忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.43 蜜源ガーデンで

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        詰め草や四つ葉探した若き日も
   6月最初の日曜日、この時期にしては湿度も低めで、梅雨入りはまだ先のことだと
   思っていたら、関東甲信越も今日、梅雨入りしたと外出先で知りました。例年より早
   めですね。
   先日、ライター仲間とランチを食べた直後、「谷保の蜜源ガーデンに行ってみない?」
   ということで、国立市谷保の生産緑地の一角で5年ほど前から、養蜂をやっている女
   性を訪ねました。「蜜源ガーデン」と称して350坪ほどの畑にクローバーやラベンダー、
   カスミソウ、チャイブなど年間60種ものハーブを育てています。クローバーの群落を見
   て、「四つ葉を見つけたら幸せになれる」と、競って探した時代もあったなァと…。
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   クローバーの名前で親しまれているシロツメクサは、ヨーロッパ原産マメ科の多年草。
   牧草として世界中に広まり、日本に渡来したのは江戸時代。ギヤマンと呼ばれたガラス
   器などを外国から運んで来る梱包のパッキングとして詰められたものから発芽したそう
   で、白詰草の名前に。赤詰草も。
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   この日、国立市内で飼われている羊も連れて来られていました。繁茂しすぎた草を食べ
   てくれると同時に、羊にとっても豊富な飼料にありつけてギブアンドテイク。しかし羊のよ
   く食べること!だからモコモコ太っているんだね。羊の前面に茂っているのはラムズイヤ
   ーというシソ科の多年草です。
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   ラムズイヤーはアジア西部、コーカサス~イラクにかけて分布。ワタチョロギの和名があ
   りますが、あまり使われてないそう。40~50㌢になる茎葉は銀白色の綿毛で覆われ、
   草の姿は白っぽく見えます。特に葉の毛並みはもふもふとして、その名のように羊の耳
   にそっくり。日本には大正初期に入ってきたそうです。
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   これまで見かけたことのない濃いピンクのファンタジックな花に出会いました。ネットで調
   べたらハナクルマバソウ(花車葉草)。アケボノムグラとも呼ばれ、アカネ科の多年草だ
   そうです。草丈は10~30㌢、先が5つに裂けて反り返った花径4~5㍉の小花がぼん
   ぼり状に集まって咲いています。その花序の径は2~3㌢で、クローバーの頭花と同じ
   くらい。
   小花がたくさん集合しているので、蜜蜂たちが喜びそうだと植えたのに、全く見向きもさ
   れず、蜜源には向かなかったそうです。コーカサス、イラン北部の原産で グランドカバ
   ーとして広く利用されているとか。
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   国内の養蜂家の多くは春先から花を追って、日本列島を南から北へ移動しながら採密
   するそうです。この養蜂場は「蜂と花と人の関係から豊かな未来を目指す」NPO法人と
   農地所有者、市民養蜂家2人の協働で、蜂の蜜源となる植物を育て、その一角に巣箱
   を置いて養蜂場に。養蜂家の一人、飯田典子さんはフォトジャーナリストで「ネグロス 希
   望の島―飯田典子写真集」 など、多彩な活動をしている女性です。薔薇の写真を撮り
   歩いている時、密蜂に出会い、その不思議さに惹かれて養蜂家に。凄くバイタリティに
   溢れた女性で、2年前からは年間240㌔もの蜂蜜を採取しているそうです。
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   ヤグルマギクで蜜を採集する西洋蜜蜂。集めた花粉も後ろ脚でしかっり抱えていまし
   た。西洋蜜蜂の働き蜂(雌)の寿命は孵化して40日ぐらい。その間、一日10数回も蜜
   採集に出かけ、一生かけて集める蜜の量はスプーン1杯ほど。その蜜を私たちは分け
   て頂くのですから、心して食べなければ…と。
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   採蜜作業も見学させてもらいましたが、今回はこの辺で。ミツバチは花から蜜と花粉を
   もらい、代わりに植物の受粉を助け、再生産を促す循環型の生態を確立した生き物で、
   近年では農産物の35%を支えているそうです。
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# by love-letter-to | 2016-06-06 00:25 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信 No.42 五月尽を前に

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        山法師早くも咲きて喜寿近し
   オバマ大統領が被爆地・広島訪問という歴史的一日も終えて、5月も最終日曜日に。
   今朝9時過ぎに玉川上水堤へ。数日前に 商大橋下流の新堀用水際に植わっている
   ヤマボウシ(山法師)が開花していたので、再訪してきました。
   4枚の白い花びらに見えるのは総苞片で、その中心部にある濃緑色の球体がヤマボ
   ウシの実の花の集合体です。この球体が仏像や僧侶の頭に似ていることから山法師
   の名前に。
   数日前には粒状の花がまだ開花してなかったので、今朝はどうかしらと…。私も今年喜
   寿。いつまで観察ウォークが続けられるか… という思いも重なって、今朝は何時もの時
   間帯より早めに出かけました。
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   それにしても今年はヤマボウシが開花するのが2週間近く早くて、びっくり。例年なら6
   月に入って、梅雨入り前後に白いプロペラ状の苞を広げます。
   球体状に集まっている粒々をマクロで撮影してみると、1~2個の花が開いているのが
   認められました。開花が進み始めると 総苞片は散り落ちて“坊主頭”だけが残り、実に
   なって秋には赤く熟れます。
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   この地に植わっているヤマボウシは 自生種だそうで、庭木や街路樹として見かけるヤ
   マボウシとは総苞片の形が違い、樹形も違うように見えます。
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   商大橋上流の元小川水衛所跡で、2~3人が釣竿を手にしていたので、近寄ってみまし
   たら、オイカワという鯉の仲間の淡水魚がよく釣れるとのこと。
   「今朝は小さいのしか釣れない」と言いながらも、30分ぐらいで10数匹釣れたと、釣果
   を見せてくれました。
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   15センチもあるのが釣れることもあるそうで、「食べられるのですか?」と訊ねたら、「釣
   り師は食ったり、飼ったりしない」とのことでした。キャッチ&リリースで、釣り上げるのを
   楽しんでいるとのことでした。
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   ヤマボウシから50㍍ほど下流、小平市立四中の南側付近の堤にはホタルブクロも開花
   していました。ふっくらとした 釣鐘型の花の中に、子供達がこのホタルを入れて遊んだ
   ことから、この名前がつけられたと言われます。別名は提灯花。
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   薄紫色の提灯を3~5個提げた茎が10本 くらいもあり、辺りはひと昔前に戻った雰囲気
   でした。盗掘されることのないように!
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      上水堤でも梅雨時の花・紫陽花が日増しに大きく、色づいてきています。
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# by love-letter-to | 2016-05-29 21:26 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.41 青葉どき

