<   2012年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

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   猛暑続きで迎えた七月最後の日曜日。ロンドン五輪も開幕!熱い闘いが始まりまし
   た。鐘の音で始まり、英国の誇るカントリーサイドとリバーサイドの光景が印象的で
   した。サッカースタジアムのグリーンも本当にきれいです。
   期待通りの結果が出せなかった選手たちを見るのは可哀そうで、気分転換に東京
   都薬用植物園に出かけてみました。涼を求めて。
   夏咲きの花は旬が過ぎ、秋咲きとの端境期のようでしたが、水生植物ゾーンの水面
   には睡蓮が遠目に観察できました。ズームを最大にしてみると、 黄色の睡蓮はそこ
   だけにスポットライトを浴びたように輝いていました。そのほのかな灯かりは、心にも
   灯をともしてくれるようで、来て良かった!
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   睡蓮と蓮の違いは花も葉も水面より高く立ち上がり、花は開いたり閉じたりを3~4日
   繰り返して睡眠をとることから睡蓮だとか。でも私の記憶では蓮も開閉を3~4日繰り
   返すのですが…???
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   同園の入り口付近で出会ったのはパイナップルリリーです。正式名はユーコスミス。
   南アフリカ原産のユリ科の半耐寒性のユニークな植物で、てっぺんの葉が頭髪か帽
   子のようで、形状がパイナップルに似ていることからパイナップルリリーとも。
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    6枚のクリーム色の花弁を持つ小花が下から円筒形に咲き上がり、 円筒の径は10
   センチぐらい。高さは20センチ余り、かなり目立つ花です。白や薄黄、赤紫、緑色の花
   をつける品種があるそうです。
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   ロックガーデンの辺りで見覚えのある方に出会いました。「玉川上水自生野草を守り育
   てる会」代表の井(い)次吉さんでした。薬用植物園のガイドボランティアもされており、
   この日は開園から閉園まで猛暑の中で当番をされているとか。ご苦労さまです。
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   ロックガーデンではマツムシソウ(松虫草)、クルマバナ(車花)が見頃で、カリガネソウ
   (雁草)レンゲショウマ(蓮華升麻)も開花し始めていました。まあ早いこと! 玉川上水
   堤でカリガネソウが開花するのは早くても8月下旬、レンゲショウマが御岳山や高尾山
   で咲くのも8月10日頃からだと思うのですが…。
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   井さんから「キツネノカミソリ(狐の剃刀)も2輪ほど咲いてますよ」と、案内されました。
   木蔭で隠れるようにして咲いてました。
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   園内のログハウス風ショップ「草星舎」の前ではサギソウ(鷺草)の鉢植えも。持ってい
   た黒い日傘をバックに撮ってみました。白鷺が舞っているように撮れているかしら…。
   昭和記念公園のサギソウが開花するのも8月上旬からでしょうか。
      日本代表選手の皆さんご健闘を!
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by love-letter-to | 2012-07-29 15:34 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   七月第4日曜の今日、大暑に入りましたが、梅雨明け猛暑から一転して肌寒いくら
   いの一日。ロンドン五輪へ向けて日本代表選手団も出発しました。メダルのプレッ
   シャーに押しつぶされないで、停滞スパイラルの日本にせめて爽やかさを!
   雨が降ったり止んだり。10分おきくらいに天候が変わった昨日、約1週間ぶりに玉
   川上水堤へ。小松橋右岸にある保存樹林は昨年暮れ頃から間伐が行われ、見た
   目は物足りなくなりましたが、日光が注ぐせいか見違えるように下草が成長してお
   りました。その時です。「ここよ、ここに咲いているよ」と言わんばかりに、奥の方で
   ヒヨドリバナが風にユラユラ!
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   先ほどまで降っていた雨で下草はびっしょり濡れていましたが、掻き分けて進むと、
   ヒヨドリバナの花穂には蜂が2匹。ヒヨドリが鳴く頃に開花することから、鵯花と付け
   られたそうで、晩夏から秋にかけて開花するとされています。
   直立した茎上部で張り出した枝の先端に、筒状の小さな花が集まっている姿は藤
   袴に似ていますが、小花は純白です。足元を見たらJパンの膝下まで草露でぐっし
   ょり!撮り終えた頃、また雨が!わずかな晴れ間にヒヨドリバナが声なき声で、招
   いてくれたように思います。年々、開花時期が早まっています。大津市の市立中学
   のいじめ問題も、自殺に追い込まれた被害者と加害者の生徒たちも、声なき声で訴
   えていたのに、教育現場の感度が鈍くて問題を深刻化させたのではないか…と。
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   傘を広げるほどでもなくフードをかぶって堤に戻ったら、クヌギの大木の下辺りの茂
   みに、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の花が目につきました。ほっそりした蔓の先に鳥が
   飛んでいるような姿をした花が5~6個。1センチ足らずの花ですが、そのユニーク
   な姿に出会うとハッピーな気分になります。
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   つる性のナス科多年草で、5つに裂けた白い花弁が反り返って翼のよう。細長く突
   き出した雌蕊の回りを取り囲んでいる黄色と臙脂色のツートンカラーの雄蕊が、と
   てもダンディ!変わった名前の由来は、ヒヨドリが好んでこの実を食べることからだ
   そうですが、ナスというよりミニトマトみたいな実には、ソラニンという神経毒を含ん
   でいるので、食い意地がはっているヒヨドリでも食べることはないらしいのですが…。

