<   2012年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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   暑さ寒さも彼岸まで…と言った言い伝えも今春は例外かと思ったら、高知市に続い
   て宮崎市と静岡市でも昨日24日、桜の開花が伝えられました。宮崎市は平年と同
   じ、静岡市は平年よりも1日早くなっているそうです この分で行くと東京の桜の開花
   は今月末ぐらいでしょうか。
   珍しくポカポカ陽気に恵まれた春分の日、喜平橋から中央公園付近までポレポレ歩
   いてみました。ポレポレはスワヒリ語でゆっくりという意味です。まず目についたのは
   ホトケノザ。 ギザギザに縁取られた扇状の葉が仏さまの台座に似ていることから仏
   の座と名付けられたとか。その葉の脇から覗かせている紅紫色の唇弁花は、兎ちゃ
   んが耳を立てて風向きを窺がっているようで、何となくユーモラス!風の音頭で浮か
   れ出しているように見えました。
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   しばらく歩くとヒメオドリコソウの小群落が!一見したところホトケノザに似ており、間
   違えられやすいのですが、ヒメオドリコソウの葉は細長いハート型で、花は横向きに
   咲いています。どちらもシソ科の一年草で、頭頂部の葉が赤味をおびているのがヒメ
   オドリコソウです。その群落はマントを羽織った謎めいた軍団みたい。

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   そろそろアマナも咲いているのではないか?きっと咲いている!と期待しながら桜橋
   上流の自生野草保護ゾーンに差し掛かると、枯れ草の間から密やかにアマナが“パ
   ラソル” を開いていました。ミニチューリップのような花径は5センチくらいあるのです
   が、草丈はせいぜい10センチで淡い色だけに、見つけにくい野草です。
   しかも今春はフェンスの内側の下草刈りがされてないので、例年なら群生しているエ
   リアには1株も見つけることができなくて残念無念!東京近郊では珍しい群生地でし
   た。
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   「自生野草を守り育てる会」の方によると、都の予算が足りなくて笹が伸び放題になり、
   アマナの聖地を奪ってしまったとか。ただフェンスの外側にエスケープしたアマナがあ
   って、ポツリポツリと開花していました。
   よくぞ逃げた伸びたアマナよ!と思う一方、人の手では野草を管理しきれない証でも
   あるように思いました。
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   一位橋上流では両岸の堀際と新堀用水沿いに、カンスゲも、ワッショイワッショイと纏
   のような花穂を掲げていました。春先の寒さの中で開花するので寒菅。でっかい株に
   なると数十本も纏を掲げて、風の音頭で浮かれ出しているよう!
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   途中、山家橋付近の梨畑の縁に河津桜でしょうか、あでやかなピンクの花がもう満開
   に近く、五日市街道から眺められました。そろそろ冬のコートやセーターはご用済みに
   してもいいかしら…そんな春分の日でした。春本番もポレポレと。

♪ オープンガーデン&ピアノコンサートのお知らせ ♪
   帰宅すると、オープンガーデン柴山邸のたづ子夫人から「オープンガーデン&ピアノコ
   ンサート」 のお知らせが届いておりました。今年は冬の寒さが厳しく草花は、いつもの
   年よりゆっくり成長しているようですが、4月中旬からは400個のチューリップを始めパ
   ンジー、ビオラ、桜草などが咲いてくれるはずとのこと。
   たづ子夫人の演奏による 「オープンガーデン&ピアノコンサート」は下記の通り開かれ
   ます。今年はどんな曲とトークが楽しめるでしょうか。テラスには日除けのルーフも新装
   されています。
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by love-letter-to | 2012-03-25 16:24 | 道草フォト575 | Comments(5)
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   道すがら紅白梅も咲きそろい、遅々としていた新芽も吹き始めました。すっきりしな
   い天候に、ここ一週間は道草歩きもままならなかったのですが、古くからの知り合い
   の声楽家・柚山明子さんを訪ね、童謡やわらべうたを話題に童心に戻り、“青春” も
   してきました。
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   1~2年に一回は柚山さんのコンサートで会っているのですが、国立駅北口から徒歩
   10分ほどの彼女の自宅を訪ねるのは、四半世紀ぶりでしょうか?道沿いの住宅がマ
   ンションやコンテンポラリーなハウスに建て替えられて、「この道でよかったのかしら?」
   と、足を止めることもしばしば。立川段丘を上りつめた辺りの一角には、用地の関係か
   らか空き地になっており、菜の花や紫花菜(俗に花大根)、ペンペン草(ナズナ)、ホトケ
   ノザ(仏の座)などの住処になっていました。中央線の土手の上で、日当たり抜群のせ
   いか菜の花たちは元気で、“健康優良児”そのものでした。
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   近くの農地ではサンシュユも開花して…。
   チャイムを押すと、にっこり現れた柚山さんは手織りの赤いプルオーバーがとても似合
   っていました。「まあ素敵!」と声を上げると、「赤い色を着てないとお婆ちゃんになって
   しまうから、年ねえ」と、柚山さん。私もコートの下は真っ赤なセーターを着込んでおり、
   「お互い様よ」と大笑いに。二人とも愛媛の同郷で、同年齢のせいか、四半世紀前に出
   会って以来の付き合いです。
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   柚山さんは武蔵野音大声楽科卒業後、オペラやドイツリートは自分の感性に合わない
   と、畑中更予さんに私淑して日本歌曲や童謡を歌っていたのですが、 地方、地方に伝
   わる素朴な「わらべうた」に惹かれたそうです。以来、30数年「わらべうた」一筋。ゼロ歳
   児から学齢期前の親子づれを対象に、わらべうた遊びの会を自宅の他、多摩地区をは
   じめ青森県、香川県でも開いており、延べ880回にも!レッスン室にはちびっ子たちが
   喜びそうなグッズが溢れていました。でも、乳幼児たちのお気に入りはグランドピアノの
   下で、寝そべったり、おしくらまんじゅうをして遊ぶことだとか。
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   ちびっ子たちからも「あきこさん」と呼ばれている柚山さんと、津軽三味線と笛を主にした
   和楽器奏者の木村俊介さんと小野越郎さんによる「わらべうた」コンサートが下記の通
   り開催されます。木村さんと小野さんのDuoは2010年「第3回和の響き 邦楽グループ
   コンテスト」で最優秀賞に輝いている実力派です。イギリスやデンマーク、ポルトガルな
   ど海外の音楽祭にも招聘され、絶賛を浴びています。
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   ところで、「花いちもんめ」や「富山の薬売り」などのわらべ歌を記憶しておられますか?
     越中富山の薬売り 鼻くそ丸めて万金丹
     それを買うのは あんぽんたん
     それを飲むのも あんぽんたん

