忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.68 銀杏降る公園で

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        銀杏降る広場に父子大道芸
  11月も最後の日曜日になりました。先週24日(金)は関東甲信の各地で雪が降り、
  東京では54年ぶりとなる11月の初雪!小平付近では3㌢前後の積雪で、40代の
  男性が転倒して手首に怪我をしたそうです。
  その数日前に小平市中央公園を訪ねたら、噴水池広場の銀杏並木が金色に輝い
  ていました。黄葉の真っ盛りに初雪とは…。
  雪と真冬並みの寒さで、金銀杏の葉が落ちてしまったのではないかと、昨日、再
  訪してみたら、銀杏並木の下で大道芸が演じられていました。小平市内に住む路
  上パフォーマー・ジロー今村さんが大道芸の体験指導と実演中でした。
  ジローさんの長男で小学6年生の草志くんがカラーボールを手に、お手玉のよう
  に上げていました。
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  最初は3個から。「まだ長続きはできませんから、上がったら拍手してやって
  下さい」と、ジローさんが温かくフォローしていました。父と子の信頼関係が伝
  わってきます。2年前には太鼓やタンバリンを叩いて、父のパフォーマンスを応
  援していた草志くんの成長ぶりにも驚きました。
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  3個に続いて4個も成功させ、次は工事現場などで使われる円錐形のロードコ
  ーン (Road cones)を顎で倒立させる演技に挑戦。1本、2本、3本…と数を増
  やして7本まで成功させたところで、ジローさんが「9本の記録に挑戦してみる
  か?」と、草志くんに聞いています。「うん」 と大きく頷いて、小さな顎の上
  に赤や青、黄色のロードコーンを9本も積み上げ大成功!40人余りに膨らんだ
  観客も大拍手を送りました。
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  この日、静岡から駆けつけたGAKKEN(がっけん)さんのジャグリングングに
  続いて、フィナーレはジローさんお得意のパイプ椅子を使った魂の肉体表現を。
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  真っ赤なスタジャンも脱ぎ捨てて、パイプ椅子と脚立を積み上げた上での倒立、
  開脚、最後は「夢」と書かれた旗を掲げて「僕が贈る言葉です」とエールを。
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  並木の銀杏は半ば散り落ちて、噴水池の周りは金色の絨毯を敷きつめておりまし
  た。もう数本は裸木姿を池面に映していました。
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  上は初雪の降る前22日に撮った黄葉ピークの銀杏並木です。まさに「銀杏は
  魔術師…ですね」公園をゴールドに。
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   「じゃあね」と言いつつ、おしゃべりも長引いて…。
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by love-letter-to | 2016-11-27 19:13 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.67 晩秋の彩

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         里紅葉一筆ごとに色深め
  11月も下旬に入り、遅れていた紅葉も里に降りてきました。第三日曜日の今日
  は絶好の紅葉日和でした。昭島駅近くで インタビューの仕事を終えた足で、昭
  和記念公園に立ち寄ってみました。2年ぶりかしら。
  西立川駅で降りるなり紅葉見物の人、人、人で賑わっておりました。チケット販
  売機の列に並んでいると、「高尾山はこんなもんじゃなかった」と云う声も。数
  人のグループで紅葉の名所巡りをしているみたい。入口を抜けると群衆は四散し
  てホッとしました。水鳥の池を前にスケッチをしているグループに出会いまし
  た。葦やミソハギの枯穂の向こうに見える対岸の紅葉を描いており、一筆ごとに
  画面も色鮮やかになって…。
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   水鳥の池の周りを時計とは反対回りに歩いて行くと、鴨の群れと戯れている一
   家に出会いました。年頃の娘さん二人と還暦前のご夫婦は「久しぶりの一家団
   らん」だそうです。「紅葉のピークに出会えて最高!」とのこと。
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  バードサンクチュアリ付近では、園内でも一二を争うイロハモミジの大木が真
  っ赤に燃えて、辺りをも燦々と。「こんな紅葉は外国では見られないだろうな
  ァ」トランプにも見せてやりたいよ」と、シニアグループは、盛んにシャッター
  を押していました。そう言えばトランプ・次期アメリカ大統領は真っ赤なネクタ
  イをしていることが多いですね。似合ってないけど…。
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  日本庭園の紅葉は造園家や設計士によって設計されただけに、紅葉と池と常
  緑樹、石や橋、四阿との調和が見事で、錦絵巻を見るよう。今年は自撮り棒を
  使って紅葉の中に佇む自分を撮る女性が目立ちました。スマホに向かって ス
  マイルしている自画像を即送信したり、サイトにアップしている女性も。
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   庭園の一角では“先撮り”と言うのでしょうか?結婚式を控えたカップルが挙式
  前に、二人だけの記念写真を撮影中でした。衆目の中で白無垢・羽織袴姿の
  二人がカメラマンの前で何度もポーズを。「傘の柄は肩に置いたらダメ」 とか
  「もっと二人の傘を近づけて」とか、ディレクターが演出しておりました。美女
  とイケメンのカップルの幸せを願いつつ。
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  黄葉紅葉の賑わいの片隅で、カマツカの赤く熟れた実も。目立たない存在で
  すが、長めの柄の先に付けた実は野バラの実に似て、キュート!紅葉した大
  き目の葉は虫に食われたのかしら。カマツカはバラ科の落葉低木で、材質が
  硬くて丈夫なため 鎌の柄に使われたことから 鎌柄の名称に。牛の鼻環にも
  使われることから別名ウシゴロシとも。
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   庭園内に注ぐ渓流の浅瀬には赤や黄の落葉が、工芸品のようで。苔の緑、
   流れに映った空の青に映えてカメラを向けている人も沢山いました。
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   急ぎ足で駆け巡ってきたので、これはという一枚は撮れませんでしたが、立
   川口近くの銀杏並木で思い出したことがありました。カナールと呼ばれる人
   工水路の両岸に 続く並木のイチョウの上部が切り揃えられて、不自然な姿
   をしているのが前々から気になっておりました。
   隣接している陸上自衛隊立川駐屯地は大規模災害発生時に、広域防災基
   地として機能するため、日夜ヘリコプターの訓練も しており、その離着陸の
   支障になるので、切り揃えたとのこと。物資輸送訓練のため、月に1回はC-
   1 輸送機(固定翼)の離着陸も行われているそうです。
   
