忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.75 寒厳しくとて

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         寒木立耳を澄ませば四十雀
     1月第3日曜日の今日は、今冬一番の強い寒波の影響で日本海側から
      関西、東海地方にかけても大雪に。2㍍を超す積雪で、屋根に積もっ
     た雪が崩れ落ちたり、除雪作業中に命を落としたり、ことに年老いて
     豪雪地方で暮らすのは大変だと胸が痛みます。新潟の限界集落に別荘
     を持つ友人の話では、雪下ろしを頼むと1日2万円はかかるそうです。
     小平でも日中の気温は4℃。朝は戸外の水道菅が凍って、路面も粉を
     振りかけたように凍っていました。こんな日は日向でも底冷えがして、
     上水堤を歩く姿も少なく、野鳥の声や羽ばたきがクリア-です。
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     寒波が押し寄せる数日前には、上水堤の貫井橋付近でオオイヌノフグ
     リが開花していました。今月3日に歩いた時にも数えるほどですが、
     コバルトブルーの4弁の花びらを広げていました。
     オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)だなんて気の毒な名前ですが、春に
     先駆けて開花。オオバコ科の越年草で全国至る所で見られ、瑠璃唐草、
     天人唐草、星の瞳などファンタジックな別名も。
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     回田町の駐車場のヘリにはホトケノザ(仏の座)も、例年より2週間以
     上も早く開花していました。年明けから温かい日が続いていたので、
     仏様の台座に似た葉の上で浮かれだしたように見えました。
     でも、オッとどっこい、季節はそうそう簡単に冬から春へギアチェンジ
     してくれません。アップダウンの激しい年になりそうです。
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     上水沿いの民家の庭でもロウバイが香り、小金井公園・梅の園の素心蠟
     梅(そしんロウバイ)も満開に。半透明でツヤのあるクリームイエローの
     花びらがまるで蝋細工!臘月(ろうげつ:旧暦12月)に咲くことから蝋梅、
     あるいは蠟梅と。冬の花で、上品な香りは冬の厳しさを和らげてくれます。
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     フェンスに遮られて上手く撮れなかったのですが、休耕地ではナズナ(薺)
     も草丈が40㌢前後になって、白い小花をわんさか開花。春の七草の一つ
     で、三味線のバチに似た実も結んでいました。その実の姿から別名ペンペ
     ングサ、シャミセングサ(三味線草)と。ネーミングが何とも巧みで…。
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     ノゲシも路傍の脇や上水堤でも開花していました。ノゲシ(野芥子)は、葉
     がケシに似ているだけで、ケシとは全く別種でキク科ノゲシ属の一種。
     別名のハルノノゲシと呼ばれることが多いようです。花はそっくりで葉の
     棘が鋭く、ごわごわしているのはオニノゲシ。市街地では越年化している
     のか、最近は季節を問わず咲いているのを見かけます。
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     これからしばらく極寒の日が続いて、上水ウォークもさぼりがちになりま
     すが、厳冬期でないと見られない花やシーンもあり、ボチボチと…。
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# by love-letter-to | 2017-01-15 20:39 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.74 初尽くし

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        喜寿にして田んぼで書初め初体験
    年明けて2回目の日曜日、日中の気温も7℃しか上がらず、午後から
    冷たい雨も降ってきました。明日は成人の日。雪にならないといいけ
    ど…。
    「田圃で凧揚げをして、書初めをしませんか」と、紙匠・吉田徳雄さ
    んから誘われ、正月二日、八王子小比企町の磯沼牧場で行われたイ
    ベントに参加してきました。例年、三が日は近くの神社に初詣するく
    らいで、寝正月に近い過ごし方をしてきた私には初体験ばかりでした。
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    年末年始ダイヤのバス電車を乗り継いで、京王線山田駅から徒歩7~
    8分、なだらかな小比企丘陵の南斜面に広がる磯沼牧場へ午前10時
    にたどり着いた時は、5~6組の親子やアウトドア愛好家たちが和凧
    に絵や字を書いていました。「北側に山を背負っているから、ここは
    温かいんですよ」と、牧場主の磯沼正徳さん。
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    磯沼牧場では市街地にある牧場のロケーションを有効活用して、牧場
    体験、牛やヤギ、ヒツジなどとのふれ合い教室など様々なイベントを
    実施しており、書初め・凧揚げ会も今年で3回目。立川駅南口で和紙
    と書道用品専門店を開いている吉田さんの指導で、凧に絵を描いて尻
    尾と糸をつけて、磯沼家の田圃で凧揚げを楽しんだ後、長い巻紙に参
    加者で書初めをしようという催しでした。
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     この日のランチはミルク雑煮と聞いて、牛乳と餅のミスマッチな取り
     合わせが不安でしたが、磯沼家の田畑で採れた糯米でついた餅に大根
     とネギ、絞りたての牛乳を使ったミルク雑煮も、マイルドで信じられ
     ないほど美味でした。ダッチオーブンで煮込んだチリコンカーン、炭
     火焼のフランクフルト、ビーフの燻製の炙り焼き…いずれも初体験の
     味でした。特にマシュマロを炭火で少し焦がした味は忘れられません。
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     北野街道と湯殿川沿いにかけて広がる田圃は、電線に遮られない新春
     の青空が広がって、凧揚げに最高!
     半紙大の手づくり凧でも、よく上がりました。「凧揚げ日和だ!」と、
     吉田さんも目を細めていました。
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     約1時間、凧揚げを楽しんだ後、大きな筆で参加者が一字ずつ「あけ
     ましておめでとう…」と、書初めに挑戦しました。吉田さんが用意し
     た巻紙は長さ20㍍あまり。田圃に長々と。 
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     墨をたっぷりつけた筆の重さ5~6キロにもなり、膝で支えながら字
    を書くそうで、幼児たちはパパやママに支えてもらいながら、字を書
    く体験をしました。
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      自然の中で日本の伝統である書道を体験するのが狙いだそうです。
      墨の香りが正月晴れの空に広がって行きました。
      またとない経験をした2017年の初体験でした。
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# by love-letter-to | 2017-01-08 19:39 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.73 新年早々

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        初春や運気取り込む年であれ
    近年になく温かく穏やかで、澄み切った青空の元旦を迎えました。
    元旦早々、朝寝坊をしてしまい目が覚めたらもう初日は高々と上って、
    今年も初日の出を見逃してしまいました。この調子では運気も取り逃
    がしてしまいそうですが、酉年は商売繁盛、運気も取り(酉)込める年
    とされています。
    上は昨年末に訪ねた石神井公園前の土鈴工房「鈴蔵」の酉年土鈴です。
    お多福のお面をつけた土鈴やヒヨコ連れの土鈴、松竹梅をボディに描
    いた土鈴など、いずれも掌に乗るサイズで、降るとチロチロと素朴な
    音色がこぼれます。土鈴はよく鳴ることから「良く成る」に通じる縁
    起物として好評です。
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       子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支の土鈴。

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    土鈴工房「鈴蔵」の主・藤沼万治子さんが御岳神社の参道入り口近く
    の旧家の蔵を借りて、土鈴展示館を開設して20数年。その間、藤沼
    さんは石神井の自宅から毎日、御岳まで 電車を乗り継いで通ってい
    ました。片道約2時間。気が遠くなりそうです。
    同居していたご主人の両親が高齢で要介護状態になり、昨春、展示館
    は閉館しましたが、縁あって 自宅近くに土地を求めることができ、工
    房を開設。一部蔵造りになっている工房は雛祭りなどのイベントには公
    開するそうです。
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    工房には3000点以上の土鈴コレクションの収納・展示できるスペース
    も設けてありました。

        明日も好天だそうですから、歩き初めをしたいと…。
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# by love-letter-to | 2017-01-01 23:19 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.72 歩き納め

