忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.104 暦より一足早く小さな秋を

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          不揃いの白き花びら秋近し
     7月最後の日曜日の昨日は、用が重なってブログの更新を先

     送りしてしまいました。それにしてもムシムシムンムン、過ごし

     にくい日々です。3年後の東京五輪では、こんな不快な中で

     アスリートたちはメダルを目指して闘うのかしら?観客にとっ

     ても苛酷な観戦になりそうです。

     先週中に一度、玉川上水堤へ出かけたところ、自生野草保護

     ゾーンではシラヤマギク(白山菊)が開花して、辺りには秋の

     気配も。年々、野の花の開花サイクルは早まっています。

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     シラヤマギクはノコンギクやユウガギクなど、いわゆる野菊の
     
仲間ですが、花弁の数が6~8枚と少なく、開花も早めです。

     花弁と言っても一枚一枚が一つの花で、まばらにつけている

     ので、終末期のような侘しさも。

     私は真夏から開花するので、風通しをよくするために、花弁を

     減少させたのではないかと忖度しているのですが…。

     年々、美しく華やかな花よりも好きになってくるのは、歳の所

     為でしょうか。ともあれ、野に咲く花々は蝶や虫たちにとって、

     命の糧で、モテモテです。

        

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     シラヤマギクの下では、淡いピンクの小花片を散りばめたチダ
     
ケサシも開花していました。和名は乳蕈刺と書き、乳蕈という

     茸を採集するとき、この細長い茎が用いられたとか。

     乳蕈はもぎ取るとき、その切り口からミルク状の液が滴ってく

     るので、この野草の茎に刺しながら採集したとのこと。とても

     優しげで、涼味を感じさせてくれます。

     

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       最近は小平市周辺の大気がことに不安定だと思いませんか?
     今月半ばに雹を降らせた雷雨も、小平はことに激しかったよう

     です。この日も雨が落ちてきたので、早々に引き上げました。

     その途中、畑の一角で里芋の葉の上に水晶のような露が!

     菊も芋の露も秋の季語ですが、暦より現実は先んじています。

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       菊地恵子・砂織さん母娘によるアイリッシュハープコンサートが
     8月5日()17時から、小平市小川町2-2051にあるギャラリー

     「青らんぎ」で開かれます。心に安らぎを持たせてくれるアイ

     リッシュハープの音色と響きで、懐かしいアイルランド民謡や

     スコットランド民謡、アイルランドの著名な作曲家でアイリッシュ

     ハープの演奏家カロランの名曲などで、真夏の夕べを。

     

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       母親の菊地恵子さんは桐朋学園大、同大学院のハープ科卒で、
     日本のアイリッシュハープ研究の第一人者です。娘の砂織さ

     んは国立音大卒後、パリ中央区立音楽院を一等で卒業。フラ

     ンスで演奏家と指導者として活躍中です。

     参加費3500円(税込・ソフトドリンク付き)、茶話会も参加する

     方は4500円(税込・コーヒー&ケーキ付)です。申込みは名

     前と連絡先、参加者数をファックスで042・344・5257へ。

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by love-letter-to | 2017-07-31 11:17 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.103 いよいよ大暑に

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         夏木立心鎮まる水路敷き

     7月第4日曜日の今日は、暦の上では二十四節気の「大暑」。
     一年で最も暑い時期に入ります。東京では19日ぶりに最高気
     温が30℃を下回りましたが
、湿度が80%近く、ムンムンする一
     日でした。

     年々、暑さ寒さに弱くなり、玉川上水ウォークも負担になりつ
     つ
ありますが、足腰から老いて来るそうで、思い切って出かけ
     て
みると…夏木立の下は心身を癒してくれるようでした。

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         元水番屋・小川水衛所跡の親水エリアでは、全身真っ黒なハ
     グロトンボが下草の茂みをヒラヒラと優雅に飛んでいました。
     全
身真っ黒なのは雌で、雄の胴体は金色に輝いているとか。

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     堤のあちらこちらで、盛夏から初秋にかけて鳥が飛んでいるよ
     う花を咲かせるヒヨドリジョウゴに出会いました。

