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      七変化色褪せぬまま霜月に
  明日はハロウィン、10月最後の日曜日を迎えました。近隣の駅頭でもオレンジ色
  のグッズやカボチャのデコレーションが目立ちます。最近はクリスマス イブや
  バレンタインデーを凌ぐ盛り上がりだそうですが、元々は古代ケルト民族の祭り
  で、諸聖人に感謝する万聖節のイブだとか。
  それはそれとして、昨日は国立市の地域交流ギャラリーで開催された「こども句
  会」を参観してきました。市内の小学4~6年生対象に同市に住む作家の嵐山光
  三郎さんと盟友の南伸坊さんが講師に、吟行会も。その道中に出会った紫陽花は
  シーズンの時のままの姿で、色も褪せてないのに驚きました。
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  このまま霜や雪の季節を迎えるのかしらと、手で触れてみるとカサカサと乾いた
  音がしました。 
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  明窓浄机館というギャラリーの名前は、明るい窓と清らかな机から転じて、明る
  く清らかな書斎で書物に親しんだり、知識を高める活動の場にしてほしいと、
  オーナーの企業が5年ほど前に設けたそうです。壁面30㍍ほどの部屋が2室あ
  り、フロアには天然木のどっしりとしたテーブルが2卓、小机や古木の姿のまま
  の椅子もあり、故山口瞳さんや嵐山さんら国立市に縁のある作家の書籍や写真
  集、美術書、絵本などが自由に閲覧できるようになっています。
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  最近お目見えした会話ロボットのペッパーくんが子どもたちの人気者で、「コン
  ニチハ」と話しかけると、「よーこそ、ゆっくり遊んで行ってね」などと、か
  なり複雑な会話もできます。新入の従業員だとか。
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  「こども句会」の一行は近くの一橋大学構内で、秋の風物を探して歩きました。
  嵐山さんが「君たちの見たものや感じたことをメモして、五七五にまとめて俳句
  を作るんだよ。楽しみしてるよ」と、ご自身もメモを取っていました。でも、紅
  葉はまだ始まったばかりで、句になるのかしらと思ってしまう私。俳句という形
  式と俳句らしさにこだわるのが、上達を妨げているようです。ああ、難しい!
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  構内の雑木林で蔦紅葉とグランドの周囲で色づき始めた桜紅葉に出会いました。
  2020東京五輪の追加種目・スポーツクライミングのように紅葉した蔦が、高木を
  よじ登っていましたが、子どもたちは素直に龍のようだと。嵐山さんに言わせる
  と、俳句は子どもらの感性を養い、高齢者には認知症予防になるそうです。
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  この日の句会の選評会で最多票を得た句は「黒い影カラスがとんでいる松の上」
  という小5男児の句でした。カラスなんか飛んでいたかな? と見逃していた私
  です。次点は「やつでのは てんぐのうちわだ でっかいぞ」「ぼくのこと 見て
  いるのかな とんぼうよ」で、素直にうまいなあと思いました。上はこの吟行会
  で採集した葉っぱとヘクソカズラです。カラスウリは先日、あきる野市でゲット
  しました。
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by love-letter-to | 2016-10-30 22:22 | 折々通信 | Comments(0)
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         美大生通う堤に咲く野菊 
  10月も終わりに近づき、紅葉も高地から里へと近づきつつある今日23日は二十四
  節気の一つ「霜降」。北国では霜が地を白く染め始める候ですが、今秋は早々と
  北海道からは雪の便りも。
  玉川上水堤でも遅れていた秋草が咲き揃い、晩秋の装いに。西武線鷹の台駅付近
  から西への 堤沿いには創価学園、白梅学園、武蔵野美大、朝鮮大学校、都立小
  平西高のキャンパスが続き、堤は通学路になっています。“哲学の小径“と称され
  ることもあります。武蔵野美大に差し掛かる上水堤の一角に、白い小花を群がり
  つけた野菊が一様に 首をかしげていました。風向きのせいでしょうか。 それと
  も人待ち姿かしら。
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  上水堤には8月半ばから シラヤマギク(白山菊)、ノコンギク(野紺菊)、ユウガギ
  ク(柚香菊)、ヤマシロギク(山白菊) ヨメナ(嫁菜)などが咲くのですが、見分け