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           暮の道垣根に一輪紅の薔薇
    暮れも押し詰まり、十二月最後の日曜日の今日はクリスマスサンデー。
    青空が広がった午後から、今年最後のつもりで上水堤へ。
    先週はまだ葉を残した樹木も多く、堤は落葉で埋まっていましたが、一斉
    に落葉し、清掃作業も 実施されたようで、見違えるほど明るく、空が透け
    て見えました。
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    府中街道と上水の交差点近くの民家の垣根に、一輪のバラが咲き残ってい
    ました。蔓バラ系のコクテールではないかと思うのですが、紅色が鮮やか
    で、どっきりするほどでした。
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    上は鎌倉橋から上流にかけての上水堤です。水路敷き沿いのフェンスの
    影もくっきりと。日中の気温も上がってきたので、ウォーキングをする
    人も多く、散歩日和でした。
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    津田塾キャンパス前の新堀用水沿いに植わっているイヌビワも、黄葉
    していた葉をすっかり落として、イチジク型の実だけに。大型の葉が
    落ちてしまうと、今冬は例年になく沢山の実をつけており、冬芽も観
    察することができました。
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    中央公園の銀杏並木もシースルーになって、総合体育館のドーム屋根
    がくっきりと見えました。屋内の照明もガラス越しに見えて…。
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    グランドの東側に植わっているメタセコイヤの並木もほぼ裸木になり
    ました。落葉針葉樹で円錐形の樹形が北欧型で素敵です。
    カナダ北部、シベリア、グリーンランドなど北半球の北極周辺に広く
    分布。日本にも300万年から100万年前頃まではたくさん生えていた
    らしい。その頃からあまり進化していないらしく、生きている化石と
    して有名です。和名はアケボノスギですが、和名より属名のメタセコ
    イアと呼ばれることの多い樹木です。
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    いい香りがすると思ったら、中央公園南側の堤には、もう日本水仙が
    数輪開花していました。

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    2016年は1月には国道18号碓氷バイパスでスキーのツアーバスが崖
    下へ転落事故が発生。4月には熊本大地震が発生、その後も余震が相
    次ぎました。7月には神奈川県相模原市の障害者施設で、元職員によ
    る殺傷事件で死者19名、多数の重傷者を出すショッキングな事件が。
    また7月には北海道で地震が多発、8月には東北・北海道に台風災害。
    今月22日には新潟・糸魚川市で大規模火災が発生するなど、人災天災
    が相次ぎました。
    申年は 間もなく去りますが、来たる2017年酉年は運気を捉える年だ
    そうで、いい年になりますように。
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# by love-letter-to | 2016-12-25 22:23 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信 No.71 落ち葉路で

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        落葉路行き交う足音カンパネラ
  今年も残り少なくなり、一日一日の経つのがはやいこと!
  昨日から平年並みの気温に戻りましたが、先週半ばの身を突き刺すような冷たい
  強風に、上水堤の落葉も一気に進みました。
  落葉を踏みしめて歩くのは詩的でロマンティックな反面、この夥しい量の落葉を掻
  き集めたり、処分を考えると気が遠くなります。
  小平市中央公園沿いの上水堤では、切株もベンチも落葉に埋もれて、行き交う人
  の足音がカンパネラのよう。
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  切り株付近を流れる新堀用水も落葉に埋もれて…。毎年、12月半ば過ぎには、エ
  アを噴射して落葉を一斉に用水に落として、府中街道手前に設けてある芥揚げ場
  で、クレーンを使った清掃作業が行われています。
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  中央公園・築山の頂上にある石積の円形スペースも、落葉のプールのようでした。
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  普段は樹林の薄暗がりで目立たない存在の震災用井戸とポンプですが、その周り
  の紅葉と山茶花の花灯りに浮かび上がっていました。
  ヤマモミジでしょうか、毎年、年末近くまでひと際色鮮やかに紅葉します。

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  落葉路を戻る途中、カサコソ、カシャカシャと乾いた音がするので、目を凝らしたら
  シジュウカラが餌を漁っていました。10羽くらいが群れていたのですが、土鳩がや
  って来ると、追い払われてしまい残念!
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  後には土鳩が2羽、木の上に。土鳩たちも烏がやって来ると、たちまち追い払われ
  てしまいます。こんな野鳥たちの攻防戦も、この付近は都市計画道路小平3・2・8
  号線の工事によって、見られなくなります。道路予定地の上水堤は、野鳥たちのた
  まり場で観察スポットなのに。
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  津田塾大南側の新堀用水脇に植わっているイヌビワも、先月末には葉が黄色に染
  まっていましたが、先週初めに訪ねた時は葉が殆ど落ちて、残った葉は褐色化して
  いました。
  イチジクに似た実は花であり、実でもあり、今の時期は実でしょう。大きさは直径
  1㌢ぐらい。口がほんのりピンク色で、キュートです。
       上の写真左は11月26日、右は12月13日撮影。
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  津田町アパート敷地内ではヒイラギの花が開花していました。純白の花の径は5~
  6ミリ、花冠は4つに裂けて反り返り、数個づつ葉腋につけています。モクセイ科
  の常緑小高木で雌雄異株で、この花は雄株のようです。黄色の葯をつけた雄しべが
  2本花冠から突き出していましたから。
  硬質で光沢のある葉の周りに 鋸歯が変形した刺があり、その刺が邪悪を追い払った
  り、侵入を防ぐことから小平周辺の旧家では、生垣として植えられているのを目に
  します。
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# by love-letter-to | 2016-12-18 18:51 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.70 暮紅葉どき

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        散る紅葉残る紅葉や次郎池
   師走も10日、一年で日中の時間が最も短い“暮早し”を実感する時期。「午後4時を
   回ると落ち着かなくて、この頃の日没どきが一番淋しい」 と言う声も聞きます。
   国分寺駅南口にある「殿が谷戸庭園」の昨年の暮紅葉の艶やかさが忘れられなくて、
   先週半ばに訪ねてみました。期待が大きすぎたのか、それとも今秋の気候のせいか、
   物足りない感じでした。それでも国分寺崖線の傾斜を活かした園内の景観にカエデ
   類の古木は映えて、紅葉狩り客やカメラを手にしたグループは「駅から徒歩2~3
   分で素晴らしい紅葉が見られて最高」と口々に。湧水の流れ落ちる次郎弁天池に青
   い空と見事な雪吊り、回りの紅葉が映り、幻想的なシーンを。 
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   昨夜、ブログのマイページを開いてびっくり!開設以来のテンプレートが利用停止
   になって、白紙状態でコンテンツが掲示されており、レイアウトも乱れていました。
   一瞬、何が起きたのか、頭の中が真っ白に!ウィルスに汚染されたのではないかと
   も思いました。exciteブログのリニューアルで、テンプレートの一部が利用停止にな
   ったそうです。サイトからの通信警告を見逃していたことによるハプニングでした。
   心ならずもイメージチェンジを。まだ編集作業にも慣れなくて四苦八苦中。PCや
   ネットでは何が起きるか改めて思い知らされました。
     上は殿が谷戸庭園の谷底にある竹林をバックにした暮紅葉です。

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   殿が谷戸庭園からお鷹の道をたどって、真姿の池湧水地、その崖線上に位置す
   る都立武蔵国分寺公園へ向かってみました。小さな旅に最適コースです。

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   普段は鬱蒼とした周囲の樹林に囲まれて、近寄りがたい感じの真姿の池弁天堂
   も紅葉灯りで、華やいで見えました。

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   湧水沿いにある野菜直売所の幟旗も、紅葉灯りと木漏れ陽を浴びて翻っており、
   湧水を汲んだりベンチでひと休みしている人も。大根や里芋、ホーレンソウ、柚
   子など、冬野菜の出番ですね。

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   真姿の池湧水の噴出口から石段を上ると、武蔵国分寺公園へ。この辺りの段差
   は20㍍以上もあり、汗ばんできました。公園は多喜窪通りをはさんで南側の西
   元地区には、武蔵野の面影を留めた野鳥の森、なだらかなに広がるこもれび広
   場とバリアフリーの園路が。親子でお弁当を広げている姿にほっこり。
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   ふれあい橋を渡った北側の泉地区は外周500㍍の円形の広場、噴水や滝もある
   武蔵野池があり、サッカーをしたり、ランニングをしている男女の姿が見えま
   した。池にはコサギや翡翠色のカワセミも訪れるとか。
   隣接地に来春、都立多摩図書館がオープンするそうです。

   ♪♪♪ 国分寺教会 クリスマス・ファミリーコンサートへのお誘い ♪♪♪ 
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   国分寺駅北口から徒歩7~8分、本町の高台にある国分寺教会・礼拝堂で、
   今月17日(土)14~16時(13時半開場)、声楽アンサンブルLa Balenvoce
   (バレンボーチェ)による、クリスマス・ファミリーコンサートが開かれます。
   アンサンブル名は暴れん坊ですが、絶妙のハーモニーと評判。ソプラノ歌手
   の志田尾恭子さんら国立音大出身の声楽家男女4人とピアニストで、ヘンデ
   ルの「オンブラ・マイ・フ」、ベートーヴェンの「君を愛す」、モーツアルト
   歌劇「ドン・ジョバンニ」より「お手をどうぞ」他、クリスマスソングも演奏。
   小さな子どももご一緒に。駐車場なし。入場は無料ですが、恵まれない人たち
   に献金を。会場へは国分寺駅北口から東栄会通りを東へ。突き当りの本町信号
   を渡った坂上。
      国分寺市本町1・6・2☎042・322・2017同教会。
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# by love-letter-to | 2016-12-11 19:29 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.69 黄落期に