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        一服に一日一生青葉どき
   日一日緑が色濃くなり、5月も下旬に。第4日曜の昨日は、八王子市内で催された
   お茶会でひとときを過ごしてきました。
   甲州街道と16号八王子バイパス交差点の近くにありながら、深い緑に囲まれ時が
   止まったようにも感じられる「芳林閣」で、旧知の茶道家で陶芸家でもある設楽道生
   さんが主宰している初夏の茶会でした。
   ここ1週間は自宅の補修改修で、職人さんたちが出入りして落ち着かない日々を過
   ごしてきただけに、不作法ながら広間と立礼式での各一服は“一日一生”の思いでし
   た。広々として天井の高い多目的室からは、日本庭園の緑が目に痛いくらい。
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   「芳林閣」は地元の人にも殆ど知られてない存在ですが、八王子が織物業で繁栄し
   ていた昭和10年頃に建てられ、市街地と周辺が焼失した八王子空襲(昭和20年8
   月2日)で、奇跡的に焼け残った建物です。入母屋造りの2階建てで、通し柱は伊勢
   神宮変宮 の際に用意され、使われなかった檜の柱を使っており、漆喰の白壁は当
   代きっての左官工が手がけたそうです。八王子の織物の栄華を伝えようと長年無人
   で放置されていた家屋をここ10年余りかけて改修。現在は1階建てで 20畳の多目
   的フロアー、書院床の間付き和室、控えの間などを伝統文化を伝える催しや学習会
   などに貸し出されています。上は屋根付きの正門で、門前に イボタノキの純白の花
   房がモクセイ科らしい芳香を漂わせていました。
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   元は輸出用織物を先駆けた経営者が自宅兼迎賓館として使っていたそうで、間仕切
   も天井板も欅や檜、屋久杉の一枚板、細工も日本の伝統建築の美を見せてくれます。
   茶会にかこつけて建築家や職人さんが見学に訪れていました。
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   約2600平方㍍の敷地内には、戦前の姿を留めた回遊式の日本庭園と現在のオーナ
   ーが自ら手掛けている洋風庭園があり、散策も楽しめるようになっています。
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   建物の北側には濃いピンクのキョウカノコ(京鹿の子)が早々と咲いていました。例年
   より1~2週間は早いそうです。広間席の茶花にも1輪添えられて…。
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   洋風庭園ではカリフォルニアポピー(花菱草)、ガーベラなど草花とアンティック風アー
   チには真紅のバラが…。カリフォルニアポピーは 北米カリフォルニアの州花になって
   いて、ネバダ州からテキサス州まで広く自生。丈夫で長持ちするとか。
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   その名の通りボトルブラシにそっくりで、真っ赤な花穂をつけるボトルブラシ又はブラシ
   ノキと呼ばれる高木は、隣家の屋根に届きそうでした。オーストラリアやニュージーラン
   ドに自生しているそうですが、最近は庭木としてよく見かけますね。
   この日の茶会で使われていた抹茶茶碗や茶筅、水差し、瓶受け、風炉、乾漆の棗(なつ
   め)など道具一式もお菓子も設楽さんの手づくりでした。
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# by love-letter-to | 2016-05-23 02:15 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信 No.40 薔薇やバラ

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        薔薇やバラ核のなき世にG セブン
   5月も半ばに入り、薔薇のシーズンに!各地のバラ園でバラまつりが開かれていま
   す。旧友に薦められて、さいたま市中央区(旧与野市) の与野公園のバラ園へ。
   明治10年(1877)に天祖神社、御嶽社、大国社の境内を整備して開園した公園で、
   昭和52年(1977)に開設されたバラ園5万平方㍍には、170種3000株のバラが見
   頃を迎えていました。
   第3日曜の今日は沖縄が本土復帰して44年、居合わせた沖縄出身の女性が「未だ
   に米軍基地の74%が沖縄に集中しており、核の持ち込みの密約も。今月26、27日
   に開催されるG7伊勢志摩サミットでも基地問題を取り上げて欲しい」と、つぶやいて
   いました。オバマ大統領は広島を訪問することになりましたが…。
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   バラは旧与野市の 「市民の花」 として親しまれ、浦和市や大宮市と合併後も中央
   区の「区の花」に選定され、最寄りの埼京線与野本町駅前には「ばらのまち」の看
   板やモニュメントも。さいたま市中央区の色もバラ色だそうです。
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   同駅から徒歩15分、バラ園への途中の店じまいした店舗の軒下にもバラの鉢植
   えが置かれ、プリンセスモナコが気品のあるピンクの花を。
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   神代植物公園のバラ園に比べると敷地面積も品種や株数も小規模ですが、「翔」
   と名付けられたブロンズ像が象徴で、2006年当時、バラ園のバラ2,700株のうち
   6~7割が根頭がん腫病にかかっていることが明らかになり、園芸専門家が参画
   する活性化対策検討会を設置。3年かけて土壌入れ替えや周辺樹木の剪定作業
   などを実施して、樹勢回復に努めたそうです。
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   「ことに白いバラが汚れてなく綺麗だね」と、カメラマンらしき男性。左の純白はエル
   シーレディ:英ディクソン1999年作出。右は真紅のクリスチャン・ディオール:仏メイ
   アン1958年作出。トップデザイナーの名にふさわしく洗練された花型が魅力で、花
   もちが良く、退色も少ないとか。
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   イタリアのルネサンス期を代表する芸術家で、建築学や幾何学、解剖学、生理学、
   天文学、土木工学など様々な分野に顕著な業績を残したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
   「イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像」などで知られる印象派の巨匠オーギュス
   ト・ルノアール。二人の名前を付けられたバラはいわゆるローズ色。ピンク系でした。
   左がダ・ヴィンチ。右がルノアール。因みにモナリザの名のバラはイエロー系でした。
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   アーチ仕立ての一重の蔓バラ・サラバンドも人気でした。輝く朱色で仏メイアン1957
   年作出のバラ。
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   今月21、22日に開催される「バラまつり」には、模擬店や苗木市、フリーマーケット、
   吹奏楽や郷土芸能などのイベントも開かれるそうですが、平日は飲み物の自販機が
   あるくらいで、入園も無料。ゆっくりと鑑賞できるのでお奨めです。新小平駅から武蔵
   野線で、武蔵浦和乗り換え、埼京線与野本町駅まで45分ぐらい。
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   帰路、住宅街で朴の花を見かけました。もう散り際でしたが、直径30センチくらいもあ
   りそうでした。モクレン科の高木で花弁が9枚もあるそうです。
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# by love-letter-to | 2016-05-15 23:08 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.39 風薫る候

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          薫風や風と歩いて羊追ふ
   5月第2日曜日の今日は母の日。大型連休も最後の日を迎えました。明日から築
   40年になる我が家の1階の床の張り替え工事が始まる予定で、連休中は家具を
   移動させたり、片付けに専念。その合間を見て風薫る候を味わいに。
   また40年以上も昔、八王子市内で農業や酪農を営む旧家を受け継ぐ青年たちに
   会ったことがありました。市街地に隣接した農地や牧場を如何に維持していくか…
   大きな課題を抱えた3人とも東京農大生でした。
   そのうちの一人、小比企町で酪農を受け継いだ磯沼正徳さんとは、その後も交流
   が続いており、牧舎の屋根に太陽光発電パネルを設置したのを機に訪ねてきまし
   た。還暦を過ぎて太目になった磯沼くんと久しぶりに裏山の放牧場まで散策。毛刈
   りを終えてスリムになった子羊も一緒に。
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   40年前は京王線山田駅まで広がっていた山林地には、戸建て住宅やアパートが
   立ち並んで、放牧場のフェンスの向かいは一変していました。
   でも、近隣の母子たちが牧場を訪れて、放牧場の牛たちに牧草を与えていました。
   牛舎を見学している姿もありました。牛や羊との触れ合いは食育や情操教育につ
   ながり、緑の広がる牧場は自然を体感できます。
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   ふと傍らを見ると、磯沼くんと子羊がまるで親子のように睦まじく、互いのアイコン
   タクトが何とも微笑ましくて…。こんな姿を見られるのも、牧場ならでは。小比企丘
   陵のなだらかな斜面で、風薫る季節を胸いっぱい吸い込んできました。
   牛舎には白黒のホルスタイン、小型ながら乳質の優れたジャージーなど4種が子
   牛や母牛を含めて約90頭もいて、5種目の赤ちゃん牛が数日前に誕生したそう。
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   牧舎の寝床に臭気を和らげるため、コーヒーの絞り滓を敷いたり、自動搾乳機を率
   先して導入したり。ジャージー牛乳で ヨーグルトやアイスクリームを製造するなど、
   磯沼くんの都市型酪農への挑戦は難しい課題も多いそうですが、長女の杏(あんず)
   ちゃんが大学で農芸化学を学んでおり、酪農にも積極的だそうです。最近は女性の
   方が粘り強く有望とか。磯沼牧場へは八王子駅南口から バスで15分ほど、中小比
   企バス停前です。

