忘れ得ぬ人々& 道草ノート

ankodaira.exblog.jp
ブログトップ

<   2014年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

道草フォト575 その274 歩き納め

f0137096_1636287.jpg
   今年最後の日曜日。ここ1週間で木々が殆ど葉を落としてしまった玉川上水堤へ。冬
   の陽が降り注いで、明るくかんじられました。落ち葉は半ば踏み固められて、その上を
   境界柵の影がくっきり。茜屋橋の上流左岸で朱色の実が目に止まりました。クチナシの
   実でした。おせちに欠かせない栗きんとんの着色に使われますね。
   ここで花が咲いているのを見た記憶はありませんが、色の少ないシーズンに朱色に熟
   したクチナシの実は、来シーズンに期待を持たせてくれました。 きっと梅雨時には甘い
   香りも放ってくれることでしょう。
f0137096_16395388.jpg
   クチナシは庭木としてよく見かけますが、アカネ科クチナシ属の常緑低木で森林にも自
   生しているそうです。その果実・山梔子(さんしし)は熟しても口が割れないため、「口無
   し」ということから梔子と書いて、その和名の由来となっている説も。乾燥させた実は古
   くから栗きんとんや和菓子、たくわんなどの着色料として使われています。 いうなれば
   和製サフランかしら。
f0137096_16413224.jpg
   茜屋橋下流左岸ではアオキの実も真っ赤に!アオキの実が色づくのは通常は春先で
   すが、この一角ではもう赤々とした実をつけたアオキが茂っています。日本水仙も蕾を
   膨らませていましたが、開花は年明けでしょうか?
f0137096_16432464.jpg
   ウォーカーの多い鎌倉橋付近でも、残すところ4日ともなれば歩く人も少なく、土鳩の群
   れがあちこちで餌を漁っていました。すぐ傍まで近づいても逃げないくらい必死で餌を追
   いかけています。自転車が近づいて来たら、落葉を捲き上げて飛び去り年の瀬ムード
   が立ち込めて…。
f0137096_16453036.jpg
   中央公園の公孫樹並木もシースルーになって、体育館ドームが望めました。今年も明
   暗それぞれのニュースが相次ぎました。来たる2015年は未年。群れで穏やかで過ごす
   羊にあやかりたいものです。英語で羊はsheepで単複同形、複数でもsheepsとは書か
   ないそうです。
f0137096_16474353.jpg
   上は小平市内に住む折り紙講師・関野清雪さんの折った羊の親子です。それではよい
   お年を!下記をクリックして下さい。
http://www.jacquielawson.com/preview.asp?cont=1&hdn=0&pv=3412502&path=83554


[PR]
by love-letter-to | 2014-12-28 16:49 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その273 年の瀬のガーデンで

f0137096_160149.jpg
   今年も残すところ10日、12月第3日曜日を迎え、明日22日は冬至。信じられないほ
   ど早く時が過ぎて、その速さに追いついていけないまま年の暮を迎えました。
   ちょっと早すぎると思ったのですが、年越し蕎麦を食べに森田オープンガーデンを訪
   ねました。ガーデン内にある「めん処 松根」で蕎麦ランチを食べるのが私の年末恒
   例に。新蕎麦粉で打った細めの麺は、いつもながらキリリとして、コクのあるつゆとの
   相性が絶妙だと思っています。
   冬至は一陽来復とも称されて、この日を境に日が伸びてきます。師走半ばから真冬
   並みの厳しい寒気や大雪が各地で続いており、国際情勢も悪化して夢なんて…と思
   いつつも、褪せかけた夢でも育てなければとポジティブに。
f0137096_165079.jpg
   ガーデンの草花たちは冬眠期に入っていますが、コスモスや金色コスモスの残り花が
   冬の陽を浴びていました。ログハウス風コテージの出窓に、 無造作に置かれた夏帽
   子にカモミールが咲き乱れていた頃が浮かんできました。いま置いたばかりのペンを
   探し回ったり、昨日会った方の名前を思い出せなくても、こういう記憶は鮮明だから不
   思議です。
f0137096_1671387.jpg
   熟し柿やカボチャ、ポインセチアなどが飾られたガーデンテーブル、パンジーを使った
   クリスマスリースなどに、ひとり時間を楽しみました。評判のクリスマスイルミネーション
   を見に行きたいと思いながらも、帰途の電車やバスの便を 考えると戸惑ってしまいま
   す。訪う人の姿も 少ない冬枯れの野やガーデンには、ほっこりとした自然の輝きやも
   てなしの心が感じられます。
f0137096_16112698.jpg
   枯れ芒も師走の風物詩。落葉樹がすっかり葉を落とした野のオブジェの存在ではない
   でしょうか。お出でお出でしているのか、さよならさよならと告げているのか?風に煽ら
   れて白髪化した穂が右に左に揺れている姿は、壮絶です。
   もう、上水沿いでは大きな群落は見られませんが、新田開発される以前の武蔵野一帯
   は萱芒の生い茂る原野だったそうです。
f0137096_1612971.jpg
   上は目下、大ケヤキ道の西側に建設工事中の都市計画道路3・4・23 号線の近くで、
   立木にからまったノブドウ(野葡萄)の暮紅葉とムラサキシキブの実のツーショット。来
   シーズンも見られるでしょうか?
   それではメリークリスマス!よい年の瀬を!下記のアドレスをクリックしてください!
f0137096_1613379.jpg
http://www.jacquielawson.com/preview.asp?cont=1&hdn=0&pv=3169996
[PR]
by love-letter-to | 2014-12-21 16:14 | 道草フォト575 | Comments(0)

