師走も第三日曜日に。先週半ば過ぎから等圧線が縦型配置になり、本格的に冬
が到来。東京でも昨日は、日中の最高気温が8℃に届かず、この冬一番の寒い
一日でしたが、今朝は冷え込みが厳しかったものの、昼前から気温も上がって
きたので上水路へ。
喜平橋から南岸堤を下流方向へ歩き始めたら、木々の根元付近の土が持ち上が
り、霜柱が光っていてびっくり!正午前後になっても水晶の形状を保って。
アバウトな記憶ですが、昨年の冬に霜柱を目にしたのは、大寒の時期に数日で
した。年内から霜柱が立つ今冬は、相当厳しくなるのでは?と予想され、年々
寒気に弱くなっている私は先々が思いやられます。
オミクロン株感染者数もじわりじわりと殖えつつあります。英米のオミクロン
株感染者数は一日に7万人から10万人にも達しており、途上国では新規感染
者の殆どがオミクロン株によるとか。
それにしても、霜柱の形状は神秘的で美しいと思いつつ下流へ。
茜屋橋で新小金井街道を渡り終えた辺りで、野鳥の群れが裸木の枝々に飛び移
っているシーンに出会わせました。20羽前後がいたでしょうか?反射的にシ
ャッターを押してみたところ、4羽がキャッチできていました。
スズメより一回り大きいのではないかと思いましたが、その名前は分かりませ
ん。1~2分後には全員集合!の合図がかかったようで、20刎前後が輪を描
きながら一列になって飛び去って行きました。
小桜箸~茜屋橋間で出会ったコナラの紅葉。通常は黄土色か褐色に染まること
が多いのですが、この地点で出会ったコナラの葉は鮮やかな赤褐色に輝いてい
ました。若木だからでしょうか?
我が家の近くまで帰る道筋で、無人屋敷の敷地一杯に張った枝々に、白っぽい
丸い実が鈴生りになっていました。たしかセンダン(栴檀)の実で、数年前に見
たときよりも一段と大木化して、茶菓子の“おのろけ豆”似た実も沢山に。
幼い頃から優秀だったり、才能を発揮している人に対して、「栴檀(せんだん)
は双葉より芳し」という諺がしばしば使われますが、その栴檀はビャクダン
(白檀)科の高木で、その亜種がこの木でだそうです。古くはオウチの木と呼ば
れたセンダン科の大木で、春にほっそりした淡紫色の5弁の花をつけます。こ
このセンダンも両隣の2階の屋根をはるかに超しておりました。
路上に実が数個落ちていましたので、持ち帰ってみると、3~4個から10数
個が細長い柄でつながっていました。実は2月頃まで木に止まっているそう
で、ヒヨドリが食いちぎっては種を拡散させるとか。
師走を迎えたと思ったら、あれよあれよという間に半ば近くに!コロナ禍で
明け、マスク着用とソーシャルディスタンス、アルコール消毒に体温測定な
どかつて経験したことのない非日常が続きました。2020TOKYO五輪パラも無
観客開催でした。ワクチン接種が進み新規感染者は減少してきましたが、
師走に入るや変異種オミクロン株の感染者がじわじわ増えつつあります。
先週半ば、天神町1丁目の植木生産農家を通りかかったら、冬桜が枝先まで
こぼれんばかりに花をつけていました。
もうピークは過ぎているとのことでしたが、年明けまで花を保っていると
か。冬桜は山桜(ヤマザクラ)と豆桜(マメザクラ)を交配して生まれた雑
種で、ここの冬桜は小平市内で最大級の存在だそうです。最低気温が0度近く
なっても耐えて咲く冬桜に去りがたくって・・・。
花は中輪サイズで、白から淡いピンク色の小さな花びらを咲かせます。葉っ
ぱが小さいことから小葉桜(コバザクラ)、10~12月と4月の2回開花期があ
ることから、四季桜(シキザクラ)と呼ばれることもあるそうです。
帰路に立ち寄った仲町のオープンガーデン「あとりえ絵・果・木(えかき)」で
は、皇帝ダリアが高々と。15~16本もあるそうです。
1本に30~50個もの花をつけるそうで、壮観でした。ダリア属の植物は、メ
キシコから中米に27種が分布しており、茎が木質化する3種がツリーダリアと
呼ばれ、皇帝ダリア(Dahliaインペリアリス)は、その中でも特に茎が太
く、草丈も5~6㍍に達することもあり、支柱を立てたり、切り詰めるのが
大変だそうです。
廃材や台所用品などのリユースをコンセプトにした同ガーデンのオーナー・
井上正さん、明子さん夫妻が桜の剪定材で造ったサンタさんも人気です。幹
の太さに合わせて切断した桜材を3年も乾燥させてから、明子さんがトール
ペイント講師の腕を活かせて、赤いとんがり帽子や目鼻、口ひげなどを描い
た手作りサンタはサイズにより400円~3000円ぐらいで販売していました。
オミクロン株禍で北欧フィンランドのサンタさんも、各国への訪問が足止め
されいるとの報・・・でも、子ども達の夢が奪われませんように!