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   今年は晩春から一日で気温差が10℃以上も上下することがしばしば。日中の気温
   が25℃を上回る夏日もあったせいか、草花やツツジ、牡丹も先へ先へと開花してし
   まったと言う声を聞きました。
   玉川上水堤でも初夏を告げるウツギ仲間も白山吹も4月中旬から開花し、連休頃に
   楽しめる宝鐸草(ホウチャクソウ)も、昨日訪ねた時は残り少なくなっていました。茜屋
   橋下流右岸の群生地では 花期を終えていましたが、下流の貫井橋付近の両岸では
   今しばらく見ることができそうです。
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   最盛期には辺りを翡翠色に染める宝鐸草。お寺の伽藍の軒先に下がっている釣鐘・
   風鐸に似た薄い青磁色の花を下向きにつけ、風薫る季節に相応しい野草です。筒状
   の花の花弁はあまり開きませんが、先端はふっくらとした筒状になっており、優雅で美
   しいユリ科の多年草です。2連か3連が通常ですが、最近は多数の花を提げた姿も増
   えてきました。
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   野薔薇も咲き始めました。熊本地震から3週間以上も経ちましたが、まだ活発な地震活
   動が続いて、避難生活が長引いて集団食中毒が発生したり、体調を崩される方が増え
   ている折り、息子夫婦からの母の日プレゼント費用は被災地支援金に回してもらうよう
   にしました。
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# by love-letter-to | 2016-05-08 19:38 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.38 金の鈴と

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        金蘭や行き交う人も微笑んで
   大型連休に入りました。企業によっては10連休もとれるそうですが、5月1日の今日
   は最初の日曜日で八十八夜。立春から数えて 8 8日目のこの日は季節の変わり目
   で、「八十八夜の別れ霜」ともいわれ、遅霜の時期とも言われます。「茶摘み唄」にも
   歌われているように一番茶摘みの候でも。
   玉川上水堤では先月25日頃からキンラン(金蘭)が開花して、行き交う人を楽しませ
   てくれています。両岸の雑木林の新緑、下草の緑に包まれた堤で立ち上がり、金の
   鈴のような蕾を解いて光を放っているように見えます。
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   キンランは地生ランの一種。人工栽培はきわめて難しいとされています。草丈は30
   ~50㌢、1㌢そこそこの花冠を2~3個から10数個つけている茎もあります。カメラ
   を向けていると「金蘭が咲きましたね」「今年は開花が早かったみたい」「殖えてきた
   ようで嬉しい」と、話しかけられることもしばしばでした。
   ある男性は「コナラとの共生関係が深いそうで、持ち帰っても育たないのに盗掘も絶
   えないなあ」と、嘆いていました。小松橋付近の新堀用水際に数本あったキンランが
   2~3日後には姿を消していたそうです。
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   金蘭の花弁5枚は全開せず、半開状態のまま3裂している唇弁にある赤褐色の斑紋
   を覗かせるのが特徴で魅力だそうです。私はどちらかと言えば鈴型の蕾状態の金蘭
   が初々しくて好きなのですが…。
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   鎌倉橋上流右岸で、フワフワの綿状の花房に覆われた大木が目につきました。近寄
   って確かめると カマツカの花でした。水路に覆いかぶさるように枝を張り、純白の花
   房をたわわに付けていました。
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   カマツカは北海道~九州、朝鮮・中国に分布している バラ科の落葉低木で、材質が
   硬くて丈夫なため鎌の柄に使われたことから鎌柄の名称に。牛の鼻環にも使われる
   ことから別名ウシゴロシ。名前からは想像できない純白の5弁の小花の径は8~9㍉、
   野ばらに近い姿をしています。葉が互生している長枝と、毎年ほとんど伸びずに葉が
   3枚輪生状に付いている短枝で形成されるため、花や実のないシーズンには判別し
   にくい植物の一種だそうです。秋には楕円形の赤い実をつけます。
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   鎌倉橋の左岸ではウツギも純白の花房をユラユラさせていました。「卯の花匂う垣根
   に…」の歌詞でお馴染みの卯の花ことウツギ。5日の子どもの日は立夏。いよいよ“夏
   は来ぬ”の候に。
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   上は上水本町のオープンガーデン柴山邸で開かれた「アイリッシュハープ」コンサート
   後のティータイムサロンで。柴山たづ子さんと桐朋学園大の同期生で、日本ではアイリ
   ッシュハープ演奏家の第一人者・菊地恵子さんがアイルランドの民謡や子守歌、「ダニ
   ーボーイ」「庭の千草」などを聞かせてくれました。心に染み入る音色にうっとり。
   アイルランドではハープは古くは詩や物語の暗誦の伴奏に使われ、楽譜がなく口承で
   伝えられ来たそうで、演奏はアバウトとというか楽器が歌い出すように奏でるのだそう
   です。アイルランドの国章はハープで、国旗にもハープが描かれている由来など菊地
   さんのトークもとても魅力的でした。
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# by love-letter-to | 2016-05-01 22:53 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.37 春深し

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        春深し里山(やま)懐に観覧車
   芽吹き時を迎えたと思ったら、あれよあれよという間に緑は色濃くなり4月最後の
   日曜日に。
   熊本大分では相変わらず活発な地震活動が続いて、先が見えない日々。日の出
   町で創作人形工房「木綿(ゆう)の声」を主宰している旧友を訪ねてきました。昼下
   がり時間帯の五日市線は1時間に2本。拝島から4つ目、乗車時間は15分くらい
   なのに武蔵引田駅ホームに降り立つと、長閑な田園風景が広がり、その背後に里
   山が連なってサマーランドの観覧車が望めました。回っているのか、止まっている
   のか…。
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   同駅北側には地域の拠点病院「阿伎留医療センター」や大型商業施設イオンモー
   ル、首都中央連絡自動車道の日の出インターなどができて宅地化も進んでおり、こ
   の田園風景と里山がいつまで望めるのでしょうか?
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   毎月10日~20日、創作人形工房「木綿(ゆう)の声」を公開している下川明子さんか
   ら頂いた今年の年賀状に、新作「アーミッシュの子供たち」の写真が印刷されておりま
   した。白い木綿のシャツに黒のパンツ姿の二人の子供の姿が、若い頃に見たハリソン
   ・フォード主演の映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』の記憶そのままの雰囲気でした。
   「近い内に訪ねるワ」と約束したまま伸び伸びになっていましたが、今月19日に「アー
   ミッシュの子供たち」に会いに行ってきました。
   明子さんの創ったアーミッシュの子供たちは、現在4体ですが、帽子や犬、自転車など
   も手作りで、表情がとてもナチュラルでした。
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   米国ペンシルベニア州・中西部などに居住するドイツ系移民アーミッシュの人々は、厳
   しい規律を守り、 移民当時の生活様式を保持して、農耕や牧畜によって自給自足生活
   をしていることで知られています。電気を使用せず、電話など通信機器も家庭内にはな
   いそうです。 昨今の行き過ぎた自然破壊、大量生産・大量消費が貧富の差を招き、対
   立を深くすることからアーミッシュの生活への関心が高まり、観光化もしているそうです
   が…学ぶべきことも多いのでは?
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   同工房へ向かう途中の畑に、葱坊主が並んでいました。イスラム寺院かロシア正教の
   教会ドームが仲良く立っているみたい。
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   そして、黄色いランドセルカバーも真新しい一年生が、畑の隅に咲いている野草の花を
   手に取って何やら楽しそう!私にもこんな時代があったけ。

