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忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信ⅡNo.3 露おく芝生で

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        捩り花露おく芝で寄り添ひて

  6月も第四日曜日に。一昨日来、大気の不安定な状態が続いております
  が、今日は時々陽が射すものの薄曇りの一日でした。
  
今年はどうかしら…と小平団地へ。2街区の芝生で捩り花がひっそり。草
  丈10㌢余りですから、目につき難いのですが、細い花穂
に米粒くらいのピ
  ンクの花を螺旋状に。
  
昨年は開花前に芝刈機で刈り取られて、出会うことが出来なかったので、
  捩り花に出会うのは2年ぶり。一斉草刈りされても生
き延びておりました。
  なよなよしているように見え
て、かなり逞しく繁殖力も旺盛だとか。

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  接写してみると、ラン科の花に多い唇弁型の極小の花を、螺旋状に付けて
  おります。右巻きと左巻きがあり、ほぼ直線状の花穂も。
  
いずれも上唇弁は淡いピンクで、下唇弁は白のツートンカラー。その精緻
  で可憐な容姿に魅せられてしまいます。

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  捩り花は螺子(ねじ)花、文字摺り(もじずり)とも呼ばれ、《古今集》巻十
  四には河原左大臣・源融の〈陸奥のしのぶもぢずり誰ゆ
ゑに乱れむと思
  ふ我ならなくに〉の歌が有名。
  
しのぶもぢずり(忍捩摺)は信夫郡(福島県)の名産で,石に草木をこすり
  つけ,布にその色を移した染物。山口地区に文字摺石と
いう石があり,芭
  蕉も《おくのほそ道》の紀行で訪ね,〈早苗とる
手もとや昔しのぶ摺〉の句
  が詠まれています。
  
上は左巻きと右巻きのツーショット。10年ほど前に同団地で撮影。

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  捩り花の近くの号棟付近では、オオバギボシ(大葉擬宝珠)が雨に打たれ
  て傾きつつ、漏斗状状の薄紫色の花を。蕾が橋の欄干
などの擬宝珠に似
  ているので大葉擬宝珠。長楕円形の大きな葉
は葉脈がくっきりとして美し
  い。料亭などでは料理の盛り付けに使うことも。

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  茂みにはトキワツユクサ(常盤露草)の姿も。茎と葉はムラサキツユクサに
  似ていますが、頭花は直径1.5センチぐらい。三角形に
近い三枚の花びら
  は純白で、雌雄の蘂が絹糸をほぐしたように
フワフワ。黄色の葯が際立っ
  て優しい風情を。
  日本的な情緒の花
ですが、南アメリカ原産で昭和初期に園芸植物として
  導入され、
その後野生化して、路傍の日陰でも見かけます。
  
大気の状態が不安定で上水散歩もさぼりがちですが、ノカンゾウ(野萱
  草)薮萱草が見頃を迎えていることでしょう。

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# by love-letter-to | 2019-06-23 17:28 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信ⅡNo.2 紫陽花も色鮮やかに

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       紫陽花も色づき始めは薄萌黄

  6月も第三日曜の今日は父の日。母の日に比べて盛り上がりに欠ける
  ようですが、バラを贈ったり、愛用のウィスキーや清酒、クール
ビズ向
  けのシャツなどが好評とのこと。
  
昨日は17℃前後で肌寒かったのに、今日は都内では28℃を上回って、
  湿度も40%を超しました。上水沿いのアジサイも色鮮やか
になり、木
  立のグリーンに映えています。

  小松橋から鎌倉橋にかけての新堀用水沿いには、小平市立四小児童ら
  が植えたアジサイが見ごろに。品種はブルー系が多く、名所の
ように多
  彩ではありませんが、色づき始めのアジサイは 浅緑か薄萌
黄色で初々
  しくて…。100㍍ほどのアジサイ歩道になっています。

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  西洋アジサイと山アジサイ系か萼アジサイが殆どですが、どちらも花房
  は日増しに大きくなり、青紫色が鮮明に。

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  浅緑からブルー変化するのはアジサイの花でなく、萼の変化したもので、
  本来の花は4枚の萼の中心部にある点に近い小さな部分です。
  
