<   2017年 03月 ( 5 )   > この月の画像一覧

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           紫木蓮千を超す花大合掌
     稀勢の里の劇的な優勝で春場所も幕を閉じましたが、冷たい雨
     や所によっては雪が降り、桜の開花は遅々としています。この
     時期に降る雪は名残り雪と呼ばれるそうですね。この名残り雪
     で、登山講習会に参加していた高校生が雪崩に襲われ、痛まし
     い死傷事故が起きてしまいました。
     小平団地東門辺りに聳えている木蓮(紫木蓮)の大木も、千を超
     すと思われる花を早々と開花させながら、寒空に震えていまし
     た。それにしても寒い!
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     木蓮は辛夷と違って6枚の花びらを全開させず、合掌した手の
     ような姿を保って咲いています。蘭の花に似ているので古くは
     木蘭(もくらん)と呼ばれ、その後、蓮の花にも似ているとかで
     木蓮と呼ばれるようになったそうです。白い花をつける白木蓮
     はモクレンの仲間ですが、木蓮(紫木蓮)とは別種だとか。
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     私の記憶だと小平団地の入居が始まって52~53年、その当時、
     この紫木蓮が植えられとしたら、樹齢はそれ以上でしょう。
     樹木図鑑などによると、紫木蓮の樹高は通常3~5㍍で、そん
     なに大木にならないので、庭木や街路樹として好まれるそうで
     すが、同団地の紫木蓮は現在、10~15㍍。5階建て団地の最上
     階を超しています。樹形も素晴らしい紫木蓮です。
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     この紫木蓮の近くで菜の花も花盛り。寒戻りに耐えて。気温が
     低い方が花は長持ちしますが、昨日今日は真冬並みの寒さで、
     風も冷たくって、酷な春です。明日からは気温が上がって、桜
     の開花も一気に進むことでしょうが、気が揉める候でも。
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     小平団地の西側、あかしあ通り沿いには毎年、3月半ばに開花
     する桜があります。大島桜(オオシマザクラ)と寒緋桜(カン
     ヒザクラ)との交雑種・大寒桜ではないかと思われるのですが、
     今春も早々と咲いて、数日前にはもう散り始めていました。
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     染井吉野よりピンクが濃いめの可憐な花をつけます。
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by love-letter-to | 2017-03-27 22:49 | 折々通信 | Comments(0)
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          片栗や短き命たぎらせて
     まだ陽気は不安定ながら、早々と東京の桜の開花宣言がされ、3
     月も終わりに近づきました。
     彼岸の中日、出先からの帰りに殿が谷戸庭園に立ち寄ってみると、
     園内でカタクリの花が見頃を迎えていました。国分寺崖線の傾斜
     を活かした庭園の一角で、カタクリが薄紫色の花びらを反り返ら
     せていました。小さな炎にも見えて。
     10㌢余りの草丈のささやかな群落ですが、花径3~4㌢、俯き加
     減に開花して、6枚の花びらを反り返らせています。開花して3
     ~4日の短い命を輝かせて。
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     群生しているようで、個々に存在感をアピールしているカタクリ
     の花。草丈が小さいので跪いてレンズを向けないと、その魅力が
     捉えられません。二輪が寄り添って開花しているカタクリにはカ
     メラマンが群がっていました。私も遠慮がちにツーショットを。
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     カタクリの花は英語では、Dogtooth violetと呼ばれるそうです。
     反り返った花びらが犬歯に似ているから。なるほどと思いますが、
     春の妖精とか春の儚い命(Spring ephemeral)と称して、ポエジー
     な表現をする日本の詩歌の方が素敵ですね。反り返った花弁の基
     部に濃紫色の紋様があります。
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         開花寸前と蕾の姿も。
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     カタクリの近くにキクザキイチゲも(菊咲一華)数株開花しており
     ました。菊の葉に似た切れ込みの多い葉をつけ、茎の頂部に白い
     頭花を一輪咲かせていました。主に関東の山野に自生するアズマ
     イチゲ(東一華)の花に似ていますが、葉が全く違います。
     アズマイチゲはキク科の多年草であるのに対して、キクザキイチ
     ゲはキンポウゲ科の多年草。薄紫色の頭花をつける種も。
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     同じ日、玉川上水堤では鷹の橋~小松橋にかけてシュンラン(春蘭)
     も立ち上がって、瑞々しい淡いグリーンの花弁を開いていました。
