忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.146 梅雨時の花も早々と

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       すいかずら金銀揃って甘き香を 

    一週間ぶりに夏日から解放された5月第三日曜日。上水堤で
    
はもう梅雨入り前後に開花するドクダミやスイカズラ、ビヨ
    ヤナギ、シモツケ、アジサイも咲いてグリーンベルトを歩
く最
    高のシーズンではないかしら?すいかずら金銀揃って甘き香を

    甘い香りに辺りを見回すと、長い嘴を開いたような姿の花が
    
決まって2輪ずつ並んで開花しています。蔓性の常緑低木ス
    
イカズラで、フェンスや周囲の草木に絡まって繁茂しています。
    昔の子どもたちは花の奥の方にある蜜を吸って遊んだこ
とか
    ら「吸葛」と。

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  歩道に這い出しているスイカズラも。一日花で開花した時は
  
純白ですが、受粉を終えると黄色に変色していきます。白を
  
銀、黄色を金に見立てて金銀花とも。英名はハニーサックル
    
だそうです。
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    山吹色の5弁の花の中央部に長い雄しべを多数直立させてい
    
るのはビヨウヤナギ。花径5~6㌢ほどの花のその美しさと、
    が柳に似ていることから美容柳の和名がついたとされてい

    すが、未央柳と書くことも。

    原産地中国では「金糸桃」と称するそうです。白楽天の『長恨歌』
    に玄宗皇帝が楊貴妃を追慕するくだりに、『未央の柳』
が登場し、
    長安の都の未央宮にあったとも。同じ山吹色のキ
ンシバイ(金糸梅)
    も同じ仲間です。

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    喜平橋上流で繁茂していたのはマメグンバイナズナでしょう
    
か?春先に開花するナズナ()の仲間で、ナズナは三味線の
    
撥のような莢果をつけるのに対して、マメグンバイナズは軍
    
配型の莢果を。スジ蝶が小さな花から花へ命をたぎらせて。

    歌手の西条秀樹さんや女優の星由利子さんら、別世界の方と
    
は言え、若過ぎる死が続いた後だけに、限りある命、残された
    人生についてナーバスになってしまいます。

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    目下、上水沿いで最も勢いがあるのはドクダミ。独特の臭気
    
が強く、繁殖力が旺盛過ぎて嫌われる植物でもありますが、
    
濃いグリーンの葉と紫がかった茎にシンプルな白い花には清
    
潔感があります。

    4弁の花びらに見えるのは総苞片で、その真ん中の黄色い部
    
分が花の集まりだそうです。小さなひとつひとつの花に花弁
    
はありません。下部から開花していくそうです。

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    日陰や湿り気の多い地を好むので、街中でも塀や家屋の端っ
    
こで繁殖。抜いても抜いても生えて来ると言う苦情もありま
    
すが、乾燥させたものは生薬として、消炎や利尿剤として用
    
いられ、葉はおできや腫れものに貼布するのに使われるなど、
    
様々な薬効があるので十薬の別名も。ドクダミ茶は健康や美
    
容効果があるとか。ドクダミが咲き始めると梅雨入りがそろ
    
そろかと。上は小川水衛所跡の親水エリア付近で。
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# by love-letter-to | 2018-05-20 23:55 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.145 母の日に

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       心にも花を咲かせむ母の日に

    五月第二日曜の今日は母の日。午後からまた雨になりました。
    
連休明けから肌寒い日が続いたせいか、気分も落ち込みがちで
    
したが、晴れ間を見つけて西武国分寺線恋ヶ窪駅近くの個人宅
    
で、公開している「My GardenRose Cafe」を訪ねてみました。
    
昨年よりも開花が早く、見事なバラが見頃を迎えていました。
    
広大なバラ園と違って、レースフラワーやデージー、勿忘草など
    
の草花とバラのハーモニーが心地よく、オーナーの心遣いが伝
    
わって、心にも花が咲いてきたよう!

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   ことにアプリコット色のバラに魅せられました。色と花びらの質感
    
もレトロ調で、品位が感じられます。こんなカラーのスカーフかブ
   
ラウスが欲しい…と。品種名を見落としたので、機会を見つけて再
   
訪したいと思っています。
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    同ガーデンの今夏の公開は、6月16日まで1017(5月27日、6
    
月3、10日と雨天は休み)Rose Caféではテラスやウッドデッキで、
    
コーヒー、紅茶が300(各アイスは350)、シフォンケーキ400円、
    カフェラテ400円、ジュース450円。国分寺市東戸倉1-2-21
    
(恋ヶ窪駅から徒歩2~3分)電話042-301-0557
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   玉川上水にも立ち寄ってみると、もう夏木立の雰囲気でした。鎌倉
   
橋上流右岸の堤で、見慣れぬ花に出会いました。水仙のような茎葉
   
に白い花びらが6枚、下側の3枚には朱赤の斑紋がクッキリ。草丈は
   
30㌢前後、名前が分からないので、ネット図鑑で検索中です。
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   喜平橋下流では久しぶりにアマドコロにも出会いました。周囲の笹薮
   
に埋もれるようにして、翡翠色の釣鐘型の花を提げていました。
   
ナルコユリ属の多年草でナルコユリに似ていますが、角ばった茎に
   
2個づつ花を付けているのがアマドコロ。ナルコユリは3~4個づつつ
   
けていることが多いそうです。

   甘野老と書いてアマドコロ。地下茎が野老(ヤマイモの一種)に似てお
   
り、甘いので甘野老。若い芽は食用になるとか。上水堤は武蔵野の生
   
態系がまだ保たれているようです。

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   上は母の日の今日、息子夫婦から誘われ、八坂駅近くの懐石・懐石処
   
「草門去来荘」で食べた昼御膳です。野火止用水沿いの竹林に囲まれ
   
た建物は、外観も室内も豪壮な古民家を移築した雰囲気で、ちょっと
   遠出をした気分でした。
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# by love-letter-to | 2018-05-13 21:49 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.144 風薫る候に

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       薫風や小さな旅も新鮮に

   風薫る5月!最初の日曜日、大型連休最終日に。連休後半は急激な
   
天候変化が伝えられましたが、東京近郊は幸い行楽日和が続きまし
   
た。街路樹も路傍の草も公園も爽やかな緑が滴るばかりのシーズン。

   大型連休とて普段と変わらない日々でしたが、近隣の公園やオープ
   
ンガーデンに足を向けてみました。 西国分寺駅近くの武蔵国分寺公
   
園では、真鯉と緋鯉たちが風を孕み、時には身を翻して高々と。愛児
   
を胸に抱いた若いパパたちの姿も多く、私たち世代との違いを。その
   
姿も眩しく新鮮に。

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   先月完成した国分寺駅北口の高層ツインタワーマンションが、間近に
   
見えました。西街区棟「ココブンジウエスト」は36階建て、高さ135㍍、
   
東街区棟「ココブンジイースト」は35階建て、高さ125㍍。 駅に直結
   て商業施設も充実しており、高齢者層にも人気だとか。
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   同公園の噴水池近くでユリノキの花が満開でした。30㍍近い高木にユ
   
リと言うよりチューリップに似た大型の花を、無数に付けていました。
   
モクレン科の落葉高木で、花径10㌢あまり、淡い黄緑色の花の下部にオ
   
レンジ色の斑紋があり、英名はチューリップツリーだそうです。
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   幅広の葉が半纏(はんてん)に似ているので、和名はハンテンボク。時
   
折り強く吹く風にユサユサ揺れて、壮観でした。
   
大形の花はたくさんの蜜を出し、養蜂家の人たちに「黄金の木」と呼ば
   
れ、ユリノキの蜜は「黄金蜂蜜」などの名称で商品化もされているそう。
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   都立薬用植物園では「あへん法」により栽培の禁止されているケシ(
   
ムニフェルム種)が公開されていました。普段は二重の鉄柵に隔てられ
   
ていますが、内側のフェンス越しに撮影できました。
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   薄紙で作られたような一重のケシが一般的ですが、カーネーションに似
   
