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   2月最後の日曜日に。24日の今朝、7回目を迎えた東京マラソンが実施されました。
   トップ選手に加え、過去最高の10.3倍の抽選倍率の中から選ばれた市民ランナーら
   計約3万6000人が参加したそうで、市民ランナーが多いのにびっくり!時折り10㍍を
   超す強風の吹く中を、銀座や浅草を駆け抜けました。色とりどりのウェアで埋まる沿道
   は、百花が咲き競っているように見えました。
   東京都薬用植物園では春の妖精といわれる節分草やスノードロップ、雪割草たちが冷
   え込んだ土を押しのけて、花を咲かせ始めました。首都圏でも日中の気温が10℃に達
   しない日が続きましたので、春の妖精たちに出会うと嬉しくて「有り難う」と声をかけたく
   なりました。
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   こんなあどけない花を咲かせる植物のどこに、土を割って出てくるパワーがあるのかし
   ら。我が家のアマリリスやカンパニュラーを見ていると、剣先のような葉先で土をこじ開
   けて、芽を出すみたい。
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   雪割草はキンポウゲ科のスハマソウ (洲浜草)、ミスミソウ(三角草)の別名とされてい
   ますが、イチリンソウ、ニリンソウ、アズマイチゲ、ショウジョウバカマ、ハシリドコロなど
   も雪割草、雪割花とよぶ地方もあるとのこと。上はスハマソウです。白い花弁に見える
   のは萼で、花は退化して雌雄の蕊の回りに付けている白い粒が花なんだそうです。
   スハマソウという変わった名前は、丸を三つつなげたような葉が、入り組んだ海岸べり
   の洲潟に似ていることから洲浜草に。
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   その州浜形にかたどって作った台は、木石・花鳥などの置き台したり、宴会などの飾り
   物、婚礼・ 正月などの料理を盛るのに 用いられてきたそうです。今回、初めて知りま
   した。
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   節分草も最盛期を迎えていました。スハマソウと同じキンポウゲ科の多年草で、石灰
   質の多い山肌に自生するそうです。やはり白い花弁に見えるのは萼で、花芯部を取り
   巻いている黄色い粒が花です。春の妖精たちは冷たい風をかわすために、いずれも
   草丈は10センチ前後。俯き加減に咲いていることが多いので、寝そべるようにしてカ
   メラを向けないと…。
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   四苦八苦していると、「黄花も、あっちに」 と、指さしてくれた親切なカメラマンも。教え
   られた辺りに、黄花節分草が二塊ほど開花しかけていました。日本で出回っているの
   は、地中海東部原産のキバナセツブンソウと南欧原産のオオバナキバナセツブンソ
   ウとの交雑種だそうです。草丈7~10cm。全体にセツブンソウより花びら(萼)がや
   や厚ぼったく、葉も厚く光沢もあります。
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   ロックガーデンの上部付近に何か咲いているらしいけど、肉眼でははっきりしないの
   で、ズームを最大にしてシャッターを押して見ました。説明板にはコセリバオウレンと
   書かれていました。林地エリアに咲いていたセリバオウレンは芹に似た葉を2回3出
   複葉。3回3出複葉をコセリバオウレンと分類されているとか。和名は芹葉黄連。
   健胃、整腸薬として用いられるそうです。
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   最も多く見られるのは雄花をつけた株で、径1~2センチの花は真っ白で可憐です。
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   退化した雌しべが花の中心部に見られる両性花もあり、萼や花弁は少し淡黄色っぽ
   く見えます。また、両性花の雌しべには、小豆色のものと緑色をしたものが見られま
   す。茎の色も小豆色になっていたり・緑色になっていたりして変化の多い花です。
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   林地の縁でドングリが固い外皮を割って、発芽しかけた姿に出会いました。真っ赤
   で、赤ちゃんと呼ぶに相応しく、もう根も下ろして生命力の素晴らしさに見惚れてしま
   いました。
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   新しく設けられた「ふれあいガーデン」は、もうすっかり春!販売施設・草星舎(そうせ
   いしゃ)で、私もフクジュソウとオダマキの鉢植えを買って帰りました。
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by love-letter-to | 2013-02-24 22:13 | 道草フォト575 | Comments(3)
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   2月も半ばを過ぎ三回目の日曜日。今朝は首都圏でも今月に入って一番寒い朝だ
