忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その209 秋のロマン

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   9月最後の日曜日に。そして明日で9月も終わり秋たけなわの10月を迎えます。
   先週は23日から2泊3日で奥日光へ。中禅寺湖畔で24日午後3時から開かれた
   恒例の「ハンス・ハンターを偲ぶ会」に参加してきました。
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   日光へ向かう車窓から黄金色に染まった田圃を見るのも、道中の愉しみにしてい
   ますが、途中下車する才覚のない貧乏性。ところが、 今回は下今市駅近くに列車
   が差し掛かった時、乗用車が踏切で脱輪して、JR 特急はストップ。やきもきしなが
   ら、窓の外を見たら一面黄金色!窓ガラス越しでしたが3~4回シャッターを切って
   みました。実り田で赤い小型コンバインが刈り取り作業をしていたのもラッキー!
   幸い、10分足らずで乗用車の移動作業は終了して、下今市駅へは5分遅れで着き
   ました。ホームには東武日光線の車両が待っており、 ほぼ予定時刻に東武日光駅
   へ到着しました。
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   1年ぶりに訪れた中禅寺湖は3連休の観光客も引き揚げて、ひっそり。ワカサギ釣
   りの舟がのんびりと漂っていました。2011年3・11以後、中禅寺湖でも福島第1原
   発事故の影響で、名産のヒメマスやニジマス、ワカサギなどから放射性物質が検出
   され、持ち帰りは禁止されてきました。今秋はワカサギだけは国の基準値(100Bq
   /Kg)を下回り、9月20日の解禁日から3連休中はかつてない程の賑わいだったそ
   うです。
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   ハンス・ハンターは日英混血の実業家で最新鋭の技術や機器を導入して金山や錫
   鉱山の 開発・運営の傍ら、中禅寺湖畔に鱒釣りを中心とした国際友好 倶楽部を立
   ち上げました。大正末期から昭和初期にかけてのことで、日中戦争から太平洋戦争
   へ拡大して行く時代に阻まれ、その画期的な国際親善構想は潰えてしまいました。
   戦後昭和22年9月24日、H・ハンターも64歳で他界。彼が本拠地としていた中禅寺
   湖畔の西六番別荘の跡地で、今秋も彼の命日の24日午後3時からH・ハンター忌
   が開かれました。別荘跡は「西六番園地」として栃木県で整備されています。
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   今回のH・ハンター忌はポピュラー歌手の小田陽子さんが特別参加。加藤登紀子さ
   んが歌ってメガヒットした「百万本のバラ」の元歌であるラトビアの原曲を熱唱。
   実は「百万本のバラ」はラトビア共和国の元文化大臣で著名な音楽家の作曲で、原
   題は「マーラが与えた人生」。マーラとは子を授け、母性の象徴でマリア様のような
   存在だそうです。小田さんは加藤登紀子さんより早く1984年に「百万本のバラ」を
   キングレコードからリリースしていましたが、その原曲はラトビアの歌だと知り、遥々
   同国も訪ねてきたとか。
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   ラトビア語の歌詞は 「マーラは娘に尊い命を与えたが、たった一つ上げ忘れた。幸
   せを上げ忘れた。幸せは自分で探すものだから」…とても意味深な内容で、旧ソ連
   邦からの独立を願うラトビアの人々の抵抗精神が込められているそうです。
   そんなメッセージも織り交ぜながら、小田さんは「マーラが与えた人生」を中禅寺湖
   畔でマイクなしに歌い上げました。 H・ハンターはラトビアの名誉領事も務めていま
   した。バルト三国の真ん中に位置する小さな国ラトビアと日本を結ぶ糸の一端にH
   ・ハンターの存在があったことも、彼の波乱に富んだ人生をよりドラマティックにし
   てくれます。
   「マーラが与えた人生」に興味がおありでしたら、次のアドレスにアクセスして下さい。
   http://byeryoza.com/topic/music/davaja_marina.mp3 
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   コンサートの後、参加者一人一人が西六番別荘の暖炉の焚口に蘭を献花。そして
   それらの花びらを湖水に放ちました。
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   中禅寺湖畔の紅葉は始まったばかりでしたが、小田代原の草紅葉は今週が見頃だ
   そうです。
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by love-letter-to | 2013-09-29 10:13 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その208 炎のごとく彼岸花

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   秋分の日を明日に控えた今日、9月第4日曜日は彼岸花も見頃を迎えて墓参晴れ。
   玉川上水堤でも大小の群落が赤々と燃えています。
   秋彼岸を迎える頃になると瑞々しい茎が律儀に立ち上がり、炎の如く開花します。
   天上に咲く花とか死人花などと伝えられ、曼珠沙華とも呼ばれるこの花は弥生時代に