道草フォト575 その272 暮早し

f0137096_19574022.jpg
   日本海側をはじめ中国四国地方でも大雪が伝えられ、いよいよ冬到来を感じるここ
   数日。12月第2日曜日の今日は義士討ち入りの日。よりによって討ち入りの日に衆
   議院選挙・投票日とは!
   陽射しの割には日中の気温は10℃に達しないで、景気回復も空回りしているみたい
   です。中央公園付近まで上水堤を歩いてみました。降り積もった落葉を踏みしめなが
   ら歩きだすと、枯葉色のシジミ蝶もヒラヒラ。カメラでは捉えきれませんでしたが、彼ら
   も仕事納めを急いでいるようでした。
   3時を回ると、上水堤はもう夕刻の影が…。鎌倉橋近くのバス停で、にじバスを待って
   いると、津田町アパートの方が植えたのか、ダークレッドの薔薇が2輪見頃でした。
f0137096_2075626.jpg
   薔薇は本来四季咲きが多いそうですが、冬に咲いている薔薇は端正な姿を長く保っ
   て凛としています。この冬薔薇のお陰でバスを待つのも楽しいひとときに。
f0137096_2012514.jpg
   鎌倉橋の近くでは 落葉に半ば埋もれるようにして、オモトが真っ赤に熟した実をつけ
   ていました。四季を通じて 緑を保ち、大きな葉が冬の寒さから赤い実を守り、何年も
   青々として子孫を増やし続けことから、万年青と書いてオモト。慶長11年、徳川家康
   が江戸城へ入る時、家臣が献上したとも伝えられています。
   江戸時代は 主に大名のもとで栽培が行われ、次第に一般庶民にも広がった古典園
   芸植物の代表だそうです。
f0137096_2016493.jpg
   オモトの近くでは、ヒヨドリジョウゴも赤い実の房を保っていました。赤熟したホウズキ
   かミニトマトに似ています。ヒヨドリジョウゴは多年生のツル植物で、日本全国に生育
   していますが、周囲を覆い尽くほどには繁茂せず、上水堤でもひっそりと棲息してい
   ます。
   8月から9月にかけて咲かせる小さな白い花はなかなかユニーク。花冠が5つに裂け
   て反り返り、鳥の翼さながら。細長い雌しべの回りを囲んでいる黄色い雄しべも鳥の
   嘴のように見えます。花も実も楽しませてくれるヒヨドリジョウゴ。その名前の由来は
   ヒヨドリが好んでこの実を食べることからだそうですが、実にはソラニンという神経毒
   を含んでいるので、食べることはないらしいのですが…。 
f0137096_20221532.jpg
   落葉路を歩くのはロマンティックで、年齢も忘れて何処までも歩いていけそうな気分
   になりますが、上水沿いのお宅では大変でしょうね。落ち葉でパンパンに膨らんだポ
   リ袋によく出会います。また、堆肥用に落葉を集めに来ている姿にも出会います。上
   水の風物詩です。
f0137096_2024695.jpg
   これから10日前後が落葉の最盛期。落ち葉の画像をピックアップしてみると…。
f0137096_20302229.jpg
f0137096_20313712.jpg
f0137096_2033251.jpg
            落ち葉降る我が人生の並木路に。
f0137096_20353553.jpg

[PR]
by love-letter-to | 2014-12-14 20:36 | 道草フォト575 | Comments(3)