た八重の品種も。
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   檻の中で栽培されてなかったら、麻薬成分(モルヒネ、コデイン)が含まれ
   
ているとは思えない可憐な花の径が小型のアツミケシ。麻酔や癌の痛み
   
を押さえるために医療には欠かせない存在です。
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   玉川上水沿いではエゴノキの花がもう開花最盛期を過ぎつつあり、足元
   
は落花で埋まり、初夏というより仲夏の装いでした。上はやっと見つけた
   
エゴノキの豆ランプ。例年なら梅雨入り前に咲くウツギ仲間も、今が盛り。

   でも、明日から天候が悪化し、気温もクールダウンするとか。昨今は人も
   自然界も急ぎ過ぎですよね。

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# by love-letter-to | 2018-05-06 11:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.143 日一日緑濃く

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       分水のせせらぎゆかしサクランボ

    大型連休に入り、夏日の多かった4月も最後の日曜日に。
    
も緑も月日が経つのも早過ぎて、心が追いついていけない
    
この頃。
    
数日前、久しぶりに小川分水・彫刻の谷緑道を歩いてみると、
    
頭上にサクランボがもう赤々と輝いておりました。数年前、
    
歩道に差し掛かるように花をつけていた山桜のサクランボ
    
でしょうか?小川分水のせせらぎは、古くから親しまれてき
    
た童謡「春の小川はさらさら流る…」の情景を偲ばせて。

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    さらに分水路を下って行くと、木道に差し掛かるように赤紫
    
色の花房をたわわに下げた高木に出会いました。
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    何の花かしら?これまで出会ったことのない花でした。葉は
    
楕円形の小葉を対生させたハリエンジュ(ニセアカシア)
    
似ていますが、樹形や幹肌は異なって見えました。ネット図
    
鑑で検索しても判明が付きませんでした。
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    イロハモミジも竹とんぼに似た翼果を沢山つけていました。
    
羽の付け根辺りに種を宿しており、種が熟してくると竹とん
    
ぼは風に乗って飛散、種をあちこちに運んで行きます。
    
植物の種族保存のメカニズムには驚くことばかりです。
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     ノバラも花盛りで、白い清楚な花にも蜂や小さな昆虫が蜜
    
を求めて忙しそう。彼らは蜜を求める一方で、花粉を媒介し
    
て、野バラの受粉をお手伝い。持ちつ持たれつなんですね。
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    野の花の開花が例年より半月から1カ月近くも早まってい
     
るので、次の日、玉川上水沿いへ。喜平橋から小金井橋近く
    
まで歩いてみました。
    
茜屋橋南岸に群生しているホウチャクソウ(宝鐸草)は、も
    
う花期が終わりかけていました。この付近は「小金井桜並
    
木復活計画」として、雑木の伐採が進んでホウチャクソウ
    
のような半日陰を好む野草が減少しつつあります。群生に
    
目を凝らしてやっと釣鐘型の花を提げた姿を撮ることが
    きました。例年なら大型連休明け頃が見頃なのに…。
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    小桜橋右岸のフタリシズカ(二人静)の群生も、数年前は
    
白い花穂を一対ずつ掲げた姿が辺り一面に見られたの
    
に、今年は5~6株くらいに減少してしまいました。
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    本当に残念ですが、対岸の右岸堤にはフタリシズカの群
    
生が残っておりやれやれ。でも花穂が一本のシングルが
    
多くて…野草界もシングル傾向かしら?
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# by love-letter-to | 2018-04-29 22:20 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.142 花茨に寄せて

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        度し難き相次ぐ不祥事花いばら 

    東海から東北にかけて各地で真夏日を記録し、東京都心部でも
    
最高気温が28℃を上回った4月第四日曜日。我が家のフェンス
    
に絡ませた浪花茨(ナニワイバラ)も例年より10日ほど早く満
    状態に。純白の一重の蔓バラで、花の径は7~8㌢。野性的で

    朴さが魅力かしら。

    バラの栽培は消毒や手入れが難しいと聞きますが、この浪花茨
    
は殆ど手間いらずで済むのも魅力です。それにつけても、このと
    
ころの官僚の不祥事は度し難く、政管への不信感は募るばかり。
    
先行きは茨の道かも…。

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    「あまり見かけないけど、バラですか?」と、道行く方から聞かれ
    
ることの多い浪花茨は、20年ほど前に、知人から2030㌢の蔓
    
を頂いて鉢植えにしていたのですが、丈夫で成長が早く、鉢底の
    
穴から根を伸ばし、シュートも次々に伸ばして、放置しておくと、雨
    
樋も2階のベランダも占拠してしまうほどワイルドですが、開花期
    
になると、「今年も咲いて有難う」と。

    中国原産で江戸時代に浪花商人によって日本に持ち込まれたと
    
か。難波茨とも書き、5枚の花びらがハート型をしています。

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   今年は早々と散ってしまいましたが、南側の公道沿いのフェンス際
   
に、白山吹(シロヤマブキ)が清楚に咲きました。この白山吹も友人
   
から頂いた一枝が、こんもりと茂るほど成長。生垣として植えたヒ
   
バが枯死してしまいましたが、その隙間を埋めるほどに茂ってくれ
   
ました。葉脈のくっきりした若緑色の葉も好き!
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   白山吹とツツジの植え込みの下に、今春もエビネが4~5株ほど立
   
ち上がり開花中です。この建売住宅に越してきて間もなく、入居祝
   
いに一株頂いたものです。以来40年余、家屋も住人も老いて…。

   最盛時には10株ほど開花。我が家の最古参の植栽です。最近はピ
   
ンクの濃淡などカラフルなエビネが出回っていますが、我が家のは
   
紫褐色の外花被と内花被、そして紫色をおびた白色の唇弁の古典
   
的な容姿です。地下茎が海老に似ていることからエビネの名前に
   
なったそうです。

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    家屋の北側で、ベランダへの外階段の下にはヒトリシズカ(一人静)
    
も、開花しました。このヒトリシズカは知人の家の建て替え中、一時
    
預かっていた鉢植えからエスケープして繁殖したものです。

    悲劇の半生をたどった源義経の愛妾静御前にたとえて、その名が
    
つけられたセンリョウ科の多年草で、栽培は難しいと聞いていま
    たが、意外と生命力が強いのに驚きました。ブラシ状の白い花穂

    掲げて健気に開花。殖える傾向にあります。

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   玉川上水沿いでは鎌倉橋上流右岸に、カマツカが白い小花の房を
   
群がり咲かせていました。かなりの大木ですが、水路際に植わって
   
いるので、人目に触れません。白い5弁の小花の径は8~9ミリで野
   
ばらに近い姿を。北海道~九州、朝鮮・中国に分布するバラ科の落
   
葉低木で、材質が硬くて丈夫なため鎌の柄に使われたことから鎌
   
柄の名称に。牛の鼻環にも使われることから別名ウシゴロシ。

   先週は夏日から春先の気温に戻るなど、アップダウンが激しく、身
   
体が気温差に追いついて行けない状態で、春バテみたいです。

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# by love-letter-to | 2018-04-22 23:50 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.142 花茨に寄せて

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        度し難き相次ぐ不祥事花いばら 

    東海から東北にかけて各地で真夏日を記録し、東京都心部でも
    
最高気温が28℃を上回った4月第四日曜日。我が家のフェンス
    
に絡ませた浪花茨(ナニワイバラ)も例年より10日ほど早く満
    
開状態に。純白の一重の蔓バラで、花の径は7~8㌢。野性的で
    
素朴さが魅力かしら。

    それにつけても、このところの官僚の不祥事は度し難く、政官へ
    の不信感は募るばかり。
先行きは茨の道が…。

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    「あまり見かけないけど、バラですか?」と、道行く方から聞かれ
    
