<   2016年 05月 ( 5 )   > この月の画像一覧

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        山法師早くも咲きて喜寿近し
   オバマ大統領が被爆地・広島訪問という歴史的一日も終えて、5月も最終日曜日に。
   今朝9時過ぎに玉川上水堤へ。数日前に 商大橋下流の新堀用水際に植わっている
   ヤマボウシ(山法師)が開花していたので、再訪してきました。
   4枚の白い花びらに見えるのは総苞片で、その中心部にある濃緑色の球体がヤマボ
   ウシの実の花の集合体です。この球体が仏像や僧侶の頭に似ていることから山法師
   の名前に。
   数日前には粒状の花がまだ開花してなかったので、今朝はどうかしらと…。私も今年喜
   寿。いつまで観察ウォークが続けられるか… という思いも重なって、今朝は何時もの時
   間帯より早めに出かけました。
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   それにしても今年はヤマボウシが開花するのが2週間近く早くて、びっくり。例年なら6
   月に入って、梅雨入り前後に白いプロペラ状の苞を広げます。
   球体状に集まっている粒々をマクロで撮影してみると、1~2個の花が開いているのが
   認められました。開花が進み始めると 総苞片は散り落ちて“坊主頭”だけが残り、実に
   なって秋には赤く熟れます。
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   この地に植わっているヤマボウシは 自生種だそうで、庭木や街路樹として見かけるヤ
   マボウシとは総苞片の形が違い、樹形も違うように見えます。
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   商大橋上流の元小川水衛所跡で、2~3人が釣竿を手にしていたので、近寄ってみまし
   たら、オイカワという鯉の仲間の淡水魚がよく釣れるとのこと。
   「今朝は小さいのしか釣れない」と言いながらも、30分ぐらいで10数匹釣れたと、釣果
   を見せてくれました。
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   15センチもあるのが釣れることもあるそうで、「食べられるのですか?」と訊ねたら、「釣
   り師は食ったり、飼ったりしない」とのことでした。キャッチ&リリースで、釣り上げるのを
   楽しんでいるとのことでした。
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   ヤマボウシから50㍍ほど下流、小平市立四中の南側付近の堤にはホタルブクロも開花
   していました。ふっくらとした 釣鐘型の花の中に、子供達がこのホタルを入れて遊んだ
   ことから、この名前がつけられたと言われます。別名は提灯花。
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   薄紫色の提灯を3~5個提げた茎が10本 くらいもあり、辺りはひと昔前に戻った雰囲気
   でした。盗掘されることのないように!
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      上水堤でも梅雨時の花・紫陽花が日増しに大きく、色づいてきています。
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by love-letter-to | 2016-05-29 21:26 | 折々通信 | Comments(0)
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        一服に一日一生青葉どき
   日一日緑が色濃くなり、5月も下旬に。第4日曜の昨日は、八王子市内で催された
   お茶会でひとときを過ごしてきました。
   甲州街道と16号八王子バイパス交差点の近くにありながら、深い緑に囲まれ時が
   止まったようにも感じられる「芳林閣」で、旧知の茶道家で陶芸家でもある設楽道生
   さんが主宰している初夏の茶会でした。
   ここ1週間は自宅の補修改修で、職人さんたちが出入りして落ち着かない日々を過
   ごしてきただけに、不作法ながら広間と立礼式での各一服は“一日一生”の思いでし
   た。広々として天井の高い多目的室からは、日本庭園の緑が目に痛いくらい。
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   「芳林閣」は地元の人にも殆ど知られてない存在ですが、八王子が織物業で繁栄し
   ていた昭和10年頃に建てられ、市街地と周辺が焼失した八王子空襲(昭和20年8
   月2日)で、奇跡的に焼け残った建物です。入母屋造りの2階建てで、通し柱は伊勢
   神宮変宮 の際に用意され、使われなかった檜の柱を使っており、漆喰の白壁は当
   代きっての左官工が手がけたそうです。八王子の織物の栄華を伝えようと長年無人
   で放置されていた家屋をここ10年余りかけて改修。現在は1階建てで 20畳の多目
   的フロアー、書院床の間付き和室、控えの間などを伝統文化を伝える催しや学習会
   などに貸し出されています。上は屋根付きの正門で、門前に イボタノキの純白の花
   房がモクセイ科らしい芳香を漂わせていました。