植物図鑑などによると、房総・三浦・伊豆半島・伊豆諸島・小笠原等の沿海
  地に自生する日本固有のガクアジサイがヨーロッパで改良品種
されたの
  が手毬型の西洋アジサイです。

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  年を重ねるごとには華やかな手毬型の西洋アジサイよりも、素朴な
  アジサイか萼アジサイ系に惹かれるようになりました。もっとも、最
近は
  いずれも品種改良が進み、進化して世界に2000品種もあるとか。

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  「あじさい公園」にも立ち寄ってみました。そろそろ最盛期で、設置され
  
ている斎藤素厳のブロンズ像の辺りも華やいでいました。写真左右と
  「交通」の像。やっぱり花が咲いていると、心も弾んで…。

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  「ボクの頭より大きい花もあるよ」と、2~3歳児を連れた母子のおしゃべ
  りも耳に。
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  瓢箪型の池のほとり咲いていたのはアヤメでしょうか?日本画の趣に
  
撮れました。睡蓮も3輪ほど咲いていました。

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# by love-letter-to | 2019-06-16 22:44 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信ⅡNo.1 梅雨時の花々

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       虎の尾や先々の風読めぬ世に

  関東地方も梅雨入りしたと見られ、6月第二日曜日の今日は気温20
  に達しないものの湿度は82%にも。
  
玉川上水堤でも、梅雨入り前後から開花するオカトラノオやノビル、
  ワシロイチゴ、ノカンゾウなどが咲き始めました。ノアザミはもう
綿毛
  を飛散させつつあります。年々開花が早まる傾向にある一方、
オカト
  ラノオは減少化が進み、先々が読めない世に。

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  オカトラノオは弓なりの長い花穂(花序)に、5弁の小花を100以上もつけ、
  花茎の付け根から開花させて行く姿が虎の尾に見立てられた
サクラソウ
  科の多年草。
  
桜橋から上流の一位橋右岸は、近在では珍しいオカトラノオの群生が見ら
  れるエリアですが、ここ数年は周囲のアズマザサや茅芒に席巻
されて、白
  い優美な花穂が少なくなり、目立たなくなっているのが残
念です。
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  自生野草観察ゾーンでは、オカトラノオにも長めの花穂と猫の尻尾の
  うに短めの花穂があり、それぞれ小花の花弁の形も違っています。
  
長めの花穂の小花は花弁がほっそり、短めの花穂の小花は花弁も丸
  形を。上写真左は長めの花穂、右は短めの花穂の小花。
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  丈なす草葎(むぐら)のヘリや隙間に、ほっそりした茎を伸ばし、その先端
  に透き通った星形の花を5~6個から10数個つけているのはノ
ビルです。
  花径は5㍉程度で、ムカゴの間からからほっそりした花柄を
伸ばして、そ
  の先端に水晶細工のような繊細な花を。
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  ニラ臭の強いノビルのイメージからは、想像できない可憐な花です。

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  やはり草葎の中で、鮮やかなピンクの小花をつけているのはナワシロイ
  チゴ。棘の多い弦を周囲の草葉にからませながら、花とも実とも
判別の
  つきにくい釦みたいな花を。5~6個ぐらいづつ散房状につけ
ています。
  
苗代の頃に果実を紅く実らせるので、ナワシロイチゴの名になったそ
  ですが、昨今の苗代時期とは季節感にずれが…。

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  上水堤の野趣をもたらすノアザミ(野薊)の群生も健在でした。ささや
  
かな群生ですが、鮮やかな紅紫色の花が群れ咲いていると、辺りが華
  
やぎ、蝶や蜂も呼び寄せています。

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  もう結実期を迎えたノアザミも。落下傘状の綿毛を付けた種子が風に
  
舞い初めているシーンにも出会いました。梅雨の晴れ間の上水堤は、な
  
かなか魅力的ですが、一時的短時間豪雨や長雨など先の読めない時期
  
でもあります。

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# by love-letter-to | 2019-06-09 19:45 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.200 梅雨入り間近に

