<   2011年 11月 ( 4 )   > この月の画像一覧

f0137096_2346488.jpg
   小雪の候(22日~)に入り、冬の空気に入れ替わり小平周辺でも紅葉黄葉が進んで
   来ました。立川市内のギャラリーで開かれた知人の個展を訪ねた足で、昭和記念公
   園へ。立川ゲート近くの並木の銀杏はまだ緑色も残していましたが、行き交う人々の
   顔は金色に輝いて何かドラマが始まる予感が!
f0137096_23504727.jpg
   楽しそうな笑い声につられて近づいて見ると、一眼レフを手にしたグループが5匹のワ
   ンちゃんを撮影していました。ワンちゃんたちは散歩中で、飼い主夫妻は快く撮影をOK
   してくれました。5匹とも愛らしい容姿に、手編み風のセーターを着たり、首にマフラーを
   巻いてじゃれあっていましたが、カメラを向けると揃ってポーズを。なかなかの役者でし
   た。スコッチテリアかと思ったら、ミニチュア・シュナウザーというドイツ産の家庭犬で、忍
   耐強く敏捷で番犬や同伴犬としても人気が高いそうです。
f0137096_23573878.jpg
   銀杏並木の間に設けられたカナール(静水をたたえた水路) のほとりを散歩していた若
   夫婦が伴っていたのもミニチュア・シュナウザーで、トレンディな犬種のようです。
f0137096_23585146.jpg
   この日は太陽が雲の間から出たり入ったり、気まぐれな天候でしたが大噴水の真ん中
   に立っているブロンズ像が、空のキャンバスにシルエットのように浮かび上がって…。
f0137096_23552786.jpg
   水鳥の池の岸辺には、こぼれ種から発芽したらしいカエデ仲間も紅葉していました。

f0137096_01632.jpg
   ハーブ園の近くだったでしょうか、これから冬に向かうのにボケの花が!図鑑で調
   べたところ、普通は3~4月に開花するが寒咲きや四季咲きもあるとのことでした。
   玉川上水の自生野草保護ゾーンのクサボケは毎年のように、春と秋に二度咲き
   します。
f0137096_05817.jpg
   午後も3時過ぎになってから、雲が消えて日本庭園では見事な紅葉が展開!水面
   に映った逆さ紅葉も堪能でき、銀杏並木でUターンしなくてよかった!
f0137096_085557.jpg
   晩秋の街はアトリエ。制作中の絵のように、次第に色濃く鮮明になってきます。
   今秋は紅葉が遅れていましたから、これからが本番!

f0137096_0111348.jpg
   玉川上水オープンギャラリーでは女性写真家・丹沢広子さんの「庭園に咲く花」
   作品展が開催中です。ツリバナの実やクガイソウ、ホタルブクロなど約10点が
   心を和ませてくれます。玉川上水新小川橋べりで12月6日(火)まで。
[PR]
by love-letter-to | 2011-11-28 00:14 | 道草フォト575 | Comments(0)
f0137096_227266.jpg
   終日降り続いた雨が上がった今日は、早足で歩くと汗ばむくらい気温も上がりました。
   近くのコンビニに立ち寄ったら、顔見知りの店員さんが「今日はおでんよりもアイスクリ
   ームがよく売れて…」と苦笑していました。
   そんな陽気のせいか近隣の紅葉はかなり遅れているようで、鈴木街道筋にある“七色
   カエデ”を訪ねてみたら、まだ緑一色でがっかり。 一本のカエデなのに濃紅からオレン
   ジ、ピンク、黄色…とカラフルに紅葉して虹を見上げるような不思議な木なのです。その
   足で立ち寄った小平ふるさと村で、懐かしい柿すだれに出合いました。
f0137096_22133449.jpg
   柿すだれと言っても、信州や甲州などの干し柿の産地とは違ってささやかなものでした
   が…近づいて見ると干し柿の先っぽから垂れたエキスが風船のように膨らんで、まるで
   シャボン玉のように見えました。
f0137096_2220936.jpg
   私の生家でも晩秋になると母が夜な夜な庭の渋柿の皮を剥いて、軒下に吊るしたもの
   です。手伝って剥こうとしたら柿の実が氷のように冷たかったことを昨日のことのように
   思い出しました。戦後の飢餓状態の時代、軒に吊るした柿を毎日穴があくほど見つめ
   て、干し上がるが待ちきれず盗み食いしたことも、渋~い思い出です。
f0137096_22254649.jpg
   道草歩きの道々、干し柿を目にすると心はあのひもじい時代に飛んでしまうこともしば
   しばです。デラックスなマンションでも柿を干しているベランダを見かけることがありま
   す。故郷から柿が送られてきたのでしょうか。鈴木町の旧家の軒先には柿を吊るした
   竿にビールの空き缶も下げられていました。鳥避けのための鳴子代わりかしら。効果
   のほどは分かりませんが、その気持ちが分かる気がしました。
f0137096_222974.jpg
   近くの畑では唐辛子が真っ赤に熟れて、そろそろ収穫期でしょう。軒先販売で赤唐辛
   子の束が売られてないかと探し歩いていたら、ドキッ!何ともなまめかしい青首大根
   に出会いました。ほっそりとした色白の肌がリアルで、羨ましいくらいの美脚!ナイス
   ボディのタレント沢尻えりかさんか神田うのさんか…。
f0137096_22302350.jpg
     下は数年前に撮った七色カエデの紅葉。明日から冬の空気に入れ替わるそうで、
     レインボーカラーが見られる日も近いかも…。
     ところで11月22日は語呂から“いい夫婦の日”なんだそうですが、その日はお蕎
     麦がお奨めだそうです。「あなたの傍がいい」ということで…な~んちゃって!
f0137096_2234526.jpg