   稲作と同時に、中国から渡来したとか。旅先で田んぼの周囲に縁取りのように咲いて
   いる光景をよく目にしますが、あれが日本の原風景かも知れません。原風景が失われ
   ませんように。でも、この世は少子高齢化の一途で…。
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   台風18号一過の17日、その風禍跡を確かめがてら鎌倉橋から寺橋付近まで歩いて
   みました。白花曼珠沙華の小群生も所々にあり、赤と白のツーショットも。
   白花と言っても少し黄色味をおびています。 園芸植物図鑑によると、彼岸花と濃黄色
   の花ショウキラン(鍾馗蘭)との中間種であろうとのこと。日本各地に分布している彼岸
   花そのものも3倍体で種子を結ばず、鱗茎で殖えていくそうです。生存に必要な最小限
   の染色体の1 組(ゲノム) を通常は2セット(2倍体)持ち、突然変異で生じた4倍体との
   間に生まれた3倍体の雑種が渡来したと考えられているそうです。
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   白花が咲いていた近くの上水公園は、 その南側を流れている新堀用水の地面に長い
   亀裂が生じており、原因と対策を検討中で閉鎖されておりました。通水もストップされて
   います。この付近の用水で、ザリガニ捕りをしていたちびっ子たちの姿をよく見かけたの
   に…。
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   台風一過の上水堤は秋が進んで、白い傘の茸がニョキニョキ。名前は分かりません
   が、大小の傘で地面が隠れてしまうくらいの場所もありました。
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   ニラの花でしょうか?創価学園グランドの近くでは白い星形の花を密生させた花房に
   シジミチョウが飛び交っていました。刺激臭からは想像できない可憐な花でした。
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   秋の花が咲き始めるのを待っていたように、クロアゲハやアオスジアゲハも姿を見
   せるのですが、シャッターチャンスはないまま。もう断念していたところへ、地味な色の
   翅を翻して一匹が目の前へ。そして地面にも舞い降りてきました!帰宅して蝶図鑑で
   調べたらヒカゲチョウのようです。 玉川上水では希少でタケやササ類 など食草として
   いる蝶だそうです。
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   鎌倉橋のたもとには例年にも増して、彼岸花が燃え盛っていました。橋げたを燃やす
   ような勢いです。その時、アゲハ蝶がヒラヒラと優雅な姿を。あっちへ行ったり、こっち
   へ来たり。もう去ってしまうのではないかと諦めかけていた頃、彼岸花に翅を休めてく
   れました。赤い炎の中にくっきりとした紋様の翅を広げたアゲハは女王様のような貫
   録でした。
        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   突然、炎のごとく開花する曼珠沙華と女王様のような貫録のアゲハ蝶に出会って、
   目下大ヒットをしている仏映画「クロワッサンで朝食を」を見たくなり、新宿武蔵野館
   へ。
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   ルイ・マル監督のデビュー作品「死刑台のエレベーター=1958年」やフランソワー
   ズ・トリュフォー監督の 「突然炎のごとく=1962年」で、圧倒的な存在感そ示した
   ジャンヌ・モローが85歳で出演して話題の映画です。決して美人女優ではありませ
   んが、強い視線と厚い唇から発せられるオーラは健在で、彼女の実生活を思わせ
   るようなストーリーでした。観客の8割以上はシニア層の女性みたいでした。
   今月27日まで、新宿駅東口前の武蔵野館で上映中です。
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by love-letter-to | 2013-09-22 15:48 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その207 白秋を迎えて

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   次第に激しくなる雨音で明けた9月第3日曜日。ラジオからは関東沿岸部各地に
   大雨洪水注意報、土砂災害警戒情報も告げられていました。台風18号が接近し
   ており、明日の「敬老の日」を含む3連休に大きな災害が起きないよう祈るばかり
   です。
   15日時点の推計人口(総務省)によると、65歳以上の高齢者人口は3074万人で
   過去最多に。1947~49年生まれの団塊の世代のうち、47年生まれが65歳に達
   しはじめたことで前年より102万人もの大幅増に。0~64歳は前年に比べ128万
   人減って、高齢化が一層進んでいます。私自身も身体機能の低下など高齢化問
   題に直面しながら日を重ねています。年を重ねるのも未知の世界を訪ねることだ
   と思って…。
   白秋といえば詩人で、「この道」や「からたちの花」 などの唱歌の歌詞でお馴染み
   の北原白秋と結びついてしまいがちですが、秋の異称でもあります。 猛暑でバテ
   バテだった上水堤の野草も蘇生しつつある白秋。私の道草歩きも少し距離を伸ば
   して、先週は鎌倉橋から2キロほど上流の小川橋まで往復してみました。