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        梅雨入りもそろそろかしら昨日今日

   早いもので今年も6月に入り、最初の日曜日に。気温は真夏日に達しない
   
ものの、湿度が高くてムシムシ。先週半ばに東京学芸大内の研修農園を
   
訪ねてみたら、田植えを終えた田圃の畔に、カルガモが2羽くっついたり、
   
離れたり。雌雄のようで、そろそろカップリングの時期に。そして梅雨入り
   
も間近のようです。
   
仲睦まじいカルガモたちを見ていると、登戸駅前で起きた登校児童らへ
   
の殺傷事件に対するやり場のない気持ちが少し癒されて…。

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   画像ファイルを調べてみると、昨年6月28日には同じ田圃付近で、母鴨
   
が6~7羽の雛鴨を引き連れていました。…となると、このカルガモたち
   
の卵が産み落とされる時期も近いことでしょう。左が雄で右が雌のよう。
   
どんな会話をしているのでしょうか?

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   田植えを終えたばかりらしい水田は本当に美しい。周囲の景色が田水に
   
映り込んで、遠くを旅しているようでもあります。

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   田圃の近くに植わっている大根の花に、アカタテハ蝶が舞っておりました。
   
この研修農園は蝶、野鳥にとって小さな楽園のようです。
   
戦後の婦人参政権実現を率先、長年参議院議員として活躍した故市川房
   
江さんは、自らを大根の花と称していましたが、大根の花は素朴で美しい
   
ですね。

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   梅雨どきに咲くドクダミの花も今花盛り。玉川上水沿いでも、わんさと咲い
   
て特有の香りを。繁殖力旺盛で、薬臭が強いので苦手という人もいますが、
   
十薬とも呼ばれて化膿止めや利尿作用など、様々な薬効があります。

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   我が家には八重のドクダミもあります。殖え過ぎて手に余るので、ここ数
   
年、かなり引っこ抜いてせいか、10株くらいになりましたが、同じドクダミ
   
仲間とは思えないほど、優美な花を咲かせています。花といっても花び
   
らではなく総苞片で、純白の総苞片が円錐状に重なって開花している姿
   
は、チャーミングです。少し殖やしてやらなければ…。

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# by love-letter-to | 2019-06-02 18:46 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.199 カモミール畑で

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        カモミール効能いろいろ一服を
  五月最後の日曜日の今日は、全国的に夏日、真夏日に。毎時のNHKニュースの
  トップが北海道の最高気温のことでした。佐呂間市では39.5℃、帯広と
足寄市
  では38.8℃を記録し、いずれも観測史上最高!

  東京でも32℃ 、最寄のポストまで手紙を投函しに行っただけで、歩道の照り返
  しに目がクラクラ。上水路の散歩もお休みしてしまいました。
  
先週、連日の夏日に見舞われる前、小川1丁目の森田オープンガーデンを訪
  たら、カモミールの花が真っ盛りでした。マーガレットを小型にしたような
素朴で
  何気ない花ですが、畑いっぱいに広がっている光景は牧歌的で、鎮
静、抗菌、殺
  菌、抗炎症、抗痙攣、発汗、消化促進、利尿、嘔吐予防などもある
せいか、リラック
  スしたひとときを。

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  白い小花が咲き乱れる中で、紺絣の作務衣風の上っ張りに夏帽子を被った
  
案山子が、昭和年代へ。ジャーマンカモミールはキク科の一年草ですが、こ
  
ぼれ種から毎年発芽。カモミールの名称は「大地のリンゴ」という意味のギ
  
リシア語「chamaimelon」からきているそうです。
  
和名は加蜜列はと書いてカミツレ。このところ、上水路を歩いていると、目
  にうるさく纏いついてくる小虫メマトイに悩まされますが、カモミール
畑で
  はメマトイの退散効果も。

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  森田ガーデンの近くの小川分水「彫刻の谷緑道」では、サクランボが葉陰に
  
見え隠れ。ピンクから赤、濃赤に熟れて…。そのグラデーションが楽しい!

