<   2013年 01月 ( 4 )   > この月の画像一覧

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   1月も最後の日曜日を迎えました。“一月行って、二月は逃げて、三月去って…”と、
   子供の頃、寒さしのぎにこんな気休め節(?)を口にしながら、春が訪れる日を心待
   ちにしていたっけ。
   それにしても日本列島が冷凍庫になったような極寒に加えて、アルジェリアでのイス
   ラム武装勢力による人質事件も、最悪の悲惨な結末に心身が凍りつきました。現地
   報道の錯綜をみていると 「ここは地の果てアルジェリア…」の歌詞が思い出されてし
   まいました。しかし、テロリズムはマンハッタンでもロンドンでも起きてしまう時代です。
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   先週は、そんなことにウツウツしながら玉川上水堤沿いの保存樹林へ。裸木の下に
   は芒や、ノガリヤスなどイネ科の植物の立ち枯れた姿が寒々。足を踏み入れようか、
   戻ろうか…我が人生さながらのウォーキングでした。
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   それでも足元には、スカンポが瑞々しい葉を広げているのに気が付きました。落ち葉
   の下には ハコベやホトケノザ、オオイヌノフグリなどの緑も。寒い 寒いと言っても、季
   節は春に向かっているのが伝わってきました。
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   東小川橋付近ではペチャクチャ、クチャクチャとスズメたちの盛んなおしゃべりがこだ
   ましていました。辺りを見回したら、雑木林の梢で日向ぼっこしているスズメの群れが
   見えました。20~30羽はいるらしいのですが、カメラのフレームに収まったのは10羽
   ぐらい。近くの常緑樹が 雀のお宿” になっているらしく、入れ替わり立ち代わりしなが
   ら、裸木の梢で羽を膨らませていました。彼らのペチャクチャを聞いていると、気分は
   少し燦々!おしゃべりは認知症予防になるそうですね。おしゃべり雀くんたちも頑張っ
   て!再見!
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   中央公園付近まで下ってくると、コツコツとノックをするような音が聞こえました。コゲラ
   のノッキング音より小さく、じっと耳を澄ませてないと、風の音に流されてしまいそうなく
   らい。やっとノッキングの主の姿を見つけました。ヤマガラのようです。シジュウカラの
   仲間だそうで、玉川上水でも一年中見られるとのこと。
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   中央公園の対岸にある旧家・粕谷家の枝垂れ梅も蕾が赤らんできていましたが、例年
   より2週間は遅れているようです。畑では冬野菜の畝の真ん中で突っ立っていたのは、
   タカサゴユリ(高砂百合)の枯れ茎というか筒状の実の枯れ姿でした。
   競技場の点火台のようでもあり、彫刻作品のようにも見えます。 テッポウユリに似たロ
   ート状の白い花を咲かせますが、原産地はタイワンで、タカサゴは琉球語のサカサン
   グに由来する台湾の別称だそうです。長さ20センチ近い実の莢の中にペラペラした種
   を無数に蓄えており、それらを風に乗せて頒布するので、繁殖力は旺盛。思いがけな
   い所でタカサゴユリの花を見かけます。
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   お正月に揚げた凧かしら。糸の切れた凧が中央公園脇の木立に引っかかっていまし
   た。明日未明から、東京周辺でもまた雪が降り、1~2センチの積雪が予報されていま
   す。明日の夜は寒満月が見られるはずなんですけど…。
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by love-letter-to | 2013-01-27 19:46 | 道草フォト575 | Comments(3)
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   1月に入って3回目の日曜日の今日、大寒に入りました。いよいよ大寒と身構えて
   朝刊を取りに出てみたら、戸外のバケツに氷が張ってなくて、ホッとした朝でした。
   14日の初雪大雪から2日目の朝、近く畑では青首大根が肩の辺りまで雪に埋も
   れていました。都内の積雪は7~8 センチと伝えられていますが、小平市内では
   10センチぐらい積もったのではないでしょうか?
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   大根畑の近くの梨畑も降り積もった雪の上に、枝やガードの陰が映ってアブストラ
   クトの線描画みたいでした。豪雪地帯の人には申し訳ないけど、たまさかの積雪は
   意外な光景を見せてくれました。でも、雪はもうゴメンです。歩くのも雪かきも怖い!
   怖い!