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   その帰途、立ち寄ろうとした水車橋近くにある「ル・カフェ」が何と店じまいしていま
   した!先月の半ばまでは営業しており、上水堤に面したロケーションが最高で、時
   折り立ち寄るカフェだったのですが、この日は「またいつの日か…」と期待を持たせ
   る張り紙をして、クローズしていました。カナカナが鳴いて、一層侘しさが募りました。
   福岡・柳川市の旧家だった北原白秋の実家も火災で没落したそうですね。
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   この日、森田オープンガーデンで見慣れない草花に出会いました。ひときわ背高ノ
   ッポでアザミに似た頭花をつけていました。ネット図鑑で調べてみたところ、ヒメヒゴ
   タイのようです。日当たりの良い草原に希に見られる南方系キク科の多年草で、和
   名は姫平江帯と書き、高さは1~1.5メートル。淡紅色の細い花びら状の総苞片の
   先に、「付属体」と呼ばれる羽のようなものをつけているのが特徴だそうです。
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   最近はコリウスに押されてあまり見かけなくなったハゲイトウ(葉鶏頭)にも会いまし
   た。ハゲイトウはヒユ科ですが、どちらも花よりも葉が美しく観葉植物として愛されて
   います。このハゲイトウが「新秋の七草」 の一つに数えられていることを最近知りま
   した。
   『万葉集』の昔から萩・尾花・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の七種が秋の風情を代表
   とする「秋の七草」とされてきましたが、これとは別の 「新・秋の七草」を選ぼうという
   試みがなされたことがありました。昭和10年(1935)のことで、東京日々新聞社(毎
   日新聞社の前身)が当時の著名人7人から一つずつを挙げてもらって「新秋の七草」
   を選んだそうです。
   その七草は、葉鶏頭:長谷川時雨、コスモス:菊池寛、彼岸花:斉藤茂吉、赤まんま:
   高浜虚子、菊:牧野富太郎、おしろい花:与謝野晶子、秋海棠:永井荷風。この日、そ
   れら「新・秋の七草」を探して歩きました。
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         森田ガーデンでは葉鶏頭とコスモスももう開花。
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   新小川橋付近の路傍にはおしろい花が咲いていました。紅紫色の他、黄色も。新島八
   重に劣らぬハンサムウーマンだった与謝野晶子が、 平々凡々なおしろい花を推薦し
   たのは意外な気もします。
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   アカマンマは正式名称はイヌタデ(犬蓼)。タデ科の中でも利用価値のないことからイ
   ヌタデと称されてきましたが、赤紫色の花穂の粒状の花が米粒に似ていることから、
   「あかまんま」と呼ばれ、私の子ども時代には、ままごと遊びして遊んだ思い出もあり
   ます。
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   いこい橋付近では秋海棠にも出会いました。薄桃色の花弁が二枚合掌した間から黄
   色の愛らしい手毬を覗かせて俯き加減に咲いている風情が、何とも優しい。
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   堤の下草の間にはノコンギクもチラホラ。お彼岸前後にはヒガンバナが開花すること
   でしょう。

   ・・・・ 毎週土曜日だけ開店している「玉川上水ぷりん屋」さん ・・・・
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   玉川上水駅から500メートルほど下流、小平監視所からだと約200メートル下流の
   堤沿いに、毎週土曜日だけ開店しているプリン屋さんがあります。 パテシェの佐藤
   ひろ子さんの「お菓子工房madeleine」特製の焼きプリンを自宅の玄関先で販売し
   ています。
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   佐藤さんはパテシェ の修業10年以上、焼き菓子の卸専門と教室・通信販売・商品
   開発・お菓子作りの本も手掛けて15年になるそうです。店舗経営に煩わされず、お
   菓子作りを楽しみながら、腕に磨きをかけている佐藤さんのプリンは香川県の養鶏
   場の赤玉卵、低温殺菌牛乳、天然のバニラビーンズ、純生クリーム、三温糖を使っ
   てオーブンでじっくり焼いて仕上げています。直径6センチ、高さ3.55センチの容器
   に入ったプリン1個200円です。 バニラの風味とコクのある味わい、小さなカップな
   のに満足感たっぷり。賞味期限は5日ほどで、日を置くほど味に深みが出るそうです。
   土曜日ごとに120~150個作って10時に開店。売切れ次第閉店に。
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by love-letter-to | 2013-09-15 21:36 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その206 涼あらた

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   9月第2日曜日の早朝、2020年のオリンピック開催地が東京に決定しました!