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  イロハモミジの葉の茂みには、赤い小さなプロぺラ状の朔果が飛び立つ日
  
を待っているよう。両翼の付け根付近に種子を宿しており、飛散の準備を。
  
竹とんぼみたいに風に乗り、種を散布する日を待っています。

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  葉と同系色で目立たないけど、マユミ(檀 真弓)の花も沢山開花中でした。
  一見近種ツリバナの花と見間違いやすいけれど、マユミの花は淡黄緑色の
  弁花で萼片も4個、雌雄異株で雌花は緑色の花芯部から赤紫色の葯をつけ

  雌しべが4本。花の径は1センチ弱、未来の実の姿を既に形作っています。

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  毎年、この時期には数えきれないほど沢山の花を咲かせているのですが、
  に赤熟する頃には減ってしまう年も。昨年は記録的猛暑の影響からか、
殆ど実
  を結びませんでした。今年は豊作でありますように。
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# by love-letter-to | 2019-05-26 23:12 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.198 ウツギとエゴの花灯かり

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        エゴ咲くや静心なく揺らす風

  五月も半ばを過ぎて第三日曜日に。連休明け前後から上水堤にマルバウツ
  
(丸葉空木)が開花し始め、コゴメウツギ(小米空木)やガクウツギ(額空木)
  
も咲いて、堀際の暗がりが賑わってきました。いずれもユキノシタ科の落葉
  
低木で、卯の花とも呼ばれるウツギ(空木=アジサイ科)とは、別種ですが、
  
初夏に白い小さな花を咲かせて、目を楽しませてくれます。
  
そして頭上にはエゴノキの花が豆ランプのような白い花を一斉に開花。よく
  
もこんなに沢山の花を…と驚いてしまうくらい、夥しい数の花をつけている
  
せいか、絶え間なくゆらゆら。揺れている姿もまた素敵ですが、カメラ泣かせ
  
です。

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  オートで撮ってみたら、数えきれないほどのミニランプのようなエゴノキの花
  
が!武蔵野の雑木林に多い樹種の一つで、とくに小平市域の堤にはエゴノキ
  
が多いそうです。
  
5弁の花びらに見えますが、白い花冠は5つに深く炸裂した1個の花で、花冠は
  
直径2~3センチ。開花後3~4日で10本余りの黄色い雄蕊ごと落花。大粒の雨
  
が降るように音立てて落下してきます。

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  境界柵の脚柱や古い切株の上にもエゴノキの落花が見られ、その姿も初夏の風
   物詩かも。落花後、マッチの頭くらいの翡翠色の実が次第に膨らんで来るのを見
  
るのも楽しみですが、昨年の夏は記録的な猛暑が続いたせいか、翡翠色の実が
 
赤茶けて落下してしまい、秋口には淋しい限りでした。その実を食用にしている
  鳥にとっても苛酷な昨秋でした。

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  近年は「卯の花匂う垣根に…」と童謡にも歌われているウツギよりも、マルバウ
  
ツギの若木が殖えてきました。枝先に散房状につけている花の直径は1520
  
ぐらい。5枚の花弁を星型に開き、橙色の花芯部が特徴。ウツギが俯いて咲くのに
  
対して、マルバウツギは上向きに開花。卵円形の葉がウツギ本種より大きく丸いこ
  
とから、丸葉空木と。

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  堀際で垂れるように咲いているので、歩行者の目に止まりにくいのが残念です
  が、
初夏の上水堤を華やげています。津田塾大東側の新堀用水沿いが見どころ。

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  気を付けて歩くと、真っ赤に熟したウグイスカグラ(鶯神楽)の可愛い実、目立た
  ない
色だけど、ツリバナ(吊り花)も例年になく沢山咲いて…。初夏の上水堤は魅
  力的です。
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# by love-letter-to | 2019-05-19 23:57 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.197 バラ香る候

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        微風にもレトロピンクの薔薇香る
 五月第二日曜日の今日は「母の日」。緑は日増しに色濃く、街中でも家々の庭や
 垣根にバラが咲き誇って、聖五月!
 