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   玉川上水堤では、久右衛門下流の一角でヒトリシズカの小さな群落が開花して
   います。センリョウ科の多年草で葉脈の目立つ4枚の葉に囲まれた花茎の先端
   に白いブラシのような花を一輪。源義経が好んだ白拍子・愛妾「静御前」が、一
   人で舞っている姿に見立てたことから「一人静」と。別名「吉野御前」(よしのごぜ
   ん)、「眉掃草」(まゆはきそう)。
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   この花には花弁も萼もなく、白い糸状のものは花糸で、その付け根に 緑色の子
   房があり、子房の横腹に雄しべが3個つく。外側の雄しべの基部に黄色の葯が
   見えます。
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   わが家のフェンスにからませてあるナニワイバラ(難波茨)が、早くも満開に。純白
   の一重のバラで、花径は7~8センチ。5枚の花弁の清楚なバラですが、萼や蔓に
   鋭い棘があり、ワイルドで強靭。侵入除けには持って来いかも知れません。
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   数年前まではゴールデンウィーク中に開花していたのですが、開花が早まっていま
   す。中国南部と台湾の原産地から江戸時代、難波商人に よって持ち込まれたそう
   すが、関西を中心に野生化しているとか。花が終わった後、蔓の成長が激しくて、放
   置しておけば2階のベランダまで這い上がり、樋も壊されてしまいます。我が家では
   ニシキギに取り憑き枯らしてしまいました。でも、花はとても素敵なので憎めません。
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# by love-letter-to | 2016-04-25 01:27 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.36 天地の怒りと恵み

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        地の怒り遠くにあらず筆竜胆
   春の嵐というのでしょうか?4月第三日曜日の今日は、東京近郊でも樹木や家屋が
   激しく揺れるほどの強風が吹き荒れました。
   阪神淡路大震災を上回る震度の地震が14日の夜から熊本・大分県にまたがる広い
   地域で発生して、まだ余震が相次いでいます。刻々 と伝えられる災害地惨状に怖れ
   と無力感でウツウツとする数日。5年前の東日本大震災の後もそうでした。閉じこもっ
   てばかりだと落ち込む一方なので、思い切って玉川上水堤へ。
   津田塾大キャンパス横に差し掛かると、サファイア色の一点が目に止まりました。フデ
   リンドウ (筆竜胆)でした。この付近でフデリンドウに出会うのは初めてで、感激でいっ
   ぱいに!でも地震災害はいつわが身に降りかかるとも…。
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   フデリンドウの周辺には、チゴユリ(稚児百合)の大小の群落も広がって、辺りの新緑
   とともに大地の優しさに触れました。笹の葉に似た初々しい黄緑色の葉陰に、6弁の
   白い小さな花が俯きかげんに開花していました。花径は2センチ前後、風に優しくなび
   いていました。
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   ユリ科の多年草で、根が横走しりに伸びて増殖していくそうで、津田塾大南側の堤には
   年々、群生が広がりつつあります。沢山咲いている姿が「稚児行列」に見立てられ稚児
   百合と。花の後に黒い実ができます。
   チゴユリの行列を見ていると、大地が大きく揺れ動いたり、亀裂が生じるなんて考えら
   れませんが、地下深くには断層の亀裂が走り、隣り合った断層の撓みが地震を引き起
   こすそうです。天と地の恵みと怒りは人智では制御できないことを、またまた知らされた
   熊本・大分大地震!地震活動が治まりますように!
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   チゴユリの群落の合間にはウラシマソウ(浦島草)が、今春は3個の花が立ち上がりま
   した。ムサシアブミやミミガタテンナンショウなどと同じサトイモ科の仲間で、樹下にひっ
   そり。ちょっと 不気味な姿をしておりますが、仏像の光背に似た特有の仏炎苞にくるま
   れている肉穂花序の先が細長く伸びて、釣り糸を垂れている見えることから浦島太郎
   に因んで浦島草。今月5日頃、花が立ち上がって10日間くらい見ることができました。
   末永く棲息しますように!
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   中央公園の銀杏並木も芽吹きが進み、体育館のドームがやっと透けて見えました。
   もう2~3日前なら、銀杏並木のブラインドが軽やかでしたが…。高台に植わってい
   るハナミズキも開花して、紅色を添えていました。
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   創価学園から上流にかけて、筆竜胆がポツリ ポツリと開花して目を楽しませてくれまし
   た。今年3月22日開通した百石橋(小平都市計画道路3・4・23号国立駅大和線の玉
   川上水堤に設置された橋)工事で、設置部分に棲息していた筆竜胆も、橋の下流には
   花を4~5個つけた小さな株が認められ、ホッとしました。見守り続けたいです。
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   百国橋上流、小川橋にかけてもサファイアブルーがチラホラ散在しています。
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   百石橋付近のかつての畑は豊穣で、かつて百石畑(ひゃっこくはた)と呼ばれていたこ
   とに由来して、百石橋と名付けられたそうです。下は百石橋の橋柱と新装された「きつ
   ねっぱら公園」の入り口石碑。
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# by love-letter-to | 2016-04-17 16:58 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.35 枝垂れ桜と大師像

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         花枝垂れ風と旅する大師像
   4月に入って2回目の日曜日。満開時の姿を長く保っていた染井吉野も咲き切って、
   花吹雪となり、つむじ風に舞ったり、風と追いかけっこして視界から去る季節に。水
   面では花筏がどっと押し寄せていることでしょう。それにしても大気の不安定な日が
   続いて、青い空のお花見日和は数日でした。
   その貴重な一日、青梅駅近くの古刹 ・梅岩寺の枝垂れ桜を見ることができました。
   駅前から徒歩7~8分、背後の山裾にある境内に枝垂れかかっているのは樹齢約
   150年とされる江戸彼岸の枝垂れ。関東でも有数の名木だそうです。
   樹高30㍍ぐらい。根元まで垂れ下がった枝先まで淡いピンクの花をつけ、その花
   簾越しに弘法大師像が。承和2年3月21日 (835年4月22日)入滅後も大師は入
   定して各地を巡っているという説も。
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   昨春も小金井市の金蔵院で枝垂れ桜と弘法大師像に出会いましたが、梅岩寺の
   枝垂れ桜は樹形も貫録もスケールが違い、美しいというより霊気が漂い、妖しくも
   あり、健気で優しく…見る角度によっても 印象が違って、吾が言葉の貧困さに苦し
   みました。
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   梅岩寺には裏手の急斜面にもう一本、枝垂れ桜があります。同じ江戸彼岸の枝
   垂れですが、一回り大きく下から眺める角度からも男性的だとか。
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   斜面を下ってきた人の姿と比べると、この枝垂れ桜のスケールが分かります。
   よく訪れると言う地元の男性は「強い風に煽られた万朶は、歌舞伎の十八番・鏡
   獅子」の舞いを見るようだ」と、話しておりました。

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   玉川上水堤では山桜の古木が多いせいか、樹勢の衰えが目立ちます。樹によっ
   て開花時期もまちまちで、タイミングよく撮影できませんでしたが、商大橋付近で
   隣り合った樹でも 花の色も姿も対照的な山桜を。日本画に描かれた桜を見上げ
   る思いでした。
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   堤の整備工事により間伐や剪定が進んで、日当たりがよくなったせいか菫が目に
   見えて殖えてきました。タチツボスミレの大小の群落が楽しめました。津田塾大キ
   ャンパス南側の堤では、切株の傍に大き目のクッション2枚くらいの群生が見られ
   ました。駄句ながら「切株やお陰で菫のびのびと」。
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# by love-letter-to | 2016-04-10 20:29 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.34 花の昼

