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   6月最後の日曜日。今年も半分が過ぎたのですね。それにしても「なでしこジャパン
   ベスト4進出!」朝一番の朗報でした。
   一戦一戦力をつけてきた選手たち。一回り以上大きなオーストラリア選手たちを相手
   に、終始積極的に攻め続けた「なでしこジャパン」。
   東京近郊ではもう梅雨が明けたような一日でしたが、これから本格的な梅雨が続くと
   の報。最近の気象予報は精度が恐ろしく進化していますから、この晴れ間にと、道草
   歩きをしてきました。梅雨の晴れ間は蝶や昆虫も生き生きとして、予期せぬ出会いも
   多く、この日は姿を見つけても撮るチャンスを逃しがちなキチョウ(黄蝶)に、桜橋下流
   で出会いました。
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   モンシロチョウより一回り小さく、「なでしこジャパン」のようにすばしこい黄蝶は、飛ん
   でいるというより下草ジャングルの中で浮遊しているようです。止まるように見せかけ
   て、ヒラヒラと逃げてしまう。まるで鬼ごっこです。
   もう諦めかけていたら、五日市街道沿いに踏ん張っているアメリカオニアザミに止まり
   ました。葉も茎も頭花の下部の総苞も、鋭い棘で武装しているようなアメリカオニアザ
   ミにすがりついています。何を好んでオニアザミなんかに?と、しばらく様子をみていま
   したら、黄蝶は体位を変えながら頭花の周囲を一回りして蜜もたっぷり吸っているよう
   でした。上はそのドラマです。
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   アメリカオニアザミはヨーロッパ産の帰化植物で、北米から穀物や飼料に混じって渡
   来。北海道の牧場などから野生化して全国的に繁殖したそうです。
   トゲトゲした葉と茎をくねらせ、針山のような頭花をつけているキク科アザミの一種。迷
   惑植物でも。頭花の針のような1本1本が花で、頭花は数百の小さな花の集合体のた
   め、蝶や蜂などを多く呼び寄せるそうです。
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   自生野草観察ゾーンの境界柵の杭の頭で、トカゲくんが日光浴をしていました。お気に
   入りの場所みたいで、2~3カ所で見かけることもあります。人が近づくとジャンプして下
   草の中に逃げ込んでしまいます。
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   自生野草観察ゾーンの境界柵にからまって、シオデの花も開花していました。淡い黄緑
   色の球体の花は目立ちませんが、とてもユニークです。ユリ科サルトリイバラ属の蔓性
   植物で、細長いハート型の葉の葉腋から長い花茎を出して、淡黄緑色の小花を球状に
   つけています。球形は3~4センチ大。多数の小花の径は2~3ミリ。よく見ると6枚の花
   びらがそっくり返っております。雌雄異株で雄花には雄しべが6本、雌花には2本に分か
   れた花柱があります。上の左は雄花のようです。なおシオデは牛尾菜と書き、山アスパ
   ラガスとも呼ばれ山菜の王とか。

            ♪♪♪ 森の妖精たちが迎えてくれる ♪♪♪
             カフェ&ギャラリー「アトリエ・パネンカ」
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愛らしい妖精や天使たちが迎えてくれるカフェ&ギャラリー「アトリエ・パネンカ」が、
   国立市中の住宅街に先月からオープンしています。人形・造形作家として活躍して
   いる吉川潔さん(小平市在住)のアトリエで、パネンカはチェコ語で人形のこと。
   吉川さんは1970年代、 国立芸大に人形劇科のあるチェコへ留学して、人形劇の
   本場の伝統と技術を学んできた人形劇作家のパイオニアです。
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   まだ東西冷戦時代、チェコの首都プラハで2年間学んだ後、同国の中央人形劇場で
   人形制作を実習。ヨーロッパ各地の人形フェスティバルにも参加して帰国後は「劇団
   飛行船」のキャラクター人形と舞台美術を四半世紀も続け、55歳の時、一人形作家
   として再スタート。
   「何も制約がなく、造りたい人形を創っている」と言う吉川さんの人形は、木や粘土で
   造られているのに人肌のような温もりと愛らしさがあります。
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   「森の妖精」や「命の創造」などをテーマにしたファンタジックな作品に囲まれながら、
   コーヒーやティーでくつろぐひとときを過ごしてみませんか。
   水・木・金曜の3日だけですが11~18時に吉川さんのアトリエを公開しています。場
   所は国立駅南口から徒歩15分余り、一橋大学西側の通りの住宅街(国立市中2-
   15-21)にあり、目印はプランターやポットにあふれそうな草花で、入口のアーチに
   黄色のボードが掲げてあります。コーヒー、紅茶各500円。