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     密生した葉の根元には落ち葉が積もって、保温の役割をしてきたよ
     う。シュンランは日本を代表する野生ランでシンビジウムの仲間。
     里山や人里に近い山地の雑木林などに自生し、上水堤でも数多く
     見られましたが、堤の崩落で路肩に自生している株は激減してい
     ます。
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     久右衛門橋下流の津田塾キャンパス南側付近の堤では、タチツボス
     ミレ(立壺菫)の小さな群生が散在しております。薄紫の花をあちこ
     ち向けて開花。
     菫は花の形が大工さんが板や丸太に線を引く時に使った道具・墨入
     れに似ていることから、スミイレがスミレに転じたとか。横から撮
     ると、墨入れの形に。
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     以前は薄紫色の絨毯を敷き詰めたようなタチツボスミレの群生も見
     られたのですが、最近は小さなクッション程度かしら。
     このところ近親者の不幸が重なり、心に余ることが続いて、野の花
     歩きも不定期になっておりますので、タイトル通り折々に更新を。
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by love-letter-to | 2017-03-22 21:38 | 折々通信 | Comments(0)
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     道端や空き地などに咲いている野の花、ラベンダーやセージなど
     ハーブの押し花を楽しんでいる「花ごころの会」の作品展が3月
     16日(木)~21日(火)、京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB
     館5階の連絡ブリッジギャラリーで開かれています。
     多摩市落合の自宅で、押し花を教えている金子幸子さんと仲間の作
     品展で、足元にもこんな愛らしい花が咲いているのか?1点1点が
     ドラマティックでメルヘンの世界に誘ってくれます。「春が来た」
     と、心の扉も開いてくれそうです。
     会期が残り少なくなりましたが、野の花の魅力に魅せられることで
     しょう。上はスミレやハルジョオンなど野の花の押し花で創作した
     「春が来た、里に来た」という題名の作品です。
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     自宅で栽培しているラベンダーやセージなどハーブの花で創作した
     「ハーブ畑に春が来た」も。近づくとラベンダーの香りが漂ってき
     ます。
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     金子さんは職場の先輩から「こんなことやっているのよ」と、作品
     を見せられたとき、「道々に咲いている花も、押し花にしたら表情
     が違ってくる!」と驚き、先輩の教室に3年ほど通って、花の採取
     や乾燥方法、作品作りの手ほどきを受けて、ありふれた道端の草
     も絵の具になると、絵心に目覚めたとか。
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     花だけでなく、茎や枯れ葉の一枚一枚違う色合いでファンタジーに
     登場するようなシーンを表現したり、花の表情の豊かさを見せてく
     れます。
          野の花とハーブの押し花展―春が来た―
     ◇3月16日(木)~21日(火)10~18時(最終日17時まで)
     ◇京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターAB館 5階連絡ブリッジギャラリー
     ◇京王線聖蹟桜ヶ丘駅東口下車◇押し花「花ごころの会」主催、入場無料
         ◇問合せ☎090・1557・0436 金子幸子さん
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by love-letter-to | 2017-03-18 19:39 | 折々通信 | Comments(0)
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          芽柳や風のタクトで右ひだり
     3月第2日曜日。東日本大震災から6年という月日が経ち、
     昨日11日は政府主催の追悼式をはじめ、被災地各地でも慰
     霊と復興への祈りを込めた集いが開かれました。
     防波堤や土地の嵩上げ、高台移転などハード面の復興が進む
     一方で、まだ12万人以上が避難生活を強いられ、復興への思
     いも様々であると各メディア。改めて大震災と原発事故被害の
     甚大さを知らされました。それでも未来に向けて歩んで行かな
     ければ…と、一歩外に出かければ、柳は萌木色に。芽を吹いた
     ばかりの枝垂れ柳は芽柳と呼ばれて、その繊細な美しさに見惚
     れました。まるで風がタクトを振り、右へ左へゆらゆらと。
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    上は小川上宿緑地の北側の児童公園で出会った芽柳です。遊具
    のてっぺんに届きそうなくらい、長々と幾筋もの糸を垂らして
    いました。
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    立川通りに沿って流れる小川分水・彫刻の谷緑道では早咲きの
    桜がもう満開に。カンヒザクラとオオシマザクラとの種間雑種
    と考えられる栽培品種の大島寒桜でしょうか、3~4本の早咲