  が付きにくくて…。これらを総称して野菊あるいは野路菊と呼ばれているようで
  す。上はヨメナあるいはシロヨメナでしょうか。野菊には混雑種もあるとのこと
  で見分けにはお手上げですが、さりげなさと初冬まで咲き続ける健気さに惹かれ
  ます。
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  首折れていたノコンギクを持ち帰って、一輪挿しに挿しておきました。しばらく
  楽しめそうです。
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  創価学園付近の堤では、ツリバナの実が外皮を弾かせてユラユラ。5つに裂けた
  外皮の縁に朱赤色の種をくっつけて、ぶら下がった姿はユーモラスです。
  実の直径は1㌢前後ですが、かなり離れた処からも目につきます。種を飛散させ
  る術はお見事です。
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  ツリバナは4~5月に長い花柄の先に、淡いラベンダー色の5弁の花をつけま
  す。花径は6~7㍉で、あまり目立ちません。実が赤熟してくると存在に気が
  付きます。上のようなツィンショットも。
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  木々の実の熟した姿は色も形も様々で、秋の野山で出会う楽しみの一つです。
  それぞれユニークな色や形をしていますが、朝鮮大学前付近の堤で出会ったゴ
  ンズイ (権萃) の実は直径1~2センチの球状の袋果で、パックリ二つに割れ
  て、黒大豆のような種をくっつけている姿にはドッキリ!
  ユーモラスでもあり、怪獣が大口を開いて玉を飲み込もうとしているようにも。
  5月下旬に開花するゴンズイの花からは想像できない変身ぶりです。
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  ツリバナやゴンズイの実に見惚れていると、亜麻色のロングヘアをなびかせて、
  モデルさんのように超スタイルのいい女性が通り過ぎました。長い脚とヒップ
  のカッコよさにうっとり。武蔵野美大生かしら?
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  鎌倉橋の新堀沿いに、シャクチリソバが繁茂して白い小花の房をつけていま
  した。ソバの花と同じ タデ科の仲間ですが、ヒマラヤから中国南西部に分布し
  ていた帰化植物です。 昭和初期に日本に導入され、薬草園などで栽培されてい
  ましたが、1960 年代にエスケープして野生化。全国にして広がったそうです。
  シャクチリという変わった和名は「本草網目」という中国の本草学史上最も内
  容の充実した本の中の漢名にならって、植物学者の牧野富太郎博士が赤地利し
  ゃくちり)と1933 年に名づけたそうです。
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  見た目には白い小花の房はありふれた雑草の類にみえますが、花径5㍉前後を
  マクロレンズで接写してみると、白い5弁の花びらは清楚でチャーミングです。
  ことにピンク色の雄蕊の葯がとても愛らしく、野草の花の魅力を見直すことで
  しょう。
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by love-letter-to | 2016-10-23 19:43 | 折々通信 | Comments(0)
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        野辺に咲くコスモスが好き童心に
  十月も第3日曜日を迎えました。先週からエアコンのスイッチを切り替えたよ
  うに気温が下がり、青く澄んだ空も 拝めるようになりました。でも、青空の日
  が少ないせいか、昭和記念公園のコスモスの丘はまだ一~二分咲きとか。
  コスモスの開花が全国的に遅れていると思っていたら、あきる野市にある「み
  つばちファーム」では、来春に向けて菜の花の種蒔き始まるので、そろそろコ
  スモス畑は刈り取ってしまうとのこと。
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  まだ畑の一部と道路沿いはコスモスが見られるというので、訪ねてみました。道
  路沿いのコスモスは、こぼれ種から育つままにしてあるそうで、草丈は膝丈から
  大人の背丈を超すコスモスもあり、小学校時代の通学路を思い出しました。
  観光用のコスモス畑よりも、自然で優しげで秋桜らしいと。
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  本日限りで刈り取られてしまう 約550平方㍍のコスモス畑。近くにはこの4倍の
  コスモス畑がありますが、もう刈り取られてしまっていました。春には一面黄色
  の菜の花畑が見られるそうです。