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        縦笛を吹く少年像や黄落期
   師走に入り最初の日曜日に。幸いなことに小春日和が続いておりますが、紅
   葉は晩期、並木の銀杏も散り始めました。先週半ば、小平団地の銀杏並木の
   下を歩いたら、すっかり葉を落としている樹も目立ちました。2街区に立って
   いる笛を吹く少年のブロンズ像の周りは落葉で染まり、背後の銀杏並木も裸木
   になりつつの状態でした。色づくのは遅めで散るのは例年より急ぎ足のよう。
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   上は、残り半ばになった小平団地の銀杏並木。2街区と3街区の間の銀杏並
   木(右)では、初冬の青い空のⅤ字がくっきりと。
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   並木の下は黄金色のふかふか絨毯が長~く伸びて、傍らには掻き集められた
   落ち葉の袋が積み上げられていました。この時節は掃いても、掃いても落ちて
   来る銀杏の葉の始末に作業員は追われており、カメラ片手に歩いているのが
   心苦しくなりました。
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   でも銀杏の絨毯はポエジーですね。紅葉した桜の葉も数枚、吹き寄せられて。
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   例年、玉川上水堤の紅葉はお色気に乏しいのですが、今秋の桜葉は紅葉す
   る前に散って、イロハモミジやヤマモミジなどカエデ類の色づきも期待外れで
   した。10月半ば過ぎまで夏日があり、木枯らし1号が早々と吹き、11月中に
   初雪が降るなど、気象と暦がマッチングしてなかったかと、素人判断している
   のですが…。
   そんな上水堤で、オカトラノオの葉が特有の紅葉を。長楕円形の葉の葉脈を
   を残してまだらに色づき、褐色化した果実穂も。初夏に優美な白い花穂を弓
   なりにしていた姿からは想像できませんが、群生したオカトラノオの紅葉は里
   山の晩秋を彩る景観だとか。
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   小松橋からいろりの里付近の両岸にはカエデ類が多く植わっており、光線の
   具合によって、ハッとするほど美しい紅葉を。
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   小川監視所跡の紅葉は色様々で、雑木林の暮紅葉を見せてくれました。
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   近くの旧家の柿の木では、ヒヨドリが熟した柿を奪い合ってアタックしていま
   した。10数羽いたのですが、カメラを察知したのか飛び去って、一番食いし
   ん坊がご馳走を一人占め。
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# by love-letter-to | 2016-12-04 18:44 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.68 銀杏降る公園で

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        銀杏降る広場に父子大道芸
  11月も最後の日曜日になりました。先週24日(金)は関東甲信の各地で雪が降り、
  東京では54年ぶりとなる11月の初雪!小平付近では3㌢前後の積雪で、40代の
  男性が転倒して手首に怪我をしたそうです。
  その数日前に小平市中央公園を訪ねたら、噴水池広場の銀杏並木が金色に輝い
  ていました。黄葉の真っ盛りに初雪とは…。
  雪と真冬並みの寒さで、金銀杏の葉が落ちてしまったのではないかと、昨日、再
  訪してみたら、銀杏並木の下で大道芸が演じられていました。小平市内に住む路
  上パフォーマー・ジロー今村さんが大道芸の体験指導と実演中でした。
  ジローさんの長男で小学6年生の草志くんがカラーボールを手に、お手玉のよう
  に上げていました。
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  最初は3個から。「まだ長続きはできませんから、上がったら拍手してやって
  下さい」と、ジローさんが温かくフォローしていました。父と子の信頼関係が伝
  わってきます。2年前には太鼓やタンバリンを叩いて、父のパフォーマンスを応
  援していた草志くんの成長ぶりにも驚きました。
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  3個に続いて4個も成功させ、次は工事現場などで使われる円錐形のロードコ
  ーン (Road cones)を顎で倒立させる演技に挑戦。1本、2本、3本…と数を増
  やして7本まで成功させたところで、ジローさんが「9本の記録に挑戦してみる
  か?」と、草志くんに聞いています。「うん」 と大きく頷いて、小さな顎の上
  に赤や青、黄色のロードコーンを9本も積み上げ大成功!40人余りに膨らんだ
  観客も大拍手を送りました。
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  この日、静岡から駆けつけたGAKKEN(がっけん)さんのジャグリングングに
  続いて、フィナーレはジローさんお得意のパイプ椅子を使った魂の肉体表現を。
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  真っ赤なスタジャンも脱ぎ捨てて、パイプ椅子と脚立を積み上げた上での倒立、
  開脚、最後は「夢」と書かれた旗を掲げて「僕が贈る言葉です」とエールを。
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  並木の銀杏は半ば散り落ちて、噴水池の周りは金色の絨毯を敷きつめておりまし
  た。もう数本は裸木姿を池面に映していました。
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  上は初雪の降る前22日に撮った黄葉ピークの銀杏並木です。まさに「銀杏は
  魔術師…ですね」公園をゴールドに。
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   「じゃあね」と言いつつ、おしゃべりも長引いて…。
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# by love-letter-to | 2016-11-27 19:13 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.67 晩秋の彩

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         里紅葉一筆ごとに色深め
  11月も下旬に入り、遅れていた紅葉も里に降りてきました。第三日曜日の今日
  は絶好の紅葉日和でした。昭島駅近くで インタビューの仕事を終えた足で、昭
  和記念公園に立ち寄ってみました。2年ぶりかしら。
  西立川駅で降りるなり紅葉見物の人、人、人で賑わっておりました。チケット販
  売機の列に並んでいると、「高尾山はこんなもんじゃなかった」と云う声も。数
  人のグループで紅葉の名所巡りをしているみたい。入口を抜けると群衆は四散し
  てホッとしました。水鳥の池を前にスケッチをしているグループに出会いまし
  た。葦やミソハギの枯穂の向こうに見える対岸の紅葉を描いており、一筆ごとに
  画面も色鮮やかになって…。
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   水鳥の池の周りを時計とは反対回りに歩いて行くと、鴨の群れと戯れている一
   家に出会いました。年頃の娘さん二人と還暦前のご夫婦は「久しぶりの一家団
   らん」だそうです。「紅葉のピークに出会えて最高!」とのこと。
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  バードサンクチュアリ付近では、園内でも一二を争うイロハモミジの大木が真
  っ赤に燃えて、辺りをも燦々と。「こんな紅葉は外国では見られないだろうな
  ァ」トランプにも見せてやりたいよ」と、シニアグループは、盛んにシャッター
  を押していました。そう言えばトランプ・次期アメリカ大統領は真っ赤なネクタ
  イをしていることが多いですね。似合ってないけど…。
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  日本庭園の紅葉は造園家や設計士によって設計されただけに、紅葉と池と常
  緑樹、石や橋、四阿との調和が見事で、錦絵巻を見るよう。今年は自撮り棒を
  使って紅葉の中に佇む自分を撮る女性が目立ちました。スマホに向かって ス
  マイルしている自画像を即送信したり、サイトにアップしている女性も。
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   庭園の一角では“先撮り”と言うのでしょうか?結婚式を控えたカップルが挙式
  前に、二人だけの記念写真を撮影中でした。衆目の中で白無垢・羽織袴姿の
  二人がカメラマンの前で何度もポーズを。「傘の柄は肩に置いたらダメ」 とか
  「もっと二人の傘を近づけて」とか、ディレクターが演出しておりました。美女
  とイケメンのカップルの幸せを願いつつ。
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  黄葉紅葉の賑わいの片隅で、カマツカの赤く熟れた実も。目立たない存在で
  すが、長めの柄の先に付けた実は野バラの実に似て、キュート!紅葉した大
  き目の葉は虫に食われたのかしら。カマツカはバラ科の落葉低木で、材質が
  硬くて丈夫なため 鎌の柄に使われたことから 鎌柄の名称に。牛の鼻環にも
  使われることから別名ウシゴロシとも。
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   庭園内に注ぐ渓流の浅瀬には赤や黄の落葉が、工芸品のようで。苔の緑、
   流れに映った空の青に映えてカメラを向けている人も沢山いました。
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   急ぎ足で駆け巡ってきたので、これはという一枚は撮れませんでしたが、立
   川口近くの銀杏並木で思い出したことがありました。カナールと呼ばれる人
   工水路の両岸に 続く並木のイチョウの上部が切り揃えられて、不自然な姿
   をしているのが前々から気になっておりました。
   隣接している陸上自衛隊立川駐屯地は大規模災害発生時に、広域防災基
   地として機能するため、日夜ヘリコプターの訓練も しており、その離着陸の
   支障になるので、切り揃えたとのこと。物資輸送訓練のため、月に1回はC-
   1 輸送機(固定翼)の離着陸も行われているそうです。
   