道草フォト575 その271 紅葉の最終章

f0137096_2016563.jpg
   12月最初の日曜日の今日は二十四節気の「大雪」ですが、この日を待たずして日本
   海側だけでなく四国、九州でも大雪に。首都圏でも最低気温が氷点下になり、朝晩の
   冷え込みが厳しくなってきました。
   でも、この時期の上水路を歩くのは紅葉黄葉が最終章を高らかに奏でているようで、
   “高揚”してきます。もうすっかり葉を落とした柿の木には赤々と熟れた実が!会津身
   しらず柿のように、枝がしなるほど実をつけたままの姿も目立ちます。
   会津身しらず柿の由来には幾つかの説があり、身の程知らずに実をつける柿もその
   一つの説ですが、私もしばしば身の程知らずのことをやってしまいがちで…。会津身
   しらず柿のファンです。
f0137096_20213388.jpg
   水車橋のたもとの柿の木にも、たわわにつけた実が熟れるままになっていましたが、
   風が吹くと真っ黒い鳥が羽を広げて右往左往しています。カラスかしらと目を凝らす
   と、鳥避け道具の一種でした。
   鳥避けには鳩やカラスそっくりにできた道具の足を縛って、逆さまに吊るしてあるのを
   見たことがありますが、グロテスクでやり過ぎではないかと。水車橋の鳥避けはカラ
   スの形をしていますが、ユーモラスで役にたっているのかどうか?
f0137096_20234459.jpg
   中央公園の公孫樹並木はもう殆ど裸木になっていましたが、体育館前のブロンズ像
   「躍動」の周りの2~3本だけは黄金色に輝いておりました。黄金色をバックに躍動す
   る青年像を撮るのを楽しみにしておりますが、黄葉のピークと天候のタイミングが難し
   くて、昨日はまだ公孫樹の一部がグリーンを残したままでした。で、 ちょっと角度を変
   えてシャッターを。
     上の写真の左は2009年12月4日撮影。右は2014年12月6日撮影。
f0137096_20274991.jpg
   紅葉黄葉褐葉の最終章を迎えた堤ではウォーキングや散歩、買い物や通勤、通学の
   姿、歩行訓練をしている高齢者にも出会います。日常に親しまれている存在ですが、
   2003年には歴史的土木遺産として国の史跡に指定されています。
f0137096_20341339.jpg
   ことに小平市内の玉川上水は江戸初期に開削された素掘りの法面(のりめん)が、目
   にできる形で遺されています。両岸の樹木と自生野草は宅地化市街化していく沿線に
   あって、最後の自然であり、貴重な存在だと思うのですが、玉川上水と上水堤を分断
   する道路が工事中も含めて6本も予定されているそうです。国の史跡なのに!
   玉川上水や周辺の水と緑の景観を守る活動に長年、関わってきた8つの市民団体で
   発足した 「みどりのつながり市民会議」が主催して、昨日6日、 「Walk&Talk玉川上
   水」イベントが開かれました。午前11時、中央公園に参集した人たち約40人で、上流
   に向かって約2キロ、都立小平西高校付近まで水車跡などの遺構と現状を見ながら
   歩きました。
f0137096_2046365.jpg
   上水堤から望めた小平市の天然記念物第一号の「竹内家の大ケヤキ」も、新築住宅
   群に阻まれて、見えなくなってしまいました。「この景観だけは残して欲しかった」という
   参加者の声が胸に響きました。冬の強風や春先の表土を 捲き上げる赤っ風を防ぐた
   めに、青梅街道筋の旧家では屋敷の周りにケヤキなど植え、シラカシやヒイラギで高
   垣を設けて防風林に。これを地元では木の森の意味で「キモリ」と読んだとか。
   開拓時代からの地割が残っていた一帯は、アスファルト道路と積み木細工のようなハ
   ウス群に変わり、電柱が林立していました。これが“安全で安心して暮らせる社会像”
   なのかしら?上の写真は大ケヤキ道から望んだ竹内家のキモリ(左)と区画整理事業
   で整備された畑地。
f0137096_20473316.jpg
   大ケヤキ道の西側には立川通りから立川市若葉町に抜ける都市計画道路が工事中
   で、パワーリフトの巨大なアームが忙しく立ち働いていました。上水開削当時の人力と
   はえらい違いで…。もう橋の欄干も取り付けられていました。
f0137096_20504712.jpg
   途中、武蔵野美大付近の堤で見かけたムラサキシキブは、葉を殆ど落として丸い小さ
   な実を冬陽に輝かせていました。1~2枚残っている枯葉に、クオレの名作「最後の一
   葉」を思いだして、「目印のために残っているのかしら」と。
f0137096_20513470.jpg
   帰途、立ち寄った都営津田町アパート敷地内では、ヒイラギが小さな花をつけていまし
   た。木偏に冬と書いて「柊」。初冬の花です。
f0137096_20541638.jpg
   先月22日、通りかかった小平団地では縦笛を吹く少年のブロンズ像が、公孫樹並木
   をバックに浮かび上がっていました!ファンファーレを高らかに響かせているみたい
   でした。少年の肩に鳩が止まっているんです。
   この日を境に公孫樹は黄金色の葉を一斉に落としたようで、数日後には裸木並木に。
f0137096_2213245.jpg

[PR]
by love-letter-to | 2014-12-07 20:56 | 道草フォト575 | Comments(0)