ることの多い浪花茨は、20年ほど前に、知人から2030㌢の蔓
    
を頂いて鉢植えにしていたのですが、丈夫で成長が早く、鉢底の
    
穴から根を伸ばし、シュートも次々に伸ばして、放置しておくと、雨
    
樋も2階のベランダも占拠してしまうほどワイルドですが、開花期
    
になると「今年も咲いて有難う」と。

    中国原産で江戸時代に浪花商人によって日本に持ち込まれたと
    
か。難波茨とも書き、5枚の花びらがハート型をしています。

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   今年は早々と散ってしまいましたが、南側の公道沿いのフェンス際
   
に、白山吹(シロヤマブキ)が清楚に咲きました。この白山吹も友人
   
から頂いた一枝が、こんもりと茂るほど成長。生垣として植えたヒ
   
バが枯死してしまいましたが、その隙間を埋めるほどに茂ってくれ
   
ました。葉脈のくっきりした若緑色の葉も好き!
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   白山吹とツツジの植え込みの下に、今春もエビネが4~5株ほど立
   
ち上がり開花中です。この建売住宅に越してきて間もなく、入居祝
   
いに一株頂いたものです。以来40年余、家屋も住人も老いて…。

   最盛時には10株ほど開花。我が家の最古参の植栽です。最近はピ
   
ンクの濃淡などカラフルなエビネが出回っていますが、我が家のは
   
紫褐色の外花被と内花被、そして紫色をおびた白色の唇弁の古典
   
的な容姿です。地下茎が海老に似ていることからエビネの名前に
   
なったそうです。

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   家屋の北側で、ベランダへの外階段の下にはヒトリシズカ(一人静)
   
も、開花しました。このヒトリシズカは知人の家の建て替え中、一時
   
預かっていた鉢植えからエスケープして繁殖したものです。

   悲劇の半生をたどった源義経の愛妾静御前にたとえて、その名が
   
つけられたセンリョウ科の多年草で、栽培は難しいと聞いていま
   たが、意外と生命力が強いのに驚きました。ブラシ状の白い花穂
   
を掲げて健気に開花。殖える傾向にあります。

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   玉川上水沿いでは鎌倉橋上流右岸に、カマツカが白い小花の房を
   
群がり咲かせていました。かなりの大木ですが、水路際に植わって
   
いるので、人目に触れません。白い5弁の小花の径は8~9ミリで野
   
ばらに近い姿を。北海道~九州、朝鮮・中国に分布するバラ科の落
   
葉低木で、材質が硬くて丈夫なため鎌の柄に使われたことから鎌
   
柄の名称に。牛の鼻環にも使われることから別名ウシゴロシ。

   先週は夏日から春先の気温に戻るなど、アップダウンが激しく、身
   
体が気温差に追いついて行けない状態で、ちょっと鬱状態です。

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# by love-letter-to | 2018-04-22 23:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.141 花も緑も急ぎ足

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      金蘭やそこそこの幸せ末永く

    四月も半ばに入り、第三日曜日に。それにしても、今春は花も緑
    
も急ピッチで、桜を追いかけるように梨の花やハナミズキ、藤も
    
開花。公孫樹や欅も芽吹いたと思ったら、刻々と若葉色に。
    
玉川上水のキンラン(金蘭)も、今月12日には開花しておりました。
    昨年より10日早く、今日明日が見頃ではないかと…。
美しさと気
    品を備えたキンランは上水のプリンセスでしょう。

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    今春のように急いで開花すると、先行きが案じられますが、上
    
水路のキンランの開花株は昨年と同じ程度に見えました。ただ、
    
水路際で開花している株も多数あり、数年後には水路壁の崩落
    
で、その命が危ぶまれます。
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    もう花期は終わりかけていますが、ニリンソウも立ち去り難い魅
    力が
あります。まず一輪が咲き、少し遅れて二輪目が開花。二輪
    が同
時に開花していても、二輪目はやや小さく控えめなのがヒッ
    ト歌謡の
歌詞の通りです。
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    あるグループホームで、歌の時間に最もリクェストの多いのは「二
    
輪草」の歌だとか。認知症の方々も歌詞はバッチリ記憶しておられ、
    情感を込めて歌われるそうです。
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    例年なら4月下旬に開花するフデリンドウ(筆竜胆)も、早々とコバ
    
ルトブルーの宝石のような花を。数輪が寄り添って咲いていても
    
草丈が4~5㌢で、周囲の枯れ草に埋もれて目につきにくいのです
    
が、「ここに咲いているよ」と、サインを送ってくれるような気がし
    
ます。
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    コバルトブルーの花は陽が射すと開き、曇ると閉じて筆先のような
    
姿になることから筆竜胆。パラソルを折りたたんだようにもみえま
    
す。一輪だけの小さな株もあれば、十数輪も開花させる株も。
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   野草だけでなく、ケヤキやクヌギ、コナラなど上水堤の樹木も花盛
   
りでした。高木で若葉と同系色の花なので見逃しがちですが、なか
   
なか見事です。上はケヤキの花です。
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   久右衛門橋辺りで頭上高く、見事な花房を垂らせていたのはクヌギ
   
の花。雄花穂で雌花は付け根近くでちんまりと開花しているそうで
   
すが、肉眼では見えませんでした。
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   桜橋で出会ったのはコナラの雄花穂。ケヤキやクヌギより繊細な花
   
穂で、舞子さんの簪みたいです。雌花は付け根につけているそうで
   
すが、肉眼ではとても無理。コナラの実・どんぐりからは想像できな
   
い花穂です。
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# by love-letter-to | 2018-04-15 22:55 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.140 京の旅

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        雨もよし花見小路ぶらり旅

    4月第二日曜日の今日はお釈迦様の誕生を祝う灌仏会。花祭りと

    も呼ばれます。初夏並みの陽気から一転して、ここ数日は三月初

    旬に戻ったよう。福井県内では雪も降ったそうです。

    先週は二泊三日で幼馴染みと京都駅近くのホテルで落ち合い、

    彼女の案内で石塀小路やねねの道、花見小路、祇園街の路地歩

    きをしてきました。昨夜帰宅したばかりです。

    前日まで行楽日和が続いていたのに、京都では生憎の小雨模様。

    でも、「雨なら雨で楽しみ方があるわ」と、心強い彼女。喜寿を超し

    ても早足で、背筋のばして闊歩。かつて大石内蔵助が通い詰めた

    四条通り・一力茶屋の前で、舞子さんに出会いました。

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    お座敷に向かう姿に雨コートを羽織り、真っ赤な蛇の目傘をさした
    
後ろ姿は絵になりました。カメラで撮ってもいいかと、舞子さんに話
    しかけている観光客も。

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    祇園のシンボル八坂神社から東大路通りを少し南下すると、石畳
    
を敷き詰めた細い路地「石塀小路」に差し掛かりました。
    
緩やかな坂道になっており、その両側に町屋が連なっております。
    
町屋の石垣が石塀に見えることから「石塀小路」と、呼ばれるよう
    
になったとか。

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    さすが京都!京都の風情が凝縮されたような小路です。町屋入口
    
にかかっている簾や暖簾、石畳のしつらえも憎い!です。

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    「石塀小路」を上りきると、「ねねの道」と呼ばれる広い石畳みの通
     りに。東山区有数の観光スポットで、外国人観光客もいっぱい!
    