   ・・・・「キルトおぶはーと」のパッチワークキルト展へのお誘い・・・・
  キルト作家として知られる鷲沢玲子さんから、パッチワークキルト展「ほんのり
  クリスマス」の案内状が届きました。鷲沢さんはパッチワークキルトに出会い40
  数年、物を創り出せる確かな自信と喜び、達成感を知って欲しい気持ちで1980
  年に国立市で「キルトおぶはーと」を主宰。三浦百恵さんも生徒の一人でした。
  柄にもなく手仕事の好きな私は鷲沢ファンの一人です。
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# by love-letter-to | 2016-11-20 19:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.66 冬仕度

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        行きつけの麺処跡に枯れ尾花
   トランプショックが世界を駆け巡った先週後半は、東京近郊でも歳末並みの冷
   え込み、木枯らし1号も吹きました。11月2週目の日曜の今日は、日中の気温
   も20℃近く。小春日和に恵まれ、ホッとしておりますが、ますます先行きが読
   めない時代に。玉川上水堤を歩いても沿線の宅地化や再開発で、時代の変化は
   ひしひし。
   久しぶりに小川橋近くの「森田オープンガーデン」に立ち寄ってみました。一
   隅にあった「麺処 松根」が今年の7月末で店じまいしてから足が遠のいてお
   りました。
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   がらんどうになった空家のわびしいこと!せめてもの心遣いでしょうか、赤く
   熟した実をつけた野薔薇と芒を投げ込んだ竹籠が窓辺に置かれていました。
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   4~5月にかけて上水堤を歩くと、淡いピンクの優しい花をつけた野薔薇によ
   く出会いますが、実をつけた野薔薇は野趣に富んでいます。ブッシュ状態にな
   った蔓の先に楕円形の実をつけたまま、寒中を迎えていることも。花も素朴で
   すが、実も渋い美しさが。野鳥には好まれないみたいです。
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   春先から田園風景を楽しませてくれた「森田オープンガーデン」の草花や木々
   も、冬支度の時期に。コスモスや金色コスモスの花も小さく残り少なくなって
   箒草とも呼ばれるコキアが色濃くなっていました。これらはもう種を結んで地
   に還り始めています。地中で冬眠して春の目覚めを待つそうです。
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   コキアは晩秋に枯れるアカザ科の一年草で、こんもり茂らせた枝を束ねてホウ
   キに利用していたことからホウキグサの和名が。間もなくやって来る落葉シー
   ズンには、落葉を掻き集めて台所の残滓や鶏糞などとブレンドして発酵させ堆
   肥づくりに追われるとか。
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   森田ガーデンからの帰途、下草の茂みや橋の親柱にからまって赤く熟れてい
   るヒヨドリジョウゴにしばしば出会いました。例年より色づきが遅れてまだ青
   い実も。ヒヨドリジョウゴはナス科つる性の多年草で,夏に鳥が飛んでいるよ
   うなユニークな姿白い花をつけます。 変わった名前の由来は赤く熟した実を
   ヒヨドリが好んで食べることからだそうですが、実にはソラニンという神経毒
   を含んでいるので、食べることはないそうですけど…。
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   商大橋下流の自生野草観察ゾーンでは、ブルーブラックに熟したアオツヅラ
   フジの実を発見!ここ数年、見逃していたので感激しました。一見 ブドウの
   房に見えますが、一粒の直径は5㍉程度。4~6個が房に。食べられる果実
   ではありませんが、蔓は丈夫で、ツヅラを編むツヅラフジの仲間であること
   からアオツヅラフジの名に。
   別名、力ミエビとも言われるそうです。カミは神で、エビとは古語のブドウ
   を指すそうです。食べられないから神のブドウと称するとも。
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   久右衛門橋の南側「ふれあい下水道館」近くの農地で、放し飼いにしている
   烏骨鶏(ウコッケイ) に出会いました。白の群れに交じって黒い羽の烏骨鶏も。
   どちらも小顔というか 頭部が小さくて、可愛いです。
   普通の鶏は年間250~300個くらい卵を生むのですが、烏骨鶏は、50~60個
   ほど。なので、1個に含まれる栄養分は自然と濃くなるとか。
   来年2017年は酉年ですね。実りと収穫の年だとか。そう願いたいものです。
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# by love-letter-to | 2016-11-13 20:46 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.65 秋の深まりに

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        秋の蝶暮れゆく陽射し追ひかけて
   北海道ではもう積雪40㌢以上の地域もあるそうで、例年になく冬の訪れが早い
   この秋。11月最初の日曜日を迎えました。玉川上水堤の木々は色づき始めた
   ばかりですが、師走の花・ツワブキ(石蕗)の花が道々で開花し始めました。
   この時期の秋晴れを「小春日和」、あるいは穏やかな晴天の日々を「小春日」
   と称して、紅葉や黄葉を楽しめる絶好のシーズンです。 冬を迎える前の贈り
   物を貰ったような気分で、上水を歩く足も弾みます。
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   でも、まだ木々が葉を落としてない堤沿いでは、午後3時を回ると夕影に追い
   かけられる気分になります。西に傾き始めた陽射しの中でモンシロチョウが
   1匹ツワブキの花に盛んにアタックしていました。
   向きを変え、花を変え、飛び立っては舞い戻る蝶の懸命さに、見惚れてしま
   いました。子孫を残す仕事納めに近いのかも知れません。私もそろそろ終活
   をしなければ…と。
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   黄ばみ始めた葉陰には、紫色のビーズ玉のようなムラサキシキブの実がキラ
   キラと輝いていました。紫色の実の清楚な美しさを、平安時代の長編小説
   「源氏物語」の作者・紫式部の名に譬えられた実は、葉を落とすにつれ輝き
   を増し、目立ってきます。クマツヅラ科の落葉小木で、実は散房状にランダ
   ムにつけています。
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   民家や庭園などに植栽されている園芸種のコシキブ(小式部)も、同じような
   紫色の実をつけますが、コシキブは 細長い葉が対生しており、葉の付け根
   に房状の実を規則的につけています。
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   黄葉した葉の裏に何かの虫の抜け殻がへばりついていました。蝉の抜け殻
   が葉裏に へばりついているのは良く見かけましたが、こんな形の抜け殻に
   出会うのは初めてです。図鑑で調べましたが、虫の名前は分かりませんで
   した。
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   桜橋~商大橋右岸の自生野草観察ゾーンでは、ツルフジバカマ(蔓藤袴)が周
   囲の野草に絡まりながら、薄紫色の小花の房を揺らせていました。
   フジの花に似た淡い紅紫色の蝶型の花を房状につける、マメ科蔓性の多年草
   で、近隣では見かけることが少なくなりました。一つ一つの花の長さは1㌢
   足らず、10数個を花を房状につけて 野趣に富んでいます。一時減少して見
   つけることが困難でしたが、今秋は嬉しいことにかなり多く出会うことがで
   きました。
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   ツルフジバカマの名前は、葉の付け根のとがった托葉を袴に見立てたとも、花
   の形自体を袴に見立てたともいわれます。秋の七草の一つフジバカマとは全く
   関係ないそうです。
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   ツルフジバカマの花と同じマメ科で、ほぼ同じ花房をつけるナンテンハギ。ナ
   ンテンハギの方は秋口から数多く咲き、秋の深まりとともに色鮮やかになり赤
   紫色に。四角の稜がはっきり出ている堅い茎に、2葉ずつ出ている葉がナンテ
   ンの葉に似ているのでその名が付けられたといわれます。
   花だけではツルフジバカマと判別つき難いけれど、葉や茎、蔓性かどうかで違
   いははっきりします。
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   ナンテンハギは常緑低木のナンテンとは全くなく、草丈も40~50㌢から1㍍ほ
   どです。秋の深まりとともに他の野草が姿を消していく堤で、ナンテンハギだ
   けは色鮮やかさを増していきます。
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   ドライフラワー化した草木の枯れ姿も味わいがありますが、上は秋口にピンク
   の小花を穂状につけていたツルボが実を結び、老いを迎えた姿です。
   細長い茎につけた実莢の一つ一つに黒い種を覗かせていました。やがて種は
   地に落ちたり、風に吹き飛ばされて白色化した茎と莢だけの姿になります。運
   よく種を蓄えたままの姿に出会うことができました。
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   上は開花期のツルボ。円錐型の花序に淡いピンクの小花を下から上へ開花さ
   せていきます。ユリ科の可憐な多年草で、1年を通して野草を観察する面白
   さも。
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# by love-letter-to | 2016-11-06 18:12 | 折々通信 | Comments(2)