     ナス科つる性の多年草で,1㌢にも満たない小花ながら、5つに

     裂けた白い花弁は反り,細長い花柱を取り囲んでいる雄しべの

     黄色と臙脂色の葯のコントラスト鮮やかで、目立ちます。

     鵯上戸の名前の由来は、ヒヨドリが好んでこの実を食べること

     からだそうですが、実にはソラニンという神経毒を含んでいる
     の
で、ヒヨドリが食べることはないらしい。

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     自生野草観察ゾーンになっている商大橋~桜橋にかけての右
     岸では、盛夏の花イヌゴマが開花していました。

     5070㎝の草丈に、数段にわたって茎に淡紅色のゴマの花そ

     っくりの花を。辺りに高原の風情をかもし出しています。

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     アキノタムラソウも薄紫の花穂を伸ばし始め、上水堤は盛夏を
     迎えています。名前はアキノタムラソウと秋がついていますが、

     7月末から夏の終わりにかけて開花。強い太陽の下でも涼しげな

     花の色と姿は、上水堤の清涼剤のような存在です。

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        しかし、五日市街道に接した自生野草観察ソーンは笹類が繁
     茂してジャングル状態になっており、草刈りが始まっていました。

     これから開花シーズンを迎えるキツネノカミソリ、アキノタムラ

     ソウ、アキカラマツ、ワレモコウ、ヤマシロギクなどが刈り取られ

     ないよう、願っております。炎天下にご苦労さまです。

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by love-letter-to | 2017-07-23 21:14 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.102 連日の猛暑につき

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7月第3日曜日の今日は、都内でも猛暑日に。練馬区では357
を記録したそうで、隣接している小平市内でも35℃を上回ったの
ではないでしょうか?日中はクラクラするような暑さでした。
連日の猛暑地獄に加えて、キッチンの床と壁紙・天井クロスの張
り替え工事、近親者の葬儀が重なり、玉川上水ウォークはお休み
してしまいました。築40年になる我が家のメンテナンスに追われ
ています。


で、今回は今月28()の夕に開かれる河野直人さんのツィタ

ーコンサートのご案内を。

古代ギリシャでは天使が奏でる楽器とされ、聖人を癒したと伝え

られている古楽器ツィターの世界的奏者・河野保人さんを父に、そ

の背中を見て育った直人さんのコンサートです。


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by love-letter-to | 2017-07-16 22:56 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.101 夏木立

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        夏木立謎秘めた蘭ひそやかに

     7月第2日曜日。先週初めに九州北部を襲った記録的な集中豪

     雨は、まだ予断を許せない状態。梅雨前線の活発な活動により、

     線状降水帯が生じて断続的、集中的な土石流災害をもたらした

     とのこと。線状降水帯なんて、初めて耳にしました。

     関東地方では昨日から真夏日が続いております。例年のことな

     がら梅雨の後半は、湿度が高く耐えがたい暑さになりますが、玉

     川上水堤に一歩入ると、深山に分け入ったよう!

     夏木立の下を久しぶりに歩きましたら、津田塾大学キャンパス南

     側で、マヤラン(摩耶蘭)が咲き終わって、立ち枯れかかっていま

     した。それでも丹念に調べたら、境界柵の下に咲き残っている茎

     が2本見つけました。本当にラッキーでした。

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    境界柵の下からカメラを差し向け、やっとキャッチした2株。茎  
    丈10~20㌢に開花した花と蕾もつけて、ひっそりと。
    日本では神戸市近郊の摩耶山で最初に発見され、 1879
年に
    採
られた標本をもとに1904年(明治37)牧野富太郎博士によ
    り命名された南方系の無葉ランです。


    上水土手に何故棲みつくようになったのか…。謎を秘めた野  
    生
ランです。環境省の植物レッドデータブックでは絶滅危惧種
    1B類
としてリストされ、非常に絶滅危機の恐れが高い野生ラン
    です。