[PR]
by love-letter-to | 2011-11-20 22:38 | 道草フォト575 | Comments(1)
f0137096_212554.jpg
   暦の上では立冬に入りましたが、昨日今日のように春を思わせるポカポカ陽気は小春
   日または小春日和と呼ばれ、天から恵みを貰った気分になります。

   いま評判の百歳詩人柴田トヨさんの詩の中で、特に私の好きなフレーズは・・・
     「私ね 人から やさしさを貰ったら 心に貯金しておくの さびしくなった時は
     それを引き出して 元気になる あなたも 今から積んでおきなさい 年金より
     いいわよ=貯金より」 という一編です。

   きっと小春日も天からの優しさだと思って、トヨさんは心の貯金を殖やしておられるので
   はないかしら。
f0137096_2135831.jpg
   天からの恵みに感謝しながら小春日の一日、小川橋近くの森田オープンガーデンから
   上流へ。実はガーデン内の「めん処 松根」の新蕎麦を食べることが目的だったのです
   が…。さすが新蕎麦はキリリとして、ほのかな甘みと香りに痺れました。
   春から秋まで数々の花を楽しませてくれたガーデンには、もうフジバカマ(藤袴)とコス
   モスがわずかに残っているぐらいでしたが、新装されたテラスには真っ赤な烏瓜やツル
   ウメモドキ(蔓梅擬き)の実がアレンジされ、その演出もうららかな気分を盛り上げてく
   れました。
f0137096_21384440.jpg
f0137096_21394721.jpg

   玉川上水駅近くの保存樹林を通りかかったら、フェンス越しに薬師草の群生が見え
   ました。
f0137096_2143814.jpg
   辺りを黄色に染めるほどひしめいて咲いておりました。上水堤では先の台風15号の
   影響からか例年なら見られる場所に殆ど姿を消してしまって、絶えてしまうのではな
   いかと案じていたところでした。
f0137096_21462254.jpg
   樹林の中は立ち入り禁止のため、生態系が守られているのでしょうか。こんな薬師
   草の群生を目にしたのは初めてです。薬師草はキク科の二年草で、一年目の茎は
   あまり伸びず地表に這う程度で、二年目に草丈50 センチ余りに伸び、多数に分枝し
   て頂部に径1.5センチほどの頭花を多数つけます。花をつけるまで2年もかかるの
   で、上水堤で命をつなぐのは難しいのでしょうか。その名前は薬師堂のそばで見つ
   けられたからとか、その色が薬師如来の光背を思わせるから…などなど諸説ありま
   す。
f0137096_21551279.jpg
   薬師草の群生からちょっと離れた奥には、同じ黄色の15センチくらいの花穂が見え
   ました。ズームを最大にして撮影。帰宅して確かめましたらアキノキリンソウでした。
   同じキク科の薬師草に比べて舌状の花びらが細長く、10センチ前後の花穂が美し
   いので秋に咲く黄色の花の代表と言われます。十数年前までは上水堤にも数多く
   見られたそうですが、近年は減少の一途です。この保存樹林は野草の別天地の
   ようでした。
f0137096_2157621.jpg
   上は森田オープンガーデンで。
[PR]
by love-letter-to | 2011-11-13 22:01 | 道草フォト575 | Comments(2)
f0137096_19225490.jpg
   11月最初の日曜日は久々に秋雨の一日になってしまいましたが、この季節にしては
   比較的に温かくて、「時雨=冬の季語」を使うのはどうかと思い、秋しぐれとしてみまし
   た。先週は桜橋から新小川橋まで上水堤を往復してみました。9月末の台風5号で倒
   れた木々や折れた枝葉が放置され、下草が虐げられているのを目にしながら…。