   「TOKYO」と書かれたカードを国際オリンピック委員会のロゲ会長が封筒から
   取り出した一瞬、まさかと思っていた私も感動してしまいました。 7年後のこと
   など予測できない年代ながら、次世代が五輪ムーブメントを盛り上げて行って
   欲しいと願っています。最終プレゼンテーションは素晴らしい内容と構成でした。
   今月3日~4日の一両日、首都圏でもゲリラ豪雨に襲われました。場所によっ
   ては一両日で1ヵ月分の降雨量を記録したとか。以来、季節は劇的に夏から秋
   へ。二十四節気の一つ白露の候を迎えました。
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   肌に触れる風が優しく、萩が揺れ、オミナエシが揺れ、眼に映るものが新鮮に
   感じられ、上水堤を歩くのが楽しい季節になりました。
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   猛暑でダウン状態だった自生野草保護ゾーンのオミナエシも、久方の降雨で元
   気を取り戻しつつあります。秋の七草の一つとして万葉の時代から愛されてき
   たオミナエシ(女郎花)。オミナは美しい女性を意味し同属のオトコエシ(男郎花)
   と対比して、優しく頼りなげな風情から漢字では女郎花と書き、その姿から粟花
   とも称されるそうです。対して米花とも称されるオトコエシの方は、上水堤では出
   会ったことはありません。現代は人間も女性の方が長生きして、パワフルですも
   のね。
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   鎌倉橋付近の堤ではもう紅葉している木も。 フェンス内の路肩の先に植わって
   いるので近寄れなくて、特定できませんが、ヤマウルシでしょうか?周囲の緑の
   中で“紅一点”、とても目立ちました。
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   ところが、もう少し上流に向かうと、茎の先端部の葉が朱紅色のポインセチアに
   似た一群に出会いました。ショウジョウソウでした。南アメリカ原産で、鑑賞用と
   して栽培れたものが逸出して野生化しているみたいです。図鑑によると、草丈は
   30~60 センチで葉は互生して柄があり、茎の上部の数枚の朱紅色の苞葉が
   猩々(ショウジョウ=オランウータン)の赤い貌に似ていることから、その名称に。
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   ショウジョウソウの中心部にある黄色の粒々が花弁のない花だそうです。雌雄
   異花でマクロレンズで撮影してみると、径5ミリ前後の粒々は盃状をしています。
   原産地ではトウダイグサ科の多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年
   草とされています。ポインセチアの仲間でサマーポインセチアとも呼ばれるとか。
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   中央公園の噴水池の周りの石畳には、黄色く色づいた公孫寿の落ち葉や銀杏
   もちらほら。秋が舞い降りていました。

     ・・・本当の医療とは…を考える「帯津良一の達者で生きる」講演会・・・   
   今月28日14時から西東京市民会館公会堂で、療法の洋の東西を問わず、様々な
   代替医療も取り入れて日々患者と向き合っている帯津良一先生(川越市・帯津三啓
   病院名誉院長)の講演会が開かれます。人間を「からだ」「こころ」「いのち」の丸ごと
   の存在としてとらえるホリスティック医療の第一人者で、『本望な逝きかた』他、著書
   多数。
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   講演会では、「ひとはなぜ治るのか」をテーマに、気功やホメオパシー(自然治癒力
   を引き出す療法)、食養生、代替医療など幅広い治療法について語り、本当の医療
   とはについて考えます。
      先着500人、前売り1500円、当日参加2000円。
      申し込みはTEL:042-451-2630エフエム西東京
      詳細はhttp://842fm.west-tokyo.co.jp/
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by love-letter-to | 2013-09-08 16:44 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その205 新涼を待ちわびて

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   今日から9月。9月最初の日曜日!と言っても首都圏では、猛暑が再燃して朝から
