忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その170 走り去る一年

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   2012年最後の日曜日。そして明日は大晦日。「古希を過ぎると一年が早いわよ」と、
   先輩の女性たちに聞かされていましたが、本当に何もかもが走り去るような一年で
   した。でも、プラチナセブンティ世代なんですって!今年を象徴する漢字は「金」だそ
   うですが、プラチナは金よりも希少で控えめな光沢、展性、延性に富むそうです。今
   日こそはガラス磨きを!と張り切っていたのですが、生憎の雨でまたまた先送りしま
   いました。それもまたよし、行く年や…という居直った年の瀬です。
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   昨日は「歩き納め」のつもりで、数日来の大寒波が緩んだ上水堤へ。明け方まで降
   っていた雨でしっとりとした落葉を踏むと、感触も音も優しく靴底を包んでくれるよう
   でした。暮れの29日ともなると、さすがにウォーカーも少なく、我ながら酔狂だなあ…
   と思いつつ歩きました。
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   野の花の最も少ない時期ですが、ヤツデばかりは手毬のような白い花を、ぼんぼ
   りのようにあちこちに掲げていました。ある研究者によるとヤツデの花には雌雄が
   なく、一つの花が雄花から成熟して花粉と密を出して散り、それまで小さかった雌
   しべを伸ばし再び密も出して、雌花に変わるという不思議な習性を持っているそう
   です。ですから「花八つ手 いつのまにやら 実を結ぶ」と言った特徴を。
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   花の少ない冬期に花をつけ、大きく切れ込んだ葉が青々としているので、庭木とし
   て好まれており、近隣の屋敷から野鳥によって種が運ばれてきたのでしょう。上水
   堤にも堀の底に近い位置にまで、ヤツデは繁殖しています。
   人の手に似ており、切れ込みが7~9枚と多いことから八手と名づけられたそうで
   すが、実際には切れ込みは奇数値になっているそうです。お試しあれ!
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   津田町3丁目アパートの敷地内では、柊の花もまだ残っていました。雪のように白
   い花の径は5~6ミリ、花冠は4つに裂けて反り返り、数個づつ葉腋につけています。
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      それではいいお年を!期待が持てる年になりますように!
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by love-letter-to | 2012-12-30 23:06 | 道草フォト575 | Comments(1)

道草フォト575 その169 冬の薔薇

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   今年も残り1週間余りになりました。12月第四日曜日の今日は天皇誕生日。明日の
   クリスマスイブも振替休日で年末の3連休を楽しみたいところですが、まだ大掃除ど
   ころか年賀状も手つかずのまま、昨日は時雨上がりの上水堤へ。
   冬至を過ぎて、日一日と日中の時間が伸びると思うだけで足が軽くなるから不思議
   です。欅やコナラなどの雑木は殆ど葉を落としていましたが、まだ残照のように枯れ
   葉を残している木もあって落葉期も長引いているようです。そんな道々でワインレッド
   の薔薇に出会いました。大掃除も年賀状も何とかなるワ! スカーレット・オハラのよ
   うにTomorrow is another day! 気分に。
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   久しぶりに「大けやき道」を歩いてみました。区画整理事業を終えて道路幅は拡張さ
   れ、短冊型農地にも2本の舗装道路が横断。コンクリート製の電柱が立ち並んでいま
   したが、新田時代からの景観はかろうじて保たれているのにホッとしました。 工事中
   は大開発で宅地化されるのではないかと…。木の高さ35m以上、目の高さの幹の周
   囲6.5m、枝張りの面積は約400平方メートルの竹内家の大ケヤキは健在でした。
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   しかし、大けやき道の西側に立川通りから南へ、若葉町団地(立川市)方面への道路
   工事が始まり、 玉川上水にも新しい橋が架設されます。 既に橋の架けられる位置の
   堤にはフェンスが張られていました。
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   先日、テレビ朝日の「若大将のゆうゆう散歩」で紹介された森田ガーデンも、すっかり
   冬景色でした。途中、二人の方から 「若大将の来たガーデンは、この辺りにあります
   か?」と、訊ねられました。テレビの反響は凄いですね。そうして訪ねて来る人も多い
   そうで、ガーデンテーブルにドライフラワーやカラスウリの実、ツルウメモドキの枝など
   が楽しめるように飾ってありました。
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   帰る道々、蒼く透明感のある空を見上げたら、白い月が梢の先に。半月よりやや
   膨らんだ昼の月です。月齢カレンダーによると15.8の上弦の月だそうです。
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   明日はいよいよクリスマスイブ! 我が家にも友人サンタさん達からクリスマスプレゼ
   ントが届きました。手作りのシュークリームやサンタさんの顔のクッキー、ラトビア・ス
   テンダースの手作りソープなど。ランチョンマットも水墨画家の手描きでポインセチア
   が描かれています。サンタさん有り難う!メリークリスマス!Joy to the World !
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         作成中に日付は23日から24日に変わってしまいました。
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by love-letter-to | 2012-12-24 00:17 | 道草フォト575 | Comments(1)