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   元は輸出用織物を先駆けた経営者が自宅兼迎賓館として使っていたそうで、間仕切
   も天井板も欅や檜、屋久杉の一枚板、細工も日本の伝統建築の美を見せてくれます。
   茶会にかこつけて建築家や職人さんが見学に訪れていました。
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   約2600平方㍍の敷地内には、戦前の姿を留めた回遊式の日本庭園と現在のオーナ
   ーが自ら手掛けている洋風庭園があり、散策も楽しめるようになっています。
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   建物の北側には濃いピンクのキョウカノコ(京鹿の子)が早々と咲いていました。例年
   より1~2週間は早いそうです。広間席の茶花にも1輪添えられて…。
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   洋風庭園ではカリフォルニアポピー(花菱草)、ガーベラなど草花とアンティック風アー
   チには真紅のバラが…。カリフォルニアポピーは 北米カリフォルニアの州花になって
   いて、ネバダ州からテキサス州まで広く自生。丈夫で長持ちするとか。
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   その名の通りボトルブラシにそっくりで、真っ赤な花穂をつけるボトルブラシ又はブラシ
   ノキと呼ばれる高木は、隣家の屋根に届きそうでした。オーストラリアやニュージーラン
   ドに自生しているそうですが、最近は庭木としてよく見かけますね。
   この日の茶会で使われていた抹茶茶碗や茶筅、水差し、瓶受け、風炉、乾漆の棗(なつ
   め)など道具一式もお菓子も設楽さんの手づくりでした。
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by love-letter-to | 2016-05-23 02:15 | 折々通信 | Comments(0)
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        薔薇やバラ核のなき世にG セブン
   5月も半ばに入り、薔薇のシーズンに!各地のバラ園でバラまつりが開かれていま
   す。旧友に薦められて、さいたま市中央区(旧与野市) の与野公園のバラ園へ。
   明治10年(1877)に天祖神社、御嶽社、大国社の境内を整備して開園した公園で、
   昭和52年(1977)に開設されたバラ園5万平方㍍には、170種3000株のバラが見
   頃を迎えていました。
   第3日曜の今日は沖縄が本土復帰して44年、居合わせた沖縄出身の女性が「未だ
   に米軍基地の74%が沖縄に集中しており、核の持ち込みの密約も。今月26、27日
   に開催されるG7伊勢志摩サミットでも基地問題を取り上げて欲しい」と、つぶやいて
   いました。オバマ大統領は広島を訪問することになりましたが…。
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   バラは旧与野市の 「市民の花」 として親しまれ、浦和市や大宮市と合併後も中央
   区の「区の花」に選定され、最寄りの埼京線与野本町駅前には「ばらのまち」の看
   板やモニュメントも。さいたま市中央区の色もバラ色だそうです。
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   同駅から徒歩15分、バラ園への途中の店じまいした店舗の軒下にもバラの鉢植
   えが置かれ、プリンセスモナコが気品のあるピンクの花を。
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   神代植物公園のバラ園に比べると敷地面積も品種や株数も小規模ですが、「翔」
   と名付けられたブロンズ像が象徴で、2006年当時、バラ園のバラ2,700株のうち
   6~7割が根頭がん腫病にかかっていることが明らかになり、園芸専門家が参画
   する活性化対策検討会を設置。3年かけて土壌入れ替えや周辺樹木の剪定作業
   などを実施して、樹勢回復に努めたそうです。
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   「ことに白いバラが汚れてなく綺麗だね」と、カメラマンらしき男性。左の純白はエル
   シーレディ:英ディクソン1999年作出。右は真紅のクリスチャン・ディオール:仏メイ
   アン1958年作出。トップデザイナーの名にふさわしく洗練された花型が魅力で、花
   もちが良く、退色も少ないとか。
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   イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、建築学や幾何学、解剖学、生理学、
   天文学、土木工学など様々な分野に顕著な業績を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
   「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」などで知られる印象派の巨匠オーギュス