   ・・・・「キルトおぶはーと」のパッチワークキルト展へのお誘い・・・・
  キルト作家として知られる鷲沢玲子さんから、パッチワークキルト展「ほんのり
  クリスマス」の案内状が届きました。鷲沢さんはパッチワークキルトに出会い40
  数年、物を創り出せる確かな自信と喜び、達成感を知って欲しい気持ちで1980
  年に国立市で「キルトおぶはーと」を主宰。三浦百恵さんも生徒の一人でした。
  柄にもなく手仕事の好きな私は鷲沢ファンの一人です。
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by love-letter-to | 2016-11-20 19:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.66 冬仕度

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        行きつけの麺処跡に枯れ尾花
   トランプショックが世界を駆け巡った先週後半は、東京近郊でも歳末並みの冷
   え込み、木枯らし1号も吹きました。11月2週目の日曜の今日は、日中の気温
   も20℃近く。小春日和に恵まれ、ホッとしておりますが、ますます先行きが読
   めない時代に。玉川上水堤を歩いても沿線の宅地化や再開発で、時代の変化は
   ひしひし。
   久しぶりに小川橋近くの「森田オープンガーデン」に立ち寄ってみました。一
   隅にあった「麺処 松根」が今年の7月末で店じまいしてから足が遠のいてお
   りました。
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   がらんどうになった空家のわびしいこと!せめてもの心遣いでしょうか、赤く
   熟した実をつけた野薔薇と芒を投げ込んだ竹籠が窓辺に置かれていました。
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   4~5月にかけて上水堤を歩くと、淡いピンクの優しい花をつけた野薔薇によ
   く出会いますが、実をつけた野薔薇は野趣に富んでいます。ブッシュ状態にな
   った蔓の先に楕円形の実をつけたまま、寒中を迎えていることも。花も素朴で
   すが、実も渋い美しさが。野鳥には好まれないみたいです。
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   春先から田園風景を楽しませてくれた「森田オープンガーデン」の草花や木々
   も、冬支度の時期に。コスモスや金色コスモスの花も小さく残り少なくなって
   箒草とも呼ばれるコキアが色濃くなっていました。これらはもう種を結んで地
   に還り始めています。地中で冬眠して春の目覚めを待つそうです。
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   コキアは晩秋に枯れるアカザ科の一年草で、こんもり茂らせた枝を束ねてホウ
   キに利用していたことからホウキグサの和名が。間もなくやって来る落葉シー
   ズンには、落葉を掻き集めて台所の残滓や鶏糞などとブレンドして発酵させ堆
   肥づくりに追われるとか。
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   森田ガーデンからの帰途、下草の茂みや橋の親柱にからまって赤く熟れてい
   るヒヨドリジョウゴにしばしば出会いました。例年より色づきが遅れてまだ青
   い実も。ヒヨドリジョウゴはナス科つる性の多年草で,夏に鳥が飛んでいるよ
   うなユニークな姿白い花をつけます。 変わった名前の由来は赤く熟した実を
   ヒヨドリが好んで食べることからだそうですが、実にはソラニンという神経毒
   を含んでいるので、食べることはないそうですけど…。
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   商大橋下流の自生野草観察ゾーンでは、ブルーブラックに熟したアオツヅラ
   フジの実を発見!ここ数年、見逃していたので感激しました。一見 ブドウの
   房に見えますが、一粒の直径は5㍉程度。4~6個が房に。食べられる果実
   ではありませんが、蔓は丈夫で、ツヅラを編むツヅラフジの仲間であること
   からアオツヅラフジの名に。
   別名、力ミエビとも言われるそうです。カミは神で、エビとは古語のブドウ
   を指すそうです。食べられないから神のブドウと称するとも。
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   久右衛門橋の南側「ふれあい下水道館」近くの農地で、放し飼いにしている
   烏骨鶏(ウコッケイ) に出会いました。白の群れに交じって黒い羽の烏骨鶏も。
   どちらも小顔というか 頭部が小さくて、可愛いです。
   普通の鶏は年間250~300個くらい卵を生むのですが、烏骨鶏は、50~60個
   ほど。なので、1個に含まれる栄養分は自然と濃くなるとか。
   来年2017年は酉年ですね。実りと収穫の年だとか。そう願いたいものです。
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by love-letter-to | 2016-11-13 20:46 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.65 秋の深まりに

