忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その265 秋土用に

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   霜が降り始める霜降の節気に入り、10月も最後の日曜日に。この時期はポカポカ陽
   気の秋土用ともいわれますが、秋晴れは三日と続かないとも。このところ温暖な日と
   肌寒い日が3~4日交代で入れ替わって、明日からは天気が崩れ、強い寒気も押し
   寄せているそうです。
   昨日の午後1時に友人と国立駅で待ち合わせたのですが、遅刻常習犯の彼女は案
   の定現れません。ふと、前を見たらイケメンの青年も人待ち顔です。私と彼、どちらの
   待ち人が早く来るか…?待ち合わせをしなければ、古都の紅葉のダイナミックな宣伝
   ポスターも目に入らなかったでしょう。待つことも楽しからずや!  
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   10分ほど遅れて 私とイケメン青年に待ち人が現れて、てんでんこにポスターの前を
   去りましたが、雑踏の中にも秋があり、市街地にも秋が!国立駅近くの住宅街では数
   輪ずつですが薔薇が秋の陽を浴びていました。秋の薔薇は花数が少なく小さ目です
   が、色が鮮やかだとか。
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   軒下にザクロの実も熟れており、間もなく弾けてルビーのような果肉が覗くのではない
   かしら。あの赤く透明な粒々は、多汁性の果肉(仮種皮)だそうで、果肉一粒ずつの中
   心に種子があります。子どもの頃、あの種子さえなければ甘酸っぱくて美味しいのに…
   と、ザクロを食べるたびに思ったものです。ザクロはトルコやイラン方面が原産地で、古
   代エジプトやギリシャ時代から食されてきたとか。
   ザクロの液と砂糖を煮詰めたグレナデンシロップとドライジンを使った、ピンクレディとい
   うカクテルもあったっけ。
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   玉川上水堤の一位橋付近では、今秋はクサギの実が豊作です。赤紫色の萼が5つ に
   裂けて星形に。星形の萼の中央にインクブルーの実が輝いていました。
   上水堤ではドングリも豊作ですが、山地では不作で熊や猿などの食害が伝えられる季
   節でもあります。
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   以前は一位橋~商大橋の立木の梢に、赤く熟れたカラスウリの実がぶら下がっていた
   のですが、今秋も空振りに終わりました。喜平橋の下流から小金井橋にかけても、出会
   うことができませんでした。もう諦めかけていたところ、熊野宮 の南側付近の旧家の庭
   木にからまっているカラスウリの実を2~3個見つけました。
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   午後4時を回ると、陽はぐっと西に傾いて、急ぎ足になってしまいます。ふと見上げると
   西の空いっぱいに羊雲が広がり、家々の屋根やテレビアンテナがシルエットになってい
   ました。“秋の陽は釣瓶落とし”ですね。

       ・・・・・懐かしい着物から素敵なファッションを!よみがえる着物展・・・・
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   箪笥に仕舞い込んだままになっている着物、でも捨てきれない。そんな思いから一澤照
   子さん(武蔵村山市)が手がけた「よみがえる着物」展が今月30日~11月4日まで鷹の
   台駅前の「ギャラリーY」で開催されます。11~18時開設。
   母親の遺した着物をリフォームしたのがきっかけで、還暦の年に初めて着物のリフォー
   ム展を開催してから12年。「そろそろ身辺整理を始めなければ…」とか、親の家を片付
   けていて、着物の始末に困っているという声が増えてきたので、着物地は軽く、染めや
   織りの素晴らしさを見直す機会にと、同展を開催することにしたそうです。
   脱いだり着たりが簡単にできる上着やロングベストなどの着物のリフォーム作品30~
   40点、端切れで作ったバッグやカード入れなども展示即売されます。
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by love-letter-to | 2014-10-26 19:38 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その264 秋日和に