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   大寒にしては過ごしやすい日でしたので、午後から上水堤へ。鎌倉橋から中央公園
   への右岸には、テイカカズラが絡みついている樹木が多く、その実莢が弾けて落下
   傘のような冠毛を付けた種子が飛ぶのが見られます。今冬は例年になく実莢がたく
   さんぶら下がっております。そろそろ落下傘が飛んでいるのではないかと、楽しみに
   していたのですが…。午後から風が強くなり、弾けている莢を見つけても、撮るチャン
   スがなくてイライラしてしまいました。
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   でも、マユミや野薔薇、ウグイスカグラ、紫陽花の可愛い芽が動き出しておりました。
   「冬来たりなば春遠からじ」ですね。ネットの諺辞典によると、この諺はイギリスの詩
   人シェリーの『西風の賦 (西風に寄せる歌) Ode to the west wind』の末句
   「If winter comes, can spring be far behind 」に由来。
   「朝の来ない夜はない」の意味の諺で、イギリスの17世紀の諺「夜明け前が一番暗
   い」や、日本の諺の「夜まさに明けなんとして益々暗し」にも通ずる所があるそうです。
   枝先に三つの豆雛のような新芽をつけているのは、マユミです。 漢字では檀あるい
   は真弓と書き、材質が強くよくしなるため古来より弓の材料として有用され、名前の
   由来に。現在では印鑑や櫛の材料になっているそうです。
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   細長い仮面のようなのは紫陽花の新芽です。
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   赤い新芽から、もう緑色の幼い葉を覗かせているのは、ノバラあるいはノイバラとも
   呼ばれる野薔薇の新芽。
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   幹の節々からお皿のような拓葉の上に、小さな芽を覗かせているのはウグイスカグ
   ラの新芽です。初夏につける赤い実は鶯の大好物だそうで、その実を目指して鶯が
   まるでお神楽でも舞うように群がることから、ウグイスカグラの名称に。早春には小
   さなトランペットみたいな花を咲かせます。
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   雪で餌になる実が落ちてしまったのか、シジュウカラが老木の根元でウロウロしてい
   ました。ブラックタイと呼ばれる黒い胸毛が太めなので雄かもしれません。羽の色が
   鶯色でとてもきれいでした。
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by love-letter-to | 2013-01-21 00:16 | 道草フォト575 | Comments(1)
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   巳年を迎えて2回目の日曜日。先週初めから風邪でダウンして、やっと咳と鼻水との
   闘いから解放された昨日、5日ぶりに戸外へ。まだ膝の関節がぎこちない脚を引きず
   りながら小金井公園へ。5000歩足らずでした。
   昭和記念公園の蠟梅がチラホラ開花し始めたと耳にして、小金井公園でも咲いてい
   るのではないか…と淡い期待を抱きながら 。「江戸東京たてもの園」 の伊達家の門
   の前辺りに、ほんの4~5輪ですが、蝋細工のような花が微笑みかけていました。
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   蠟月 (旧暦の12月)に咲くから蠟梅とされていますが、蜜蝋のような光沢と質感を持
   つクリーム色の花はとても魅力的です。3メートルほどの高さの梢付近に開花してい
   る素心蠟梅にカメラを向けていると、「今年は花が咲くのが遅いワ。去年の今頃は辺
   りが黄色く見えるほど咲いて、いい香りがしたのに」と、私と同年輩の女性に話しかけ
   られました。「今年は寒さが一段と厳しいですからね」と、答えると、「電気代も灯油代
   も上がっているのに、安倍さんは物価上昇2% が目標だなんて!日本経済の再生が
   最重要課題だそうだけど…。あんた蠟梅を上手に撮ってネ」と、ブツブツ言いながら去
   って行きました。
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   この日は厳しい寒気も薄らいで、風もなく病み上がりに歩くには持って来いの冬日和。
   茜屋橋の上流付近に差し掛かると、日本水仙も青々とした葉の間から蕾を覗かせて
   おり、一輪開花しておりました。これから一年中で最も冷え込む大寒を迎えるのに、冬
   の花は“おしん”のように厳しさに耐えて、花を咲かせるのですね。
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   貫井橋下流では、内側の副花冠も白い水仙が2輪も咲いていました。スイセンの原産
   地はスペイン、ポルトガルを中心に地中海沿岸地域、アフリカ北部だそうで、原種はラ
   ッパスイセン系の30 種類ほど。英名のナルシサスは、ギリシャ神話のナルキッソスと
   いう美少年の名が語源とされています。湖に映った自分の美しい顔にみとれて、自分
   に恋をしてしまい、そのまま湖に沈んでこの花になったというエピソードがあり、ナルシ
   ストの語源にも。
   ニホンズイセンは古くに中国を経由して渡来した一変種だそうです。
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   まさか…と思っていましたがオオイヌフグリも茜屋橋~貫井橋で数輪開花!枯れ葉を
   防寒具にして日溜りにブルー サファイアのような花を。すぐ近くの歩道には霜柱や凍
   結した部分が解けずに残っているのに…。日溜りと日陰の明暗と温度差が感じられる
   午後でした。
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   小金井公園内の伊達堀も氷が張っており、一羽のハクセキレイが氷の上をチョコチョ
   コ歩いてました。氷の上を歩きなれてないのか、おっかなびっくりの表情が可愛くて、
   楽しんでいたのに鳩の群れに追い払われてthe end.