家に閉じこもっているのは勿体なくて、先週は恋ヶ窪駅近くにあるバラの園My
  
GardenOpenCafeへ。個人宅ですが、バラの開花時期だけ、丹精したバラの咲
 
き競うお庭を公開。開園日はサンデッキやガーデンチェアでコーヒー紅茶などに
 
シフォンケーキも楽しめます。
 
恐らく4050種200本以上あるバラたちの中で、この日、一番ときめいたのは
 
アプリコットカラー系のバラで、サンセットカラーとも呼ばれ、最近の人気品種だ
 
そうです。ロココ調の雰囲気が!
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 玄関先から隣家とのフェンスにからませたバラ。ホワイトレースやベルビアーナな
 
どの草花とのコラボでチャーミング!センスとお手入れの良さが伝わって…。

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 気品と香りで花のクイーンのバラですが、その美しさを最高の状態で見せるため、
 
開花ピークを過ぎた花を摘み取る手間を大事にしているそうです。

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 ガーデンテーブルのグッズやコーヒーカップなどもファンタジックで、心を遊ばせ
 
てくれるようでした。私の元に運ばれてきたコーヒーカップはバラのデザイン!
 
「このカップで」と、リクェストされる方も多いとか。コーヒー、紅茶など飲み物は
 
300450円、シフォンケーキ400円。

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 トレリスに這わせたり、アーチ仕立て、レンガ造りのプランターに寄せ植えしたり、
 
バラの仕立ても立体的で、スペースを上手に演出。そんな舞台で友人や、しばら
 
くご無沙汰していた方とも出会い、素敵な時間を過ごしてきました。

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  6月7日()まで、日曜と雨の日を除いて毎日1017時、開場しています。
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 玉川上水堤では清楚な野バラが咲き始めました。園芸種のバラから見れば、ち
 
っぽけで目立ちませんが、「姫野ばら園八ヶ岳牧場」のHPによると、「ばらは、バ
 
ラ科バラ属に属す被子植物の1つ。北半球にのみに自生し、その数は 150 200
 
といわれています。これら自生していたバラ達を「原種(Species)」と呼んでいます。
 
この原種からバラの歴史は始まっていきます」とのこと。
 
日本の原種では「野ばら/ノイバラ(ロサ・ムルティフローラ)」が最も有名で、バラ
 
の世界に房咲き性という性質を与え、またバラ生産において台木としての役割も
 
持っているそうです。ゲーテの詩「童は見たり、野中のバラ…」にメロディをつけて
 
歌い継がれているのは、野ばらですよね。

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# by love-letter-to | 2019-05-12 21:05 | 折々通信 | Comments(2)

折々通信No.196 芥子畑で

 

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         芥子畑風の音頭で百面相

  風薫る五月!最初の日曜日に。新天皇即位の儀も終え、10連休も今日明日になり
  
ました。昨日は午後3時過ぎに天候が崩れ、近隣でも雹が降った地域がありました
  
が、連休後半は行楽日和に。
  
連休の一日、都立薬用植物園へ。通常は立ち入り禁止になっている「芥子栽培区」
  
の外側の柵が開放され、ポピー=ヒナゲシ(雛罌粟)や花菱草(カリフォルニヤポピ
  
ーが見頃でした。ことに真紅の花弁に黒い斑紋の入ったモンツキヒナゲシは、風に
  
揺られて様々な表情を見せ、百面相みたいでした。

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  真っ赤なポピー畑の隅で、スケッチをしている男性がいました。極薄の和紙のよう
  
なポピーの花びらは、絶え間なく風にユラユラ。表情を変えるポピーを描くのは難
  
しい上に、次々に訪れる見学者とカメラを構える人たちにめげず、頑張っておられ
  
ました。

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 麻薬の原料となるモルヒネを含有しているため、「あへん法」で栽培が禁止されて
 
いるケシを研究用に栽培している柵内では、昨年より花数は少な目でしたが、トル
 
コ種が薄紫色の大輪を。花びらが散った後に膨らむ蒴果・芥子坊主は、河童の頭に
 
似ているようでユーモラス!河童は想像上の動物ですが…。

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  同じ栽培禁止種のアツミゲシは、トルコ種より一回り小型で、一見ポピーとそっくり
  