道草フォト575 その168 最後の一葉

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   12月第三日曜日の今日は総選挙と都知事選の投票、最高裁裁判官の国民審査も
   同時に行われました。久しぶりに真冬並みの寒気が緩んで、 陽射しが弾んだ一日
   でしたが、政権を奪回した党が現在の難局を乗り切って、公約通り日本を再建して
   いけるかどうか?
   師走も半ばを過ぎた上水木立の中で、すっかり葉を落としたムラサキシキブの実が
   空を仰いでいました。しかし、よく見ると一枚の葉が梢にしがみついておりました。何
   となく気(木)にかかり、気を持たせられて…。
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   最後の一葉と言えば、アメリカの作家オー・ヘンリーの短編「The Last Leaf」 が思
   い出されました。ワシントンスクェアの芸術家たちの住むアパートの一室で、重い肺
   炎にかかり生きる希望を失っていたジョアンナ。 「ねぇ、あの古いツタの残りの葉は
   たったの四枚。 暗くなる前に最後の一枚が…そして私もサヨナラね」と、彼女の共同
   生活者スーに告げるシーンが忘れられません。そんな感傷にお構いもなく落葉樹の
   葉は次々に地に。その一枚一枚にも“闘い”の痕跡が。
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      こんなボロボロになって地に還る葉も。
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   今シーズンはドングリも少なかったけれど、マユミやツリバナ、ゴンズイなどの赤い実
   がほとんどなく、夏の猛暑の影響からか不作の年でした。寂ししい初冬の上水堤です
   が、寺橋付近で実をにぎやかに付けたマユミの若木に出会いました。
   背丈はせいぜい1.5メートルくらいの若木で、実をつけている数本の枝の太さは大人
   の親指くらい。ピンク色に熟した果皮が四方に裂けて、朱赤色の種を覗かせていまし
   た。若木だから猛暑にも負けなかったのかしら。
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   赤い実が少ない堤で、ノバラとナンテンはそこそこ頑張って実をつけていましたが、例
   年より少なく バラつきがあるみたいです。 上のノバラの実はいこい橋上流付近で。実
   は小さく色も地味で目立ちませんが、野趣たっぷり。
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   一橋大学国立キャンパスでは、丸く刈り込まれたドウダンツツジの上に銀杏の葉が降
   りかかって、オブジェ風に。こんな自然のパフォーマンスに出会うのが楽しみです。
   ドウダンツツジの漢字表記は満天星。中国名に由来するそうですが、 4~5月に白い
   釣鐘型の小花を満天の星のように付けるからでしょう。
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by love-letter-to | 2012-12-16 22:14 | 道草フォト575 | Comments(7)

