.021m、貯蔵量約3003立方メートルのドイツ製リップ
   システムサイロでした。
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by love-letter-to | 2010-12-13 16:21 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   今年最後の月、師走を迎えてしまいました。一年が経つのが本当に早くて…年々加
   速度がつき追い立てられそう。先月末日、友人と誘い合わせて六義園の夕紅葉を見
   てきました。五代将軍徳川綱吉の寵臣・柳沢お吉保によって築園され、和歌の趣味
   を基調とした回遊式築山泉水庭園で、大名庭園の中でも代表的なものだそうです。
   明治期には三菱の創業者・岩崎彌太郎の別邸でもあり、昭和28年に国の特別名勝
   に指定されたと案内板には書かれています。 ここもあの「龍馬伝」で龍馬に愛憎を
   ギラギラさせていた弥太郎さんの別邸だったのか!

   「元禄太平記」などテレビドラマの影響からか、“袖の下”で私腹を肥やした吉保にあ
   まりいいイメージを持ってなかったので、六義園には十数年前に一度行ったきりでし
   た。通常は開かれてない染井門をくぐったのは午後4時前後、元馬場跡の通路は
   両側の植木でもう薄暗くて、迷路を歩いているみたい。“ハナキン”だったのに思った
   ほど混んでなくて、ライトアップが始まる日没まで庭内をぶらぶら。
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   藤浪橋に差し掛かる池には落ち葉筏が押し寄せ、つつじ茶屋の茅葺屋根に差し掛か
   る紅葉は、辺りが薄暗いだけに夕陽にライトアップされたみたいでした。明治年間、つ
   つじの古木材を用いて建てられ、戦災を免れた貴重な存在だそうです。
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   コンパクトカメラでは夕紅葉の妖しさが上手く撮れなくて、がっかりしながら園の南西部
   にある滝見茶屋を後にしたところで黄色系の楓に。樹陰に浮かび上がって月と星を散
   りばめたような印象で静かさが素敵!
   通常、私たちがモミジと称しているのはカエデ科の樹木で、楓のなかで特に紅葉の美
   しい種類を「もみじ」と呼ぶ説があり、盆栽や造園業界では、葉の切れ込み(谷)が浅
   い→カエデ、葉の切れ込みが深い→モミジと呼び分けているとか。赤ちゃんの手みた
   いな葉はモミジ、水かきのついた蛙の手みたいなのはカエデと覚えてもいいかも。 単
   にモミジと言っても江戸時代に300種もの園芸品種が創りだされているそうで、若葉か
   ら赤いタイプもあります。
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   半島のように突き出た吹上浜には、昇り龍のような姿をした「吹上の松」と石柱が!
   庭内の八十八カ所の景勝地(六義園八十八境)に、それぞれの和歌に因んだ石柱が
   建てられているそうです。もう少し早く来てゆっくり見て回るべきでした。
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   吹上浜から中の島を眺める景色は確かに文句のつけようがありません。紅葉と雪吊り
   を施された松に田鶴橋…日本の美意識と造園技術の格調の高さを誇りに思いました。
   いわゆる名所はシーズン中には混み合うので苦手でしたが、足腰の立つうちはあちこ
   ち見て歩かなければ…。
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   いよいよツワイライトタイムに。庭内のあちこちで灯かりが灯り始めました。ライトアップ
   といっても、一斉にライトを浴びせるのではなく、徐々に幻想の世界に誘うような照明で
   した。今秋は「水香江」という八十八境の一つ、睡蓮の水路の遺構をミストとLEDの青
   い光で再現したのが目玉でしたが…。上手く撮れていませんでした。
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by love-letter-to | 2010-12-05 20:45 | 道草フォト575 | Comments(2)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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