豊臣秀吉の正室寧々が晩年を送り、終焉の地とされることから「ね
    
ねの道」と名付けられたそうです。

    舞子さんの衣装を着た青い目の女性にも出会いました。アゼルバイ
    
ジャンから訪れたそうです。カメラも撮らせてくれました。

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   「ねねの道」から少し坂道を上った処にある友人お奨めの食事処「無
   
碍山房」で、昼食「時雨膳」を頂きました。

   京都を代表する老舗懐石「菊乃井」の離れで、昨年、オープン。山房を
   
イメージした数寄屋造りの建物で、気軽に和食を楽しめるようにと、
   
昼食と甘味喫茶のみの食事処です。

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   枝垂れ桜はもう終わりかけていましたが、手入れの行き届いた庭を眺
   
めながら頂いた時雨弁当は月替りで、長芋羹にうすい豆のジュレ掛け
   
の先付など八品に、竹の子ご飯と香の物。友人の計らいでおつくり付
   
きを。揚げ海老真丈の煮物椀が特に美味しかった!
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   食事の後は祇園・花見小路と花街の路地を散策。小雨が降ったり止ん
   
だり。縁切り神社として知られる「安井金毘羅宮」で、悪縁を断ちたい、
   
別れたい、不倫相手が奥さんと別れて欲しい…などなどと書かれた絵
   
馬、形代の夥しい量に言葉を失いました。
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   縁切り、縁結び碑(いし)と呼ばれる巨石の回りも、願い事を書いた形代
   
で埋まり、石碑が見えないくらい。

   願いを書いた形代を手に、碑の下部に空いている穴をくぐり、もう一度
   
くぐって戻って来ると願いがかなうとか。傘寿に近い私たちに知らない
   
世界がありました。

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   そんな神社の一隅でも、レンタル着物の振袖姿でスマホで写真を撮り合
   
っている若い女性たちがいてびっくり!

   今週は上水ウォークはお休みしましたが、二輪草や筆竜胆も開花中です。

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# by love-letter-to | 2018-04-09 03:15 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.139 飛花落花

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        飛花落花踏み迷いつつ家路へと

    4月最初の日曜日、エプリルフールサンデーを迎えました。ここ
    
一週間は初夏並みの陽気が続きましたが、桜は持ちこたえてく
    れま
した。昨日、友人とランチしたカフェでは、「今年の桜はきれ
    いだ
った。名所に行かなくても、行く先々で楽しめた」と、常連客
    たち
が話しておりました。

    帰途、立ち寄った小平市中央公園総合グランド沿いの歩道は、落

    花でピンクに染まって…。

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    国分寺駅南口近くにある都立殿ヶ谷戸庭園では、ヒトリシズカが
    
開花していました。20センチ前後の花茎の先端に光沢のある4枚
    
の葉を広げ、その真ん中から楚々とした白い花穂を。

    ブラシのような花穂は3㌢前後で、白拍子(歌舞を演じた遊女)

    あった義経の愛妾・静御前の姿に見立てられ、「一人静」の名称に。

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    ヒトリシズカの近くにはイチリンソウ(一輪草)も咲いていました。
    
ボランティアガイドさんの話では「1~2週間は早く開花しており、
    
皆さんラッキーですね」と、ガイドツアーの参加者に解説を。
    
菊の葉に似た切れ込みの深い葉をつけ、一茎に一輪だけ白い花
    
をつける一輪草。同じキンポウゲ科の二輪草より一回り大きな花
    
をつけ、葉の形もかなり違います。
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    一輪草の花はをバックから撮ると、淡いピンクがかって愛らしい。
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    イチリンソウを撮っていると、中高年のグループから「エンレイソ
    
ウも咲いていますよ」と教えてくれました。手のひらよりも大きな
    
葉を三枚広げた中心部に、ちょこんとくっついているのがエンレ
    ソウの花でした。

    大きな葉ばかり目について、花を見逃すところでした。上高地の
    
明神池付近の湿地帯で見たことがありますが、近隣で目にする
    
のは初めてです。ユリ科の多年草で、濃い紫色の花の径は1㌢に
    
も満たないので、ゴミがくっついているように見えて…。

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    エンレイソウには深山エンレイソウと白花エンレイソウがあり、こ
    
れらの仲間は毒草ですが、 使い方しだいでは薬にもなり、食べ
    
物を吐き出させる効果があるそうです。

    昔は食べ過ぎや食あたりになった人に、根を煎じて飲ませたらし
    
く、命拾いするから「延齢草」の名前がつけられたとの説があり
    
ます。

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    上は練馬区立武蔵関公園のひょうたん池で。桜を愛でる人を桜
     
人と称することもあるそうですが、ボートを漕いでいた男性の
    
桜人は「桜は一人で心静かに見るのが最高」とか。

       桜を追って、野の花も開花ラッシュを迎えました。

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# by love-letter-to | 2018-04-01 22:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.138 枝垂れ桜や薄墨桜

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        南無大師風のままなる花枝垂れ

   都内の桜満開で迎えた三月最終日曜日。小平市内のソメイヨシノも
   明日か明後日には満開になることでしょう。
   
春分の日に雪が降り、春は足踏みするかと思っていましたが、冷え込
   みに耐えた根性が桜の開花を早めたようです。
   
枝垂れ桜は例年、ソメイヨシノより数日早く開花するので、もしかして
   …と、小金井駅近くにある古刹金蔵院へ。連雀通りか
ら野川に下る急
   坂の途中にある境内に、枝垂れ桜が今を盛り
と咲き誇っていました。
   本堂の脇に立つ弘法大師像が花枝垂
れ越しに。公文書書き換え問題
   などで揺れる昨今を、忘れるよ
うなひとときでした。

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   数年前に訪ねた時は訪れる人の姿に会いませんでしたが、昨年、テレ
   ビの旅番組でこの金蔵院の枝垂れ桜が紹介されたそ
うで、昨日は訪
   れる人が絶えませんでした。金蔵院は真言宗豊
山派の寺で、正確な開
   山時期は不明ですが、永禄年間当時の
住職・堯存(ぎょうそん)が1566
   年(永禄9年)に遷化したとの
記録が残っており、それ以前の開山だと推
   察され、小金井市で
現存する最古の寺院だといわれています。

   卒寿を超していると思われる母親に付き添い、この枝垂れ桜の下で老
   母の写真を撮っている姿も。老母はカートを押していまし
たから、ご近所
   にお住まいかしら。

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   小金井公園正門入口より30㍍ほど東側にある北関野八幡神社にも、枝
   垂れ桜の古木があります。間口2~3間ほどの参道の奥
まったところに
   小さな社があるので、土地の人以外は殆ど知る
人もない無人社です。
   でも石灯籠脇に立っている枝垂れ桜は見
応えがあります。

   ただ、両側に民家とビルが迫り、撮影には不向きです。何とか工夫して、
   その枝垂れ桜を撮ってみました。

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   同神社は享保9年(1724)の創建とも享保14年(1729)の創建ともされ、
   小金井公園一帯・かつての関野新田の鎮守社だった
とのこと。
   
大戦に備えて小金井防災緑地造成の為、昭和18年当地に移転させら
   れたそうです。
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   小金井公園の桜の園は、花見客で混雑しているので、ちょっと離れた
   位置に植えられている岐阜・根尾谷の「薄墨桜」の子孫樹を
訪ねてみ
   ました。
   
凡そ1500年前、根尾谷に隠れ住んでいた皇子が第26代継体天(
   位507531)となって、村を去るとき植えられたと伝わ
るエドヒガン
   の種子から育てた若木で、散り際に淡い墨色にな
ることから薄墨桜と。
   2005年に同公園みんなの原っぱの一角に。

   ソメイヨシノより一足早く満開を迎え、初々しい花を咲かせていました。

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   帰途立ち寄った小平団地東門近くの紫木蓮の大木も、5階建ての団地
   建物を超す高さで、半円形を描く枝張りに数えきれない花を。

   近隣でもお花見を楽しめますね。

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# by love-letter-to | 2018-03-25 23:05 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.137 春一気

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        片栗の小さな群落希望の灯

   弥生三月も第三日曜日を迎えました。昨日、東京でもソメイヨシ
   
ノの開花が伝えられ、異例の速さで春が進んでいます。先週来、
   
気温の高い日が続いてシュンラン、カタクリ、レンギョウ、コブシ、
   
モクレン、ユキヤナギなどなど一気に開花して、地球環境の異変
   
も感じています。

   玉川上水・茜屋橋下流左岸でカタクリの小さな群落が今春も、ほ
   
ぼ暦通りに開花してホッとしました。崩落が進んでいる崖っぷち
   
に、かろうじて留まり、俯き加減に花びらを翻らせている姿には、
   
「来春も」と願わずにはいられません。
   
二輪のカタクリのうち一輪は開花寸前で、下向きの蕾の先を解き
   
かけていました。

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   カタクリはユリ科の根茎植物で、種からも発芽するそうですが、
    
地中深いところにある鱗茎から葉が一枚出た後、7~8年もかけ
   て
二枚目の葉が出揃うと花をつけます。迷彩模様の葉も独特!
   
