忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その70 寒中ぶらり旅

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   記録的な豪雪や零下30度C以下の最低気温を記録している地方、火山灰や鳥インフ
   ルエンザの被害拡大など寒々としたニュースが続く大寒中の今朝未明、 日本がサッ
   カーアジア杯を征して2年ぶり4度目の優勝を!“ドーハの悲劇”を見事覆しましたね。

   小平では今朝も薄氷が張っていましたが、日々日永になって行くのを感じます。元旦
   からすると 1月30日の日の出時刻は7分早く、日没時刻は28分遅くなり日中時間は
   35分も長くなっています。上水堤でも午後4時を回ってもまだ一駅先まで歩けるかし
   ら…と。
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   先日は鷹の台近くの鷹の橋から玉川上水駅まで歩いてしまいました。年末から年始
   にかけては小川橋までがやっとでしたが、以前から気になっていた立川市幸町5丁目
   付近に散在している保存樹林へ。都水道局小平監視所付近から南に向かう路地をた
   どって行くと、保存樹林が3~4カ所広がり林床はまだ冬眠状態。乾ききった落ち葉が
   私の靴音を増幅して、ヒヨドリだか椋鳥が慌てて数羽飛び去り、 立ち枯れた草が寒々
   と風にさらされて…。でも旧家の敷地内では蠟梅がまだ花の盛りを留め淡い芳香を漂
   わせていました。
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   「あら、何かしら?」大根と葱の畝の向こうにペンション風の建物が!木造片流れの屋
   根が目を引き、壁面は総ガラス張りでキッチン設備やダイニングテーブルが見えました。
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   建物内は無人で、周囲で戯れていたちびっ子たちに「あの家は何かしら」と訊ねて
   みたら、「畑で採れた野菜で料理を作ったり食べたりするよ」とのこと。
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   サンデッキには大火鉢くらいあるジャイアントカボチャがごろごろ。この一角の農園仲間
   で昨秋の収穫感謝祭に使われたカボチャのようです。その賑わいを想像するだけでもワ
   クワクしてきました。南側を走る平成新道に看板が立っており、「スマイル農園」と称して
   参加者を募り種まきから収穫、食べることまでを体験できる“畑の学校”でした。
   農に親しみの農地を守る新しい試みで、収穫した野菜の直売もやっているとのことでし
   た。
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   寄り道をしてみると、身近にも新しい発見がある!そんなぶらぶら旅を終えて、見上げ
   ると1キロほど先の村山・大和・小平衛生組合焼却場の煙突から白い煙が大寒の空に
   立ち上っていました。乾燥注意報が1カ月も続き、今春は花粉も例年の3倍強も飛散
   するそうで、抗アレルギー薬を飲み始めたモグラです。
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by love-letter-to | 2011-01-30 14:31 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その69 ムクロジの実や!

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   月2回ほどボランティアとして訪ねている特養ホームの敷地は砂川新田時代に開拓
   された土地で、、新田時代から神木とされてきた欅の老木や屋敷森の一部が現存し
   ています。
   今月18日にはグループホーム利用者の皆さんと敷地内の散歩に出かけました。
   農園通りと称している通路にポツンポツン落ちている実を拾い上げてみると、ムクロ
   ジの実でした。見上げると樹高20メートルほど、鯉のぼりのポールより遥かに高く、
   すっかり葉を落とした枝々にムクロジの実が鈴生りになっていて、真っ青な冬空に万
   歳しているよう!葉が茂っている間は隠れん坊していたんですね。
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   直径2センチ前後の実の外皮を割ってみると、堅くて真っ黒い種が!この種が羽根つ
   きに使った玉で、私の育っ愛媛では単にムクと呼んでいました。私と同年代以上の女
   性には記憶されていることでしょう。ホーム利用者の皆さんも口々に羽子板や追羽根
   をして遊んだ昔むかしを、懐かしそうに語ってくれました。昔話をしたり記憶を呼び戻す
   のは回想療法といって、認知症の進行を遅らせるのに効果的だそうです。
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   ムクロジはムクロジ科の落葉高木で和名は無患子と書き、無患樹または木患子とも
   書いて、子が患うことの無い樹の意味で、子供が病気をしないよう願って屋敷内に植
   えることが多かったそうです。外皮には約10%の化学物質サポニンが含まれ水に溶
   かすと泡立ちがよく、平安の昔は灯明の煤でも汚れもよく洗い落とすことから、石鹸
   として洗濯や洗髪に用いられて、公家屋敷には多く植えられていたとか。
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   ムクロジの実は何しろ高い位置から落ちてくるので、直撃を受けると結構痛く、音
   立てて地に落ちコロコロ転がって…拾う傍から変化球が!
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   この日、午後一時半に訪ねた時は水車に水を送る樋に長い氷柱が何本も下がって
   いました。30~40センチもの氷柱を近隣で見かけたのは、ここ40年来初めてでした。
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by love-letter-to | 2011-01-23 22:17 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その68 陽だまりを求めて

