<   2011年 04月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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   朝夕と日中では3月に戻ったり、初夏の陽気になったり、気温が乱高下しつつも新緑
   が輝く季節を迎えました。上水堤はまるで緑のパレットみたい!友人の画家は240色
   のパステルセットを使っているそうですが、そのグリーン系を全部使ってもまだ足りな
   いと、自然のカラーの豊富さに感嘆しています。
   最初は面相筆で緑を点々と散らしたように芽吹き、一日一日と言うより刻々と色を増
   しながら深めて行き、ボリュームアップしていく季節。とてもその変化を追い切れませ
   んが、最高のシーンを求めて堪能しながら歩けるのも、身近に玉川上水が存在する
   からですね。その幸せを次代へもバトンタッチしたいです。トップの写真は小松橋から
   上流を望んで撮りました。今月初めにはまだ裸木が目立ち、堤の下草も殆ど認めら
   れなくて、崩落が進んだ壁面が露わで痛々しかったのですが…。

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   中央公園の築山から望んだ銀杏並木も私の大好きな新緑!桜が満開のピークを過ぎ
   て数日後に銀杏が芽吹き始め、その3~4日後には繊細なレース模様に。でもシース
   ルーのレース越しに体育館のドームを撮れる日は、一日か二日で、その日を逃したら、
   もう厚地のカーテンになって…。また一年待たなければなりません。

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   中島橋付近では、歩道部分に仁王立ちしているケヤキの老木も新緑をまとっていまし
   た。春を迎えるたびに老木も初々しい幼葉をつける自然の力に感謝すると同時に、牙
   をむいて襲いかかる自然の猛威にも翻弄される私たち。“万全”とか“想定外”とか軽々
   しく使えない思いを重ねながら、西武拝島線玉川上水駅まで歩いてみました。

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   途中に二輪草の群落がありました。二輪草の開花は例年より2週間以上も遅くてや
   きもきしていただけに嬉しい出会いでした。
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   カラオケでも人気の演歌「二輪草」の歌詞のように、まず一輪が咲いて、その後を慕う
   ように二輪目が追って咲くのですが、二輪揃って咲いている姿は微笑ましい限り。白
   い花弁に見えるのは萼片で通常は5枚ですが、4枚、6枚の花も目立ってきたのは何
   故かしら?7枚もありました。
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   玉川上水駅南口では若葉茂るケヤキをバックに、タイミングよくモノレールが通過し
   ていきました。
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         ◇ ともえ会 染色展のお知らせ ◇
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   花小金井南町で紅型染作家のお母さんの代からの工房を、守り続けてきた麻生芬
   さんの教室の作品展です。
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by love-letter-to | 2011-04-24 15:08 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   東日本巨大地震発生以来、余震も頻発して心休まらない日々。東電福島第一原発
   災害に有効な手立てはなく、農業・漁業・畜産業・海産物加工業などへの被害に加え
   て風評という第四の被害も一人歩きしている今、それでも季節は先へ先へと…。
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   小桜橋下流右岸では、桜吹雪を浴びながら一輪草が開花しました。20株前後の群
   落が2カほど所あり、同じキンポウゲ科の二輪草に比べて頭花が4~5倍くらい大き
   いので、目立ちます。5枚の白い花弁に見えるのは萼片で、 縁にうっすらと紅をさし
   て風にユラユラ。学名のAnemone はギリシャ語の「風」が語源だそうで、赤や紫な
   どの鮮明なアネモネの仲間とか。人との出会いから学ぶことが多いように、花との
   出会いでも学ぶことが沢山あります。