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   天高く澄み切った青空に恵まれた10月第三日曜日。小平市のメイン道路・あかしあ
   通りでは、39回目の小平市民まつりが行われました。絶好の祭り日和に早朝から我
   が家の前の通りも 、会場設営や出店準備に駆けつける人と車で賑わい、色とりどり
   の衣装を着た子どもたちの列が続きました。
   昨年は雨で予定されていた子どもたちのダンスパレードは中止になっただけに、「晴
   れてよかったね!」と思いながら、シャッターを押しました。
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   元々は土佐のよさこい祭りから、その個性あるパフォーマンスに魅了された人々によ
   り日本各地に広まり、全国で次々と"よさこいスタイル"のお祭りが誕生したそうです。
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   そのスタイルは正調のよさこい節から、ロック調、サンバ調、と様々。
   「小平よさこいの会」では小学校単位で練習して、それぞれの衣装で参加。民謡や音
   頭をロックのリズムで踊っているとか。子育てを終えて久しくなる私には、みんな可愛
   く、みんないい!みんな輝いて見えました。
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   正午前から、このところご無沙汰していた玉川上水堤へ。木々の紅葉はまだ先のよう
   ですが、下草たちはもう晩秋の装いを。桜橋~商大橋にかけての自生野草観察ゾー
   ンでは、例年になくヤブマメの花が目につきました。 細い蔓を幾本にも枝分かれさせ
   ながら周囲の草木に巻き付いているので、全長1㌢あまりの薄紫色の花は目立たな
   いのですが…。今秋は花数が多く、元気があるみたい。
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   同じマメ科のナンテンハギも赤紫色の花房を永らえていました。晩夏から開花して、秋
   が深くなるにつれて蝶型の花は色濃く鮮やかになるみたい。葉がナンテンに似て、萩
   に似た花を10個ぐらい散房状につけています。

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   実はこの日の午後、上水本町のオープンガーデン柴山邸で、ガーデンコンサートが開
   かれました。“小雪のパパ”として知られるバリトン歌手の続橋和美さんの歌と柴山たづ
   子さんのピアノ伴奏で、「エーデルワイス」や「マンマ」 「帰れソレントへ」「女心の歌」な
   ど、親しみのある名曲にしびれた午後でした。
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   柴山さんもショパンの「ノクターン」9番と0番など、ショパンの若かりし頃作曲した小曲
   を演奏して下さり、リッチな気分に!ホーム コンサートならではの心地よさも堪能させ
   てもらいました。
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   続橋さんはたかの台のカフェなどでコンサートをしばしば開いておられたので、長年、
   歌の道を歩いて来られたのかと思っておりましたら、愛犬の小雪が2005年に亡くなっ
   た後、その喪失感を埋めるために作詞作曲したCD を制作。その頃から「本格的に歌
   を勉強してみよう」と、歌い始めたそうでびっくり!大変声量が豊かで魅力的な声の持
   ち主です。
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   コンサート終了後はホトトギスなど秋の花咲くガーデンで、カフェタイムを楽しみました。
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by love-letter-to | 2014-10-20 01:30 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その263 団栗や