折々通信No.64 こども句会の吟行

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      七変化色褪せぬまま霜月に
  明日はハロウィン、10月最後の日曜日を迎えました。近隣の駅頭でもオレンジ色
  のグッズやカボチャのデコレーションが目立ちます。最近はクリスマス イブや
  バレンタインデーを凌ぐ盛り上がりだそうですが、元々は古代ケルト民族の祭り
  で、諸聖人に感謝する万聖節のイブだとか。
  それはそれとして、昨日は国立市の地域交流ギャラリーで開催された「こども句
  会」を参観してきました。市内の小学4~6年生対象に同市に住む作家の嵐山光
  三郎さんと盟友の南伸坊さんが講師に、吟行会も。その道中に出会った紫陽花は
  シーズンの時のままの姿で、色も褪せてないのに驚きました。
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  このまま霜や雪の季節を迎えるのかしらと、手で触れてみるとカサカサと乾いた
  音がしました。 
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  明窓浄机館というギャラリーの名前は、明るい窓と清らかな机から転じて、明る
  く清らかな書斎で書物に親しんだり、知識を高める活動の場にしてほしいと、
  オーナーの企業が5年ほど前に設けたそうです。壁面30㍍ほどの部屋が2室あ
  り、フロアには天然木のどっしりとしたテーブルが2卓、小机や古木の姿のまま
  の椅子もあり、故山口瞳さんや嵐山さんら国立市に縁のある作家の書籍や写真
  集、美術書、絵本などが自由に閲覧できるようになっています。
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  最近お目見えした会話ロボットのペッパーくんが子どもたちの人気者で、「コン
  ニチハ」と話しかけると、「よーこそ、ゆっくり遊んで行ってね」などと、か
  なり複雑な会話もできます。新入の従業員だとか。
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  「こども句会」の一行は近くの一橋大学構内で、秋の風物を探して歩きました。
  嵐山さんが「君たちの見たものや感じたことをメモして、五七五にまとめて俳句
  を作るんだよ。楽しみしてるよ」と、ご自身もメモを取っていました。でも、紅
  葉はまだ始まったばかりで、句になるのかしらと思ってしまう私。俳句という形
  式と俳句らしさにこだわるのが、上達を妨げているようです。ああ、難しい!
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  構内の雑木林で蔦紅葉とグランドの周囲で色づき始めた桜紅葉に出会いました。
  2020東京五輪の追加種目・スポーツクライミングのように紅葉した蔦が、高木を
  よじ登っていましたが、子どもたちは素直に龍のようだと。嵐山さんに言わせる
  と、俳句は子どもらの感性を養い、高齢者には認知症予防になるそうです。
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  この日の句会の選評会で最多票を得た句は「黒い影カラスがとんでいる松の上」
  という小5男児の句でした。カラスなんか飛んでいたかな? と見逃していた私
  です。次点は「やつでのは てんぐのうちわだ でっかいぞ」「ぼくのこと 見て
  いるのかな とんぼうよ」で、素直にうまいなあと思いました。上はこの吟行会
  で採集した葉っぱとヘクソカズラです。カラスウリは先日、あきる野市でゲット
  しました。
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# by love-letter-to | 2016-10-30 22:22 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.63 堤を彩る花と実と

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         美大生通う堤に咲く野菊 
  10月も終わりに近づき、紅葉も高地から里へと近づきつつある今日23日は二十四
  節気の一つ「霜降」。北国では霜が地を白く染め始める候ですが、今秋は早々と
  北海道からは雪の便りも。
  玉川上水堤でも遅れていた秋草が咲き揃い、晩秋の装いに。西武線鷹の台駅付近
  から西への 堤沿いには創価学園、白梅学園、武蔵野美大、朝鮮大学校、都立小
  平西高のキャンパスが続き、堤は通学路になっています。“哲学の小径“と称され
  ることもあります。武蔵野美大に差し掛かる上水堤の一角に、白い小花を群がり
  つけた野菊が一様に 首をかしげていました。風向きのせいでしょうか。 それと
  も人待ち姿かしら。
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  上水堤には8月半ばから シラヤマギク(白山菊)、ノコンギク(野紺菊)、ユウガギ
  ク(柚香菊)、ヤマシロギク(山白菊) ヨメナ(嫁菜)などが咲くのですが、見分け
  が付きにくくて…。これらを総称して野菊あるいは野路菊と呼ばれているようで
  す。上はヨメナあるいはシロヨメナでしょうか。野菊には混雑種もあるとのこと
  で見分けにはお手上げですが、さりげなさと初冬まで咲き続ける健気さに惹かれ
  ます。
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  首折れていたノコンギクを持ち帰って、一輪挿しに挿しておきました。しばらく
  楽しめそうです。
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  創価学園付近の堤では、ツリバナの実が外皮を弾かせてユラユラ。5つに裂けた
  外皮の縁に朱赤色の種をくっつけて、ぶら下がった姿はユーモラスです。
  実の直径は1㌢前後ですが、かなり離れた処からも目につきます。種を飛散させ
  る術はお見事です。
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  ツリバナは4~5月に長い花柄の先に、淡いラベンダー色の5弁の花をつけま
  す。花径は6~7㍉で、あまり目立ちません。実が赤熟してくると存在に気が
  付きます。上のようなツィンショットも。
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  木々の実の熟した姿は色も形も様々で、秋の野山で出会う楽しみの一つです。
  それぞれユニークな色や形をしていますが、朝鮮大学前付近の堤で出会ったゴ
  ンズイ (権萃) の実は直径1~2センチの球状の袋果で、パックリ二つに割れ
  て、黒大豆のような種をくっつけている姿にはドッキリ!
  ユーモラスでもあり、怪獣が大口を開いて玉を飲み込もうとしているようにも。
  5月下旬に開花するゴンズイの花からは想像できない変身ぶりです。
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  ツリバナやゴンズイの実に見惚れていると、亜麻色のロングヘアをなびかせて、
  モデルさんのように超スタイルのいい女性が通り過ぎました。長い脚とヒップ
  のカッコよさにうっとり。武蔵野美大生かしら?
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  鎌倉橋の新堀沿いに、シャクチリソバが繁茂して白い小花の房をつけていま
  した。ソバの花と同じ タデ科の仲間ですが、ヒマラヤから中国南西部に分布し
  ていた帰化植物です。 昭和初期に日本に導入され、薬草園などで栽培されてい
  ましたが、1960 年代にエスケープして野生化。全国にして広がったそうです。
  シャクチリという変わった和名は「本草網目」という中国の本草学史上最も内
  容の充実した本の中の漢名にならって、植物学者の牧野富太郎博士が赤地利し
  ゃくちり)と1933 年に名づけたそうです。
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  見た目には白い小花の房はありふれた雑草の類にみえますが、花径5㍉前後を
  マクロレンズで接写してみると、白い5弁の花びらは清楚でチャーミングです。
  ことにピンク色の雄蕊の葯がとても愛らしく、野草の花の魅力を見直すことで
  しょう。
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# by love-letter-to | 2016-10-23 19:43 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.62 野辺のコスモス