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  五日市線武蔵増戸から徒歩10分あまり、あきる野市上ノ台の畑の中にある「み
  つばちファーム」は、元製茶工場の建物を改装して、周りの畑地で養蜂と自家製
  蜂蜜やローヤルゼリー、プロポリスの生産を。蜂蜜を使ったスィーツや料理が食
  べられるカフェと 蜜蜂と蜂蜜に関する展示と自家製蜂蜜の他、信頼のおける国
  産と海外産の蜂蜜と蜜蝋製品などを展示即売しているミュージアムがあります。
  試食もできるスタンドもあり、密蝋を使ったローソクなどのクラフトの講習会や
  イベントも行われています。カフェは水曜定休、ミュージアムは無休です。
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  「みつばちファーム」からの帰途、農家の庭木に真っ赤に熟れたカラスウリがぶ
  ら下がっていました。 周囲の枝葉が枯れて行くにつれ、目立ってくる豆ランプ
  もノスタルジックな気分に。この辺りも農家も高齢化が著しく、休耕地も増え
  ているそうです。
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  空き家らしい屋敷の周りには、セイタカアワダチソウ (背高泡立草) が繁茂して
  おりました。もう30年以上も前になりますが、多摩川や秋川の河原はこのセイタ
  カアワダチソウで黄色く染まってアレルギーの原因とされたこともありました。
  ブタクサと呼んで、自治体上げて駆除対策に頭を痛めていた時代もありました
  が、簡単に言えば、殖え過ぎてしまったことで自滅して行ったとも聞いており
  ます。
  でも、休耕地や空き家が増えると、ブタクサがまた殖えてくる気配も。人の世
  も自然も恒ということは望めないのですね。つくづくそう思う秋。
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  上は出がけに出会った「小平市民まつり」のダンスパレードの出番を待つ子ども
  たち。この子らの未来に幸多かれと願って…。
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by love-letter-to | 2016-10-16 21:23 | 折々通信 | Comments(0)
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          杜鵑老いも若きも早足で
  十月に入って2回目の日曜日。先月からはっきりしない天候のせいか、風邪を引いて
  しまいました。まだ咳込んだら止まらず、道草散歩も 買い物ついでに少し足を伸ばす
  程度ですが、久しぶりにグリーンロード沿いをのんびり歩いてみました。
  3連休中とあって若いカップルや家族連れ、ウォーキングを楽しんでいる姿も多く、行き
  交う人々が早足で歩いているのについて行けず、「花の木公園」でひと休み。木製ベン
  チの前で、杜鵑(ホトトギス)が風と戯れているようでした。
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  4~5本植わっているハナミズキ(花水木)の紅葉が始まり、実はもう真っ赤に熟れて空
  を仰いでいました。ここ数日で一気に紅葉がすすんだみたい。
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  道沿いのお宅の庭先では、真っ白な花弁の秋明菊(シュウメイギク)が見頃でした。
  日本原産ではなく、古い時代に中国から渡来。菊の名前がついていますが、キンポウ
  ゲ科のアネモネの仲間だそうです。英名はジャパニーズ・アネモネとか。ピンクが多い
  ようですが、白の方が名前に相応しいような気がします。
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  数日前に上水堤で出会ったのは、花穂の毛が金色に輝いて見えるキンエノコロ。俗に
  エノコログサと呼ばれる花穂より一回り大きめで、褐色化したエノコログサとは違って、
  穂そのものは緑色なのに毛が金茶色なんです。同じ日にほぼ同じ場所で撮ったエノコ
  ログサと比べてみると、その違いが歴然とします。右は通常のエノコログサです。
  犬っころの尻尾のようだから、イヌッコロからエノコロの名前になったそうですが、“猫じ
  ゃらし” とも呼ばれて親しまれてきたエノコログサ。毛が紫色のムラサキエノコロもある
  そうです。私も一二度出会ったことがあります。
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  “赤まんま”と呼ばれて親しまれてきたイヌタデ(犬蓼)も今が花の最盛期で、道々に繁
  茂しています。ご飯粒をまんまと呼んだり、ままごと遊びなんか廃れてしまった現在で
  は、“赤まんま”なんて死語に近いかも知れませんが、昔のまんまの姿で咲いています。