   ト・ルノアール。二人の名前を付けられたバラはいわゆるローズ色。ピンク系でした。
   左がダ・ヴィンチ。右がルノアール。因みにモナリザの名のバラはイエロー系でした。
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   アーチ仕立ての一重の蔓バラ・サラバンドも人気でした。輝く朱色で仏メイアン1957
   年作出のバラ。
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   今月21、22日に開催される「バラまつり」には、模擬店や苗木市、フリーマーケット、
   吹奏楽や郷土芸能などのイベントも開かれるそうですが、平日は飲み物の自販機が
   あるくらいで、入園も無料。ゆっくりと鑑賞できるのでお奨めです。新小平駅から武蔵
   野線で、武蔵浦和乗り換え、埼京線与野本町駅まで45分ぐらい。
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   帰路、住宅街で朴の花を見かけました。もう散り際でしたが、直径30センチくらいもあ
   りそうでした。モクレン科の高木で花弁が9枚もあるそうです。
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by love-letter-to | 2016-05-15 23:08 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.39 風薫る候

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          薫風や風と歩いて羊追ふ
   5月第2日曜日の今日は母の日。大型連休も最後の日を迎えました。明日から築
   40年になる我が家の1階の床の張り替え工事が始まる予定で、連休中は家具を
   移動させたり、片付けに専念。その合間を見て風薫る候を味わいに。
   また40年以上も昔、八王子市内で農業や酪農を営む旧家を受け継ぐ青年たちに
   会ったことがありました。市街地に隣接した農地や牧場を如何に維持していくか…
   大きな課題を抱えた3人とも東京農大生でした。
   そのうちの一人、小比企町で酪農を受け継いだ磯沼正徳さんとは、その後も交流
   が続いており、牧舎の屋根に太陽光発電パネルを設置したのを機に訪ねてきまし
   た。還暦を過ぎて太目になった磯沼くんと久しぶりに裏山の放牧場まで散策。毛刈
   りを終えてスリムになった子羊も一緒に。
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   40年前は京王線山田駅まで広がっていた山林地には、戸建て住宅やアパートが
   立ち並んで、放牧場のフェンスの向かいは一変していました。
   でも、近隣の母子たちが牧場を訪れて、放牧場の牛たちに牧草を与えていました。
   牛舎を見学している姿もありました。牛や羊との触れ合いは食育や情操教育につ
   ながり、緑の広がる牧場は自然を体感できます。
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   ふと傍らを見ると、磯沼くんと子羊がまるで親子のように睦まじく、互いのアイコン
   タクトが何とも微笑ましくて…。こんな姿を見られるのも、牧場ならでは。小比企丘
   陵のなだらかな斜面で、風薫る季節を胸いっぱい吸い込んできました。
   牛舎には白黒のホルスタイン、小型ながら乳質の優れたジャージーなど4種が子
   牛や母牛を含めて約90頭もいて、5種目の赤ちゃん牛が数日前に誕生したそう。
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   牧舎の寝床に臭気を和らげるため、コーヒーの絞り滓を敷いたり、自動搾乳機を率
   先して導入したり。ジャージー牛乳で ヨーグルトやアイスクリームを製造するなど、
   磯沼くんの都市型酪農への挑戦は難しい課題も多いそうですが、長女の杏(あんず)
   ちゃんが大学で農芸化学を学んでおり、酪農にも積極的だそうです。最近は女性の
   方が粘り強く有望とか。磯沼牧場へは八王子駅南口から バスで15分ほど、中小比
   企バス停前です。

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   今年は晩春から一日で気温差が10℃以上も上下することがしばしば。日中の気温
   が25℃を上回る夏日もあったせいか、草花やツツジ、牡丹も先へ先へと開花してし
   まったと言う声を聞きました。
   玉川上水堤でも初夏を告げるウツギ仲間も白山吹も4月中旬から開花し、連休頃に
   楽しめる宝鐸草(ホウチャクソウ)も、昨日訪ねた時は残り少なくなっていました。茜屋
   橋下流右岸の群生地では 花期を終えていましたが、下流の貫井橋付近の両岸では
   今しばらく見ることができそうです。
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   最盛期には辺りを翡翠色に染める宝鐸草。お寺の伽藍の軒先に下がっている釣鐘・
   風鐸に似た薄い青磁色の花を下向きにつけ、風薫る季節に相応しい野草です。筒状
   の花の花弁はあまり開きませんが、先端はふっくらとした筒状になっており、優雅で美