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      マヤランの棲息している辺りで、1匹の蝶が桜の古木の根っこ
      付近に止まったり、舞い上がったり。木の下暗がりでは翅の色
    や紋
様がはっきりしませんでしたが、キマダラヒカゲチョウで
    はない
かと。梅雨どきによく樹液を吸っているとのこと。

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      梅雨どきから盛夏にかけて、樹下でよく見かけるヤブミョウガと
      ハエドクソウの花。白磁でできたようなヤブミョウガ(藪茗荷)

    花弁は3枚、萼片も3枚あり、一見6弁の花のように見えます。一

    日花で、花の後、即実を膨らませます。

    草丈50㌢ほどの細長い茎の上部に、2~3㍉程度の小さな花を

    つけるハエドクソウ(蝿毒草)。全草有毒で殺虫効果があるため、

    根や葉の煮汁を紙に染み込ませて蝿取り紙に使われたという。

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     中央公園に差し掛かると、トンネルから抜け出したような真夏日
     の太陽!ジャブジャブ池では水遊びに興じる親子の姿が!
    こん
な子育て時代もあったっけ!眩しいです。

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      西武線の踏切・鷹の橋から200㍍ほど上流の上水堤沿いに、
      2007年立春にオープンした「玉川上水オープンギャラリー」が、
    先月20
日閉鎖されました。敷地内の展示ケースには「家族の事
    情で已む
に已むなく決断しました」と、お詫びの張り紙が掲示さ
    れていまし
た。
    オープンから二十四節気ごとに、上水堤の野草や木々の花、

    野鳥、蝶などの素晴らしい写真を展示。年に数回はオーナーの

    鈴木忠司さんの細密な色鉛筆画も楽しませてくれました。

    この方10年余、6月20日正節芒種の最終日をもってクローズし

    たとのこと。有難うございました。ご苦労さまでした。

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by love-letter-to | 2017-07-09 18:33 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.100 半夏生に寄せて

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         捩り花少子高齢化の一隅に

     7月最初の日曜日の今日は、夏至から数えて11日目で半夏生。

     1年の半分が過ぎて、梅雨も終わりに近づいた頃です。

     暦の雑節の1つで、半夏という薬草が生える頃。一説に、ハン

     ゲショウ(半夏生、半化粧)というドクダミ科の一年草の葉が名

     前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。

     小平団地の芝生に捩り花が咲いていました。半夏の頃に開花

     します。世は少子高齢化の一途ですが、草丈10㌢前後の小さ

     な野生ランで、螺旋状に米粒大の花をつけて健在です。

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        捩り花はモジズリ(文字摺り)とも呼ばれ、地方によってはネジ
     リンボウ、ヒネリバナなど種々な呼び名があるそうです。

     米粒大ながらマクロレンズで撮ってみると、カトレアの花に似て

     います。

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        今日、都議選の投票場への行き帰りに、近隣の畑で葱坊主が
     弾けて、花火のような姿になっていました。種を採取するため

     でしょうか?一つの葱坊主から数百粒の種が採れそうです。

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        同じ畑に松明花(たいまつばな)も、篝火のように頭花を輝か
     せていました。シソ科の多年草で、原産地は北アメリカ。ベル

     ガモット、モナルダと呼ばれハーブとして鎮静、鎮痛効果が。

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        近くの路地ではハンゲショウも、その名のように上部の葉1~
     2枚を白粉で化粧したような姿に。白い花穂が地味で、花粉を

     媒介する蝶や虫たちに目立させるため、葉が白くなるよう進

     化したのではないかと。そのせいか繁殖力は旺盛だそうです。

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        今年はアジサイの開花がゆっくりで、花がが長持ちしていまし
     たが、そろそろ終わりに近づきました。都営学園東町2丁目アパート敷地内
     の紫陽花は、七変化の別名のように七色!色褪せかけた紫陽花も渋くて、
     素敵ですね。

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        アベリアの植え込みにクロアゲハ(黒揚羽)がやって来て、忙し
     なく飛び交っていました。止まりそうで止まってくれず、やっと

     一枚をゲット!かなりぶれていますが、やったー!

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by love-letter-to | 2017-07-02 21:46 | 折々通信 | Comments(0)