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        野辺に咲くコスモスが好き童心に
  十月も第3日曜日を迎えました。先週からエアコンのスイッチを切り替えたよ
  うに気温が下がり、青く澄んだ空も 拝めるようになりました。でも、青空の日
  が少ないせいか、昭和記念公園のコスモスの丘はまだ一~二分咲きとか。
  コスモスの開花が全国的に遅れていると思っていたら、あきる野市にある「み
  つばちファーム」では、来春に向けて菜の花の種蒔き始まるので、そろそろコ
  スモス畑は刈り取ってしまうとのこと。
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  まだ畑の一部と道路沿いはコスモスが見られるというので、訪ねてみました。道
  路沿いのコスモスは、こぼれ種から育つままにしてあるそうで、草丈は膝丈から
  大人の背丈を超すコスモスもあり、小学校時代の通学路を思い出しました。
  観光用のコスモス畑よりも、自然で優しげで秋桜らしいと。
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  本日限りで刈り取られてしまう 約550平方㍍のコスモス畑。近くにはこの4倍の
  コスモス畑がありますが、もう刈り取られてしまっていました。春には一面黄色
  の菜の花畑が見られるそうです。
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  五日市線武蔵増戸から徒歩10分あまり、あきる野市上ノ台の畑の中にある「み
  つばちファーム」は、元製茶工場の建物を改装して、周りの畑地で養蜂と自家製
  蜂蜜やローヤルゼリー、プロポリスの生産を。蜂蜜を使ったスィーツや料理が食
  べられるカフェと 蜜蜂と蜂蜜に関する展示と自家製蜂蜜の他、信頼のおける国
  産と海外産の蜂蜜と蜜蝋製品などを展示即売しているミュージアムがあります。
  試食もできるスタンドもあり、密蝋を使ったローソクなどのクラフトの講習会や
  イベントも行われています。カフェは水曜定休、ミュージアムは無休です。
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  「みつばちファーム」からの帰途、農家の庭木に真っ赤に熟れたカラスウリがぶ
  ら下がっていました。 周囲の枝葉が枯れて行くにつれ、目立ってくる豆ランプ
  もノスタルジックな気分に。この辺りも農家も高齢化が著しく、休耕地も増え
  ているそうです。
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  空き家らしい屋敷の周りには、セイタカアワダチソウ (背高泡立草) が繁茂して
  おりました。もう30年以上も前になりますが、多摩川や秋川の河原はこのセイタ
  カアワダチソウで黄色く染まってアレルギーの原因とされたこともありました。
  ブタクサと呼んで、自治体上げて駆除対策に頭を痛めていた時代もありました
  が、簡単に言えば、殖え過ぎてしまったことで自滅して行ったとも聞いており
  ます。
  でも、休耕地や空き家が増えると、ブタクサがまた殖えてくる気配も。人の世
  も自然も恒ということは望めないのですね。つくづくそう思う秋。
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  上は出がけに出会った「小平市民まつり」のダンスパレードの出番を待つ子ども
  たち。この子らの未来に幸多かれと願って…。
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# by love-letter-to | 2016-10-16 21:23 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.61 道々の秋草

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          杜鵑老いも若きも早足で
  十月に入って2回目の日曜日。先月からはっきりしない天候のせいか、風邪を引いて
  しまいました。まだ咳込んだら止まらず、道草散歩も 買い物ついでに少し足を伸ばす
  程度ですが、久しぶりにグリーンロード沿いをのんびり歩いてみました。
  3連休中とあって若いカップルや家族連れ、ウォーキングを楽しんでいる姿も多く、行き
  交う人々が早足で歩いているのについて行けず、「花の木公園」でひと休み。木製ベン
  チの前で、杜鵑(ホトトギス)が風と戯れているようでした。
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  4~5本植わっているハナミズキ(花水木)の紅葉が始まり、実はもう真っ赤に熟れて空
  を仰いでいました。ここ数日で一気に紅葉がすすんだみたい。
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  道沿いのお宅の庭先では、真っ白な花弁の秋明菊(シュウメイギク)が見頃でした。
  日本原産ではなく、古い時代に中国から渡来。菊の名前がついていますが、キンポウ
  ゲ科のアネモネの仲間だそうです。英名はジャパニーズ・アネモネとか。ピンクが多い
  ようですが、白の方が名前に相応しいような気がします。
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  数日前に上水堤で出会ったのは、花穂の毛が金色に輝いて見えるキンエノコロ。俗に
  エノコログサと呼ばれる花穂より一回り大きめで、褐色化したエノコログサとは違って、
  穂そのものは緑色なのに毛が金茶色なんです。同じ日にほぼ同じ場所で撮ったエノコ
  ログサと比べてみると、その違いが歴然とします。右は通常のエノコログサです。
  犬っころの尻尾のようだから、イヌッコロからエノコロの名前になったそうですが、“猫じ
  ゃらし” とも呼ばれて親しまれてきたエノコログサ。毛が紫色のムラサキエノコロもある
  そうです。私も一二度出会ったことがあります。
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  “赤まんま”と呼ばれて親しまれてきたイヌタデ(犬蓼)も今が花の最盛期で、道々に繁
  茂しています。ご飯粒をまんまと呼んだり、ままごと遊びなんか廃れてしまった現在で
  は、“赤まんま”なんて死語に近いかも知れませんが、昔のまんまの姿で咲いています。
  何の役にも立たないタデということから、犬蓼と名付けられた雑草の類ですが、上水堤
  にはまだ自生環境が保たれている証でしょう。頑張れと言いたいです。
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  下草の茂みに一二輪咲いていたのはタマスダレ(玉簾)。晩夏から秋口に咲く花ですが、
  透き通るような白い花弁を開きかけていました。遅れ咲きしているようです。
  キツネノカミソリなどと同じヒガンバナ科の球根植物で、ニラや細葱に似た葉がよく茂る
  ので、簾に見たてられ、その葉の間から覗く玉のような蕾の姿から玉簾の名前がつけら
  れたとか。
  まだ風邪が治りきってないので、この辺で。
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# by love-letter-to | 2016-10-09 22:00 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.60 木犀香に導かれ

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           立ち止り立ち止り聞く木犀香
  いよいよ十月、最初の日曜日は久しぶりの秋晴れに。先週初め頃から金木犀が
   香り始めました。我が家も両隣も、裏の家にも金木犀があり、窓を開けると 木
  犀の甘い香りが室内に漂ってきます。朝一番の香りは気分を弾ませてくれ、宵闇
  から忍び込んでくる甘い香りは心を癒してくれます。
  金木犀の香る候は一年で最も心地よい季節ではないかしら。すぐ近くまで用足し
  に出かけても木犀香に出会います。路地から路地へ歩いて、どんな樹形をしてい
  るのか見て歩くのも楽しみです。無剪定で伸び伸び枝葉を茂らせている金木犀、
  こんもりと剪定された樹形、茂った樹木の間で密やかに香りを放っている木犀も
  ありますが、香りがその在り処をおしえてくれます。香道では「香りを聞く」と
  言うそうですね。
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   金木犀の花は遠目にはオレンジ色の顆粒をまぶしたように見えますが、樹腋か
  ら短い花柄を伸ばした先に4弁の雌花を房状に付けている。花の径は5~8ミリ
  で、雌しべが2本。花びらも雌しべも意外にぼってりしています。
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  中国南部の桂林地方原産のモクセイ科の常緑小高木で、中国語では”桂”は木
  犀のことを指し、『桂林』の地名もこのモクセイの木がたくさんあることに
  由来するとか。
  江戸時代初期に渡来して主に庭木として愛されてきたそう。小平団地では3
  階のベランダに届きそうな大木も。花言葉は「謙虚」「気高い人」。
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  金木犀の香る候は萩も見頃。玉川上水堤にも萩はあちこちで見られますが、府中
  街道にかかる久右衛門橋から上流右岸では、波打っている萩すだれも楽しめまし
  た。あるかなき風にも揺れるので撮りにくかったけれど…。
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  この時期は蝶も子孫を残すことに追われているのか、花に止まっていることが
  多く、写真に撮りやすいので黄蝶、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ、
  ヒカゲチョウなどの姿をキャッチできました。
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   下暗がりや秋雨に似合う風情のシュウカイドウ(秋海棠)も見頃。花径2~3㌢
  程度の淡紅色の花が可憐です。庭植えで見かけることが多いのですが、上水堤
  でも、桜橋上流の新堀用水際で見かけます。
  雌雄異花同株で雄花は上方に正面に向いて開き、中央に球状に集まった黄色
  の雄蘂が目立ち、4枚に見える花弁の左右の小さな2枚が実際の花弁で、上下
  の花弁の見える大き目の2枚は萼だそうです。
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  雌花は下方に垂れ下がった状態で花柄を伸ばして、下向きに開花、三角錐状の
  子房を持ち、花弁はなく、花弁に見える萼が2枚。上部の雄花の花粉をキャッチ
  して受粉するようです。子房に3枚の稜があって垂れ下がっています。見慣れた
  花ですが、不思議な習性を持つ花です。
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# by love-letter-to | 2016-10-02 20:31 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.59 色づき始めた奥日光で