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   1月も半ば15日頃は小正月と呼ばれ、また女正月と言われるそうですが、これから
   一年中で最も寒い大寒を迎えます。日本列島が冷凍庫に入ったような厳しい寒さが
   続き、今朝は屋外のバケツの水に薄い氷が張っていました。寒中も北風に向かって
   力強く歩きたいところですが、そんな気力は減退してしまって、風のない日に陽だま
   りを探しながら歩いてみると…。
   一橋学園駅北口前の広場で鳩の群れが日向ぼっこを。化粧ブロックの目地に植木
   のハナミズキの種でもこぼれているのでしょうか?駅舎と店舗、東側の都民銀行の
   壁が風よけになって、この一角の陽射しで身体の芯までほかほか。
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   この日も桜橋から上流に向かって歩いて行くと、小松橋近くに紅葉がまだ少し残って
   おり、木漏れ日に浮かび上がって切ないほどの妖しさが!晩唐の詩人・李商隠が唐
   の都長安を見下ろす高台にて、夕陽を眺めながら詠ったという「夕陽無限好、只是近黄昏」という一節を思い出しました。f0137096_10411059.jpg「老いても夕陽のように輝いていたい、ただし、黄昏に近いことも心得て」と云った意味でしょうか。歳時記には冬紅葉という季語もあります。

冷え込みが厳しくても陽だまりには水仙が香り、南天の実は赤々として枯木立を彩っていました。赤い実の少ない今冬ですが、南天とピラカンサは猛暑に強かったのか健在で目立ちます。
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   陽だまりがスポットライトのように広がっている特待席では、土鳩の先客が羽毛を膨
   らませて気持ちよさそう!ふと、上水右岸から対岸の壁面を見ると、私の影法師が
   くっきり! “影長し”のシーズンでなければ見られない我が影で、寸足らずの私もバ
   ービー人形のような“足長さん”に見えてウシシシ…。日が伸び陽射しの角度が高く
   なるにつれ影法師は等身大になって足元へ。中央公園でも影の長い時期ならでは
   の円弧とストライプの造形がシャープ!
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   中央公園の西側入り口付近では、この寒いのに少年二人が新堀用水の縁に佇み、
   やがて用水の中へザブザブ。用水の流れを滞らせている落ち葉を取り除こうとして
   いました。ゲーム世代にも風の子のような少年がいて、元気を貰いました。
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   老婆心で注意をすべきかどうか…見守っていましたが、彼らはなかなか用心深く知恵
   を働かせていたように見えました。
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   私が立って見ていたのは「うさぎ橋」。改修前の橋に兎のレリーフが埋め込まれて
   いたのが由来です。そのレリーフは一位橋付近の両岸に続いていたイチイの木が
   枯死して、伐採されたイチイ材に市内のお年寄りが兎やリスなどを彫刻。橋の親
   柱に埋め込まれました。昭和60年前後のことだったと記憶しています。現在の橋
   にも白い兎のマークが描かれていて今年の干支の卯にも出会いました。
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by love-letter-to | 2011-01-16 11:20 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その67 玉川上水歩き初め