師走を迎え、紅葉紅葉が進むにつれて、道々に落ち葉もふえてきました。落
ち葉の上に降ってきたばかりの落ち葉が重なり、キャンバスを埋めて行く自
然のアートを楽しみつつも、落ち葉掃きにも追われるシーズンです。上水沿
いにお住まいの方々は大変だろうな・・・と。
久しぶりに上水本町の柴山オープンガーデンへ。生憎、柴山たづ子さんはお
留守でしたが、「ご自由にどーぞ」と書かれていましたので、府中街道沿い
から続くアプローチへ。両側に植わったヤマモミジの大木がもう半ば散っ
て、足元は紅葉の絨毯で敷き詰められていました。まだ花を保っていたホト
トギスの根元まで、散り紅葉でふっかふかに。
砂利の上に散り敷かれたモミジは、日本ならではの風情かと。京都には散り
紅葉を愛でるルートがあり、熱海には落ち葉をハート型に掻き集めて訪問者
を迎える古刹もあるとか。
広々とした芝生ガーデンは初冬の日射しが降り注ぎ、ドウダンツツジの植え
込みが赤々と燃えていました。ガーデンテーブルと椅子には「どーぞ、ごゆ
っくりと」とメッセージボードに。その心遣いに心もポカポカに。
上水路の木立はコナラやシラカシ、クヌギなど広葉樹が多く、色づきは地味
ですが、それぞれに紅葉、黄葉、褐葉して、この時期ならではの華やぎを見
せていました。上は鎌倉橋下流で。
上水路の落ち葉は褐色系が多いけれど、桜紅葉が鮮やかに。
落ち葉道で忘れられないシーンがあります。もう5~6年前になりますか、
小平市中央公園の噴水池広場で、銀杏落ち葉の上をカートを押して歩く高齢
者と付き添う介助者の姿が、とても印象的でした。
落ち葉道介護する人される人・・・足腰が衰えてきても、歩くことが最高の
リハビリで心も前向きにしてくれるとのこと。さらに日光を浴びることが骨
の老化防止に。
私も杖を必要とすることになっても、上水路を歩きたいと思いつつ。
霜月も残り三日、最後の日曜日に。コロナ禍策への制限も緩和されて2カ
月、以前の暮らしを取り戻しつつありますが、オイル高や物価の値上げも相
次ぎ、不安材料の多い日々です。
テレビで紅葉名所の映像を見る度に、近隣の紅葉もそろそろ見頃かしら・・・
と、国分寺駅南口近くの殿ヶ谷戸庭園へ立ち寄ってみました。
バスツアー客も訪れ、紅葉名所の賑わいも感じられましたが、園内の紅葉に
「イマイチ色が冴えないね」「まだ青い葉も・・・」と、がっかりした声も。
昨年に続き、同庭園の紅葉は色付きが遅れているのか、燃えるよう紅葉では
ないようです。日没前の西日が差し込む時間帯まで粘ってみましたが、以前
の息を呑むような夕紅葉には出会えませんでした。
昨年、居合わせた都内の紅葉をとり続けているカメラマンが「気象とカエデ
の老木化で、色づきが悪くなってきた」と、話してくれたことを思い出しま
した。垂れた下枝に近寄ってアップで撮ってみると、まだ緑を遺した葉も。
様々な色合いの紅葉も風情はありますが、燃えたぎるような紅葉を今一度見
たいです。
同庭園内から国分寺駅北口のタワーマンションザ・ツイン/イースト(35階建
て)が高々と。物件情報によると約56平方㍍で7500万円ぐらいとか。