           電話:042・580・2678アトリエパネンカ
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
   「道草フォト575」も今回で300回。毎週1回更新してきましたが、かなりマンネリ化し
   てしまいましたので、しばらくお休みして、折々通信みたいな形で再開できればと…。
   パソコンも私も老朽化していますから。
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by love-letter-to | 2015-06-28 21:14 | 道草フォト575 | Comments(2)
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   6月第三日曜日の今日は「父の日」。「母の日」があって 「父の日」がないのは男女
   平等に反するということで、アメリカで1934年に「父の日」が制定され、1972年に祝
   日になったそうです。母の日のシンボルフラワーが カーネーション に対して、父の日
   には赤いバラを贈り、亡父には白いバラを。
   日本ではバラのピークは過ぎましたが、関東付近では上空に寒気が押し寄せ、大気
   の不安定な状態が続いているせいか、梅雨どきの花も長らえています。上水堤の小
   松橋近く にある保存樹林では、緑の絵の具を刷いたばかりのような下草の中で、ホ
   タルブクロが仄かな灯りを。
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   2~3年前から間伐と下草刈りが進んだせいか、ホタルブクロも自生種が甦ってきた
   ようです。釣鐘型のふっくらとした花を5~6輪も提げた株も。
   その昔、子どもたちが蛍を花筒の中に入れ、口を封じて提灯代わりにしたとも伝えら
   れ、蛍袋あるいは火垂る袋、提灯花とも呼ばれ、遊び心を誘ってくれます。
   ふっくらとした花の付け根にある花粉を求めて、小さな虫が出入りしています。待って
   いたらテントウムシが近づいて…。
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   赤紫色の小花が揺れているので近づいてみたら、ハギ(萩)の花でした。夏萩かしら?
   このところの梅雨冷えで、走り咲きしたのでしょうか?
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   この保存樹林の片隅に植わっているアジサイも剪定されて、花数は少なくなりました
   が、濃緑色の雑木林をバックにして色合いは何とも魅力的!
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   もっとも花びらに見えるのは萼で、アジサイ本来の花は 4枚の萼の中心部にある蕊
   状の小花です。最近はTVニュースや天気予報でも、アジサイ本来の花のことが伝え
   られるようになりました。
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   上水堤でもあちこちでアジサイが楽しめますが、玉咲きの西洋アジサイより額アジサ
   イが多いみたい。アジサイの原種でガクアジサイの名は額縁のように装飾花が本来
   の花を取り囲んでいることから。ガクアジサイが欧州で品種改良されたのがセイヨウ
   アジサイです。
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   周囲の立木に遮られる陽射しを求めて、2㍍近く成長した額アジサイはまさに樹木の
   一種。ユキノシタ科の落葉低木です。そのてっぺん付近で開花している額アジサイを
   下から見上げると、ドローン型。こんなドローンだと楽しいけれど…。
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       エゴノキの実も翡翠色になって、どんぐり大に。明日はもう夏至ですね。
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by love-letter-to | 2015-06-21 13:40 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   関東圏も梅雨入りして1週間、青梅はふっくら、紫陽花は七色にしっとりと。そして、
   梅雨時にしてはしのぎやすい日が続いております。
   一雨ごとに木々は濃密になり、もう下草がジャングル状態になった玉川上水堤。桜橋
   上流の自生野草観察ゾーンでは、オカトラノオ(丘虎の尾) が白い花穂を波打たせて
   いました。多数の白い小花が茎の付け根から開花して、アーチを描いています。殆ど
   同じ方向を向いて咲き、草丈70センチ前後。上水堤には約100㍍に亘って群生が見
   られます。
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   北海道~九州の丘陵の日当たりのよい草地など自生して、弧を描いて咲く姿が虎の
   尾に見立てられ、オカトラノオの名前がつけられたという。サクラソウ科の多年草で、