ですが、蒴果にはモルヒネ成分が含まれているそうです。モルヒネは手術の麻酔
  や
がん末期患者の痛み止めとして欠かせない存在です。薬と毒は使い方次第。

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  芥子畑から西の方を見上げると、雪を被ったような大木が目に入りました。ナン
  ジャ
モンジャの木とも呼ばれるヒトツバタゴでした。
  
ネット図鑑によると、モクセイ科の落葉高木で、同じモクセイ科のトネリコ(別名タ
  ゴ)
に似ており、トネリコが複葉であるのに対し、本種は小葉を持たない単葉である
  こと
から「一つ葉タゴ」の和名に。古来、見慣れない樹や樹種が分かりにくい木を、
  ナンジ
ャモンジャの木と称して、イヌザクラや菩提樹なども、そう呼ぶ地方がある
  そうです。

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  開花真っ盛りのヒトツバタゴの花は、新枝の枝先に円錐形に集散花序をつけ、花冠
  は
深く4裂、細長い花弁を風に絶え間なくヒラヒラさせていました。昔人が見たら、
  まさ
にナンジャモンジャ?!の存在だったのではないでしょうか。

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# by love-letter-to | 2019-05-05 22:18 | 折々通信 | Comments(1)

折々通信No.195 金蘭訪ねて

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        金蘭や思ひは千々に令和へと

 10連休に入り、平成の世も残り三日、四月最後の日曜日に。昨日は寒戻りしたよう
 
な一日でしたが、今日は青空が広がり気温も平年並みに。今春は定まらない陽気
 
のせいか、紫木蓮がハナミズキと同時期に咲いて季節感も狂いがちに。
 
遅れるのではないか…と危ぶんでいたキンラン(金蘭)の開花は例年並みのよう。
 
数日前、キンランの群生が見られる上水新町地域センターを訪ねたら、まばらな樹
 
林の下で金の鈴をつけたような姿のキンランが見頃を迎えていました。開花株数も
 
例年並みのようです。

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 「今年は無惨ですね」。上唇弁の赤い斑紋を覗かせたキンランにカメラを向けていた
 
ら、一眼レフを手にした還暦世代の男性から声を掛けられました。
 
上水沿いを自転車で走ったところ、水路敷きにはキンランが激減しているとのこと。
 
「やはり、昨秋の台風で倒れたり、バッサリ折れた枝が放置されているせいでしょう
 
か?」と問いかけると、その男性は「復活するかどうか…。半年以上も放置されたま
 
まですからね」と、言い残して走り去って行きました。
 
上水堤の自生野草の中でも美しさと気品を兼ね備えたキンランは、茎や葉で光合成
 
して根に養分を蓄え増殖するとのこと。土壌の菌やその他条件が適してないと育た
 
ないとのことで、キンランの復活には年月がかかりそうです。

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 生育環境に恵まれた上水新町地域センター敷地内で、今春も楽しませてくれたキン
 
ラン。ラン科の多年草。茎先に総状花序を出し、3輪から10輪くらいの花をつけます。
 
花径は2センチくらいで、花は平らには開かず上向きに半開、下から上へと咲き上り
 
ます。4月25日撮影。

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 同地域センターから上水に沿って下って行くと、例年なら数多くのキンランが見られ
 
る創価学園・栄光橋付近でも倒木が境界柵を破壊して、横倒しになったまま。その付
 
近にかろうじて開花しているキンランも見られましたが、孤高で気の毒な姿でした。
 上
水堤でもお奨めのキンラン観察スポット・津田塾大南側の堤も、頑丈そうな境界柵
 
がズタズタで、オレンジ色のシートが張られ、キンランの姿は下草の間に見え隠れ。
 ても観察したり、撮影できる状態では…。

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 晩春から初夏にかけて、上水堤に武蔵野情緒を添えてくれるユリ科のチゴユリ(稚児
 
百合)とホウチャクソウ(宝鐸草)も、今春は少なく淋しい限りでした。倒木や下草刈り
 
されてない原野状態の堤で、やっとカメラに収めたホウチャクソウとチゴユリ()

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# by love-letter-to | 2019-04-28 19:32 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.194 野にも光と花が