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   今日はついてるから、もしかしたらまだ山百合が咲いているかも…と、商大橋のた
   もとを覗いたら、花の重さに耐えかねて俯きながらも大輪が5~6個見られました。
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   野の百合では最大級といわれるだけに花径は30センチ近く、気品と優雅さを堪能
   できました。有難う山百合!
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   山百合の咲いている対岸の五日市街道沿いには、キンミズヒキ(金水引)も初々し
   い姿を。市街地に接しながらも、山野草に出会える玉川上水堤って、素晴らしいと、
   感謝!
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by love-letter-to | 2012-07-22 21:15 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   33℃を上回る気温に、湿度60%台…今日7月15日午後1時過ぎはまさに蒸し風呂
   状態でした。東京、横浜など新暦でお盆行事が行われている地域では、ご先祖さま
   の霊も、経験したことのない蒸し暑さに驚いていることでしょう。
   今月11日からの豪雨による九州北部の河川の氾濫や土砂災害も、過去に経験した
   ことのない雨の降り方で、20人を超す人々が命を奪われ、20万人以上が避難され
   ているとか。前線の影響は近畿地方にも及んでおり、先が思いやられます。
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   先日、通りかかった里芋畑では前夜の雨が滴というより塊となって、葉の上に残って
   いました。激しい雨が降ったことを物語っています。
   芋の露を集めて墨をすると、お習字が上達すると言われて水晶のような滴を集めた
   日は遠くなるばかりです。
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   訪ねた日、玉川上水・商大橋と久右衛門橋たもとの山百合はまだ蕾でしたが、もう開
   花して、芳香を放っているかと…。今日の午後、再訪してみるつもりでしたが、余りの
   蒸し暑さにさぼってしまいました。年々、気力も減退して先が思いやられるこの頃です。
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   でも、一位橋下流の山百合は3輪が艶やかに開花していました。まだ蕾も2つ。7、6、
   5と年々花数は減少してきていますが、“花守り”の織田雅雄さんが生きておられたら、
   喜ばれたことでしょう。他界されて100日になります。ここは山百合には直射日光が強
   すぎて花持ちが悪く、その魅力を堪能できないかも知れませんが、上水堤では最も花
   を多くつけています。
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   山百合とは対照的に、淡いピンクの小花の房を楚々と風に揺らしていたのはチダケサ
   シです。乳茸という茸は採集するとき、ミルク状の液が垂れるので、この花の真っ直ぐ
   な茎に刺して持ち帰ってことから「乳茸刺」の名称になったとか。 可憐な風情とはミス
   マッチな名前ですが、織田さんはこのチダケサシに出会うと「やあ」と声をかけたくなっ
   たそうです。
   
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   先月半ば、まだ1~2輪しか咲いてなかった商大橋たもとの桔梗は、満艦飾に。
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   同じく先月にはピンクの可愛い花を咲かせていたナワシロイチゴは、もう真っ赤な実に。
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   先月半ばには優美な花穂のアーチを楽しませてくれたオカトラノオも、尾の先に小花が
   ちょっぴり残る程度で、花期の終わりは何となく寂しげでした。儚い命ですが、人の一生
   もかくありて…。
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   アキノタムラソウも咲き始めました。名前に「秋」がついていますが、梅雨明けから晩夏
   までの猛暑に、涼しげな姿を見せてくれる野の花です。
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   道々に薄紫色のエレガントなアガパンサスを、見事に咲かせているお宅も目立ちます。
   南アフリカ原産のユリ科の花で、花茎の頂きに30個余りのラッパ型の花を放射状に。
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by love-letter-to | 2012-07-15 20:43 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   七月の二回目の日曜日。このところ晴れたり曇ったりが目まぐるしく、局地的一時
   的な集中豪雨に見舞われるなど、日本の天候は確実に変化してきているそうです
   ね。昨日も全国的に雨の七夕になり、彦星と織姫星の年に一度の逢う瀬は日本で
   は望めなかったようです。
   そんな時節、上水堤をのんびり散歩というわけにはいきませんが、生い茂ってきた
   木の下陰に、ハッとさせられることがあります。 トップの画像がカシワバアジサイ
   (柏葉紫陽花)の八重咲き、スノーフレークと言う品種だそうです。シャトー型に花を
   つけ、柏に似た葉をつけるのが特徴のアジサイの仲間です。
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   白日下ではそれほど目立たなかった装飾花の一つ一つが、木の下暗がりでは浮彫
   になって精緻な手工芸品のよう!最近多く見かけるようになりました。
   時折り立ち寄る新小川橋たもとの古書店「みどり文庫」の入り口にも。開花するにつ
   れ花穂が重さで垂れてきました。
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   最盛期はすぎましたが、トキワツユクサ(常盤露草)も木の下闇では、三枚の純白の
   花びらと雌雄の蕊が幻想的に見えます。茎と葉はツユクサに似ており、 いかにも日
   本的な情緒をしていますが、南アメリカ原産で昭和初期に園芸植物として導入され、
   その後野生化して各地の樹下や路傍に殖えています。
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   常なる白といった意味合いから常盤露草の和名がつけられたそうですが、源義経ら
   三兄弟の幼い命を救うために敵方の平清盛の側室となって、波乱の人生を送った常
   盤御前のイメージも連想されますね。