  何の役にも立たないタデということから、犬蓼と名付けられた雑草の類ですが、上水堤
  にはまだ自生環境が保たれている証でしょう。頑張れと言いたいです。
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  下草の茂みに一二輪咲いていたのはタマスダレ(玉簾)。晩夏から秋口に咲く花ですが、
  透き通るような白い花弁を開きかけていました。遅れ咲きしているようです。
  キツネノカミソリなどと同じヒガンバナ科の球根植物で、ニラや細葱に似た葉がよく茂る
  ので、簾に見たてられ、その葉の間から覗く玉のような蕾の姿から玉簾の名前がつけら
  れたとか。
  まだ風邪が治りきってないので、この辺で。
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by love-letter-to | 2016-10-09 22:00 | 折々通信 | Comments(0)
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           立ち止り立ち止り聞く木犀香
  いよいよ十月、最初の日曜日は久しぶりの秋晴れに。先週初め頃から金木犀が
   香り始めました。我が家も両隣も、裏の家にも金木犀があり、窓を開けると 木
  犀の甘い香りが室内に漂ってきます。朝一番の香りは気分を弾ませてくれ、宵闇
  から忍び込んでくる甘い香りは心を癒してくれます。
  金木犀の香る候は一年で最も心地よい季節ではないかしら。すぐ近くまで用足し
  に出かけても木犀香に出会います。路地から路地へ歩いて、どんな樹形をしてい
  るのか見て歩くのも楽しみです。無剪定で伸び伸び枝葉を茂らせている金木犀、
  こんもりと剪定された樹形、茂った樹木の間で密やかに香りを放っている木犀も
  ありますが、香りがその在り処をおしえてくれます。香道では「香りを聞く」と
  言うそうですね。
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   金木犀の花は遠目にはオレンジ色の顆粒をまぶしたように見えますが、樹腋か
  ら短い花柄を伸ばした先に4弁の雌花を房状に付けている。花の径は5~8ミリ
  で、雌しべが2本。花びらも雌しべも意外にぼってりしています。
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  中国南部の桂林地方原産のモクセイ科の常緑小高木で、中国語では”桂”は木
  犀のことを指し、『桂林』の地名もこのモクセイの木がたくさんあることに
  由来するとか。
  江戸時代初期に渡来して主に庭木として愛されてきたそう。小平団地では3
  階のベランダに届きそうな大木も。花言葉は「謙虚」「気高い人」。
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  金木犀の香る候は萩も見頃。玉川上水堤にも萩はあちこちで見られますが、府中
  街道にかかる久右衛門橋から上流右岸では、波打っている萩すだれも楽しめまし
  た。あるかなき風にも揺れるので撮りにくかったけれど…。
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  この時期は蝶も子孫を残すことに追われているのか、花に止まっていることが
  多く、写真に撮りやすいので黄蝶、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、
  ヒカゲチョウなどの姿をキャッチできました。
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   下暗がりや秋雨に似合う風情のシュウカイドウ(秋海棠)も見頃。花径2~3㌢
  程度の淡紅色の花が可憐です。庭植えで見かけることが多いのですが、上水堤
  でも、桜橋上流の新堀用水際で見かけます。
  雌雄異花同株で雄花は上方に正面に向いて開き、中央に球状に集まった黄色
  の雄蘂が目立ち、4枚に見える花弁の左右の小さな2枚が実際の花弁で、上下
  の花弁の見える大き目の2枚は萼だそうです。
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  雌花は下方に垂れ下がった状態で花柄を伸ばして、下向きに開花、三角錐状の
  子房を持ち、花弁はなく、花弁に見える萼が2枚。上部の雄花の花粉をキャッチ
  して受粉するようです。子房に3枚の稜があって垂れ下がっています。見慣れた
  花ですが、不思議な習性を持つ花です。
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by love-letter-to | 2016-10-02 20:31 | 折々通信 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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