春のお彼岸頃の陽射しと気温が開花に適し、雑木林が葉を茂ら
   
す頃には、姿を消して、翌春まで休眠するそうです。そのためス
   プリングエフェメラル(春のはかな
い命)だと。

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   嬉しいことにカタクリの近くには、この付近では希少な山野草キク
   
ザキイチゲが例年になく沢山咲いていました。
   
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、菊に似た葉をつけた茎に
   
花を一輪つけることから菊咲一華と。白い花と薄紫の花をつけた
   
キクザキイチゲも、早春の淡い命スプリングエフェメラルです。

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   白い花も薄紫色も花びらに見えるのは萼片で、薄紫の萼片は少し
    
縮れています。花冠は4~5㌢前後です。
   
ことに白の菊咲一華は、今にも崩れ落ちそうな崖っぷちに群生し
   
ており、先行きが危ぶまれます。安全な場所に移植できないもの
   
でしょうか?

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   1.5キロほど上流の小松橋~鷹の橋にかけては、落葉を掻き分け
   
てシュンランの花が立ち上がってきました。
   
日本を代表する野生ランで、北海道から九州にかけて広く分布し
   
ているそうですが、武蔵野の雑木林にも古くから自生して、春を
   
告げてきました。

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   茂らせた葉や落葉と同系色で目立ち難いけど、花茎が伸びるに
   
つれて、淡い黄緑色の下唇弁に濃紅色を刷いた花があちこちに。
   
シュンランも上水堤では日当たりのいい崖っぷちに自生している
   
株が多く、壁面の崩落につれ減少しています。
   
「そこは危ないよ」と声を掛けてやりたくなります。

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    津田塾キャンパス南側の堤ではタチツボスミレも咲き始めまし
    
た。まだポツリポツリですが、細い花首をもたげて薄紫の花を。
     
スミレって意外とタフで、古木の根っこや石積みの用水壁の隙
     
間にも、転々としてマイホームに。
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   スミレが点在している辺りで、繁茂しているハランの根元付近
    
を覗いてみたら、ハランの花が開花寸前でした。
   
地上には姿を見せないけれど、王冠のような形で八角の独特
    
な花をつけます。ニホンオカトビムシの媒介で実も結ぶとか!
    
10年ほど前、友人に教えてもらうまで、年中青々とした葉を密
    
集させているハランが、花をつけることを知りませんでした。

   村岡桃花さんや成田緑夢選手、新田佳浩選手が金メダルに輝
   
いた平昌パラリンピックも今日で閉幕。不屈の闘志と猛練習の
   
姿に打たれた10日間。三選手が口にしていた「自分に勝つ」と
   
いう言葉は、今の私に最も響く言葉です。明日から気温が低下
   して不順な天候が続くそうで、開花した野の花にも頑張れと!

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# by love-letter-to | 2018-03-18 19:42 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.136 あの日から7年

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      言葉には尽せぬ思ひ木五倍子(きぶし)咲く

   三月第二日曜日というより、「3・11」。未曽有の大震災・巨大津波に
   
加えて福島第一原発事故を経験。あの日から7年の月日が経ちま
   
した。繰り返される報道では防潮堤建設や鉄道・道路の復旧、土地
   
の嵩上げ・区画整理などハード面の整備は進んでいるとされる一
   
方、まだ避難生活を続けている人が7万2000人以上も。

   原発の廃炉作業はまだ緒についたばかりで、避難指示制限が解除
   
された地域でも、戻りたくても住宅再建の目途が立たず、暮らして
   
行く上で必要な地域の再生は程遠い…と。言葉に尽せぬ思いが伝
   
わってきて、居ても立ってもいられる気持ちで上水路へ。
   
数日前までの真冬並みの寒さが一気に緩んだせいか、小松橋付近
   
ではキブシが早々と細長い花穂を揺らせていました。

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   キブシは果実に含まれるタンニンが、黒色染料の五倍子(ぶし)の
   
代用になるところから和名は木五倍子と書いてキブシ。藤に似た
   
花穂からキフジとも呼ばれるそうです。7年ほど前には腰丈くらい
   
の若木でしたが、成長が早く、3㍍を超して花房を沢山提げていま
   
した。
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   一位橋~桜橋間の自生野草観察ゾーンでは、落葉の間からアマナ
   
もラッパ型の花を開いて、春が来たよ!と。
   
淡いピンクの花径は3㌢ぐらい、草丈は5~6㌢。地面すれすれに開
   
花しているので、目立ちにくいのですが、6枚の花びらの裏側に赤
   
紫色のストライプが入っており、開花するとストライプがうっすらと
   
透けて見えるのが何ともお洒落です。例年並みの開花です。
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   ユリ科チューリップの仲間で、地下の球根(鱗茎)が甘くて食べられ
   
ることから甘菜と命名されたそうです。陽が陰ると花を閉じてしま
   
うので、晴天の日でないと見つけるのは困難です。周囲の野草が
   びて来る頃には消えてしまう、春のエフェメラルの一種です。
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   玉川上水と新堀用水の路肩では、カンスゲ(寒菅)も纏のような花
   
穂を掲げて、威勢よくワッショイ、ワッショイとばかりに。
   
山地の樹下に生える多年草で、冬でも青々とした葉を茂らせてい
   
るので、寒菅と。
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   春先に花茎を伸ばし、先端のヒラヒラした薄黄緑の穂が雄小穂で、
   
その下部に褐色あるいは黄褐色の雌小穂をつけているのですが、
   
雄小穂に比べて貧弱で目立ちません。雌小穂は長さ1~2㌢ぐらい
   
でしょうか。
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   堤のあちこちで、クサボケも朱赤の豆ランプを灯し始めました。名
   
前に“クサ”とつき、草程度の背丈ですが、バラ科の低木で、叢状に
   
出る枝はよく分岐して、地面を這ったり、斜めに立ち上がって繁殖
   
するそうです。

   2~3週間後には辺りを赤く染めるほど、沢山の花を楽しませてくれ
   
るでしょう。寒さが厳しく長かった今冬ですが、寒さに耐えていた分、
   
開花スピードがアップしてきたのを感じた2018年3月11日。自然の力
   って凄いですね。

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   上の左は大震災発生数日後、新聞に掲載された被災地の写真で、雪
   の降りしきる瓦礫の中を、僧侶が裸足で合掌しながら歩いている姿
   に感銘を受けました。まだ収容されてない遺体の冥福を祈っている
   のでしようか。
   右は発生から12日目、気仙沼海岸を訪ねた埼玉県在住のカメラマン
   が撮った画像です。たどり着くのに一昼夜かかったと聞いております。
   東日本大震災の記憶を風化させないために、マイファイルに保存して
   ある2枚です。


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# by love-letter-to | 2018-03-11 22:25 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.135 春本番に向けて

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        蕗の薹一日一読十笑を

   三月最初の日曜日。今月に入るなり春一番も吹いて、四月半ばの陽
   
気に。ハコベやホトケノザ、アセビなど春先に咲く草木の花が一気に
   
開花。昨年から目星を付けていた上水路の路肩に、蕗の薹も幾重も
   
の葉をほどいて蕾を覗かせていました。劇的な春の訪れを目や鼻、
   
肌でも感じてきました。でも、杉花粉も相当に飛散しているようです。
   
ところで、日本医師会が提唱している「がんばらない健康法:健康の
   
ための一十百千万」をご存じですか?