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   堤の下草の中でも増える一方、迷惑な雑草の類のヤブジラミ(藪虱)も日陰で一輪、
   一輪を見ると、極小の小花は繊細で可愛くて憎めません。名前も気の毒な気がして
   しまうことも。でも、実は虱そっくりで衣服にくっつき、剥がすのに一苦労します。
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   生垣や路側帯としてよく使われているアベリアも、中央公園の樹下で見ると違った趣
   が! 花期が長く沢山の花をつけるアベリアは、市街地では蝶の蜜源としての役割も
   果たしているそうです。
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   新小川橋~鷹の橋の草叢で夏萩も咲いていました。梅雨どきは晴れるとムーッと暑く
   なり、メマトイがどこまでも纏ついてくるようになりました。サングラスをかけても追いか
   けてくるので、これからの季節が思いやられます。
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by love-letter-to | 2012-07-08 14:16 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   一年の半分が終わって、七月一日の今日は半夏生。そして最初の日曜日。梅雨の中
   休みがしばらく続いておりましたが、午前11時頃からポツリポツリ雨が…。今夜は先月
   22日以来、10日ぶりにまとまった雨が降るとか。
   玉川上水・小松橋付近の夏草の中にピンクのこよりのようなネジバナ (捩花)を見かけ
   たので、小平団地の芝生へ。ここはネジバナの生育環境に適しているらしく、愛らしい
   螺旋状の花茎にたくさん出会えます。安住の地としているのではないかしら。茎丈は10
   ~20センチ。思い思いに芝の間に身を捩らせて…ピンクと白のツートーンの小花を。花
   の径は5ミリ足らず。
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   ネジのように螺旋状に花をつけるからネジバナ。捩り花、捩じれ花とも。日本では最も身
   近で親しみやすい野生蘭の仲間で、平安の昔から愛され、百人一首にも河原左大臣の
   歌として「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに…」と詠まれている 「もぢずり」はネジバナの
   こと。河原左大臣はかの光源氏のモデルともされている源融(みなもと・とおる)だそうで
   す。思いを寄せる胸の内をもぢずりに譬えるなんて…さすが当代一のプレーボーイ!こ
   んな歌を貰った女性はイチコロでしょうね。
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   団地の芝生の中には、まるで恋人たちが抱擁しているようなネジバナも。
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   左巻と右巻も。何故か殆ど捩じれてないネジバナも。

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   新小川橋近くの「玉川上水オープンギャラリー」では、鈴木忠司さんの鉛筆画「海岸寺
   の六地蔵」展を開催中でした。今年1月の 「小川寺の六地蔵」 に続いて六地蔵シリーズ
   の第二弾です。小金井橋近くの海岸寺の六地蔵は明治33年に建立されたものだそうで
   すが、鈴木さんが裏の墓地へも足を延ばして見たところ、頭部が欠けたり、倒れて風化
   している石仏が数体ありました。
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   「もしかして、先代の六地蔵ではないか」と、鈴木さんは住職に訊ねてみましたが、「多
   分そうかも知れませんが、詳しいことは不明」とのこと。
   鈴木さんによると「古い石仏は鼻や目も風化しているけど、何とも言えないいい表情をし
   ていた」そうです。同展では新旧の六地蔵像にドクダミやホタルブクロなど季節の花を添
   えた鉛筆画が6点、展示されていました。ますます先行きの見えなくなってきた昨今です
   が、モノクロ濃淡だけで描かれた六地蔵を見ていると、不思議と落ち着き、自分を取り
   戻させてくれました。海岸寺六地蔵スケッチ展は今月6日まで。
   7~21日は「蝶のスタジオ展・蜜源植物に集まる蝶」写真展。
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       中央公園の改修工事を終えて、一年数カ月ぶりに噴水が!
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by love-letter-to | 2012-07-01 16:09 | 道草フォト575 | Comments(0)

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