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           ななかまど燃え補陀洛(ふだらく)の山仰ぐ
   秋の長雨が降り続いていた先週末、2泊3日で奥日光・中禅寺湖畔を訪ねてきまし
   た。夏の行楽と秋の紅葉の狭間の生憎のシーズンですが、この時期に通い続けて
   10年。日本でのフライフィッシング発祥の地と云われる奥日光に 鱒釣りのメッカを
   築き、かつては30~40棟も立ち並んでいた外国大使館や外国人別荘の中でも中
   心的存在で、ひと際スケールの大きかった日英混血の実業家 ハンス・ハンターの
   西六番別荘地。その跡地の公園で開かれるハンター忌(9月24日)に参加してきま
   した。
   8月半ばから晴れた日が殆どないということでしたが、3日目は朝から青空が広がり、
   男体山も久しぶりに全容を見せました。湖畔のナナカマド(七竈)の葉が色づき始め
   実はもう真っ赤に。
   補陀落(ふだらく) は観音菩薩の住処、あるいは降り立つとされ、日光という地名は
   補陀落~二荒(ふたら)~二荒(にこう)~日光となったという説があります。
   中禅寺湖は海抜約1240㍍、日本で一番高いところにある湖です。男体山の高さ
   は約1000㍍。晴れていても雲や霧の流れが絶えず、瞬時に見えなくなることもしば
   しばです。
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   25日中禅寺湖でのワカサギ漁解禁(9月20日~10月31日)になって初めての日曜
   日で、久々の晴天とあって朝7時の開始時刻には100艘以上の釣り船が湖へ。
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   湖岸から見ると色とりどりの釣り船が静止したままで、点々とまるで絵に描いたよう。
   定められた漁区域内でひたすらワカサギを釣っているそうです。2011年の東日本大
   震災・東電原発事故以来放射性物質が国の基準値を超えて、禁漁・持ち帰り禁止が
   続いておりましたが、本日のモニタリング調査では持ち帰りも可能ということでした。
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   今年の7月1日にリニューアルオープンした「イギリス大使館記念別荘」も訪ねてみ
   ました。菖蒲が浜、千手が浜まで望める一等地に幕末・明治初期に活躍した英国の
   外交官アーネスト・サトウ(1927~1990)が明治29年(1872)に自分の山荘を建
   て、好きな登山や植物の採取を楽しんだとか。日記によると、いろは坂にバスなど通
   ってなかった時代に、ひんぱんに往復しています。後に英国大使館別荘になり、平成
   20年(2008)まで利用されていましたが、栃木県に寄贈され改装工事を終えて公開。
   湖水に面した木造2階建てはできるだけ往時の姿を再現。素朴な外観が周囲の景観
   に溶け込んで見えました。
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   1、2階とも広縁からの眺めはイングランドの湖水地方を偲ばせて、気象により刻
   々と変わる眺めをのんびりと楽しみたい雰囲気でした。家具調度も大使館別荘時代
   と ほぼ同じだそうです。
   2階のダイニングでは紅茶4種とスコーン2種のセットなどが楽しめます。訪ねた
   日は週末でツアー客が続き、楽しみにしていたアフタヌーンティーは諦めたのが残
   念!次回には楽しみたいと。
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   アーネスト・サトウの履歴や日本各地の旅での記録、幅広い交流史が展示され、そ
   の旺盛な好奇心と多彩な活動に驚きました。彼を魅了した奥日光をはじめ日本の素
   晴らしさを見直しました。きっと、そういう人が多いはずだと…。
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   低公害バスで千手ヶ浜へ向かう途中で見た小田代ヶ原は、湿原状態で草紅葉もやっ
   と色づき始めた状態でしたが、1~2週間後には見頃を迎えそう。バス内のアナウ
   ンスでは鹿の食害対策として設けた電気柵を効果でワタスゲ、リンドウなど自生植
   物も復活してきているそうです。
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   ハンス・ハンターが鱒釣りの拠点にしていた千手ヶ浜の「東京アングリング・エン
   ド・カンツリー倶楽部」跡へは、低公害バスの終点から徒歩10分ほど。
   外山沢川にかかる木橋と吊り橋を渡ると、湖面に向かって開けた草地が見えてきま
   した。途中、「熊に注意」の立札が下がり、辺りは怖いほど神秘的な雰囲気です。
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   「東京アングリング・エンド・カンツリー倶楽部」のクラブハウスは3年前に全焼し
   てしまいましたが、後継管理人の伊藤誠さんが「仙人庵」と称する住まいを再建。今
   やクリンソウの聖地として知られるようになった敷地内に、5~6月は3万人も訪れ
   たそうです。
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   火災で重体に迫った伊藤さんも元気になられて、クリンソウの管理や敷地内の整備
   に勤しんでおられました。
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   昭和22年(1947)9月24日、64歳で他界して69年、地元の有志やハンター氏の足
   跡に関心のある仲間で続けられてきた「ハンター忌」も10回目を迎えました。
   例年通り「西六番別荘地」跡に残る暖炉の焚口に花を供え、中禅寺湖に花びらを流
   すセレモニーも終えました。終日降っていた雨も、その間だけ止んで、参加者は
   「奇跡的!」と。
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# by love-letter-to | 2016-09-26 15:01 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.58 彼岸を前に

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        彼岸花彼岸を待たず満開に
   9月も第三日曜日を迎え、夕方6時にはもう日が落ちて、時の過ぎるのが一段と早
   く感じられる候になりました。秋雨前線の影響で不安定な天候の日が続いておりま
   したが、一昨日、小平霊園を訪ねましたら、正門近くの彼岸花が もう満開状態でし
   た。明日の敬老の日が彼岸入りですが、玉川上水堤の彼岸花もここ数日がピーク
   ではないかと。
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   彼岸を迎える頃に開花することから彼岸花とされ、真っ赤な6枚のリボン状の花弁
   をカールさせた6個の花が複雑に絡み合って、燃え盛る炎さながら。
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   墓地付近に多く見られ、毒々しくも見えることから「死人花」とか「地獄花」とされる
   地方も多く、私も 「毒花だから触ってはダメ」と聞かされて育ちました。一方、お釈
   迦さまが法華経を説かれたときに、天がこの花を降らせたことから 「天上花」ある
   いは「曼珠沙華」とする正反対の説もあります。いずれにしても記録的な猛暑が各
   地で観察される近年は、彼岸花の開花も早まっているようです。
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   玉川上水・久右衛門橋下流の堤で赤紫色のゲンノショウコが数輪咲いていました。
   白花種もあり、どちらも古くから下痢止めの妙薬に使われ、効能がよいことから「現
   の証拠」と。以前は堤のあちこちに自生しておりましたが、出会うことが少なくなって
   残念です。赤紫も白花も花が終わった後につけるロケット状の実が弾けると、神輿
   の屋根の形になって、とても面白かったのに。
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   中央公園付近の南岸には、ショウジョウソウ(猩々草)も花をつけていました。トウダ
   イグサ科の多年草で、ポインセチアと同じく茎先の小葉(苞葉ともいう)が猩々の顔
   のように赤くなることが名前の由来。赤色化した葉に目が奪われて目立ちませんが、
   葉の上につけている黄緑色の小さな粒々が花です。黄色の蕊を覗かせています。
   猩々は猿のような赤い顔、赤い髪をした中国の伝説上の妖怪で、日本では能のほ
   か各種芸能に登場します。なお、ポインセチアはトウダイグサ科の常緑低木で、猩
   々木とも呼ばれるそうです。
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   小平市立四中南側の上水堤では、真っ白な綿毛のボンボンに出会いました。竹製
   耳掻きの頭についているフアフアの刷毛にそっくり。ダンドボロギクの綿毛でした。
   草丈1メートルあまり、多数に分岐した茎の頭にタンポポの綿毛のような冠毛を。
   その綿毛のボンボンが風に吹かれて、崩れて飛散寸前の姿も。ダンドボロギクは
   キク科の一年草で雑草の類ですが、1933年に愛知県の段戸山で発見されたの
   で、その名前が付けられたそうです。
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   冠毛は非常に繊細で直ぐ飛散してしまうので繁殖力は旺盛、森林伐採地や山火
   事の跡にはびこることが多く、アメリカでは Fire Weed (火の草)と呼ばれている
   とか。しばらく立っているとくしゃみが止まらくなり、目もちかちか。花粉症の方は要
   注意かもしれません。
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   このところ、仲秋の名月も十六夜も見えない日が続いて残念ですが、今宵は立待
   月とか。
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# by love-letter-to | 2016-09-18 21:04 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.57 新涼を待ちかねて