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   10月第二日曜日。またも台風19号が接近していますが、このところ喜ばしいビッグ
   ニュースも相次ぎました。青色発光ダイオード(LED )を開発した赤崎勇名城大学
   教授、天野浩名古屋大学教授、中村修二カリフォルニア大学サンタバーバラ校教
   授の(米国籍)の3人がノーベル物理学賞を受賞することになりました。
   また、パキスタン人の女性マララ・ユスフザイさんが17歳で平和賞を。「1人の子ど
   も、1人の教師、1冊の本、1本のペンが、世界を変えられる」と締めくくった、国連
   本部での力強いスピーチに感動しました。
   上水堤では縄文の昔から暮らしに関わってきたドングリが、今秋は豊作!小川橋
   下流の森田オープンガーデンの入り口付近の切株にも、 久しぶりにドングリ一座
   が並んでいました。一つ一つ座布団の上に。でも、袴と呼ばれたり、帽子と呼ばれ
   たり…。
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   ドングリはナラ科の樹木の実の総称で、正式には殻斗(かくと)と言うそうです。
   その代表的なクヌギのドングリは丸々として愛らしい。でも木から降って来るときは、
   バシッ と弾丸でも飛んでくるような音を立てて、ドキッ!頭や背に受けた時の衝撃
   も大きく、瞼にでもくらったら腫れ上がりそうです。
   殻斗は木からの養分を運ぶ胎盤の役割、まだ若くて柔らかい実を守るおくるみで
   もあります。
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   上水堤を歩いていると、フェンスの柱におくるみくるまったドングリが置かれている
   のが目に止まります。足元に転がっているドングリが可愛いので、誰かが拾って
   飾ったのでしょう。こんな遊び心を誘うドングリ。「どんぐりころころ」の童謡も、ドン
   グリへの作詞者の遊び心から生まれたのでしょう。
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   寺橋付近で外国人グループとすれ違った時、足元に沢山落ちているドングリに驚
   いて「Oh! Acorn!」と声に出していました。
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   もう25年以上前になりますが、「日本紀行文学会」を主宰しておられた故徳永隆平
   さんから、様の元々の字「樣」もクヌギ (櫟、椚、橡、栩)と同じで、手紙などに「様」
   と書くのは、まろやかで味わい深いお方の意味が込められていると教わりました。
   また、ドングリを団栗と書くのは団らんの意味もあるそうです。たかがドングリと言
   うけれど…。奥の深い木の実ですね。
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   色づき始めた木々の間で目を引くのは、ゴンズイの実でしょう。真っ赤な実がパッ
   クリ裂けて、真っ黒で艶やかな種を覗かせています。実は直径2センチぐらいのラ
   グビーボール型ですが、実の内側を接写してみると怪獣の口内みたいにグロテス
   ク。その口元に黒い種がくっついている姿は漫画チックでもあります。
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   黒白の縦縞模様をした樹肌が、小川や沼にウジャウジャ棲息しているゴンズイとい
   う魚に似ていることから、ゴンズイ(権瑞)に。ミツバウツギ科の落葉高木。材が脆く
   て材として役に立たないので、同じように役に立たない魚のゴンズイの名がつけら
   れたという説もあります。でも、赤と黒の実が房状になって、目を引きます。
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   台風18号一過の先週、八王子城跡の調査研究を30年以上も続けて来られた前川
   實さんの案内で城山へ。戦国末期、小田原城を本拠として関東最大の勢力を誇って
   いた北条家三代目氏康の三男、氏照が築いた山城跡です。
   豪華な城郭のない城跡ですが、前川さんによると難攻不落とされ、天下統一を目指
   す豊臣秀吉を悩ました城だったそうです。その遺構の急斜面にシライトソウ(白糸草)
   が花穂を垂れていました。近づけなかったのですが、蝶が1匹纏いついていたので
   シャッターを押してみました。パソコンに取り込んでみると、アサギマダラではありま
   せんか!
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   アサギマダラは渡り鳥のように長距離を移動することで知られるチョウの仲間で、昨
   年、高尾山で捕獲された1匹が、沖縄から約1500キロも移動してきたものと分かり、
   話題に。そのアサギマダラに出会えてびっくりしました。
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   先週のNKK大河ドラマ「軍師官兵衛」で小田原城が開城されるシーンが放映されま
   したが、支城の八王子城が落城したのはその10日ほど前。天正18年(1590)。山
   城とはいえ見事な御主殿を構えており、その広々とした遺構では赤とんぼが2匹ず
   つ連なりながら、飛行している姿が見られました。残念ながらその姿はキャッチでき
   ませんでした。赤とんぼが減少しているそうですが、八王子城跡には沢山飛んで!
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   上は曳き橋。敵がせめてきた際には、スライド式の橋を引っ込めて近づくのを防ぐ
   仕掛けだそうです。