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         遠き日の思ひも重ね花の昼
   4月最初の日曜日、近隣の桜も満開になりましたが、花曇り花冷え続きで…。
   でも満開が伝えられた先月31日、武蔵関公園を訪ねてみました。
   息子が3歳になるまで住んでいた東伏見の借家の近くで、今で言う公園デビュー
   した地です。かれこれ半世紀経ち、公園内は整備され「関溜まり」とか「富士見池」
   と称される瓢箪型の池の周囲に、ガードレールや歩道デッキも設置されていますが、
   武蔵野の面影は以前のまま。遠くなってしまった子育て時代も思い出されて…。
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   岸辺の桜も貫録を増して、井の頭池や千鳥ヶ淵のように 池面に垂れて揺らいでい
   ます。花見客で込み合うことなく、心行くまでお花見を楽しむことができました。桜の
   枝越しに、水鳥の群れや行き交うボートが刻々と池面を変化させて、隠れたお花見
   名所でしょう。
   練馬区立の公園でボートの貸し料金も30分で一般200円と格安で、小中学生か65
   歳以上が同乗する場合は100円だそうです。
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   池の東端で桜が最も美しく見えるアングルを探していると、「私のカメラのシャッターを
   押してくれませんか」と、サリー風の民族衣装を着た女性からカメラを手渡されました。
   「桜が大好き!この美しさは言葉では言い表わせないわ」と、バングラデシュから来日
   して20年になるそうで、日本語がとても上手でした。
   バングラデシュには桜がないので、桜をバックに写真を撮って故郷の父母や知人に送
   るそうです。「桜に負けないくらい、あなたも美しいわ」とカメラを構えると、「三人の子ど
   もがいます。上は17歳で一番下の子は7歳。この春から小学校に通います」とのこと。
   まだ20代かしらと思うくらい若々しく美しい彼女が3人のママだなんて!私のカメラにも
   収まってもらいました。
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   桜も素晴らしいけれど、海外を旅しているようなシーンにも出会いました。対岸に見える
   のはボートハウスで、その背後を西武線が走っています。
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   ボートハウスに垂れかかる芽柳の初々しい緑にも惚れ惚れ。
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   瓢箪型の真ん中辺りに橋が架かっており、橋からの眺めも市街地にあるのを忘れる
   ほど、静まり返って…。鴨のカップルが心地よさそうに泳いでいました。
   その昔は 湧水や雨水などで自然にできた池だったそうですが、現在は石神井川の
   流れと一体化させて、遊水地として機能しているそうです。
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  桜には目も心も縛られてしまうような魔力があり、立ち去り難い花の昼でした。

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   この日の数日前、玉川上水堤の小平西高上流付近で、八重のアマナ(甘菜)に出
   会ってびっくり! 10年以上も上水堤を定期的に歩いていますが、八重アマナに出
   会うのは初めてでした。通常のアマナと同じほっそりした葉の間に10数株開花して
   いました。写真左が八重アマナ、右は通常のアマナ。
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# by love-letter-to | 2016-04-03 16:57 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.33 旅にしあれば

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         今日の旅桜のアーチでひと休み
   昨春の北陸新幹線に続いて、青函トンネルをくぐり北海道へも通じた昨日、久しぶり
   にグリーンロードを 小平駅から花小金井に向かって歩いてみました。そろそろ桜の
   トンネルも見られるのではないか…と。
   東京都の開花宣言から1週間になりますが、花冷え続きで今年の桜は遅々としてお
   り、グリーンロード(多摩湖境緑道)のソメイヨシノはニ三分咲きでしょうか。
   場所によって五分ほど咲いている樹もありましたが、目下見頃は濃い紅色のカンヒ
   ザクラ(寒緋桜)。ことに小金井街道との交差点東側では、寒緋桜の枝がアーチ状に
   なり、その付近のソメイヨシノも刺激されたのか開花が進んでいました。
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   寒緋桜は緋寒桜とも呼ばれますが、彼岸桜とは別品種。釣り鐘状の花が特徴で、毎
   年1月半ば頃 から沖縄で、桜の開花が伝えられるのは、この寒緋桜です。花の色は
   白から濃い桃色まで 個体差があるそうです。早咲きの特性と下向きに花が咲く特質
   があり、他のサクラと交配した園芸品種が 各地で誕生。中でも有名なのはオオシマ
   ザクラの自然雑種の「河津桜」です。小平市内でも最近は 河津桜もよく見かけるよう
   になりました。
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   あじさい公園を過ぎた辺りで、ほっそりした幹の節々に 深紅の粒状の小さな塊が目
   に止まりました。咄嗟に名前が思い出せなかったのですが、オオバベニカシワ(大葉
   紅柏)の蕾でした。10~20本の中には開花している幹もありました。黄色の花の径
   は2~3ミリ。肉眼でやっと花だと分かるミニサイズの花です。
   図鑑によるとオオバベニガシワは雌雄同株で、その塊は雄花で雌花は地味で隠れ
   ていることが多いそうです。
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   天神町2丁目アパートに接した児童公園では、7~8分咲きの桜の下で少年二人が
   ブランコを漕いでいました。ブランコはフラココとも呼ばれ春の季語ですね。とっても
   楽しそうな春の光景です。耳を塞ぎたくなるような父母による幼児・児童の虐待、学
   校や児童福祉に関わる行政関係者の対応のお粗末さが続いた後だけに、子どもの
   屈託のない笑顔にホッとさせられました。
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   たけのこ公園付近ではオオシマザクラ(大島桜)が開花しておりました。純白の花は
   ソメイヨシノより 一回り大きく、緑色の葉がとても爽やかです。この大島桜の若葉が
   桜餅に使われるそうですね。塩漬けにした葉にはクマリンという独特な芳香成分が
   含まれているそうです。長命寺の桜餅が食べたくなりました。
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   花小金井南町にある 「麻生工房・芬ギャラリー」にも立ち寄ってみました。近くに住
   む手工芸家・鶴島賦子(ますこ)さんの折り紙作品展が開かれていました。17歳の
   とき、用を頼まれて行った絽刺教室で、光沢のある絹糸が織りなす文様の美しさに
   魅せられたのがきっかけで、北欧刺繍、七宝、陶芸、木目込み、編み物、折り紙な
   ど手工芸と名のつくものは何にでも挑戦。「賦ベエの変てこ展」と称して銀座カネボ
   ウのギャラリーで、個展も開いた鶴島さん。10年ほど前に悪性リンパ腫を患ったそ
   うですが、奇跡的に再起して、82歳の今日も手仕事を楽しんでいるそうです。初歩
   的な折り紙から造形な折り紙作品まで100点前後展示されていました。
   昨年の夏はヒマラヤの国ブータンも訪ねて、伝統織物に魅せられてきたそうです。
   手先を動かすことは頭の活性化に効果的なんですね。
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# by love-letter-to | 2016-03-27 22:27 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.32 スプリングエフェメラル

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        崖線の裾野に片栗咲き初めて 
   3月第3日曜日。お彼岸に入り桜の開花も間近に。4月半ば並みの陽気に恵まれた
   数日前、国分寺駅南口の殿が谷戸庭園に立ち寄ってみました。国分寺崖線の傾斜
   地の一角に淡い紅紫色がチラホラ。
   まだまばらでしたが、庭園職員によると「ラッキーでしたね」とのこと。 6枚の 花弁を
   翻して6本の 雄蕊、 1本の 雌蕊、花芯 部に W型の 蜜標(ガイドマーク)もくっきり。
   このW型のマークは昆虫 に蜜のありかを 教えているそうです。雨が降ったり曇って
   いると、花びらが閉じてしまいます。芽を出して1カ月で地上から消えてしまうスプリ
   ングエフェメラル(春の儚い命)です。
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   花茎は10センチほど。ここの片栗は緩やかな傾斜地に育っているので、撮りやすい
   気がします。でもあっち向いたりこっち向いて、カメラ泣かせですが、三姉妹のように
   寄り添っているシーンを撮ることができました。
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   「物部の八十少女らが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花=大伴家持:巻19.4143」
   庭園職員のガイドによると、万葉集には4500首もの歌が収められ、3首に1首以上
   の割合で植物が詠み込まれていますが、堅香子(片栗の古語)花が詠まれているの
   は、上の1首だけだそうです。
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   片栗・堅香子の名前の由来その1は、かご(篭)の形に似ている花が斜めに「傾」いて
   咲くので、傾篭といわれ転じて「カタクリ」と。その2は「栗」の子葉(ふたば)の片方に似
   ていることから…など。 片栗の種は蟻一種が運ぶそうで、その蟻さんがいない地には
   殖えないとのことでした。
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   芝地の端ではタネツケバナ(種浸花)が群生して、上のような幻想的なシーンを。 アブ
   ラナ科の二年草で北国の農家では、 畦道や小さな流れのほとりにこの花が咲くのを目
   安に種籾を水に浸け、豊作を祈りながら農事に取りかかったのが、種浸花の名前の由
   来だとされています。
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   市街地の路傍でも繁殖して、あかしあ通りの歩道や小平団地内にもタネツケバナは大
   小の群落を作って、2月末頃から開花しています。
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   小平団地東側に植わっている紫木蓮の大木も一斉に開花。5階建ての建物を覆い隠す
   ような迫力です。
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# by love-letter-to | 2016-03-20 11:51 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.31 春蘭に会いに