道草フォト575 その167 暮紅葉と落葉と

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   12月第二日曜日。大雪に入り日本海側は関西から北陸、北海道にかけて、文字
   通り大雪に見舞われているとのことで、本格的な冬が到来。日中、小平周辺は冬
   の陽差し恵まれましたが、夕方から風が強くなり冷え込んできました。 21日の冬
   至まで10日余りは一年中で最も日暮れが早く、せかせかしがちに。
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   そろそろ紅葉も見納めどきではないかと、小川橋から彫刻の谷緑道と玉川上水堤
   を下流に向かって歩いてみました。「あれ、何の紅葉かしら?」 と、足を止めたの
   は彫刻の谷緑道の中ほどでした。もう葉は殆ど落ちてしまっていましたが、枝先
   の一部に花を残しながら葉が真っ赤に!半年ほど前に歩いた時の画像ファイル
   を調べてみたところ、ニワナナカマド (庭七竈)ではないかと…。
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   初夏から秋口にかけて涼しげな羽状の葉を茂らせ、純白の小花の房をたわわにつ
   けていたニワナナカマドは、秋に美しく紅葉するナナカマドとは別種で、バラ科の落
   葉低木の園芸種だそうです。中国北部、河北・山東省などに分布しており 別名は
   チンシバイ(珍珠梅)。ナナカマドという和名は、"大変燃えにくく、竃に7度入れても
   燃えない"ということから付けられた説、7度焼くと良質の炭になる"という説もあり、
   備長炭として利用されているとか。
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   小川橋から下流の上水堤は目下、落葉の絨毯を敷きつめたようで、その上を踏ん
   で歩くのは気が引けるようでした。でも次から次へと降り積もって、シャカシャカと忙
   しない音を立てながら、風と追いかけっこを。
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   市街地で落葉を踏みしめて歩けるのは幸せですが、沿道の家々では雨樋を詰まら
   せたり、落葉掃きに悲鳴を上げていると聞きました。落ち葉を詰め込んだ大きなポリ
   袋を道々で見かけました。こうして袋詰めしてあると、農家や家庭菜園、菊作りなど
   をしている方が持ち去ってくれるそうです。
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   いこい橋付近だったでしょうか、ミズキの黄葉が幹に影を投げかけ、その光と影が
   くっきり。まだ午後2時を回ったばかりなのに、陽は傾きかけて…思ひばかり先走り
   するようでした。そんなに急ぐ“旅”でもないのに
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   新小川橋近くまで下ってきた辺りで、堤に植わっているヤマモミジが有終の美を飾
   るように燃えて、向かいのお宅の屋根瓦に差し掛かっていました。数日後からは散
   り紅葉の掃除に追われることでしょうね。幹回り1メートル近い大木でした。
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   もう少し下流の水路際では赤や黄とは違った紅葉も。マルバウツギの葉だそうで、
   ダークな色調が何とも優雅です。自然のアートというか、自然から教わることがた
   くさんあると改めて思いました。もう短日の陽はすっかり西に。
   今宵はお気に入りの ちあきなおみ の『喝采』を聴いて夜長をすごすことにします。
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by love-letter-to | 2012-12-09 22:44 | 道草フォト575 | Comments(2)

道草フォト575 その166 降る銀杏止めどなく

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   12月最初の日曜日。師走、師走とこと立てて騒ぐほど忙しいわけではありませんが、
   喪中の葉書が相次いで…このところの空模様のように心もどんより。
   元の職場の上司やボランティア仲間の他界。高校の同期生からは高2、3年担任で
   3年間数学を教わった恩師の死も知らされました。その先生が米寿、私たち同期生
   が古稀を迎える春、「花遍路 恩師は米寿 吾ら古希」という「フォト575」 を差し上げ
   たところ、先生が大変喜ばれたことも…。
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   昨日、昼前から降り始めた時ならぬ雨が上がるのを待って中央公園へ。並木の銀杏
   は葉を落とし始め、噴水池の水面が金色に染まっていました。 この世から旅立つ人
   を追うように、銀杏は止めどなく降ってきます。元職場の上司は 成田空港開港前後、
   “成田の虎”とか“鬼軍曹” と呼ばれるほどの辣腕ぶりを発揮した成田支局長だった
   そうで、私たちの職場でも「俺について来い」タイプでした。そんな大先輩との思い出
   話も止めどなく…師走はこの一年を振り返る時ですね。
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   池の周りの石畳も金色の絨毯を敷きつめたよう。でも、雨上がりの路面に散った銀杏
   の葉は滑りやすくて、お年寄りもワンちゃんもよちよち歩いていました。
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   ベンチも銀杏の落ち葉のプライオリティ・シートみたいでした。先日、JR中央線のラッ
   シュの時間帯に乗った車両で、イケメンの青年に席を譲られました。そういう年代に
   なったことを自覚しなければと、思う師走でもあります。
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   南西の一角にある築山からは、銀杏と総合体育館のドームの背後に、夜間照明灯と
   メタセコイヤの紅葉が望めました。それらのコントラストの妙に時が経つのも忘れて、
   ダイナミックな夕紅葉を独り占めしてきました。
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   例年なら晩秋になると、津田塾キャンパスの南側の堤にフユノハナワラビ(冬の花蕨)
   の胞子葉が10本前後並び立つのですが、今シーズンはまだ数本だけ。その丈もまだ
   小さく目立ちません。(昨日撮影)
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   昨年までは堀際に行列していた胞子葉の群落は、姿を消してしまったのかしら。路
    肩の崩落が進んでいるのが感じられます。上は昨年11月撮影。

    テレ朝「若大将のゆうゆう散歩」放映お知らせ
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   先日訪ねたオープンガーデンの柴山さんから、テレビ朝日の「若大将のゆうゆう散歩」
   の撮影クルーが訪れ、3日(月)午前9:55~10:00分に放映されるとメールが届きま
   した。森田ガーデンには加山雄三さんが訪れたそうです。ぜひご覧になって下さい。
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by love-letter-to | 2012-12-02 21:24 | 道草フォト575 | Comments(6)