   柚山さんのコンサートでは、こんな「からかい歌」を会場の皆で歌って遊びます。
   ご一緒に青春しましょ!
       ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     
   ※国立市に住んでおられた畑中更予(こうよ)さんは日本で一世を風靡したバリトン歌
   手・畑中良輔さんの奥様で、一昨年2月、87歳で他界されました。畑中良輔さんの方
   は90歳の今日も指揮者や歌唱指導、作曲家として現役でおられます。
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by love-letter-to | 2012-03-19 00:00 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   東日本大震災発生と福島原発事故から今日で一年を迎えました。犠牲になられ1万
   9000余の方々のためにも復興へ向けて歩むしかない…と思いつつも、心に余る一年
   でした。「希望」とか「絆」、「心に寄り添う」といった被災者に向けた言葉も、心の何処
   かでは虚しさも感じて、こだわってしまう一年でした。
   ことに俯いて物思いにふけっているような風情の侘助(ワビスケ)見ると、先行き不安
   を抱えている被災者の方々が思い出されて…。侘助はツバキの栽培品種で、猪口咲
   きといって口をすぼめて咲き、全開しないとされていますが、全開する侘助もあるとか。
   二日あまり降り続いた冷たい雨も上がった今日、一週間ぶりに午後から上水堤へ。
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   鎌倉橋近くの津田町三丁目アパート敷地内では、ニオイカントウがようやく開き始めて
   いました。匂款冬と書いてニオイカントウ、「款冬」はフキのことで冬から早春にかけて
   開花。花はバニラに似た芳香を放つそうですが、まだ香ってなくて残念でした。
   地中海沿岸が原産地で、日本には昭和初期に園芸植物として渡来したとのこと。ヨー
   ロッパではウィンター・ヘリオトロープの名で親しまれており、上水堤でも茜屋橋付近で
   見かけたことがあります。
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   鎌倉橋から下って行くと、水路に沿って コサギが水面すれすれに滑空しているではあ
   りませんか!今シーズン初めての出会いです。「まだ、健在なんだ!」と嬉しくなって追
   いかけたら、小松橋の下辺りでひと休みしている姿を、橋の欄干の隙間からカメラにキ
   ャッチすることができました!
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   東日本大震災犠牲者追悼の日に、天使のようなコサギの姿と再会できるなんて!現在
   の玉川上水の水は膝下くらいしかなくて、下水を処理した再生水で、倒木や落ち葉、不
   法投棄されたゴミなども目立ち、決して清流とは呼べません。それでもコサギの羽はま
   ぶしいほど真っ白で、穢れのない姿で水と戯れているようでした。大きな緋鯉がコサギ
   の回りを泳いでおり、辺りには餌になる虫や小魚がいるのではないかしら。

