忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.117 深まる秋

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       秋深しルビーや珊瑚に草木の実
   2020
年東京五輪まで1000日を切りました。

   10月最後の日曜日。今週末も台風接近による雨で、紅葉や収穫祭などの

   イベントへの影響が気になります。台風21号と22号の合間の晴れた一日、

   玉川上水路を訪ねてみたら、紅葉黄葉はまだ始まったばかりでしたが、低

   木や下草にからまったヒヨドリジョウゴの実はルビー色に。ツリバナの莢果

   は5片に裂けて珊瑚色の実が!悪天候続きでも季節は先へ進んでいるよ

   うです。

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   1㌢ほどの径の莢果が5片に裂けて、朱色の実を覗かせていたのはツリバ
   ナ(吊り花)。その名のように長い花柄の先に吊り下がったように花を付
   け、
莢果に。まるで空中ブランコを楽しんでいるみたいですが、種を拡散
   させ
る戦略なんですね。出会うのがとても楽しみ。

   ツリバナはニシキギ科の落葉小高木で、弾けた種から発芽するのか上水
   堤
には、比較的多く自生。初夏に咲く花は、淡いピンクがかった目立たな
   い5
弁花です。

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  ルビーのように艶やかな実をつけていたのは、ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の 

  実です。ナス科の蔓性多年草で、夏から秋口に付ける花は鳥が飛んでいる
  うに見えます。その花もユニークですが、緑色から次第に赤熟する実も、

  然モビールのよう!自然って素晴らしい!有難う!
  そんな気持ちで楽しませてもらっています。

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  真っ赤に熟れたヒヨドリジョウゴの実は、ミニトマトそっくり。とても美味しそ
  
うで、ヒヨドリが好んで食べそうですが、実際はソラニンという神経毒を含
  
んでいるので、食い意地がはっているヒヨドリでも食べることはないらし 
  い。
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  鎌倉橋上流右岸の茂みでは、野バラの実も赤々と。野バラの実は素朴で気
  
品があります。堅そうな実なのに、異様な姿の虫が盛んにアタックしていま
  
した。自然界は持ちつ持たれつで、共生関係を保っているようです。

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  鷹の橋~水車橋上流では、茂った葉の間で真紅の異様な実がユサユサ。ゴ
  
ンズイの莢果がパックリ弾けて、黒ダイヤのような種が輝いています。種は
  
黒大豆くらいの大きさです。
  
ゴンズイはミツバウツギ科の落葉高木で、樹皮が小川や沼地に棲息してい
  る
魚のゴンズイ(権瑞)に似ていることから、その名称に。

  材木として役に立たないので、同じように役に立たない魚のゴンズイの名
  が
つけられたという説も。

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  道々に台風21号で叩き落されたコナラや樫のドングリが、散らばっていまし
  た。
いずれは地に落ちるのですが、枝ごと落ちて無残な姿です。今回は上水
  堤に
倒木被害は目立ちませんでしたが、22号が今夜から明日にかけて通過
  すると
の予報です。10月台風は要注意です。

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by love-letter-to | 2017-10-29 16:23 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.116 秋冷やか

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      長雨にままならぬ日々秋寒し
  雨、雨、雨の日々。10月第四日曜日の今夜は、台風と総選挙の開票結果を見   
  守りつつ夜半に。この1週間で晴れた日は1日だけで、上水散歩も見送ってし
 
  いました。長雨に打たれて色づき始めた柿の葉も、カラタチや花梨の実も
  落ち急いでいるようです。12月並みの寒い日も。
  最寄りのバス停までの歩道に、カラタチと花梨の実、柿の葉と熟した柿もコ
  
ロンコロンと落ちるままになっておりました。長年、雨戸がしまったままで、無
  人
宅のようです。
  自転車や車に押しつぶされるのが忍びなくて、拾って帰りました。今週の一
  
枚です。カラタチの実はゴルフボールくらいの大きさで、ウールでできてい 
  るような感触です。何か利用法がないかしら?

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   近くの児童公園のハナミズキも紅葉が進んで、真っ赤な実と来春の花芽
   が。
本日、投票場への行き帰りに見たら、葉も実も雨に打たれて地に落ち
   ていまし
た。青空が恋しいです。来週は散歩ができますように!