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   今月19日(日)・小平市民まつりの日10:30~15:00に、学園東町の関谷家の駐車
   場で、「手作り作品フェア&ガレージセール」が開かれます。10数年前から開催され、
   心待ちにしているファンも多いセールです。今回は…
     ・真理の 手作り陶芸作品
     ・多摩江の 染と織
     ・レイコの 皮製品
     ・みほの 手づくりビーズアクセサリー
     ・手作り工房  焼きたてパンや手作りのバウンドケーキなどリッチなお菓子
     ・リサイクルアクセサリー、ウェア、洋品など
      ※雨でもお待ちしております。お誘いあわせの上お出かけ下さいとのこと。
        トイレ休憩にも利用できます。場所は下のマップ参照。
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by love-letter-to | 2014-10-12 16:30 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その262 片隅の秋

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   秋たけなわの10月を迎えましたが、第一日曜日の今日は台風18号が強い勢力を
   保ちつつ関東甲信越にも接近しています。今夜から明日にかけて上陸の恐れもあ
   るそうで、登山者51人が死亡、戦後最悪の火山災害 となった御嶽山頂上付近の
   行方不明者の捜索も気にかかります。
   先週は近隣で普段とは違った道筋を歩いて、金木犀の香りをたっぷり楽しみました。
   角を曲がるたびに新しい住宅が立ち並んで、見知らぬ町を訪ねた気分に。変わり行
   く時代も感じました。道草歩きを楽しませてくれた木犀香とはお別れですが、路地や
   空き地に咲くコスモスも、またいいものです。
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   学園東町の一角でモルタル壁と歩道の隙間に、ハゼランがピンクの小さな花を開花
   させていました。直径5ミリ に満たない花ですが、多数に分岐した枝いっぱいに蕾を
   つけて、線香花火みたいです。
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   爆ぜるように咲くことからハゼラン。スベリヒユ科の多年草で、午後3時頃に開花する
   ので三時草とも呼ばれます。また、英語ではThree O’clock angels(午後3時のエ
   ンゼル) とも。熱帯アメリカ原産で明治初期に栽培用として持ち込まれたものが野生
   化して、盛夏から秋半ばまで線香花火をパチパチさせています。
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   あかしあ通りの歩道ブロックで出会ったのがスベリヒユ。路傍でよく見かけるのに、開
   花前後になると 除草作業で抜かれてしまい、開花している姿にはなかなかお目にか
   かれません。厚ぼったい茎葉が四方八方に広がるので、路上では迷惑な存在なのは
   確かです。でも、花が開く寸前に除草されてしまうのは残念だと思い続けていました。
   それが、やっと開花しかけているスベリヒユに出会えました!
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   黄色の小さな花は日中、太陽が照ってないと全開しないようで、翌日の正午前後に再
   び出かけて、5弁が開いている姿を撮ることができました。でも直射日光が当たり過ぎ
   て…。花径5~10ミリの黄色の花を撮るのは難しいです。疲れました。
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   もう花期は終わりに近づいていますが、タマスダレも外壁に沿って 歩道との細長いス
   ペースに、白い灯火のように咲いていました。晩夏から秋にかけて朝に開き、夕べに
   は閉じて…を3~4日繰り返してしぼんでいきます。透き通るように白い花弁が印象的
   で、ことに開花寸前の姿は灯明のよう。
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   南米ペルー原産でヒガンバナ科の球根植物で、玉のような蕾の姿からタマスダレ (玉
   簾)の名前がつけられたようです。明治初期に園芸用に導入され庭や花壇の縁取りな
   どに植えられたものが、野生化。清楚で美しいけれど葉や鱗茎部は有毒で、ニラやノ
   ビルと間違えて食べると嘔吐やけいれんなどの症状をきたすので要注意だそうです。

   鈴木町の寶壽院の境内では、石灯篭の前でカヤツリグサがバンザイしていました。線
   香花火のようにも見えます。
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   子供の頃、下校途中で カヤツリグサを見つけると、先端部分はむしり取って、三角形
   の茎の先の一方を友人が持ち、もう一方を私が手にして、互いに割いて切れずに四角
   になったら、「やっぱり私たち仲良しだね」と、互いにホッとしたカヤツリグサ遊び。四角
   にならないと、何度も繰り返したっけ。そんな遊びから蚊帳吊草と名付けられたとか。
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by love-letter-to | 2014-10-05 20:48 | 道草フォト575 | Comments(0)