   ◇一読:一日一回新聞雑誌、本などの文章を読み、認知機能を刺激。
   
◇十笑:一日十回は笑いましょう。免疫力が高まり癌予防に。

   ◇百吸(ひゃっきゅう):一日百回、深呼吸を。肺機能を高め、自律
    
神経の安定化、ストレス解消に。
   ◇
千字:日記、手紙、メモなど一日千字書いて認知機能を高めます。
   ◇
万歩:歩くことはメタボ予防、記憶力向上、認知予防に効果的。
    
無理のない範囲で毎日歩きましょう。

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   以上、無理なくできそうですので、お試しを。上はあかしあ通り
   
沿いで出会ったホトケノザ。葉が仏さまの台座に似ていることか
   
ら、和名は仏の座。赤紫色の唇弁花が可愛くユーモラスです。

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   「緑なす繁縷(はこべ)は萌えず…」と、島崎藤村の『千曲川旅情
    
の歌』ではと謳われているハコベも、今春は2~3週間遅れて開
   
花したと思ったら、たちまち緑のカーペット状に。白い花の径は
   
5~6ミリ、5枚の花びらからなっていますが、1枚の花びらが
   
付け根まで二つに深く裂けているので10枚に見えます。

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   中央公園の対岸にある粕谷園・農業体験みのり村の一角では、河
   
津桜も見頃を迎えていました。伊豆河津町でも例年より2週間ほ
   
ど開花が遅れていたそうですが、ここ数日がピークだそうです。
   
オオシマザクラとカンヒザクラの自然交雑種であると推定されて
   
いる河津桜は、染井吉野より濃いピンクの花で、開花時期が早い
   
と人気で、小平市内でも植えている民家が増えてきました。

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   上水沿いの民家ではアセビも一気に開花して、鈴型の小さな花の
   
房を提げています。

   かつては峠道や街道筋にも多く、往来する馬が食べると酒に酔っ

   たようになったということから和名は馬酔木に。人が食べると足

   がしびれることから、“あししびれ”と呼ばれ、アシビになった

   説もあるそうです。地方によってアシビ、アセボなどの別名も。

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   鎌倉橋に差し掛かった時でした。上水を見下ろすと、水際にアオ
   
サギが立っているではありませんか!これまで何度か水辺を滑空
   
している姿を見かけたことがありましたが、羽を休めている姿に
   
出会うのは初めてです。

   餌になる魚を待っているのか、同じ姿勢を保ったまま4~5分も

   佇んでいました。もう少し近づいてカメラを向けようとした一瞬、

   身を翻らせて下流方向に飛び去ってしまいました。羽を広げると

   かなりの大きさでした。

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   アオサギの去った後には、マガモの群れが4~5羽。中に黄色い
   
嘴に頭部が美しい緑色の雄が一羽。オシドリもそうですが、雄の
   クールビューティに目を見張りました。この2羽は番かしら?

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   やがて雌雄2羽は並んで、下流方向へ。そろそろ繁殖期ですね。

   まだ冬戻りする日もあるとの予報ですが、春本番を迎える日も

   間近ではないかしら?その日に向けて一十百千万健康法を!

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# by love-letter-to | 2018-03-04 23:48 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.134 秋川渓谷雛めぐり

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        あきる野路古民家茶屋に送り雛

   早いもので二月最後の日曜日を迎えました。平昌五輪も氷上や雪上
   
での17日間に亘る熱い闘いを終えて、今日閉幕。日本は金メダル4個、
   銀5個、銅4個。過去最高のメダル数で多くの感動と元気勇気を!
   
会期中、風邪気味で外出を控えておりましたが、「秋川渓谷雛めぐり」
   
に。武蔵五日市駅から小中野付近まで約2㌔、檜原街道筋の店舗やウ
   
インドーに段飾りや吊るし雛が飾られていました。

   かつて街道筋の中心部で、呉服・和装小物屋を営んでいた古民家がリ

   ノベーションされ、街の活性化の拠点として再スタート。「体験茶や」と

   称する1階土間に、70年前とされる七段飾りが展示されていました。

   近くの老舗菓子処のものだそうで、とても品格のあるお顔でした。

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   2階建ての外観は築130年の古民家当時とほぼ同じですが、地場産の
   
杉や桧材を使って、漆喰壁も塗り直して耐震工事も施したとか。
   
抹茶やコーヒーで一服でき、昼食もできる「体験茶や」も、呉服屋さん
   
当時の間取りながらも、斬新で和室の良さをと落ち着きを。
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   江戸時代は炭問屋で、夏場にソーメン作りを始めた製麺業老舗「寿美
   
屋」の店内には、若夫人が嫁いで来るとき実家から贈られたという内
   
裏雛が飾られていました。送り雛と云うそうで、京都周辺には多いと
   
聞いていましたが、五日市にも送り雛の風習が近年まであったそうで
   
す。送り雛は夫婦円満、末長く幸せにと願って、内裏雛や御殿雛、翁媼
   
姿の高砂人形を贈ることが多かったそうです。
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   父親の時代から床屋をやっていると云うヘアサロン・ハヤシの駐車場
   
には、娘が結婚して家を離れて以来30年ぶりに飾ったという七段飾り、
   孫の初節句に贈った内裏雛に、知人から寄せられた吊るし雛などが

   わっていました。伊豆稲取「雛の館」に出品している方の作品だとか。
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   店主で画家の林利照さんが描いた歌麿風美人画、和紙造りのボンボリ、
   
畳表を加工した簾なども。「お雛さまを見るのは何十年ぶりかしら、気
   
持ちが癒される」と、夫の介護に追われている老婦人もいるそうです。
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   五日市郷土館の敷地内に移築復元されている「旧市倉家住宅」内には、
   
明治、大正、昭和30年代までの七段飾りや豪華な御殿造りの御殿雛、
   裏雛など4050組も展示されて壮観!。いずれも地元から寄贈さ
れた
   そうで、薪炭や木材供給地として栄えていた当時の暮らしの一端
が偲ば
   れて…。
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   五日市郷土館内には、江戸時代のお雛様を代表する享保雛の中でも、
    
享保バブル期に作られた大型の享保雛が一組。座高45㌢もあり、装
   
束も色は渋いけれど豪華でしたが、女雛がちょっと顔を背けているの
   
が気になって…。

   秋川渓谷はまだ春寒しの姿でしたが、風邪気味を忘れさせてくれた雛
   
めぐりでした。秋川渓谷雛めぐりは3月11日まで。

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# by love-letter-to | 2018-02-25 22:17 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.133 まんず咲く

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       満作やフィギュアスケート金と銀

   二月も半ばを過ぎて第三日曜日、平昌五輪たけなわに。昨日、男子
   
フィギュアスケートで、羽生結弦選手が金、宇野昌磨選手が銀メダル
   
の快挙を!羽生選手は前回のソチ五輪でも金。連覇を成し遂げたの
   
66年ぶり。日本海側では記録的な大雪が続いていますが、二人の
   
活躍で日本列島も元気になったのではないでしょうか。

   今日は風が冷たかったのですが、上水堤の木立の下は陽が燦々と注
   
いで、ウォーカーも目立って増えました。商大橋近くで、春先にまんず
   
咲くというマンサク(満作)が、日当たりのいい一枝にチラホラ。

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   マンサクはマンサク科の落葉小高木で、日本各地の山林に自生。春に
   
先駆けて咲くので庭木として人気が高く、古くから多く栽培もされて
   
きたそうです。

   地方によっては花の付き具合で、その年の豊作、凶作を予測したとも。
   
花芯部は赤褐色で、細い紙片みたいな鮮黄色の花弁が4枚、少しよじ
   
れて咲き、紙細工のような花がまだ冷たい風に震えているように見
   ます。マンサクが咲くと、もうすぐ本格的な春が…と。

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   まだ灰色とダークグリーンで色の変化に乏しい上水堤ですが、アジ
   
サイの枯れ茎の節々に、新芽が見届けられます。一つ一つ表情が違
   
って百面相みたいです。
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   昨夏の花序を残しているガクアジサイの枯れ茎もあり、ドライフラワ
   
ーとして楽しめそうですが、背丈が2㍍以上もあって、見上げながら
   
歩くと、空のキャンバスに描いたシュールな絵画みたい。自然そのも
   
のがアーチストなんですね。
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   自宅近くのあかしあ通り沿いで、可愛い落し物を見つけました。歩き
    
始めたばかりの女児用スニーカーで、自転車かバギーで通行中の母
   
子が片方を落っことしたみたいです。まだ真新しくて、早く落とし主に
   
見つけられますように!
   