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          春蘭や震災復興遅々として
   春愁というのでしょうか。三月は大気が不安定で寒暖の差も激しい上に、東日本大
   震災以来、心が映えない日が多くなりました。5年の月日が信じられないほど早く、
   当日のことは昨日のことのように感じることもあります。被災者でもないのに、何で
   こんなに重苦しいのか…言葉では表せない重いものを背負い込んでいる気がして
   います。
   二月並みの気温だった今日、先週の日曜日に立ち上がってシュンラン(春蘭)の蕾
   が開花しているかどうか、訪ねてみました。中央公園の南側の上水堤で5~6本の
   花茎が立ち上がり、数日後はみんな開花しそうな勢いでしたが、1週間後の今日、
   開花していたのは2本だけ。ここ4~5日の冷え込みで開花も遅々としています。
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   この春蘭の少し上流にも 1本開花していました。でも、春蘭の株はここ数年減少し
   ています。激減していると言った方がいいかもしれません。
   路肩の最先端部に自生しているため、路肩の崩落が進むにつれ 春蘭の株がごっ
   そ落下し、消滅してしまうのです。山百合とフユノハナワラビ(冬の花蕨)も。
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   上水堤では目下、「春が来たよ、ワッショイ!」とばかりに、カンスゲが纏のような花
   穂を掲げています。冬でも青々とした艶のある葉を茂らせているので、寒菅と。 山
   地の樹下に生えるカヤツリグサ科の多年草で、春先に花茎を伸ばして先端のヒラヒ
   ラした薄黄緑の穂が雄小穂で、その下部に褐色あるいは黄褐色の雌小穂をつけて
   います。雄小穂は3センチぐらいの長さかしら。
   10~20本の花穂が一斉に開花すると、元気づけられます。が、カンスゲも路肩の
   先端部に茂っている株が多く、次第に消えつつあります。以前は50~60本も花穂
   を立てている大きな株もありました。
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   上水堤で減少しつつある野草の中で、今春、一気に殖えたのはムラサキケマン。ケ
   マン (華鬘)とは仏前を荘厳にするため、欄間などに掛ける装飾品のことで、多くは
   金銅で作られた仏具の一種だそうです。ちょっと変わった花穂の造形が、その華鬘
   に似ている紫色の花が名称の由来に。ケシ科の多年草で、2センチ前後の筒状の
   花が不揃いに並んだ花穂は、とてもユニーク。別名は天上に咲くというマンダラゲ。
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   津田塾キャンパスの南東付近の法面に20株くらいの群生が数ヵ所あり、目立ちま
   す。JR武蔵野線の立て坑と書かれた建造物が立っており、数年前はその付近に群
   生していたのですが、集団移転したみたい。
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   鎌倉橋付近で久しぶりに、画家で写真家でもある鈴木忠司さんに出会いました。春
   先の木立を描いているとのこと。折り紙作家の関野清雪さんも 居合わせました。
   水車橋近くに鈴木さんが開設している「玉川上水・オープンギャラリー」で、関野さん
   と折り紙教室受講生たちの作品も、年に2回ほど展示されています。
   関野さんはこの日、津田塾キャンパス付近で 鶯の囀りを聞いたそうです。鈴木さん
   によると、懐石料理「四季亭」付近と一橋大キャンパスでも、鶯が鳴いているそうで
   す。私も耳を澄ませながら歩いたのですが、ホーとも聞こえませんでした。ただ、笹
   鳴きらしい声は道々で耳にしました。
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   明日は雨になり、気温も上がらないそうですが、白木蓮や辛夷、幣辛夷(シデコブシ)
   も開花しており、これらが開花して1週間後ぐらいにソメイヨシノが開花するそうです。
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# by love-letter-to | 2016-03-13 21:54 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.30 菜の花畑で

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          菜の花や時代の波に乗り切れず
   待ちかねていた春!花咲月とも言われる三月に。啓蟄も過ぎて春を実感できるよう
   になりました。暖かくなったら行こうか…と思っていた「キュー王立植物園所蔵 イング
   リッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展へ、雛節句の日に出かけました。
   新橋駅に降り立つのは何年ぶりかしら。 林立する高層ビルにクラクラしながら徒歩
   5~6分の「パナソニック汐留ミュージアム」へ。同展のことは後述することにして、同
   ミュージアムから10数分ほど歩いて「浜離宮恩賜庭園」へも足を伸ばしてみました。
   築地川沿いの王手門入口から内堀を渡ると、一瞬、菜の花の香りが押し寄せてきま
   した。そして目の前が黄色一色に!菜の花畑は真っ盛りで、高層ビルと隣り合わせ
   ているのはSFの世界みたい。無機質な高層ビルは年々増えて、ますます高くなり、
   時代に取り残されて行く自分を感じて…。日本の将来も気にかかって…。
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   高層ビルと高層ビルの狭間に東京タワーが幻のように見えました。
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   世が世なら将軍家の別邸が高速道路や高層ビル群に囲まれ、昼下がりだったせいか
   菜の花畑の近くのベンチではお弁当を食べたり、シートを広げて女子トークに興じた
   り、芝生で“二人の世界”を楽しんでいるカップルも。この平和が続きますように。

   ・世界遺産「キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々」展・
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   ロンドン南西部のキューにある「キュー王立植物園」は、「キューガーデン」あるいは
   「キュー植物園」とも呼ばれ、世界で最も有名な植物園として膨大な資料を有してい
   ます。大英博物館同様に大航海時代以来、新奇な美しさに魅せられた世界各地の
   植物を収集。1759年に宮殿併設の庭園として始まり、種の保存、栽培や品種改良
   にも取り組んで、最先端の植物学の研究機関であり、22万点ものボタニカル・アート
   を収集する世界有数の植物園です。2003年にユネスコ世界遺産に登録されました。
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   今回の展覧会では、同植物園の発展に寄与したジョセフ・バンクスやチャールズ・ダ
   ーウィンらの研究者、往時の植物画家たち、ウィリアム・モリスをはじめとするデザイ
   ナーなど、イングリッシュ・ガーデンにまつわる人々の足跡にも触れることができます。
   1800年代から現代までのボタニカル・アートの名品、さらに植物を着想源としたデザ
   イン・工芸品を含めた約150点に魅了されました。「キュー王立植物園」へ実際に足
   を運んでも見ることが難しい秘蔵の作品、資料なども公開されています。
   自然の景観を活かし、草花を巧みに配して変化に富んだ光景をつくり出すイングリッ
   シュ・ガーデンの魅力にもますます惹かれることでしょう。 3月21日 (月:祝日)まで
   10~18時(入館は17時半まで)水曜定休。入館料一般:1,000円 65歳以上:900円 
   港区東新橋1-5-1 パナソニック 東京汐留ビル4階、ハローダイヤル 03-5777-8600

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   玉川上水沿いでは中央公園南側の堤で、今日6日、シュンラン(春蘭)の花芽が落葉の
   間から立ち上がり、数日後には開花しそうです。
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   津田塾キャンパスの南側堤では、タチツボスミレが一株から数本の茎を伸ばして、開花
   していました。
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   茜屋橋付近のスタンドで菜花が1束100円で売られておりました。茎と葉の部分は湯が
   いて辛子和えに、花はクリスタルグラスに活けて卓上フラワーとして楽しんでおります。
   ボタニカル・アート展に刺激されて菜の花を描いてみたいのですが…。
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# by love-letter-to | 2016-03-06 21:42 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.29 春光に誘われて