   しいユリ科の多年草です。2連か3連が通常ですが、最近は多数の花を提げた姿も増
   えてきました。
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   野薔薇も咲き始めました。熊本地震から3週間以上も経ちましたが、まだ活発な地震活
   動が続いて、避難生活が長引いて集団食中毒が発生したり、体調を崩される方が増え
   ている折り、息子夫婦からの母の日プレゼント費用は被災地支援金に回してもらうよう
   にしました。
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by love-letter-to | 2016-05-08 19:38 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.38 金の鈴と

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        金蘭や行き交う人も微笑んで
   大型連休に入りました。企業によっては10連休もとれるそうですが、5月1日の今日
   は最初の日曜日で八十八夜。立春から数えて 8 8日目のこの日は季節の変わり目
   で、「八十八夜の別れ霜」ともいわれ、遅霜の時期とも言われます。「茶摘み唄」にも
   歌われているように一番茶摘みの候でも。
   玉川上水堤では先月25日頃からキンラン(金蘭)が開花して、行き交う人を楽しませ
   てくれています。両岸の雑木林の新緑、下草の緑に包まれた堤で立ち上がり、金の
   鈴のような蕾を解いて光を放っているように見えます。
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   キンランは地生ランの一種。人工栽培はきわめて難しいとされています。草丈は30
   ~50㌢、1㌢そこそこの花冠を2~3個から10数個つけている茎もあります。カメラ
   を向けていると「金蘭が咲きましたね」「今年は開花が早かったみたい」「殖えてきた
   ようで嬉しい」と、話しかけられることもしばしばでした。
   ある男性は「コナラとの共生関係が深いそうで、持ち帰っても育たないのに盗掘も絶
   えないなあ」と、嘆いていました。小松橋付近の新堀用水際に数本あったキンランが
   2~3日後には姿を消していたそうです。
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   金蘭の花弁5枚は全開せず、半開状態のまま3裂している唇弁にある赤褐色の斑紋
   を覗かせるのが特徴で魅力だそうです。私はどちらかと言えば鈴型の蕾状態の金蘭
   が初々しくて好きなのですが…。
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   鎌倉橋上流右岸で、フワフワの綿状の花房に覆われた大木が目につきました。近寄
   って確かめると カマツカの花でした。水路に覆いかぶさるように枝を張り、純白の花
   房をたわわに付けていました。
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   カマツカは北海道~九州、朝鮮・中国に分布している バラ科の落葉低木で、材質が
   硬くて丈夫なため鎌の柄に使われたことから鎌柄の名称に。牛の鼻環にも使われる
   ことから別名ウシゴロシ。名前からは想像できない純白の5弁の小花の径は8~9㍉、
   野ばらに近い姿をしています。葉が互生している長枝と、毎年ほとんど伸びずに葉が
   3枚輪生状に付いている短枝で形成されるため、花や実のないシーズンには判別し
   にくい植物の一種だそうです。秋には楕円形の赤い実をつけます。
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   鎌倉橋の左岸ではウツギも純白の花房をユラユラさせていました。「卯の花匂う垣根
   に…」の歌詞でお馴染みの卯の花ことウツギ。5日の子どもの日は立夏。いよいよ“夏
   は来ぬ”の候に。
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   上は上水本町のオープンガーデン柴山邸で開かれた「アイリッシュハープ」コンサート
   後のティータイムサロンで。柴山たづ子さんと桐朋学園大の同期生で、日本ではアイリ
   ッシュハープ演奏家の第一人者・菊地恵子さんがアイルランドの民謡や子守歌、「ダニ
   ーボーイ」「庭の千草」などを聞かせてくれました。心に染み入る音色にうっとり。
   アイルランドではハープは古くは詩や物語の暗誦の伴奏に使われ、楽譜がなく口承で
   伝えられ来たそうで、演奏はアバウトとというか楽器が歌い出すように奏でるのだそう
   です。アイルランドの国章はハープで、国旗にもハープが描かれている由来など菊地
   さんのトークもとても魅力的でした。
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by love-letter-to | 2016-05-01 22:53 | 折々通信 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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