「春よ来い、早く来い、歩き始めたみよちゃんが…」の童謡を思い出し
   
ました。春風や伝えておくれ持ち主に。
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# by love-letter-to | 2018-02-18 22:06 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.132 陽だまりに春を

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        足元にサファイアの輝き犬ふぐり

   如月を迎えて平昌での冬季五輪も始まり、第二日曜日に。零下10
   
を下回る寒さとの闘いでもあるようですが、連日熱戦が…。
   
18日ぶりに日中の気温が10℃を上回った昨日、自宅近くの路上で
   
オオイヌフグリが開花しているのを見つけました。舗道とブロック塀
   
の角地の陽だまりに、10輪前後開花。漢字では「大犬の陰嚢」と、口
   
にし難い名前ですが、別名は「瑠璃唐草」「天人唐草」「星の瞳」と、
   
サファイアブルーの花に相応しく、路上に青い星が輝いているよう!

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   オオイヌフグリはいち早く春を告げる野辺の花として親しまれてい
   
ますが、ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本には元々同属のイヌフ
   
グリが自生しており、これに対して花姿が大きいことから、オオイヌ
   
フグリと名付けられたとか。

   明治初期に渡来したとされ、その後急速に全国へと広まり、在来種
   
に取って代わる早春の野草の1つになって久しいのですが、近年は
   
農地や畦道、草地が減少して、オオイヌフグリも生育地を奪われつ
   
つあり、環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定され
   
ています。オオイヌフグリよ、お前もか…。

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   あかしあ通りのニセアカシアの根元には、ナズナも開花。「セリ、ナ
   
ズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ…これぞ春
   
の七草」と言い伝えられてきたナズナ。長引く寒波にめげずに開花
   
して健気です。

   ナズナは薺と書いてアブラナ科の越年草。草丈はまだ10センチ満
   
たないけれど、先端部の茎に白い小さな4弁の花を群がり咲かせて
   
いました。

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   三味線のバチに似た莢果も付けている茎も。その莢果の姿から三味
   
線花とかペンペン草の通称で呼ばれることが多い道端の草。
   
根状葉で越冬して、その葉は羽状に深く裂け寒気から身を守るため
   
か産毛を蓄えています。開花期は月半ば頃までで、本格的な春にな
   
ると、草丈は50㌢前後になり、三味線のバチに似た莢果が風に揺
   れてカラカラと。
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   この日訪ねた東京農工大学小金井キャンパスでは、日向ぼっこをす
   
る姿も。でも、3月上旬並みの気温は本日までで、明日からまた全国
   
的に厳しい寒波が戻り。福井や金沢から北陸では大雪が降り、猛吹
   
雪が予報されています。春遠からじと思えど、本格的な春の訪れは
   
まだまだ先のようです。
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   上は東京農工大学小金井キャンパスの近くの畑に取り残されていた
   
ワタの蒴果です。蒴果が裂けて種子の表面から白い綿毛がフワフワ
   
に。コットンボールで、この綿毛から木綿繊維に。種からは綿実油が採
   
れるそうです。何か発見したり感動することに出会うことが、脳細胞
   
の老化防止につながるとのことで、努めて道草歩きをと…。
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# by love-letter-to | 2018-02-11 19:59 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.131 春立つや

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       一夜明け春の陽射しを背に受けて

   今日は立春!二月最初の日曜日。立春寒波の到来で西日本は冷え込

   み、日本海側では記録的な豪雪だそうですが、東京近郊は久しぶりに

   日中の気温が1t0℃近くになりました。

   光の春を感じる午後、「咲いているかしら?」と、上水本町の粕谷邸の

   枝垂れ梅を訪ねてみました。梅も桜も古木は開花が早いそうで、粕谷

   邸の枝垂れ梅の一本は七八分咲きぐらい。もう一本は四五分咲きでし

   た。先月降った大雪が根元付近に残っているものの、開花させている

   枝垂れ梅にお礼を言いたい気分です。

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   お椀を伏せたような姿に剪定されている枝垂れ梅。そのてっぺん付近
   
は満開に近い状態でした。メジロがやって来ないかとしばらく待ってい
   
ましたが、ヒヨドリの啼き声が…。
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   粕谷邸の北側付近の上水堤で、高木にからまっているテイカカズラに、
   
ドジョウインゲンのような莢果が数本垂れ下がっていたのですが、ズー
   
ムを最大にしてもその姿を鮮明に撮るのは難しく、莢果が裂けて落下傘
   
みたいな種子を一つ、どうにかキャッチ!
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   伐採剪定作業が進んで、テイカカズラのような蔓性植物も激減していま
   
す。昨日お会いした人形作家で造形作家の吉川潔さんの話では、人形劇
   を学んだチェコ
共和国では、樹木は倒れるまで伐らないそうです。そうし
   て木材資源を
守っているとか。鎌倉橋付近で小木の枝先にテイカカズラ
   の落下傘が引
っかかっているのを見つけました。付近から風に乗って飛散
   してきたので
しょう。7~8年前まではフワフワ舞っている姿をよく見か  
   け、冬の風物詩の一つ
でした。
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   上水路では今、地に落ちたコナラのドングリが殻を割って、中の子葉が根
   
を下ろす時期に。芽生えの季節です。二つに割れたピーナッツのようなも
   
のが子葉で、双葉にあたるそうです。ドングリの子葉は貯蔵器官で、養分
   
を蓄えており、間もなく子葉の間から本葉が伸びてきます。
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   ドングリの芽生えが上水堤のあちこちで。大木の木の根っこ付近でも赤ち
   
ゃんが見られます。
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   雪解け後の堤ではもうこんな芽生えも!まだ寒波は続きそうですが、春
   
の足音が聞こえる散歩でした。
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# by love-letter-to | 2018-02-04 20:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.130 大雪の跡と後

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       残雪に静もる公園ブロンズ像

   都心でも積雪25㌢前後、4年ぶりの大雪から一週間。一月最後の

   日曜日を迎えました。

   まだ家々の北側の屋根には雪が残り、路上も掻き寄せた雪の塊が

   連なっています。近年にない寒気団が停滞して、日中の気温も5℃

   以下の日が続き、朝、給湯器からお湯が出ない日もありました。蛇

   口を捻れば温湯が出る有難さを再認識しました。

   雪道が怖くて、4日目にようやく小平駅前まで買い出しに。「あじさ

   い公園」に立ち寄ってみたら、ひょうたん池は全面凍りつき、紫陽花

   の根元に残雪が10㌢ほど。園内は怖いほど静まり返って…。

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   グリーンロードから同公園に下るスロープや石段はツルンツルン。
    
最も近い位置に設置されている斎藤素厳作ブロンズ像「交通」の
   
台座付近は、足跡と解けかけた雪で、ぐちゃぐちゃ。雪化粧したブ
   ロンズ像はどんな表情をしていたかしら…撮って見たかったです。

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   「あじさい公園」に隣接した「カフェ・ラグラス」のアプローチには、
    
寄せ植えの鉢も雪に囲まれていました。でもパンジーや葉牡丹は
   元気元気でした。寒さに強くて羨ましい!