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         新涼や風とスイング雁草(かりがねそう)
   9月第二日曜日の今日、やっと残暑から解放されました。身も心も蘇った気分で、赤
   いウォーキングシューズで玉川上水堤へいそいそ。喜平橋下流右岸で風とスイング
   しているカリガネソウ(雁草)に出会うことができました。
   初秋の風は“色なき風”と称されますが、カリガネソウに出会うたびに、ちょっと変わっ
   た5弁の花は、新涼の風の色ではないかと思う私です。青紫というか 藍色というか、
   ヴェネチアングラスのブルーのようでも。
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   草丈は1メートル前後、葉腋の上部で枝分かれして弓なりになった柄の先端に、青紫
   色の5弁の花がモビールのように揺れて、球形の蕾もキュートです。
   下弁には白い絞りを施したような模様が特徴。シソ科の多年草とされていますが、ク
   マツヅラ科だという説も。花冠から細長い雄蕊と雌蕊が弧を描いてユラユラ。揺りかご
   みたいでもあり、ゴンドラにも見えて造物主の妙にサプライズです。
   雁草という優雅な名前は、このユニークな花の姿からと言われますが、別名はホカケ
   ソウ(帆掛草)。 山地に生える多年草で、優雅な花のイメージとは裏腹にかなり強い異
   臭があります。焦げ臭い臭いです。
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   都営津田町アパートの敷地内で、ハナトラノオ(花虎の尾)の写真を撮っていたら、住人
   の女性が腕に抱えていた花束を差し出して「この白い花の香りをかいでごらん」と、話し
   かけてきました。「蘭かしら?」 見たことのない花に驚くと、「ほれ、葉はミョウガそっくり
   でしょ。ハナミョウガよ。きれいでしょ。よかったら差し上げます」と言って、切り取ったば
   かりのハナミョウガを私にプレゼントしてくれました。折角だから頂いて、その場で写真
   も撮ってみました。蘭に似た花の径は4~5㌢。ミョウガとは思えない甘い香りが。
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   もう5~6年以上前に殿が谷戸庭園でハナミョウガを見たことがありましたが、白と紅色
   の縞模様が鮮やかな花だった記憶があります。図鑑によるとハナミョウガ(花茗荷)は、
   ショウガ科ハナミョウガ属の多年草で、中国、台湾、日本に分布。葉が茗荷に似て目立
   つ花を咲かせる事が名の由来だそうです。食用にする茗荷の頭から白いほっそりとした
   花をつけている姿もみたことがあります。
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   上は同アパート敷地内で出会ったハナトラノオ(花虎の尾)。晩夏から秋口に優しいピン
   クの花穂を群れ咲かせています。北アメリカ東部原産で、日本へは大正時代に入り、丈
   夫でよくふえるため急速に広まり、ポピュラーな宿根草の一つに。
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   四角錐の花茎の角に沿って唇弁型の花を整列して付けていることから、カクトラノオとも
   呼ばれます。性質が強く、地下茎を伸ばして広がるので野生化して、上水堤でも小桜橋
   ~茜屋橋に群生も見られます。
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   上水堤では歩く先々で ミズヒキソウが花穂を繁茂しています。赤と白の米粒にも満たな
   い蕾を点々とつけて。その姿から祝儀袋や熨斗紙に使われる紅白の水引に見立てられ
   たミズヒキソウ(水引草)ですが、繁殖力が旺盛で日陰を好む野草や背丈の低い草花に
   とっては侵略者みたい。実は我が家の家屋の北側にも繁茂しています。私のズボンの
   裾や靴底にくっついて帰った種から発芽したようです。
   可憐に見える花穂も強靭で、ちょっと引っ張ったくらいでは切れません。根も深く張って
   抜くのも一苦労です。「どうしたもんじゃろのう」と NHK朝ドラのヒロイン・小橋常子とと
   姉ちゃんの口癖を繰り返しています。
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   その水引草は今が開花期。よく目を凝らして見ると、粒状の蕾が開いて4弁の紅白の花
   に蕊も認められます。2~3㍉の花をカメラに撮るのに汗だくになりましたが…。
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   上水堤でも彼岸花が咲き始めました。今月7日に茜屋橋で1輪、今日11日には鎌倉橋
   付近で5~6輪、中央公園南側のフェンス際にも1輪咲いて、秋を感じる一日でした。
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# by love-letter-to | 2016-09-11 21:47 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.56 秋暑し

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           薮蘭や開かずの雨戸十数年
   9月最意初の日曜日を迎えました。東北、北海道を襲った迷走台風10号で、河川が
   氾濫。行方不明者や孤立した集落が岩手県内に800戸以上もあると伝えられ、救出
   活動が続いております。東京近郊でも日中は蒸し暑い日々が続いて、新涼が待たれ
   る候。玉川上水堤ではヤブラン(薮蘭)が薄紫色の花穂を林立させて秋色に。
   上水堤を週に1~2回 歩くようになって10年あまり。その間、門扉や雨戸が閉まった
   ままの家が目立つようになりました。老夫婦や一人暮らしで手が回らないのかしら?
   それとも寝込んだり、病院か施設に入っておられるのかしら…と、身につまされるこの
   頃です。
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   人が住んでいる気配のない家の軒先にも元気で、こんもり葉を密集させているヤブラ
   ンは日陰・日向、湿潤・乾燥いずれにも強いラン科の常緑草で、上水堤でも下草やフェ
   ンスの足元に大小の群落をなしています。
   10~30㌢近くもある花茎には、花径4~5㍉ぐらいの薄紫色の花をたくさんつけて穂
   状に。花被片は6枚、花柱の周りに 6本の雄蕊が黄色の葯を。花が終わるや否や薄
   緑色の実になり、秋が深まるれて濃緑色から黒に変化していきます。黒い実をつけた
   まま越冬している姿もよく見かけます。
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   このところ鎌倉橋から上流の中央公園付近にかけて、カナカナカナと甲高い蜩の鳴き
   声を耳にすることが多くなりました。ケケケケとけたたましく聞こえることもあります。午
   後3時を回ったナと時報の合図でもあります。そろそろ引き上げようかと足元を見たら、
   下草の所々にキツネノマゴ(狐の孫)も開花していました。
   草丈10㌢ほどの頂部に淡い桜色をした唇型の花が一つ二つ。マッチ棒の頭くらいの
   大きさですが、その存在をアピールするかのように咲いています。
   上唇は白色で下唇の内面だけが薄紅色をしており、狐とは関係ないイメージですが、
   毛の密生している花穂の間から覗いている小さな花が、子狐を連想させたのかも知れ
   ません。
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   先月半ばから相次いだ台風や移動性低気圧により、激しい雨に見舞われることも多か
   ったせいか 上水堤に茸類がニョキニョキ。中央公園付近の新堀用水沿いには大小の
   傘を広げた茸の一団が。茸図鑑を調べても名前が特定できませんでしたが豊作です。
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   上水沿いの下草の間にはホットケーキ大の傘を広げた茸も。
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   鎌倉橋近くのフェンスの下では茸のパレードに出会いました。これら茸が放出する菌類
   が上水の植生と関わって、自生野草を守っているのかもしれません。
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   数日前に訪ねた昭和記念公園の北部ゾーンにある「トンボの湿地」では、頭から胴体
   まで真っ赤なショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)に出会いました。猩々は中国の伝説上の
   動物で、それを題材にした能楽などで真っ赤な貌に赤い装束をつけて演じられること
   から、大酒呑みや 緋色のものを指すことが多いようですが、ショウジョウトンボも真っ
   赤でした。
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   赤とんぼと呼ばれるアキアカネは尾の部分だけが赤いけど、ショウジョウトンボは目
   玉まで赤くて、群れて飛ばないそうです。オスは単独で池の縁に縄張りを堅持し、縄
   張りの縁に沿って力強く哨戒飛行。他のオスが飛来すると 20㌢ほどの位置関係を
   保ちながら、にらみ合い低空飛行を見せるとか。警戒心が強く戦闘的なトンボだと、
   湿地の管理をしているボランティアが話しておりました。
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# by love-letter-to | 2016-09-04 16:54 | 折々通信 | Comments(0)