   ったそうです。昨日の風の冷たかったこと!身体の芯までフリーズしそうな強風でし
   た。春の訪れは遅々としていますが、明日18日は二十四節気の一つ雨水(うすい)。
   降る雪は雨に代わり、積もった雪も融け始めて土を潤す候とされています。
   上水堤ではやっと藪椿が開花し始めて、素掘りの壁面もほっこりとしてきました。
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   津田塾大キャンパスの南側辺りの上水堤に、まだ若木の藪椿が数年前から花を付
   け始めました。元々自生していた訳ではなく、 風か野鳥たちによって付近の旧家か
   ら種が運ばれて来たのではないでしょうか。
   崩落しかかっている素掘りの水路の際に根付いているので、 先行きが危ぶまれま
   すが、初々しい紅色の花を咲かせています。椿は「木」偏に「春」と書くように春の季
   語。遅々とした春も行きつ戻りつしながら本番へ。
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   付近の旧家の紅梅もほころび始めました。貫録のある幹からポコンと二、三輪開花
   していました。胴吹きと呼ばれます。
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   あら、福寿草も!旧暦の元旦(2月10日)頃に開花するので 「元日草」 の別名も。
   キンポウゲ科の多年草で、昭和記念公園では同じ科の節分草も開花しているそう
   です。春先の花は冷たい風を避けるため茎丈は低くして、地面の輻射熱で暖をゲ
   ットしているそう。精巧なパラボラアンテナみたいに見えました。路傍のタンポポも
   同じように地面すれすれに開花しています。野草たちの生き延びる知恵はグレート
   です!
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   これまでフェンスで囲われて立ち入りが禁止されていた 「小川水衛所」跡地が、東
   京都による玉川上水散策路等整備工事で、より上水に親しめるように改修。ひと休
   みできるように東屋 (四阿)や説明板が設けられ、名勝小金井桜の後継苗木も近く
   植樹され、4月に公開されるそうです。ここで右岸側から左岸側の堤へ行き来でき
   るようにもなります。境橋近くの境水衛所跡でも、同様の整備工事が行われて4月
   に公開されるそうです。
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   貫井橋近くの右岸堤ではナズナ(薺)が開花。ペンペン草という別名の由来となった
   三味線のバチに似た三角形の実も、早々とみることができました。
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   上は「月影」あるいは「月の桂」というロマンティックな品種の野梅・青軸系の古木で、
   間もなく開花しそうでした。萼が緑色でとてもシック。明日の「雨水」には午後から雨
   が降るとの予報です。雨水を待ってほころぶかな?
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by love-letter-to | 2013-02-17 19:52 | 道草フォト575 | Comments(7)
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   2月に入って二回目の日曜日の今日は、立春から7日目。冬のコートが重く感じられ
   るような一日でした。きっと上水沿いにも春の兆しが見られるはず…とウキウキ。足
   も弾んできました。中央公園対岸の旧家の畑では期待通り、蕗の薹がホツホツ。大
   地の息吹ですね。 天ぷらにしてよし、蕗味噌、そのまま味噌汁に散らしても早春の
   香気が!つい食い気が先立ってしまいました。
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   よく目を凝らさないと気が付かないほどの小さな緑ですが、もう包皮を剥いで蕾の姿
   も見えました。
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   この旧家の2本の枝垂れ梅も3分咲きぐらいかしら。畑仕事をしていた若奥様によ
   ると、去年に続いて今年も2~3週間ぐらい開花が遅れているとのこと。早い年に
   は1月中に満開になるそうです。それにしても見事な枝ぶりに見惚れてしまいます。
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   数年前でしたか、満開前後になるとメジロが枝から枝へ、まるでジャングルジムで
   遊ぶようにして飛び交っていました。
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   中央公園~鎌倉橋にかけての上水堤では、テイカカズラの種子の飛散がピークを
   迎えたようです。ドジョウインゲンに似た実莢が弾けて、その中に格納されている種
   子が落下傘のように浮遊している姿が見られます。
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   カプセル状の種子は長さが1~2センチ、 その頭に付けている冠毛が繭糸のように
   細く光沢があり、それは綺麗です。風や光線の具合で上手く撮れないのが残念です
   が、莢から離れる一瞬がチャンス!