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        秋の蝶暮れゆく陽射し追ひかけて
   北海道ではもう積雪40㌢以上の地域もあるそうで、例年になく冬の訪れが早い
   この秋。11月最初の日曜日を迎えました。玉川上水堤の木々は色づき始めた
   ばかりですが、師走の花・ツワブキ(石蕗)の花が道々で開花し始めました。
   この時期の秋晴れを「小春日和」、あるいは穏やかな晴天の日々を「小春日」
   と称して、紅葉や黄葉を楽しめる絶好のシーズンです。 冬を迎える前の贈り
   物を貰ったような気分で、上水を歩く足も弾みます。
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   でも、まだ木々が葉を落としてない堤沿いでは、午後3時を回ると夕影に追い
   かけられる気分になります。西に傾き始めた陽射しの中でモンシロチョウが
   1匹ツワブキの花に盛んにアタックしていました。
   向きを変え、花を変え、飛び立っては舞い戻る蝶の懸命さに、見惚れてしま
   いました。子孫を残す仕事納めに近いのかも知れません。私もそろそろ終活
   をしなければ…と。
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   黄ばみ始めた葉陰には、紫色のビーズ玉のようなムラサキシキブの実がキラ
   キラと輝いていました。紫色の実の清楚な美しさを、平安時代の長編小説
   「源氏物語」の作者・紫式部の名に譬えられた実は、葉を落とすにつれ輝き
   を増し、目立ってきます。クマツヅラ科の落葉小木で、実は散房状にランダ
   ムにつけています。
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   民家や庭園などに植栽されている園芸種のコシキブ(小式部)も、同じような
   紫色の実をつけますが、コシキブは 細長い葉が対生しており、葉の付け根
   に房状の実を規則的につけています。
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   黄葉した葉の裏に何かの虫の抜け殻がへばりついていました。蝉の抜け殻
   が葉裏に へばりついているのは良く見かけましたが、こんな形の抜け殻に
   出会うのは初めてです。図鑑で調べましたが、虫の名前は分かりませんで
   した。
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   桜橋~商大橋右岸の自生野草観察ゾーンでは、ツルフジバカマ(蔓藤袴)が周
   囲の野草に絡まりながら、薄紫色の小花の房を揺らせていました。
   フジの花に似た淡い紅紫色の蝶型の花を房状につける、マメ科蔓性の多年草
   で、近隣では見かけることが少なくなりました。一つ一つの花の長さは1㌢
   足らず、10数個を花を房状につけて 野趣に富んでいます。一時減少して見
   つけることが困難でしたが、今秋は嬉しいことにかなり多く出会うことがで
   きました。
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   ツルフジバカマの名前は、葉の付け根のとがった托葉を袴に見立てたとも、花
   の形自体を袴に見立てたともいわれます。秋の七草の一つフジバカマとは全く
   関係ないそうです。
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   ツルフジバカマの花と同じマメ科で、ほぼ同じ花房をつけるナンテンハギ。ナ
   ンテンハギの方は秋口から数多く咲き、秋の深まりとともに色鮮やかになり赤
   紫色に。四角の稜がはっきり出ている堅い茎に、2葉ずつ出ている葉がナンテ
   ンの葉に似ているのでその名が付けられたといわれます。
   花だけではツルフジバカマと判別つき難いけれど、葉や茎、蔓性かどうかで違
   いははっきりします。
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   ナンテンハギは常緑低木のナンテンとは全くなく、草丈も40~50㌢から1㍍ほ
   どです。秋の深まりとともに他の野草が姿を消していく堤で、ナンテンハギだ
   けは色鮮やかさを増していきます。
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   ドライフラワー化した草木の枯れ姿も味わいがありますが、上は秋口にピンク
   の小花を穂状につけていたツルボが実を結び、老いを迎えた姿です。
   細長い茎につけた実莢の一つ一つに黒い種を覗かせていました。やがて種は
   地に落ちたり、風に吹き飛ばされて白色化した茎と莢だけの姿になります。運
   よく種を蓄えたままの姿に出会うことができました。
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   上は開花期のツルボ。円錐型の花序に淡いピンクの小花を下から上へ開花さ
   せていきます。ユリ科の可憐な多年草で、1年を通して野草を観察する面白
   さも。
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by love-letter-to | 2016-11-06 18:12 | 折々通信 | Comments(2)