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by love-letter-to | 2017-10-22 21:04 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.115 木犀雨

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       金木犀雨降りやまず散りぬるを
  10月も半ばを迎え、第三日曜日の今日も雨に。今日で3日降り続いて、42
  目の小平市民まつりも、雨降りやまぬまま鼓笛隊やよさこいダンスパレー 
  ド、
民謡流し踊りなどが行われていました。薄日は射しているものの、雨は上
  が
らなくて、無情の雨に。しかも寒くて。

  数日前から我が家の門前は、金木犀の落花で朱赤に染まっております。40
  年
前、移り住んだ時に小平市民まつりの会場で買った苗木が、2階の軒先に
  届く
ほどの高さになり、葉は密集して、幹回りはかなり肥満体に。

  朝、雨戸を繰るとき、微かな芳香に開花を知らされます。葉の茂みを覗いて
  見
ると、小さな橙色の花の房が葉陰に。今秋は花付きが少な目でしたが、落
  花が
始まると、その多さにも驚かされて…。

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  金木犀は中国南部原産で日本には江戸時代に渡来。中国では正しくは丹
  桂。
一般的には桂花と呼ばれることが多いそうで、墨絵のような景観で知
  られる
桂林付近が桂花・金木犀の原産地。

  トイレの芳香剤の香りがして嫌いという人もいますが、道々で金木犀の香り
  に
出会うと、心身がやすらぎます。そして金木犀を植えている家や公園が
  多く、
この時期は寄り道や街歩きが楽しいのですが、雨続きで残念!

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   街中に甘い香りを漂わせている金木犀ですが、雌雄異株で、雄花株しか導
  入されてない日本では、実を結ぶ金木犀がないとか。実を結ばずに地に還
  り
行く小さな4弁の朱赤の花に、今宵も雨が追い打ちをかけています。

  明日は天気にな~れ!

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  この長雨の前日は、東京でも真夏日に近い暑い一日でした。国分寺駅ビル

  に近い都立殿ヶ谷戸庭園へ立ち寄ってみました。「まだ萩のトンネルをくぐ

  れるかしら」と期待していたのですが、ハギはもう散り去っていました。

  でも、このところ玉川上水堤で見逃しているキチジョウソウ(吉祥草)が、

  竹林近くの茂みに開花。ユリ科の花で、この花が咲くと吉事があるとか、吉

  事の前ぶれに咲くという言い伝えがあります。吉祥草に出会ったのも吉事

  でしょうか。

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  スケッチに訪れた水彩画グループが、国分寺崖線の傾斜と湧水を活かした

  元岩崎別邸の景観と向き合っていました。その姿も絵になる風景でした。

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by love-letter-to | 2017-10-15 20:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.114 コスモスとデート

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     風任せか7メラ任せにコスモス野
 仲秋の名月から数えて4夜目、10月第2日曜日の今宵の月は、寝待月だそう

 ですが…待てど暮らせど月が拝めそうにない空模様です。

 先ほど月を確かめに外へ出てみたら、金木犀の香りが漂ってきました。金木犀

 が香り、コスモスが楽しめる季節ですね。先日、小金井公園のコスモス畑を訪ね

 てみました。正門から東へ、「つつじ山広場」の窪地にコスモスがもう満開に近

 い状態でした。ほっそりとした花茎があるかなきかの風にも揺れており、オート

 マティックのカメラで、気楽に撮ってきました。

 「コスモスまつり」は今月21()22()。 10時~12時と13時~15時には

 コスモス畑で花摘みができ、摘んだコスモスは持ち帰りができるそうです。

 各回の最終受付は30分前までで、参加費は無料とのこと。

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 このコスモス畑は、百恵さんが歌った「秋桜」の歌詞のように、何気ない陽だま

 りにピンクや白、濃い紅色、白地に濃紅色の縁取りのある品種も混じって、気取

 りのない雰囲気です。ノッポもあれば背丈の低いのも混じりナチュラルです。

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 コスモスはメキシコの高原地帯原産で、日本には江戸時代に種子が持ち込ま

 たそうですが、明治9年(1876)、美術学校の教師として来日した彫刻家V.ラグ

 ーザがイタリアから種子を持参してきたことから本格的に広まったとのこと。

 和名は秋桜。キク科ですから花弁に見える一枚一枚が花で、一輪は花の集合
 体
でしょう。

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 コスモス畑の近くで、遠足に訪れた園児らがお弁当を広げていました。その賑

 やかな声も風に乗って天まで届きそう!屈託のない園児らに明るい未来を願

 わずにはいられません。子どもの貧困をなくして、教育費の無償化を!