   新堀用水は鷹の台付近の暗渠が崩れているそうで、通水がストップ。もう咲かないの
   かしら…と案じていたシャクチリソバ(赤地利蕎麦)は、先月末から鎌倉橋付近に白い
   星屑のような小花を開きました。5ミリ前後の目立たない花なので、この花にカメラを向
   けていると、「何か咲いていますか?」と声を掛けられることがしばしば。市立四小の通
   学路沿いなので、下校児らも「何かいるの?」と近寄って来て、デジカメのモニターを覗
   かせて上げると、「星みたいだ!」とびっくりする児童もいました。
f0137096_1929141.jpg
   シャクチリソバはインド北部および中国原産で草丈は約1メートルに達し、秋に花を咲か
   せる多年草です。その名の由来は茎の根元が赤いことにより、牧野富太郎博士が本草
   綱目の「赤地利」にあたるとして命名されたそうです。食用のソバの花と同じタデ科の仲
   間で、白い5弁の花もよく似ていますが、ソバは一年草であるのに対してシャクチリは多
   年草です。果実(痩果) はソバの実と同じ三稜形をしており、高血圧に効果のあるルチン
   が含まれることから昭和初期に薬用として移入され、繁殖力が極めて強いので川原な
   どで野生化しているそうです。飢饉作物として見直されるかもしれませんね。
f0137096_19342739.jpg
   中央公園付近の堤では、フェンスの内側に散乱していた枯れ枝を動かせてみたら、キ
   チジョウソウ(吉祥草)が返り土を浴びながらも淡紅色の花穂を立ち上げていました。
   やや湿り気のある日陰を好むユリ科の多年草で、この花が咲くと吉事があるとか、吉事
   の前ぶれに咲くという言い伝えがあり、吉祥草の名が付けられたそうです。
   ギリシャの信用不安に始まる経済危機やタイの長引く洪水などをよそに、世界の人口
   は70億の大台に! 日本も戦後最大の危機に直面して先行きは見えませんが、吉祥草
   は健気に咲いておりました。伝承通りのご利益を願って、命あるものに幸あれ!
f0137096_19355569.jpg
   商大橋付近の自生野草保存ゾーンでは、カラスノゴマの残花も。10月が最盛期のシナ
   ノキ科の多年草で、赤味を帯びた花茎の脇から黄色の5 弁の花を俯きに咲かせていま
   した。末枯れの候とあって、残り少なくなった花を求め 蝶や蜂も入れ替わり立ち代わり
   訪れ、次世代を残す営みに励んでいました。
f0137096_19371957.jpg
   長い雌蕊はやがて細長い莢果に変化して、その姿がゴマの実莢に似ていることから
   「烏」の胡麻」の名称に。葉も紅葉して色鮮やかでした。
f0137096_19405672.jpg
   保護ゾーンではゲンノショウコ(現の証拠)も、花から実を結ぶ姿を見ることができまし
   た。江戸の昔から根茎を乾燥させ煎じた液は痢疾に効能があるとされ、「現に良く効く
   証拠」ということから、そのまま名称に。
f0137096_1943482.jpg
   フウロソウ科の花には濃紅色と白花があり、どちらもとっても可憐です。そしてロケット
   弾のような莢果もユニークで、莢が弾けた姿はお神輿の屋根に見えることからミコシ草
   の別名も。晩秋に入ると草木の命の連鎖がしみじみと感じられます。
[PR]
by love-letter-to | 2011-11-06 19:49 | 道草フォト575 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


by love-letter-to
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30