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by love-letter-to | 2013-01-13 21:35 | 道草フォト575 | Comments(3)
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   2013年も明けて、はや六日。遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
   そろそろ日々のリズムを取り戻したいと思いながら、暮れからの大寒気に冬籠り状
   態を続けています。心身にスイッチが入るのが年々、時間がかかるようになりました。
   大寒気も今朝から少し和らいで、ホッと一息。
   スカイツリーとは比べようもないのですが、今年の歩き初めは小平市内で一番の高
   所から空を仰いでみました。中央公園の西南端にある築山のてっぺんは標高110㍍
   前後で、市内一の高所だそうです。
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   それにしても昨日の寒かったこと! 4~5回 シャッターを押しただけで早々に退散し
   てしまいましたが、メタセコイヤの冬姿をバックにした夜間照明灯はSF映画の一シ
   ーンのよう!
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   築山を下りきった辺りで、カラフルな空き缶やペットボトルを山のように積んだ自転
   車が突進してきました。黒いジャンパーに ジーンズ姿の男性のニット帽にもジャラ
   ジャラ、ピカピカしたバッヂや紙細工がいっぱいつけられており、唖然!とした瞬間
   に、風のように去って行きました。声をかけることもカメラを構えるチャンスもなく、か
   ろうじて後ろ姿を一枚とることができました。
   路上商人やエンタテイナー風でもなく、一体全体、何者なんだろうと首をかしげるば
   かりでした。上は白昼夢でない証拠の一枚です。しかし、話をしてみたかった!
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   2020年まで10年計画で進められている「史跡玉川上水整備事業」で、上水両岸の
   立木も伐採されたり剪定されて、足元まで太陽が届き明るくなりました。向日性の下
   草には歓迎すべきでしょうが、日陰を好む植物はどうなるでしょうか…?
   そんなことを考えながら 寺橋付近にさしかかると、境界柵の足元に小さな赤い珠を
   提げたヤブコウジ(藪柑子)がひっそり。お正月の縁起花として用いられるセンリョウ
   やマンリョウと同じヤブコウジ科の常緑低木ですが、樹高は20センチ止り。
   別名は十両で、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)に比べて価値が低いとされてま
   すが、寒中の堤でいじらしく赤い実を輝かせていました。
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   ヤブコウジは図鑑によると北海道~九州、東アジアなどに広く分布していますが、椎
   や樫などの高木と競って幹や枝を伸ばさず、その下で生き延びるため戦略として樹
   高を低くして、土中に地下茎を発達させて殖えていくお利口さんです。
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   中央公園近くの鷹の橋~鎌倉橋にかけてはマンリョウが目立ちます。寒々とした枯
   れ堤にあって赤い実を蓄えたマンリョウに出会うとほっこり。昨夏の猛暑の影響から
   か赤い実が少ない今シーズンですが、整備事業の一環で小低木や中木が一掃され
   た影響もあるのではないか…と。ただ、自然は人間の管理では及ばない繁殖力を持
   っており、数年、十数年の長い目で見守る必要がありますね。
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   鎌倉橋付近にセンリョウもあったはず…と、探して歩きましたが、見当たらなくて残念!
   付近のお宅の植え込みでセンリョウを撮影させてもらいました。
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   これで、十両、千両、万両が揃いましたが、百両とされるカラタチバナ(唐橘)にはま
   だ出会ったことがありません。いつか出会えるのを楽しみにボツボツと。
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by love-letter-to | 2013-01-06 23:05 | 道草フォト575 | Comments(3)

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