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   小桜橋から下って行くと、ヤマモミジの新緑の枝先には極小の赤い花が!傘の骨
   のように広げた花序の先にダークレッドの4~5枚の萼片が認められ、長めの蕊を
   突き出しているのですが、5ミリに満たない花の上に風に邪魔されて…カメラで撮
   るのに四苦八苦!でも可愛い花です。
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   上水堤に続く雑木並木も一斉に開花シーズンを迎え、イヌシデ、アカシデ、ケヤキ、
   クヌギも青春の真っ盛り!
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   いずれも高木で新緑と同系色の花をつけるので、花が咲いているとは気づかれないで
   しょうけど、それぞれの花を精いっぱい咲かせています。
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   植物も命をつなぐことに懸命で、電気がなければ生きていけない電気依存人間よりも、
   電気がなくても生存できる植物や動物、昆虫たちの方か進化しているのかも…と、今
   回の巨大震災で思わずにはいられませんでした。
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   ・・・・・・・・・・・よみがえる着物 展お知らせ・・・・・・・・
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   懐かしい着物から日傘・バッグ・帽子に蘇らせた展示即売会が21~26日11~18時、
   西武国分寺線鷹の台駅前のギャラリーY で開催されます。着物を洋服にリフォーム
   したり、身体が不自由になったお年寄りや 障害者でも脱ぎ着がしやすいウェアを長
   年手がけてきた一澤照子さん(武蔵村山市) が、今回は日傘やバッグ、帽子などに
   蘇らせて、着物の新しい魅力を。着物の織りや染色など日本の伝統技術を見直すと
   同時に思いがけない楽しさを発見したという。日傘は夏用のお洒落着の紗を使って
   見た目に涼しく軽く、レトロな魅力を25点前後の作品に込めた。若い人にも着物地
   の味わいを知ってほしいと端切れを利用したバッグや帽子も各10~20点出品。
       〈問〉070-6660-8216同ギャラリー。
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by love-letter-to | 2011-04-17 13:23 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   東日本大震災から一ヵ月。まだ被災地の惨状は見るに堪えなく、言葉に尽くしがたい
   ものがありますが、小平周辺でも桜が静かに満開になりました。例年なら上野公園な
   どで花見のどんちゃん騒ぎが繰り広げられ、話題になるところですが、今年はさすが
   に自粛ムードで、俳諧の祖芭蕉が桜を詠んだ名句「さまざまの事おもひ出す桜哉」が
   胸に去来してきます。
   この句は元禄元年(1688)芭蕉が、奥の細道の旅に出る一年前、故郷の伊賀の国に
   帰省した時に詠んだ句だそうです。時に芭蕉45歳。
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   小金井橋を中心に東西6キロの玉川上水両岸には、大正13年に国の名勝に指定され
   た「小金井桜」の老木や後継樹がまだ現存しています。東京都が平成4年に調査して
   取り付けたナンバープレートは、元小平監視所の北側から始まって境橋までの両岸に
   1~1,112番まで認められます。既に枯死した桜もあれば、幹の途中から切られてしま
   った木、ナンバープレートが失われた木もありますが、それぞれの花を咲かせています。
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   名勝に指定されているのは奈良・吉野山、茨城・桜川などをルーツとする山桜で、花
   の色も新芽の色も品種により驚くほど多様です。エドヒガン系とオオシマザクラの交
   配で生まれ園芸品種ソメイヨシノのような艶やかさはありませんが、個性と気品があ
   り古来から名画や軸、襖絵、焼き物、着物地などに描かれているのは山桜です。
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   桜は日本を象徴する花であり、最も愛されてきた花でしょう。桜は往々にして葉が出
   揃う前に花が咲き揃う。この「何もないところに花が咲く」ということから、生命力の強
   さを感じるとともに、優雅で可憐な花を毎年精いっぱい咲かせる健気さ。桜前線が北
   上するにつれ、満開を迎える桜の花は東北の被災地の方々にも、明日への希望を
   ふくらませてくれることでしょう。「避難先で草木の花を見て、大震災発生以来止まっ
   てしまっていた時間が動き始めた」と語っていた被災者の言葉が耳から離れません。
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   先日のある会合では「普通の暮らしがしていけることが最高の幸せだと実感した」と
   語る人ばかりでした。
   小金井公園でも小平市中央公園でも、ご夫婦や家族、友人などと桜の下でつつまし
   く和やかにお花見を楽しんでいる姿が印象的でした。
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    ♪ ♪ ♪ ガーデンコンサートのご案内 ♪ ♪ ♪
   新緑滴る昼下がり、咲きそろってきた草花を愛でながらピアノの調べをたのしみませ
   んか?上水本町の柴山オープンガーデンでガーデンコンサートが開かれます。
   ご夫妻でガーデニングに勤しみながら、丹精したガーデンを公開して下さっている柴
   山家で、ピアニストのたづ子夫人がショパンのノクターンなどを演奏して下さいます。
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      コンサート案内
   ◇日 時:4月29日(金=昭和の日)5月3日(火=憲法記念日)14:00~ 雨天決行
   ◇場 所:小平市上水本町2-1-4(車でのお越しはご遠慮下さい)
   ◇プログラム:シューベルト「即興曲」ショパン「ノクターン」他
   ◇参加費:飲み物とお菓子付きで1,000円
   ◇申込み:ぷr電話かファックスで042-325-1480 各回先着22名
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by love-letter-to | 2011-04-10 23:45 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   東日本大震災発生から3週間余、4月を迎えましたが4月本来の陽気が感じられませ
   ん。被災地の状況は深刻で、これからの方が苦難が長く続くのではないでしょうか。
   福島第一原発の事故災害も人為では及ばぬ段階に来ていると思わずにはいられませ
   ん。災害から立ち直ろうとしている被災者、全国各地で支援に立ち上がっている人々の
   パワーに希望を託しながら、セルフコントロールに努めている日々。
   久しぶりに日中の気温が12~13度を上回った先月29日、喜平橋~小川橋まで往復し
   て上水堤の観察をして歩きました。
   その1週間前には全く休眠状態だった土手に春蘭が一斉に立ち上がっていました。
   その野趣と素朴さは日本が誇る東洋ランの一つで、開花したばかりの幼い春蘭は晴
   れない心に寄り添ってくれるようでした。
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   小平市中央公園南側の堤には、春蘭のひそやかな群落が例年通り観察され、「一日
   も早く日々の暮らしを」と、祈願の舞いを舞っているような姿にも見えました。しかし年
   々、路肩の崩落が進み、傾斜も急になっており、先々が案じられます。