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   グリーロードはまだこんな状態でした。互いに道を譲り合いながら
   歩かなければ…。


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   終日の大雪の日から数日は、年末に買っておいた本『風の電話』を
    
読んで過ごしました。2011年3月11日、東日本大震災で海岸部は
   
大津波で壊滅状態になった岩手県大槌町。その高台に設けられて
   
いる緑青色の三角屋根の旧式の電話ボックスがあります。中に備
   
えてある黒い電話機は線がつながっていません。

   ガーデンデザイナー・佐々木格(いたる)さんが、急逝した従兄と話
   
したくなった時のために自邸の一角に設けたそうです。
   
「風の電話」と名付け、心で話すために設けましたが、大震災で大
   
切な肉親を亡くした人たちが、もう一度話したくて訪れるように
   
なりました。一人、また一人と。

   風間書房から発刊された同書は、佐々木さんが電話ボックスを設
   
けた経緯から、震災後6年間の日々を綴ったドキュメンタリー
   
です。凍てつく日、心を温めてくれた本です。

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# by love-letter-to | 2018-01-28 20:25 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.129 陽だまり求めて

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        陽だまりに肩寄せ合って待雪草

   一月第三日曜日。大寒に入りましたが、幸いにも東京周辺では冷え
   
込みが緩んだ昨日今日。都薬用植物園のロックガーデンでは、スノ
   
ードロップがその名のように雪の雫のような花びらを開いていまし
   
た。まだ訪れる人の数少ない園内ですが、蠟梅と早咲きの紅梅は
   郁(ふくいく)とした香りを漂わせていました。

   スノードロップは原産地ヨーロッパからコーカサス山脈にかけては、

   春を告げる花とされているそうです。寒中にも咲き香る花に出会

   うと、心が弾んで!和名は待雪草。

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   一本の茎にひと雫の花を吊り下げ、日中は3枚の外花被が開いて
   
日没には閉じ、花径は1~2センチ。筒状の内側の花被に鮮やかな
   
緑色の斑点があり、ハートのマークに見えることもあるスノードロ
   
ップ。
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    同園では原産地中国系のいわゆ蠟梅も咲き始めていました。
   
花芯部が赤紫色で、満月蝋梅とか唐梅とも呼ばれるそうです。
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   上の左は素心蠟梅、右は満月蠟梅だと思うのですが、最近は
   
どちらも多様化しているそうです。
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   素心蠟梅はもう満開状態で、花の少ない時期に蝋細工のよう
    
な半透明のクリームイエローの花と香りに感謝です。スマホ
   
で撮影している女性とお互いに歓びを分け合いました。
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   園内のショップ「ふれあいガーデン草星舎」もまだ休業中で
    
したが、在庫の鉢植えに水遣りをするため、当番の女性がい
   
て、パンジーを2鉢とサンキライのリースを分けてもらいま
   
した。入口付近のプランターを見たら、蔓性植物に釣鐘型の
   
白い花が房咲きに。ネーム札には「天使の歌姫」と書かれて
   
おり、春咲きのクレマチスだとか。入荷したばかりだそうで
   
す。白い花冠の先が外側に反り返って、鐘の調べを漂わせて
   
いるような鉢でした。

   夕方から気温が急降下してきて、明日は都内でも雪が積もる
   と
の予報。年々、寒さが身に堪え、心身がうつ状態になり
   す。春よ来い!と伝えてよ、待雪草!

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# by love-letter-to | 2018-01-21 21:14 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.128 小正月を迎えて

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        小正月昔あそびでボケ防止

   一月第二日曜日を迎えました。全国的に厳しい冷え込みが続いてお

   り、昨日から東京都内でも最低気温が氷点下に。

   本日の日没から明日15日の日没までを小正月と称して、女性たちが

   正月の骨休めに集う習わしがあります。女正月とも呼ばれます。

   「小正月しない?」と、旧友数人と誘い合って、八王子市内の「とうふ

   屋うかい」へ。庭先の縁台にけん玉やヨーヨー、だるま落としなど昔

   遊びのおもちゃがあり、お部屋の準備が整うまで15分ほど、遊んでみ

   ました。経験はあるものの思うようにいかず、「お手玉なら自信がある
   のに」という友も。

   昔遊びは認知症予防になるそうで、グループホームやデイサービス

   でも取り入れられているそうです。

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   近隣のお宅では素心蠟梅がもう満開になっています。ここ数日、
   
雲一片もない碧空が広がり、クリームイエローの蝋細工のような
   
花が心を弾ませてくれます。
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   蝋梅は中国原産の落葉低木で唐梅とも呼ばれ、本種は中央部の花
    
弁が赤紫色。日本で改良された素心蠟梅の方が清楚で、日本の風
   
景に似合う気がします。俯き加減に開花し、上品な香りを仄かに。
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   家屋は取り払われ、庭木だけが取り残されている敷地内では、高
   
木の上部にヒヨドリやムクドリが群がっていました。カメラを構
   
えると飛び去ってしまいました。よく見る白っぽい実が鈴生りに。
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   ズームを最大にして撮ってみると、センダン(栴檀)の実でした。5
   
~6月、ひらひらした薄紫色の5~6弁の花を咲かせるセンダン。

   “栴檀は双葉より芳し”と言われるのは、このセンダンではなく
   
白檀(びゃくだん)という木を指すそうですが、センダンは秋に
   
楕円形の実が枝一面につき、落葉後も木に残るさまが数珠のよう
   
であることからセンダマ(千珠)の意でセンダンと命名されたと
   
のこと。少子化の時代に羨ましいくらい沢山の子孫=種子を。

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   喜平橋から下流に向けて歩いて行くと、昨年までは冬でも枝が絡
    
み合うほど裸木が連なっていた上水両岸がすけすけになり、根元
   
から伐採された切株が目立ちました。かつて桜の名所であった小
   
金井堤の景観に戻すべく、ケヤキなどの伐採が進んでいます。

   寒中に上水堤を歩けば、まるで紅梅のように見えた檀(マユミ)
    
莢果も、今冬は残り少なくなりました。

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   果皮の色が薄紅色で、灰色の寒木立が続く上水沿いで、マユミの
    
莢果に出会うとホットにしてくれます。
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   マユミは真弓とも書いて、古くは弓の材量として、近年は印鑑や
    
櫛の材料に使われているそうです。ゴールデンウィーク前後に咲
   
くマユミの花は淡黄緑色の4弁花で萼片も4個、雌雄異株で雌花は
   
緑色の花芯部から赤紫色の葯をつけた雌しべが4本。花の径は1㌢
   
弱。目立たない花ですが、巾着型の莢果の果皮が裂けると、朱赤色
   
の種を覗かせます。
f0137096_23153379.jpg
   上は先週日曜日、小平市中央公民館で開かれた「玉川上水 花マッ
    
プとは」と題したシンポジウムで、参加者に提供された『玉川上水
   
花マップ2017・夏』冊子の表紙です。
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   その裏表紙です。玉川上水沿線の有志がネットワークを作り、昨年
   4月~11月まで毎月、羽村堰から杉並区高井戸まで開渠部全
30km
   ×両岸=60kmをコツコツ歩いて調査した野草の記録で、
マップと
   写真、イラスト画でA5版24ページの小冊子にまとめて
刊行。延べ
   200人が歩いた総延長420kmにも。
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   現在開渠部分には97の橋が架かっており、97の橋間をそれぞれ
    
担当者を決めて、保全生態学を専門とする高槻成紀(せいき)
   
麻布大学教授の指導の下に、かなり本格的に調査。
   
冊子によると、夏の花ノカンゾウやツルボは流域全般に見られ、
   
ツリガネニンジンやホタルブクロは上流から中流域に多く、全般
   
的にはヤブガラシやセンニンソウなど蔓性植物が多いのが玉川
   
上水の特徴。「大都市東京の市街地でありながら、自然度の高い
   
森林に生える植物も見られるということもわかりました」と、同
   
ネットワークメンバーのリー・智子さん。

   写真と花のイラスト画がとても美しく、散歩に携帯するにも重宝
   します

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# by love-letter-to | 2018-01-14 23:26 | 折々通信 | Comments(0)