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   冷え込みは厳しかったものの首都圏は元旦以来、青い空が広がり松の内も終わりま
   した。明けて三日目、今年初めての玉川上水ウォークを。…と言っても年々無精にな
   り桜橋から中央公園まで往復した程度でしたが、かれこれ7年になる定期観測で得
   たものがフィードバックして心は遥か遠くまで旅をしているようで、久々の道草散歩を
   愉しみました。ことに中央公園の高みから望むメタセコイア並木はすっかり冬姿にな
   り、淑気をみなぎらせていました。円錐形高木の樹形は四季折々素晴らしいのです
   が、ことに赤褐色に紅葉して裸木になるシーズンが最高だと私は思っております。
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   インターネット百科事典ウィキペディアなどによると、針葉樹としては珍しい落葉する杉
   の仲間で昭和14年(1939)に日本で常緑種のセコイアに似た、落葉種の植物遺体(化
   石の一種)が発見され、発見者の三木茂博士により『メタセコイア』と命名され、1941
   年に学会へ発表されたそうです。日本各地に300万年~100万年前頃まではたくさん
   生えていたらしいのですが、発見されたのは化石ばかり。
   ところが1941年、中国四川省で生息しているのが発見され、300万年から100万年
   前頃からあまり進化していないらしく、“生きている化石“として有名に。
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   メタセコイアに見惚れていた時、ひらひらと連凧が視界を過りました。女児とパパさん
   が手づくりらしい連凧を揚げようとしている姿がグラウンドに。7枚だけのささやかな連
   凧は20メートルほど上がってはダッチロールを繰り返していました。久しぶりにお正月
   らしい空を感じました。
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   113年ぶりと伝えられた長く暑かった昨夏の影響からか、道々ドングリが殆ど落ちてなく、
   マユミ(檀)やツリバナ(吊り花)ウメモドキ(梅擬)などの赤い実も目に入りません。楽しみに
   していた久右衛門橋下流のイヌビワ(犬枇杷)の実もナッシング!寂しい限りの上水路です
   が、晩秋から初冬にかけて比較的温暖だったので、暮れの内からボケ(木瓜)や水仙が開
   花し、この日、近隣の紅梅も白梅も三四分咲きかしら。津田団地の一角では初冬の花・柊
   の白い花がまだ少し残っていました。
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   毎年1月末から2月半ば過ぎにかけて見事な姿を堪能させてくれる粕谷家(中央公園南
   側)の枝垂れ梅も二~三分咲きで、例年より一ヵ月近く早く開花しており季節は前倒し傾
   向のようです。景気回復・雇用対策は遅れているのに…。
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   今年の年賀状の中で最も心に響いたのは信濃デッサン館・無言館館主の窪島誠一郎
   さんからの「明日枯れる花にも 水をあげたい」という2行でした。
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by love-letter-to | 2011-01-08 22:55 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その66 2011年元旦に

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   明けましておめでとうございます!猛々しい寅の年に変わって迎えた今年の干支は
   「卯」。兎の穏やかな様子から折衷と落ち着きの年とされますが、跳ねる姿から飛躍
    の年とも。実は私、今年は年女です。何回目の年女か…はさておき。
   そんな卯年を迎えて青梅市御岳2‐275土鈴展示館『鈴蔵』に、オリジナルの愛らし
   い卯年の土鈴がお目見えしました。御岳神社参道入り口・赤鳥居近くにある土蔵の
   展示館には全国津々浦々から集めた土でできた鈴「土鈴(どれい)」が約1万点も展
   示され、館主の藤沼萬治子さんが制作した毎年の干支の土鈴の販売もしています。
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   藤沼萬治子さんは、中学生の頃に京都の八坂神社で購入したのがきっかけで、土
   鈴の持つ面白さや地域の伝統に惹かれ、全国を巡って買い求めたコレクションを展
   示するようになって18年に。
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   卯年の土鈴は「福の多い卯年になりますように」「良いことが鈴なりに」「難を転
   ずる南天卯」など5種850~1400円。いずれも粘土で手びねりして仕上げ乾燥、
   目鼻を手描きした土鈴で、振るとそれぞれ微妙に違った音色を楽しませてくれます。
   「よく鳴る」ことが「良く成る」に通じることから土鈴は縁起物としても好評です。
   同展示館では「ひなの会」を1月20~30日、2月15~27日10時半~16時半開催
   (月、火曜定休)。干支の土鈴、手づくり雛、郷土玩具などを展示即売。
   トップの写真左から「お多福卯」「親子卯」「宝尽し卯」「松竹梅卯」「南天卯」
         〈問〉0428‐78‐9797 御岳・鈴蔵
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   teddyrokoさんへのコメントにも書きましたが、青梅線御嶽駅前の御岳橋のたもとか
   ら細い階段を下りて、多摩川沿いの歩道を歩き、神路橋を渡って坂を上り切ると、目
   の前に赤鳥居が立っています。その足元から自然野草園と鈴蔵へのアプローチがあり
   屋根付きの門をくぐると白壁土蔵の土鈴展示館があります。御嶽駅から歩いて約15分
   です。 
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by love-letter-to | 2011-01-01 00:46 | 道草フォト575 | Comments(2)