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        春光や行先定めずバスに乗り
   このところ後ずさりしていた春に、風邪ぎみになりウォーキングもさぼっていたのです
   が、昨日今日の春光に気温も上がってきたので、小さな旅へ。
   拝島か玉川上水駅から上水堤を歩こうか?昭和記念公園の河津桜を見に行こうか?
   それとも御岳方面へ足を伸ばして見ようか…と、取りあえず最寄のバス停から「にじ
   バス」に乗り、西武線拝島行に乗ったのですが…東大和駅で飛び降りて、都薬用植
   物園へ。日曜日で4月半ばの陽気のせいか、乳幼児を連れた若いファミリーも目立
   ちました。若いママが抱っこしていた乳幼児を地面に座らせて、ケイタイで枝垂れ梅
   を撮っている間に、赤ちゃんはハイハイを始めました。そんな光景を撮らせて貰いま
   した。ピンクのベストにニット帽がとてもキュート!
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   枝垂れ梅を撮るママのファッションもキマッテいました。有用樹木区では紅梅と淡い
   ピンクの枝垂れ梅が満開でした。
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   梅の木の隣りでは、マンサクも切り紙細工のような黄色の花を開花させていました。
   語源は明らかではありませんが、春早々に“まず咲く”“まんず咲く”ことから満作、あ
   るいは万作と書いてマンサクと名付けられたとか。落葉小高木で、細い紐状の花び
   ら4枚が捩れて開花、春が来たよと。
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   マンサクの近くではサンシュユ(山茱萸)も満開!辺りを黄金色に染めるほど。ハル
   コガネバナの別名もあります。かなりの大木で枝ぶりも貫録があります。ミズキ目ミ
   ズキ科の落葉小高木。サンシュユは中国名「山茱萸」の音読みだそうです。
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   また「茱萸」はグミのことで、秋にはグミのような実をつけ、真っ赤に熟します。アキ
   サンゴとも。熟した実の種を取り除き乾燥させた果肉は、強精薬、止血、解熱作用
   があり生薬として使われています。アキサンゴの画像は昨秋撮りました。
   まだ試したことはありませんが、温めた牛乳にサンシュユの枝を入れ、保温して一
   晩置くとヨーグルトができるそうです。ブルガリアにはヨーグルトの木と呼ばれる木
   があり、サンシュユはヨーグルトの木の親戚にあたるため、ヨーグルトを作れるとか。
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   ロックガーデンでは、節分草とセリバオウレン(芹葉黄連)のささやかな群生が開花。
   どちらも小さな花で、柵の外からカメラに撮るのに四苦八苦させられました。
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   オウレンはキンポウゲ科オウレン属の植物の一種。常緑の多年草で根茎は漢方薬
   としても使われるそうです。芹に似た切れ込みの多い葉は 緑色系と褐色系があり、
   純白の花はとても繊細で見事な造形です。本州、四国の山地に自生。花は直径1㌢
   ほど。萼片は5~7個、花弁は8~10個。雌雄異株だそうです。
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   今盛りの福寿草(有毒植物区)の近くにザゼンソウ(座禅草)も1株だけ開花していま
   した。サトイモ科ザゼンソウ属の多年草。仏像の光背に似た形の花が座禅を組む僧
   侶の姿に見えることから座禅草。達磨大師の座禅する姿に見立てて、達磨草とも。
   主に山岳の湿地に生育し、1月下旬から3月中旬開花。開花するとき、肉穂花序で発
   熱して約25℃まで上昇するため周囲の氷雪を溶し、発熱する時には悪臭も放つそう
   です。
   明日は夕方から天候が悪化して、気温も真冬並みに低下してくるとか。春先とは言え、
   今春は気温の上下差が激しくって、地球環境が狂ってしまったよう。
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# by love-letter-to | 2016-02-28 23:04 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.28 津雲邸の雛まつり

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         青梅宿古式ゆかしき雛訪ね
   鴻巣市の日本一高いピラミッドひな壇(31段高さ7m)、河津桜と伊豆稲取・雛の吊る
   し飾り、目黒・雅叙園の百段雛まつり~みちのく雛紀ほか、各地で盛大な雛祭りや雛
   巡りが開催されていますが、青梅市の古い町並みの一角にある歴史資料館「青梅宿
   津雲邸」の雛まつりは、宮家や格式の高い公家などで秘蔵されていた有職(ゆうそく)
   雛、初産 (ういざん) 人形、稚児人形、精巧な雛道具の制作で名高かった上野・池之
   端の七澤屋、日本橋・黒江屋の逸品コレクションなど、他では見られない雛飾りが公
   開されています。きらびやかでなく、雅という表現がぴったりの雛飾りです。
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   上は平安時代からの宮中、公家の風俗を忠実に縮小して制作された内裏雛と五人
   楽人です。五人囃子でなく 雅楽奏者の姿です。飾り方も旧来通り、男雛は左で女雛
   は右に。戦後、昭和天皇が外国から国賓として招いた歓迎式典で、欧米風に男性は
   右に 女性は左側に立つように改めたことに倣って、現在は雛飾りも男雛と女雛の位
   置が入れ替わったそうです。関西では現在も古来通り飾られることが多いとか。
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   初参(ういざん)人形は、宮家の子女や能・狂言師の子息が初めて宮中に参内した記
   念に天皇から下賜された人形です。左の稚児輪に髪を結い緋縮緬の小袖袴姿は宮
   家の子女に。右のおかっぱ頭で裃袴姿は能・狂言師の子弟に賜れたもの。
   どちらも明治初期に制作されたもので、それぞれ一体ずつは国立博物館と横浜人形
   の家で所蔵されていますが、二体揃っているのは津雲邸だけだそうです。後ろの金屏
   風も源氏物語の一場面が描かれている逸品です。
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   稚児雛一対は有職雛に属しますが、単に宮家女児の初節句を祝うだけでなく、富裕
   層の女性が楽しみとして 所有していた例もあります。江戸後期から末期の作で、幼
   い顔が愛らしく朱塗りのお膳一式と飾られていました。
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   津雲邸の雛まつりは七澤屋や黒江屋の雛道具のコレクションも見どころです。元は
   応接間だった1階洋間に展示されているのは、庄内藩主家の娘が小倉藩主家に嫁
   いだ際の嫁入り道具の雛型一式で、黒漆に金蒔絵の長持や箪笥、お膳、古伊万里
   の皿や鉢、ガラス器などミニチュアといえど精巧で美しく、ため息が出てしまいました。
   1円玉より小さいお皿や鉢にも現物と同じ絵柄が焼き付けられています。嫁入り道
   具をお披露目する代わりとして、その雛型を誂えたと伝わっています。
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   多摩川を見下ろす地に建つ津雲邸は昭和6~9年、約700坪の敷地に地元出身の
   代議士・津雲國利(1893~1972)が建造した邸宅で、純和風2階建ては、京都から
   宮大工を招いて地元の大工や石工、建具職などの協働により建築。政財界の要人
   もよく訪れたという各室の柱や欄間、天井、書院などの繊細で凝った細工も見どころ
   です。
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   國利氏は古美術に造詣が深く、骨董屋から 鑑定を頼まれるほど。22年も政界で活
   躍してきたので上層階級とも付き合いが多く、所蔵している仏像や骨董など、持ち込
   まれる機会が多かったそうです。そうした縁から由緒ある雛飾りのコレクションも増え
   たとか。元は書斎と居間にしていた和室でお抹茶と和菓子セット、コーヒーとケーキ
   セット各500円も。
   青梅駅から青梅街道を東へ徒歩7~8分。住吉神社の向かいの路地を50㍍ほど下
   った石垣が目印です。0428・27・1260 津雲邸。
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# by love-letter-to | 2016-02-21 15:56 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.27 笹鳴き