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        笹藪に負けず健やか筆竜胆

  四月も第三日曜日の今日は、統一地方選投票日。投票場への道々にハナミズキや
  
レンギョウ、ハナズオウ、梨の花も開花して陽気もやっと安定してきたようです。
  
玉川上水堤でも桜橋上流、市立四中付近の南側辺りの堤で点に近い存在の薄紫
  色の
フデリンドウに出会いました。周辺には昨秋の大型台風で倒れた木や枯れ枝
  が野積
みなったままですが、フデリンドウは生き伸びてくれました。
  
リンドウ科の多年草で晴れると花冠を広げ、曇ると花を閉じる。その閉じた姿筆先
  に
似ていることから筆竜胆と。

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  昨春と比べると数は激減、一株の花数も少な目ですが、災害にめけず命を灯を
  保っ
ていました。辺りには同じ薄紫色のスミレやツルニチソウも多くて、フデリンド
  ウの存
在は見分けにくいのですが、20株ぐらい目にしました。中に白っぽいフデリ
  ンドウが
一株ありました。光量の加減で白く見えたのかしら?いずれにしても筆竜
  胆にエール
を!

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  上はフデリンドウの生息地付近に野積みになっている倒木です。自生野草の生育
  の
障害になっており、キンランの開花も心配されます。

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  嬉しい出会いもありました。一位橋右岸橋詰めでウラシマソウが4株も仏炎苞を立
  ち
上げ、肉穂花序の先が細長く伸びている姿は不気味でもありますが、その鞭状
  の突起
から浦島太郎が釣り糸を垂れている姿を連想させ、浦島草と名付けられた
  そうです。

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  サトイモ科テンナンショウ属のウラシマソウは、津田塾キャンパス南側の堤にも例
  年、3~
4株立ち上がるエリアがありますが、今春は倒木の野積みで生息地は絶望
  状態だけに、
一位橋の浦島草との出会いに感激しました。一位橋上流右岸堤にも
  一株あり、サトイモ科
仲間が増える傾向は異常気象の予兆とも云われているそう
  です。痛ましい交通事故も相次いでおります。

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  津田町3丁目アパートの一隅にある山椒も目立たないけど、黄色の花を開花。花弁
  がなく
黄色い雄蕊が5本認めらます。雌雄異株で、雌花の方は実を結んで、若い果
  実が実山椒と
して香辛料に使われますが、この山椒は実をつけないので、雄株ら
  しい。でも、新芽の葉は“木の芽”
の香りをたっぷりと。

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  上は投票場から帰りに見上げた紅白のハナミズキです。ピンクと白の花びらに見
  えるのは
苞で、中心部の濃緑色が球状の花の集合体だそうです。
  
「空を押し上げて 手を伸ばす君…」と歌う一青窈(あおとよう)さん自身が作詞し
  た歌詞の
ように、空に向かって…。

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# by love-letter-to | 2019-04-21 21:56 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.193 飛花落花の道すがら

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       老木の根元もピンクに飛花落花

  四月も第二日曜日に。先週半ばには真冬並みの気温になり、青梅市や八王子市
  
では、満開の桜にも雪が降り積り、凍える寒さでした。桜の季節は気候が不安定
  
で、私も風邪が一進一退状態ですが、昨日今日の日中はポカポカ陽気でしたの
  
で、最後のお花見散歩を。
  
もう小平市内の桜は殆ど葉桜になり、花吹雪がひらはら、ほらと肩に降りかかっ
  
て、道々はピンクに。喜平橋~貫井橋にかけての山桜の老木の根元もあどけない
  
ピンク色に。桜の花びらは本当に可愛いです。

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     タンポポの回りも落花のカーペットを敷き詰めたようです。

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  二輪草の花はまだ姿を見せていませんが、その葉の上は桜の花びらのクッション
  
に。それにしても二輪草は開花してくれるのかしら?気が揉めます。

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  小桜橋~茜屋橋の中間辺りで、笹薮の一隅に一輪草の群生が健在でした。喜平橋
  