玉川上水堤にでも、ヤマモミジとイロハモミジが数多く植わっております
が、紅葉はまだ始まったばかりのうようです。
鎌倉箸付近で立木にからまったツタが紅葉していました。蔦紅葉も風情があ
ります。
そこから500㍍ほど下流の八左衛門箸付近では、サネカズラ(実葛)の実が真っ
赤に。マツブサ科の蔓性植物で、古い蔓はコルク層が発達して太く、雌雄別
株または同株とか。
艶やかな葉の葉腋に、赤い小さな実が10数個が球体になってぶら下がってい
ました。夏に約1.5㌢の黄白色の花をつけるそうです。
若い枝は粘る液を含んでおり、古くは似た液を整髪に使ったことから、別名
はビジンカズラ又はビナンカズラと。
晩秋から初冬にかけて寂れ行く上水路にも、楽しませてくれるものがありま
すね。
十一月も半ばを過ぎて第三日曜日に。予報通りに午後から天候は下り坂にな
り、夕刻から冷たい雨がしとしと。明日からは荒れて冷え込みも厳しくなる
そうです。
先週半ばに小平団地を通りかかったら、公孫樹並木がほぼ黄色になっていた
ので、小平市中央公園へ向ってみました。上水沿いの木立はチラホラ色付く
程度でしたが、噴水池広場の公孫樹は黄葉真っ盛り!築山に上って見ると、
昼下がりの日射しを浴びて金色に輝いて見えました。
そして噴水池も公孫樹落ち葉で埋め尽くされていました。噴水は止められ水
は抜かれていましたが、落ち葉のプールみたいでした。
噴水池の周りや築山では、20日から小平市と武蔵野美大が共同で取り組むイ
ベント「小平アートサイト」が開催されるので、同大の学生たちが準備に勤
しんでいました。ゲゲゲの鬼太郎の親父みたいな目玉をつけた2体の幼児像
は、その作品です。題名や制作意図を聞いてみたかったのですが、作者の姿
は見当たりませんでした。
同アートイベントは29日までで、作品鑑賞ツアーやワークショップトも開か
れるそうです。
帰路に立ち寄った津田町3丁目アパ-ト敷地内で、ヒイラギ(柊)が白い小花を
群がりつけていました。
小花の径は5~6ミリ、花冠は4つに裂けて反り返り、数個ずつ葉腋につけ
ています。ヒイラギはモクセイ科の常緑小高木で雌雄異株だそうで、目にし
た辺りのは雄株のようです。
雄株は花冠から黄色の葯をつけた雄しべが2本突き出しており、雌株は雄蘂
が長く発達、直径1.5cmほどの実がつき5~6月に暗紫色に熟するとか。
ヒイラギと云えば、濃いグリーンの硬い葉の周囲にノコギリの歯のような鋭
いギザギザがあり、鬼が目を突かれて退散したという伝説から、節分にはイ
ワシの頭を柊の枝葉に刺して戸口に立て、魔除けにされてきました。別名は
「鬼の目突」とも。
かつては外からの侵入を防ぐために生け垣にもよく使われ、小平市内にはそ
の名残を留めている旧家も。
同アパート敷地内ではボケ(木瓜)の花も初々しく咲き始めていました。明日
11月22日は語呂合わせで"いい夫婦”の日だそうですが、二十四節気の一つ小
雪(しょうせつ)で寒冷期に向う時期です。寒さに耐えられるかしら?
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