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 小金井公園西口近くには金色にも見えるキバナコスモスの植え込みも。

 キバナコスモスもコスモスの仲間ですが、花の咲き方や色合いが通常のピンク

 や白のコスモスとは全く違い、金色に近い色やオレンジ色も。羽状の葉もやや

 ごつい感じです。

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 正門近くの植え込みでアオスジアゲハ蝶を撮ることができました。ヤブガラシ

 の花から花へ蜜を求めて飛び交っていました。植栽にとってはギャングのよう

 な存在のヤブガラシも蝶にとっては蜜源なんですね。

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by love-letter-to | 2017-10-08 22:30 | 折々通信 | Comments(2)

折々通信No.113 秋日和に

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         秋日和切手アートを楽しんで
   今日から10月!そして10月最初の日曜日。秋日和の一日
でした。
   玉川上水を散歩がてら、小川町2丁目にあるギャラ
リー青らんぎ
   で、本日から始まった渡辺悦子さんの第二回「切手はり
絵展」に
   立ち寄ってみました。

   一昨年の6月に開催された折り、古切手で制作したとは思え
   い作品の数々に驚き、感動するだけでなく、使用済みの切
手を
   持参して、活かして欲しいと言う人も多かったそうです。

   渡辺さんの切手はり絵は手慰みレベルではなく、構図や表現力
   もアートとして、独自の世界を切り拓いているように思
います。
   上は雑木林の「紅葉」の作品に、「ワインはいかが?」
と題した小
   品を合成してみました。

   「絵の具でも、こんな繊細な色彩を出せない」「遠近感も素晴ら
   しい」と、「紅葉」に見入っている来場者がいました。

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   上は「ワインはいかが?」。ボトルを傾けて注がれたグラスの中の
   ワインの微妙な色あい、グラスの脇にあしらった一房の
ブドウなど
   渡辺さんのアートの世界が楽しい。寄贈された切手に感謝しなが
   ら、はり絵に勤しんできたそうです。

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   オープン早々訪れた男性から譲って欲しいと乞われた「桜」。

   5枚の愛らしい花びらのピンクの濃淡も、老桜の貫録が伝わって幹
   も切手を貼り合わせて表現。幹には仏像写真の切手
が使われてお
   り、600円とか650円と印刷された文字が読
み取れます。こうした
   文字が絵の具では表せない効果を。

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   桜の作品はもう1点、「三春の滝桜」はこぼれるように咲き誇ってい

   る姿を、切手の周囲の白い部分とギザギザを粉のように細かく切っ
   て散らしてみた苦心作だそうです。

   その効果が見事でした。樹齢1000年を超す名木の貫禄とあでやか
   さが!桜の老大樹には神が宿っているように見えます。

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   世界で最も有名な名画の一つモナリザ。あの謎を秘めた微笑と
   視線
は微妙なだけに難しく、目元だけに3カ月も費やした労作。

   それでも不本意で作品展の直前に目と、ゆったりとまとった衣服
   もやり直したそうで、「自分の限界を感じた」と言う渡辺
さん。そ
   の作品の前で、母子が食い入るように見つめていま
した。原画の
   気品を保ちながら、渡辺さんのモナリザになって
いると思いまし
   た。切手には黒が使われてないので、一番苦労するとか。

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   箔押しをした特殊切手「星座シリーズ」だけで制作をした「紫陽花」は、
   使用済み切手で、こんなクオリティの作品ができることに驚き!!そ
   して日本の切手の色彩の美しさと豊富さ
に、しびれました。

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   今回は新作18点とオードリー・ヘップバーンとマリリン・モンローの肖
   像画も展示されています。

   同展は10月8日まで1017時半(2日は定休。最終日は15時まで)、小

   平市小川町2-2051ギャラリー青らんぎで開催。西武線小川駅東口か
   武蔵野線新小平駅から、徒歩8~10分。駐車場も3~4
台分あり。問合
   せは042・345・3532。古民家風フロアにはカフェもあり、ごゆっくり

   ーぞ。

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by love-letter-to | 2017-10-01 23:02 | 折々通信 | Comments(2)