   太陽はガンガン!怒り狂っているような今日は、関東大震災から90年。その規模を
   上回る首都圏直下と南海トラフ巨大地震は避けられないとか。そして化学兵器をめ
   ぐるシリアへの軍事制裁問題、手詰まり状態の東電第一原発の汚染水処理問題な
   どに気を許せない熱い日でもありました。新涼が待ち遠しい。本当に待ち遠しい。
   そんな熱かった一日でしたが、玉川上水堤では秋への扉を開けるように、仙人草が
   開花していました。
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   周囲の草木にからまりながら、群がり咲いていた純白の花は初々しく、涼気を感じさ
   せてくれます。何でこんな清楚な花を付けるのに、 仙人草と呼ばれるのか不思議で
   すが、花が咲き終えた後につける扁平な実の先端に、銀色の羽毛状の糸があり、こ
   の羽毛が仙人の髭に見えることから、仙人草の名称に。
   白い清楚な花弁に見えるのは萼ですが、雌雄の蕊も純白で、夏疲れした周囲の草
   木に生気をもたらせておりました。
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   例年なら新堀用水沿いのあちこちで、8月半ば頃から開花するタマアジサイ (玉紫
   陽花)が、雨不足のせいか蕾も少なく、上流の椚橋付近でやっと開花している姿に
   出会いました。球状の蕾がほどけると、淡い青紫の房状の小花の周囲に白い4弁
   の装飾花がチラホラつけて、ガクアジサイ(額紫陽花)やヤマアジサイ(山紫陽花)
   と同じユキノシタ科の仲間です。
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   やっと開花したタマアジサイの花は、中心部が淡い紫色の糸状の蕊を立ち上がら
   せて、とても優雅で繊細です。東京都の降水量を調べてみると、1981年~2010
   年の8月の平均降水量が168.2ミリに対して今年8月は99ミリと約半分でした。
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   鎌倉橋の欄干にからまって、ヒヨドリジョウゴの花が咲いていました。5つに裂けた
   白い花弁が反り返って鳥の翼に,雌雄の蕊が嘴にみえるユニークな花です。ナス
   科の蔓性多年草で、細長い雌しべの回りを雄しべが取り囲んでおり、その臙脂色
   の雄蕊の葯がひときわ鮮やかで、形態も面白い花です。
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    変わった名前の由来は、ヒヨドリが好んでこの実を食べることからとされています
   が、実にはソラニンという神経毒を含んでいるので、 実際にはヒヨドリが食べるこ
   とはないそうです。その実も赤く熟れかけていました。ミニトマトみたいですが、直
   径は1センチ足らずです。
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   少し前になりますが、ダイミョウセセリが止まっていた商大橋近くのノハラアザミに、
   この日はヤマトシジミが訪れていました。シジミチョウが盛んに飛び交うのは初秋
   から晩秋にかけてです。秋はそこまでやって来ているのに、不安定な大気が通せ
   んぼしているようです。
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      自生野草保護ゾーンでは芒が穂を掲げて、秋へのラブコールを!

      ・・・小平市立四小の5年生がフォト575をアップロード・・・
   ある玉川上水の研究家から、下記のようなメールを頂きました。
   小平市立四小の5年生が今年度の玉川上水の学習の一環として、フォト575を
   始めました。4人のグループで学校近くの所定の場所で各自写真を撮り、それに
   575で一句詠み、これを学校のHPにアップしたということです。
   夏休み前に1回目として1組の生徒が取り組みました。 同小の学習支援グルー
   プ「ナラミースタッフ」と上水縁道を歩きながら写真を撮り、一句ひねり(季語には
   こだわらず)学校に戻り、各自パソコン室で画像と575を入力。最後は先生方の
   手でHPにリンクさせたようです。是非ご覧下さい。
  http://www.kodaira.ed.jp/04kodaira/25photo%20haiku/natu%20top.html
   ・クヌギの根 古代文字にね 見えるのさ  ・ねじれてる ドレスのような イヌシデだ
   などなど、小学生の感性と素直な表現に刺激されました )^o^( )^o^( 
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by love-letter-to | 2013-09-01 18:58 | 道草フォト575 | Comments(0)