   群生している姿を見ると少々の悩みやイライラも忘れさせてくれました。高原を歩い
   ているような気分に。
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   オカトラノオの花穂もエリアによって品種が違うらしく、猫の尻尾みたいに短めで、ユ
   ーモラスな花穂が群生しているエリアもあります。NHKテレビ番組の「岩合光昭の世
   界ネコ歩き」で、こんな尻尾の猫がいたような…。花穂が短めの方が早く開花するよ
   うです。
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   オカトラノオの周辺には、黄橙色のノカンゾウも咲き始めました。ノカンゾウは和名を
   野萱草と書き、二日酔、便秘、利泌等の薬草であり、別名をカワユウユリ、ワスレグ
   サとも呼ばれます。この花を眺めると憂いを忘れさせてくれると云われ、ムサシノキ
   スゲやニッコウキスゲ、ユウスゲもワスレグサ属。早朝の開花時は爽やかな黄橙色
   ですが、次第に朱色に近くなって夕方にはしぼんでしまう一日花です。忘れ草のよう
   に朝な朝なに新鮮な気分をと思いつつ。
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   今夏はノビルも1~2週間早めに開花したようで、この日は咲き終わった姿ばかりと
   がっかりしていたら、桜橋下流で数輪だけノビルの花を撮ることができました。ムカ
   ゴの周りから細長い花柄を四方八方に伸ばして、水晶細工のような小花を7~8個
   も。透き通るような花びらの縁は紫色。花径は5~6ミリの繊細な花。あのニラ臭か
   らは想像できないシックでユーモラスな花もあります。
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   一位橋近くで境界フェンスから白いホタルブクロが覗いていました。純白に近いホタ
   ルブクロでした。薄紫色に斑点のあるホタルブクロか 赤紫色は上水堤にも自生して
   いますが、白いホタルブクロに出会うのは初めてです。日照の加減でしょうか。梅雨
   どきの上水堤はドラマティックです。
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by love-letter-to | 2015-06-14 21:24 | 道草フォト575 | Comments(0)
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   6月最初の日曜日の今日、羽村市羽中にある水田で行われた市内の小学生たちの
   田植えを見学してきました。玉川上水の取水堰より500㍍ほど北西部に、「根がらみ
   前水田」と呼ばれる都内でも数少ない水田地帯があります。
   その一角で羽村市内の小学生たちの体験学習として田植えや稲刈り、脱穀、餅つき、
   どんど焼きなどを体験するそうです。
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   一枚5㌃の田圃に50人ほどの学童が横一列になって、一束ずつ植えて行くのですが、
   なかなかタイミングが合わなくて…田植衆たちも「テレビゲームより大変」「目印のテー
   プが動いちゃって」と、どろんこになっていました。
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   田植えを間近に見るなんて、何十年ぶりかしら。江戸時代から用水を引いて水田耕
   作が行われてきたそうで、現在でも約2・3㌶の水田で春はチューリップ栽培、初夏か
   ら晩秋にかけては米作りがされています。蓮田もあり、8月には大賀ハスの観蓮会が
   開かれるそうです。
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   この「根がらみ前水田」の南側に沿った水路には、江戸後期~昭和初期にかけて水
   車が4~5台もかかり、車堀と呼ばれてきました。中里介山は その一つの水車小屋
   で生まれたと言われています。
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   車堀の真ん中にあった「中車水車」が今年の8月に再々復活することになっています。
   中車水車小屋は現在「のんびりカフェ&イベントスペース」になっており、2階から田植
   えを終えた水田が一望できました。
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   車堀沿いにホタルブクロが沢山の提灯を提げていました。ペチャクチャとおしゃべりで
   もするように、音立てて流れる用水に届きそうなくらい。
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by love-letter-to | 2015-06-07 21:52 | 道草フォト575 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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