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   商大橋上流では「もしかしたら…?」と期待していたマンサクの花も、チラホラ開花して
   いるのが目に止まりました。黄色の細い花びらをよじらせて咲く姿は、切紙細工のよう
   で、「まんさくの花面白き東慶寺=加藤青女」「紙縒り(こより)解くごとくに咲けりまんさ
   くは=梅澤健一郎」などの句が、マンサクの容姿をよく捉えています。
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   昨年は3月6日には枝々が黄ばむほど咲いていたように記憶しています。名の由来に
   は「春先にまんず咲くから、まんさくと訛った」 「花の黄色が豊年満作を思わせる」など
   諸説あるそうです。私の凡句は 「まんさくや一人遊びも上手くなり」。春先は花粉症が
   悪化して、家に閉じこもって、手仕事などで遊んでいることが多かったので…。

     ::::::輝けいのち!講演会へのお誘い:::::
     2011年度 小平市女性のつどい 講演会f0137096_1085017.jpg
   日 時:3月17日(土)13:30~15:30
   会 場:小平市中央公民館 ホール
   参加費:無料(当日先着80人) 
   問合せ:☎042‐346‐9618 小平市青少年男女平等課
国際婦人年のテーマである「平等・開発・平和」を目指して1979年に創立して32年を迎えた「小平市女性のつどい」の今年度の記念講演会。小児がん専門医として子どもたちの命と向き合ってきた聖路加国際病院小児科部長(副院長兼任)の細谷亮太先生は、「5歳は5歳なりに、6歳は6歳なりの人生で、つかみとった言葉を口にし、命について子どもたちから教えられる日々だった」そうです。40年余を通して医師として、父親として、男として子どもたちから学んだことを語られます。歩き遍路を続け、俳人としても活躍しておられます。
  生きたくても病気で逝った多くの幼い命の一方で、親からの虐待で死に追いやられる事件が後を絶たない昨今。細谷先生は『今、伝えたい「いのちの言葉」=佼成出版社』『医師としてできること、できなかったこと、川の見える病院から=講談社アルファ文庫』ほか著書、絵本も多数出しておられます。
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by love-letter-to | 2012-03-11 23:58 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   うららかな陽射しに恵まれた雛の節句から一夜明けた今日。また冷え込んでしまいま
   したが、春本番に向けて行きつ、戻りつする候です。
   昨日、花暦の目安の一つにしている枝垂れ梅を訪ねたら五~六分咲きでした。中央
   公園の南側の広々とした粕谷邸には、見事な枝垂れ梅の古木が二本あり、どちらも
   花傘のようで、辺りに芳香を漂わせていました。昨年の画像ファイルを調べたところ、
   開花は約一ヵ月遅れています。梅林の南側の畑土には、小さな緑が点々としており、
   蕗の薹でした。やっと春!大地の息吹がふつふつと伝わってきました。
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   一週間前にはまだ地中で沈黙していたのに、この日は薄緑色のおくるみをほどいて、
   小花の群れを覗かせていました。中には頭花がもう日向ぼっこを。フキ(蕗)は数少な
   い日本原産の野菜の一つだそうで、平安の昔から栽培され特有の風味が賞味されて
   きたそうです。その葉柄がいわゆる“蕗”として商品化されていますが、蕗の花のつぼ
   みである薹も、ほぼ円形に近い葉も食べられます。ことに蕗の薹のほろ苦さは早春の
   味として愛され、おふくろの味や故郷の思い出にもつながるのか、蕗の薹談義は盛り
   上がりますね。
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        蕗の薹もやがてはこんなブーケ状に!
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   粕谷家の枝垂れ梅は、先代のご主人が45年ほど前に二本とも自ら植えられ、丹精さ
   れてきたとか。まだ開花していませんが、蕾が黄緑色の枝ぶりの見事な梅、紅梅など
   十数本がこれから順次開花していくのが楽しみです。
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   母屋の北側・上水に面した裏庭にも白梅の枝垂れが一本あり、日当たりがよくないの
   に少し早めに開花していました。昼下がりにはメジロやヒヨドリが訪れています。白壁
   をバックにすると古刹の名木梅の雰囲気に!
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   粕谷邸の南側のお宅の白梅も七~八分咲きで、貫録が!桜もそうですが、花そのも
   のよりも枝ぶりや年輪を感じさせる風情も楽しみの一つです。

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   府中街道・久右衛門橋のたもとに毎春クロッカスが咲くので、どうかしら?と、目を凝
   らしたら、ヒヤシンスが二輪開花したばかりでした。前日の雨で返り土を浴びていまし
   たが、マリンブルーの花も大地の息吹を感じさせて…。 ユリ科の球根植物で水栽培
   でも咲くヒヤシンスの名前は、ギリシャ神話に出てくる美少年ヒアキントスに由来する
   とのこと。
   二十四節気の一つで百草を育てるという「雨水」の候も今日で終わり、明日からは巣
   籠もりの虫が戸を開く「啓蟄」の候へ。春の展開が待たれます。
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by love-letter-to | 2012-03-04 20:08 | 道草フォト575 | Comments(2)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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