    き桜があります。河津桜より色が薄いピンク色でした。
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    足を伸ばして「森田オープンガーデン」にも立ち寄ってみまし
    た。まだ準備中と言った状態でしたが、クロッカスが敷地のあ
    ちこちに。地表すれすれに花びらを開けて、パラボラアンテナ
    のように陽光を花芯部に集約させているみたい。
    黄色がまず咲いて、青紫や白、紫の斑入りなどが開花するそう
    です。雌雄の蕊がサフランのそれと同じく、紅がかった濃い黄
    色ですが、料理には使えないとのこと。鑑賞用で花サフランの
    別名も。アヤメ科サフラン属です。
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    アヤメといえば5月の連休頃から咲きますが、どうみてもアヤメ
    に見える花も咲いていました。ネットで検索すると早咲きのアヤ
    メもあるみたい。めん処「松根」が閉店して寂しくなりましたが、
    オーナーの森田さんが自家用カフェにして、お茶飲み友だちとお
    しゃべりの場にしているそうです。「今度、お茶飲みに来て!」と
    言われました。寒中にたっぷり施肥をしているので、もうしばら
    くすると、花々がどっと咲いて楽しませてくれることでしょう。
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    バスの車窓から青梅街道沿いの旧家で、白木蓮が今にも開花しそ
    うでしたので、今朝、小平団地内の白木蓮も開花しているのでは
    ないかと、訪ねてみたら、もうチョイ。でもコブシ(辛夷)は開き
    切っておりました。
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    今春は、確かに花の開花は例年よりスピードアップしています。
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by love-letter-to | 2017-03-12 18:35 | 折々通信 | Comments(0)
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        満作や遊行の境地ほど遠く 
     3月最初の日曜日。昨日今日の温かさで、まず咲くから
     満作あるいは万作と呼ばれるマンサクが玉川上水・商大
     橋上流の一角でも、満開状態になりました。
     細い紙っぺらのような花弁が4枚、捩れて開花。3~4
     個集まって樹木全体にびっしり花をつけることから、豊
     作の意で満作と名付けられたという説も。
     満作が咲くと、やっと春が来たと思う一方で、心を乱さ
     れることも多く、年相応に穏やかな暮らしをと思いつつ、
     程遠い日々です。
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     遊行とは…、五木寛之著「林住期」、鎌田実さんの著書
     「遊行を生きる」によると、古代インドの法典では人生
     を「学生(がくしょう)期」「家住期」「林住期」「遊行期」
     の4つに区切り、これを「四住期」と称して、「遊行期」
     は人生の締めくくりの時期、死への準備期だそうです。
     「遊行期」に至ると、しがらみや煩悩から解き放たれて
     自由になれる時期でもあるそうです。
     満作の花を仰いでみると、4枚の花弁はあっち向き、こ
     っち向きして、遊行しているようにも。
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     あかしあ通りの車道と歩道との境界石周囲にも、春が来
     たよと、ナズナ(薺)が花首を振っていました。市街地の
     舗装道路上は輻射熱で温まりやすく、道草の開花が早い
     そうです。春の七草の一つで、その果実が三味線のバチ
     に似ていることから三味線草とか三味の花、ペンペング
     サとも。もう茎の下方ではバチに似た果実も。
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     ホトケノザ(仏の座)と外来のオランダミミナグサも、あ
     かしあ通りで開花。オランダミミナグサはヨーロッパ原
     産ナデシコ科の越年草。草丈はハコベより少し大きく20
     ㌢程度。全草に繊毛が目立ちます。
     渡来した江戸時代当時、国交のあったのはオランダだけ
     で、在来種に葉の形がネズミの耳に似ているミミナグサ
     (耳菜草)があり,それに似ていることが名前の由来。
     外来の方が繁殖力が勝り在来種の方は各地で減少してし
     まったとか。
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     歩く道々で沈丁花の甘い香りも漂ってくるようになりま
     した。民家の庭先や道路の植え込みでも、赤紫色の蕾が
     ほどけて、淡いピンクの小花が薬玉のよう!
     中国南部原産で、日本では室町時代頃にはすでに栽培さ
     れていたとされます。ジンチョウゲ科の常緑低木で、香
     木の沈香に似た香りを放ち、丁子に似た花をつけること
     から沈丁花と。
     杉花粉も最盛期。本当に今春の花粉の飛散量は多く、行
     き交う人もマスクをかけている人が増えました。悩まし
     い季節でもありますね。
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by love-letter-to | 2017-03-05 18:17 | 折々通信 | Comments(0)

忘れ得ぬ人々&道草ノート折々


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