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         切り株や笹鳴きの主何処んぞ
   二月も半ばに入り、上水沿いを歩くと堀際の笹薮や下枝を掻き分ける音に混じって、
   チチチチ…と笹鳴きらしい声が伝わってくることがあります。その声のする辺りに目を
   凝らしても、声の主の姿は見ることができないままです。一体、何処に?それでも春
   に近づきつつあるのは確かで、昨日は日中の気温が初夏並みでした。暑いと言いな
   がらTシャツ姿で歩く人にも出会いました。
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   上の切株は津田塾キャンパスの南側周辺で。昨年の春先だったか切り倒された直
   後にも撮ったことを思い出しました。まだ切り口が生々しいだけに、痛々しく感じまし
   たが、1年も経つと雨風に打たれてボロボロに朽ちてしまうのですね。
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   このところの陽気でオオイヌノフグリが開花し始めました。貫井橋付近ではもう青い
   星が瞬いているよう。ホトケノザも間もなく開花しそうです。
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   茜屋橋上流ではアシビ(馬酔木)も開花。白い鈴型の小花びっしりつけた房を輝か
   せていました。学名Pieris japonicaのPieris はギリシャ神話の詩の女神の名前
   に因んだものだそうで、japonicaは「 日本の」意。日本原産のようです。
   枝葉にアセボチンという有毒成分を含んでいるので、山路を往来する馬が食べて
   酔っ払ったように中毒症状を起こしたことから、馬酔木の和名になったとか。
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   春の陽気につられて昭和記念公園へも足を伸ばしてみました。砂川口近くのこも
   れびの里近辺では、節分草が最盛期。寝そべるようにして高性能カメラを構える
   人も多くて、気後れしながら数カットを。フィルムカメラで撮っていたカメラウーマン
   たちは、1本使い果たしたと言っていました。凄い情熱に圧倒されました。
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   エリアの脇から見ると、枯松葉の間から白い小さな花がチラチラ。松ぼっくりと一
   緒にフレームに納めてみると、その小ささが際立ちました。嬉しいことに年々殖え
   て…。
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   昨日の初夏の陽気から今日の午後からは急激に気温が低下して、明日は真冬
   並みになるとの予報です。行ったり来たり、春は悩ましい季節ですね。風も強まっ
   てきましたバレンタインデー明け。雛節句も近づいて…。上の七段飾りは、こもれ
   びの里の古民家で。
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# by love-letter-to | 2016-02-15 12:23 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.26 春の淡雪

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           目覚めれば明け方の雪消えかかり
   二月に入って一週間目の今朝、6時頃に目覚めて外を見ると、隣家の屋根も道路も
   うっすらと雪化粧しておりました。「またもや雪か…」と、うんざりしながら1時間ほどし
   て起き上がると、道路の雪は消えかかっておりました。春の淡雪というのでしょうか、
   立春も過ぎたことだし。
   最近は明け方に見た夢も起き上がると、何の夢だったのか思い出せないことが多く
   なりました。春の淡雪のように。 上は上水本町の旧家・粕谷邸の枝垂れ梅です。本
   日の午後、撮影しました。
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   中央公園の対岸にある粕谷邸には紅白の梅の古木が20本あまり、パラソル型に仕
   立てた見事な枝垂れ梅も3本あり、そろそろ満開です。
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   母屋の前の紅梅の大木も満開で、ヒヨドリが花をついばみに来ておりました。
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   粕谷邸の梅林は生垣を低くしてあり、道路沿いから眺められることに感謝しつつシャ
   ッターを。左側の白梅は蕾の時は黄緑色で素敵です。
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   梅林の南側の堆肥穴付近の日溜りには、蕗の薹がポツリぽつり。大地の笑窪のよ
   うでした。
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   上水堤では昨秋落ちたドングリ(コナラの実)が固い果皮を割って、発芽し始めまし
   た。殻の中の子房は真っ赤で、まさにコナラの赤ちゃんです。
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# by love-letter-to | 2016-02-07 23:17 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.25 寒緩む

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        境内に100選の水寒緩む
   九州にも記録的な大雪をもたらせた南岸低気圧も遠ざかり、申年の一月も今日で
   終わり、明日から二月。日の入りも 伸びてきたのが感じられるようになってきたの
   で、武蔵国分寺公園から崖線を下り、お鷹の道へ出かけてみました。
   散策の人気コースもまだ寒中とあって、歩いている人は殆どなく武蔵国分寺境内
   もひっそり。水が流れる音が伝わってきたので近づいてみると、「日本の名水百選」
   に選ばれている真姿の池湧水群の一筋が、境内にも引かれており、苔むした石樋
   に一輪の紅椿が!先客の置土産かしら。このところの厳しい 冷え込みも緩んでき
   たようでした。
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   湧水の噴出口付近では、ポリタンクやペットボトルを何本も持参して湧水を汲みに
   来ている人が絶えません。小料理店で使う笹の葉を洗いに来ている女性もいまし
   た。「水が温かいから」と言うので、手を浸してみると確かに、この日の外気より温
   かく感じました。
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   でも、この日、旧鉄道学園跡地に建設された武蔵国分寺公園内の日陰には、今月
   18日に降った雪がまだ残っており、落葉が雪に閉じ込められていました。
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   同公園では日向ぼっこをしているお年寄りの背後を、女性が紫外線カット用の日
   傘をさしてウォーキングしていました。1周400㍍ほどの芝生の周囲を3~4周し
   ていました。太陽を浴びたい人と避けたい人…公園での過ごし方も色々ですね。
   私もそろそろ紫外線対策を始めないと…。
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   国分寺駅北口の路地でハクセキレイに時々出会います。西友ストアの裏の飲食
   店街がお気に入りのようで、ゴミ箱付近に散らかっている残滓を見つけて食べて
   います。カラスのようにポリ袋を破って漁るほど“凄腕”ではありませんが、好物を
   見つけるのはなかなか上手です。ある日、このハクセキレイは 1片の肉らしきも
   のにありついて、私の目の前でごっくん。とても可愛いドキュメントでした。
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   お鷹の道沿いの野菜直売スタンドで、蕗の薹が10個ほど入って1パック200円で
   売っていました。採れ立てでこのお値段!ラディッシュ1束100円と一緒に買って
   帰りました。夕食に天ぷらにして春先の風味を楽しみました。美味しかった!
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# by love-letter-to | 2016-01-31 20:48 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.24 大寒の空

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       大寒やモノレールより富士望む
   今年一番の寒気で奄美大島でも115年ぶりに雪が降ったそうですが、今日の多摩の
   空は澄んで多摩モノレールから富士山が望めました。ゆるゆるとカーブしながら進む
   モノレール車窓からの富士山。ことに柴崎体育館駅で降りて、多摩川の土手に立つと
   額縁に納まったような富士の姿が望めました。
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   立日橋の下流付近は富士山の ビューポイントだそうです。かなり凍えましたけど、凧
   揚げをしている姿も。
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   18日未明から降り出した雪は小平付近では10センチを超す積雪で、1週間後の今日
   でも道路の端や建物の北側、畑地などでは まだ解けていません。野鳥たちが餌を求
   めてか、赤い実を残したナンテンやクロモチなどに群がっていました。
   赤い実莢を残したマユミの枝では、メジロがジャングルジムよろしく飛び交いながら、実
   を食べていました。ドタバタ喜劇のようでビデオ録画したら面白そう!
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   喜平橋でふと見上げたら、鳥の巣が見えました。葉が茂っているシーズンでは見られな
   いシーンです。カラス、それともキジバト、ヒヨドリの巣かしら。なかなか 巧妙に作られて
   います。
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   小平団地中央バス停付近にある紫木蓮の大木では、もう蕾がふっくらとして。春を待っ
   ています。私も。
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# by love-letter-to | 2016-01-24 21:47 | 折々通信 | Comments(0)