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   タチツボスミレも窪みや木の根元に小さな群落を作ったり、1~2株ずつ点在して薄紫
   色の可憐な花を咲かせていました。5~6年前までは座布団くらいの群落が見られた
   のに、何故か孤立化が進んでいるみたいです。日本はスミレ(菫)王国と言われて野
   生種が豊富だそうですが、玉川上水に自生しているのはタチツボスミレ (立坪菫)が
   殆ど。成長すると茎は地表に伸びて立ち上り、丸っこいハート形の葉が始めは根出し
   ますが、茎が伸びると葉もそこにつくようになるそうです。
   菫の語源は大工さんが木材に印をつけるのに用いる墨入れに、花の姿が似ているこ
   とから、と伝えられています。
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   [創価学園キャンパス前で暗紫色の異様な雰囲気の植物が、ひっそりと立ち上がっ
   て先行き不安な予兆ではないか…と。
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   草丈30センチ前後で、花の筒部分は白と暗紫色の縦縞模様が不気味で以前、久
   右衛門下流で見かけたウラシマソウに似ていました。仏炎苞の特徴からしてサトイ
   モ科の花に違いないけど、ウラシマソウのように仏炎苞の先端から細い糸を伸ばし
   てない。
   これがマムシグサかしら…撮った画像と図鑑を見比べてみた結果、ミミガタテンナ
   ンショウ(耳型天南星)で、マムシグサと違って仏炎苞の縁に耳たぶ状の張り出し
   が顕著でした。
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   しかし、図鑑によるとムサシアブミ(武蔵鐙)マムシグサ(蝮草)オオマムシグサ(大
   蝮草)などサトイモ科の見分けは難しいとのこと。「天南星」とは中国で夜空に広が
   る星の意味をあらわし、花が終わりに近づくにつれて広げる葉の様子に譬えられたも
   ので、7~11枚の小葉からなる葉は通常2枚つき、ヤツデのように広げるそうです。
   帰途、注意深く見てあるきましたらウラシマソウも立ち上がりかけていました。
   
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       ウラシマソウ(浦島草=2009年4月撮影)
       ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇
   4月2日午後8時現在の警察庁による被害状況は死者1万1938名、行方不明1万
   5478人。避難者16万4244人。東電福島第一原発2号機の取水口付近にあるコン
   クリート製の立て坑の亀裂から毎時1000ミリシーベルトを超える高濃度放射性物
   質を含む汚染水が海に流出しており、亀裂を塞ぐ作業は難航しています。
   最悪の状態を食い止めるために、最前線で身体を張っている工事関係者の安全を
   祈ると同時に、被災者が生きてて良かったと言える日が訪れますように!
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by love-letter-to | 2011-04-03 16:37 | 道草フォト575 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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