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   津田町3丁目アパート内の日溜りでは、ホトケノザも開花していました。仏像の台座
   のような葉の上に付けている赤紫色の花は、風や陽射しをキャッチしてオオイヌノフ
   グリより少し遅れて開花。春を告げるセンサーの役割を務めているようです。そして
   なかなかコミカルな姿をしています。
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   同アパート内の建物の日陰では、日中でも霜柱が見られました。日溜りと日陰では
   寒暖の差が歴然! このところ凍えるような日もあれば、4月の陽気に恵まれる日も
   あって、気温差が激しいのですが、同じ日に同じ敷地内でも春と冬が!
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by love-letter-to | 2013-02-10 23:05 | 道草フォト575 | Comments(3)
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   2月初めての日曜日の今日は節分!古くから節を分ける日とされ、明日は冬の節か
   ら春へ、立春を迎えます。昨日は立春を待たずして都内の気温が20℃ を上回り、春
   0番なる温かい季節風も吹きました。先ほど近くのコンビニに行ったら、豆まき用の
   煎り大豆と恵方巻きが山と積まれていました。 北風はまだ冷たいけれど、陽射しは
   もう春ですね。鎧というほどではないけれど、気分が晴れやかになります。
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   一橋学園駅前の広場でも、鳩の群れが日向ぼっこをしながら餌を啄んで…。こんな鳩
   の群れを見るのは 久しぶりのような気がします。日の入り時刻も伸びて、5時を回
   っても明るさが残っており、気忙しなくないのが何より嬉しい!
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   玉川上水堤ではまだ冬景色が続いておりますが、裸木ばかりの木立の中で、枝々に
   枯れた葉をつけたまま、立ち枯れのような姿をしている木が目立ちます。ヤマコウ
   バシというクスノキ科の落葉低木です。落葉樹なのに冬でも葉を落とさないユニー
   クな木です。何故、葉を落とさないのか…ネット図鑑や樹木図鑑を調べてみても、謎
   のままですが、葉を揉んだり枝を折ると、かすかな香気がすることから「山香ばし」
   と、名付けられたとか。
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   葉をつけたままのヤマコウバシですが、先日、葉の付け根に可愛い新芽が覗いていま
   した。葉はこの新芽を寒風から守っているように見えました。雌雄異株で、日本には
   雌株しかないのに実をつけるそうで、ミステリアスな木でもあります。
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   春0番も吹いたことだし、そろそろ花の姿も見られるのではないか…と、期待しなが
   ら歩いて行くと、小桜橋の近くで一房だけ開花したアシビ(馬酔木)に出会いました。
   スズランを小さくしたような白い小花の口を開いており、これがセレンディピティか
   な!Serendipityはふとした偶然をきっかけに閃きを得、幸運を掴み取る能力のこ
   とで、ノーベル医学・生理学賞を受賞された中山伸弥教授が IPS 細胞を発見された
   のも、セレンディピティかも知れません。

下川明子創作人形工房・木綿(ゆふ)の声へのお誘い
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   日の出町平井に住んでいる下川明子さんが、自宅の一角に設けている創作人形工房
   を公開しています。布が好きで糸が好き、手仕事が大好きな下川さんが“私の心の旅”
   として取り組んでいる創作人形の数々は、誰にもあった子ども時代や子どもに希望の
   ある未来を願った姿が、とてもナイーブで心を奪われます。
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   小さいけれども、足や手の指先まで自然体で表情が愛くるしくって、着せている衣服
   や帽子靴などがトレンディでファッショナブルです。人形と言えども自然で思わず
   ホッとするような人形を創りたいそうです。
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   下川明子さんの創作人形工房へはJR五日市線武蔵引田駅から北へ徒歩10分ほど。
   駐車場もあります。西多摩郡日の出町平井1425‐2 ☎042-597-4909
   毎月10日~20日10:00~17:00開館。入館料450円。1月と8月は休館。
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by love-letter-to | 2013-02-03 19:23 | 道草フォト575 | Comments(5)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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