から下流南岸の上水堤は、人の背丈ほどにも伸びて、草刈りもされない状態です  
  が
、一輪草の群生の一角は笹が刈り取られているようでした。
  
「元気で良かった!」二輪草の花の花より一回り大きな白い5弁の花が目に入った
  
時、思わず声を上げてしまいました。二輪草と同じくキンポウゲ科の多年草で、白
  
い花弁に見えるのは萼片で、その縁が淡いピンク色をしています。

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  上水堤で一輪草の群生がは、この一角ともう少し下流にも群生があったはずです
  
が、下流の群生辺りは笹薮状態のままでした。上水堤の自生野草、ことに好日性の
  
野草は下草刈りをしないと絶えてしまうでしょう。この辺りに見られるフデリンドウ
  
も今春は見る影もありませんでした。健在だった一角には5060輪くらいの一輪
  
草が見頃でした。

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  一輪草の群生の片隅にキンポウゲも一株、黄色い光沢のある花をつけていまし
  た。
ウマノアシガタとも呼ばれ、5~6年前までは、4月中旬から5月にかけて、こ
  の辺り
には花径2~3㌢の黄色の花が風にユラユラ。武蔵野の面影を偲ばせてく
  れたもの
ですが…。

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# by love-letter-to | 2019-04-14 21:02 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.192 山腹の花枝垂れ

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         花枝垂れ平成の世を惜しむかに

 東京の桜が満開を伝えられて10日余りになりますが、4月最初の日曜日の今日
 
もまだ見頃を保って、平成最後の桜の季節は永らえています。
 
もう見頃を過ぎてしまったかと思いつつ、数日前に高尾・西浅川の高台にある古
 
刹「金南寺(こんなんじ)」を訪ねてみました。南北朝時代1364年に創建されたと
 
伝えられる真言宗智山派の古刹です。

 境内にある江戸彼岸の枝垂れ桜が見事だと耳にして、一度訪ねてみたいと思い
 
つつ10年近く、その機会を逃していました。
 
樹齢推定100年以上だそうで、この種の枝垂れ桜としては壮年期。一本桜で容
 
姿がいいと伝え聞いておりました。

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 JR高尾駅北口から徒歩15分くらい。浅川と小仏川の合流点に架かる両界橋から、
 
浅川沿いに上ること数分で、その枝垂れ桜が望めました。金南寺は多摩四国69
 
番目の札所にもなっています。
 
背後の里山を背にして、昭和40年代に再建された本堂の前で満開状態でした。
 
あまり知られてないようで、花見客もカメラマンの姿もなく心行くまで、お花見
 
ができました。

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 金南寺境内から高尾駅周辺が一望に。JR中央線の始発駅で、駅南口は高層マン
 
ションが続々。手前は北口の空き地と廃屋で、南口のマンション群とのコントラスト
 が
刺激的でした。

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 昨日、玉川上水桜橋上流の「自生野草観察ゾーン」に立ち寄ってみたら、ニリン
 
ソウの群生地が激減して、このままでは消滅してしまうのではないか…と危ぶ
 
まれます。
 
5~6年前ぐらいまでは、開花期になると白い絨毯を敷き詰めたように、可憐な
 
ニリンソウが咲き誇っていたのに…。どうにか数輪のニリンソウを撮ることがで
 
きました。

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 輪生した3枚の葉の真ん中から花茎が二本伸び、先端にそれぞれ白い5~6弁の
 
花をつけるので二輪草と。白い花弁に見えるのは萼で、キンポウゲ科の多年草。
 
二輪でカップルをなしてはいますが、同時に開花することは稀で3~5日ぐらい
 
前後して咲くので、その奥ゆかしさから『夢をかさねるふたりは二輪草』と、歌謡
 
曲がヒットしたのかも。近隣には珍しい二輪草の群生地だったのに、残念です。

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 桜は長持ちしているとは言え、中央公園じゃぶじゃぶ池は散り初めた花びらで
 
埋まり、子ども達が花筏と遊んでいました。渦巻いたり、淀んだり、花びらもしば
 
しの時を楽しんでいるようでした。

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# by love-letter-to | 2019-04-07 21:43 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.191 山陰から姫路、倉敷の旅

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        白鷺城二三分咲きの見頃かな

   3月最終日の今日、東京ではお花見日和に。花冷えが続きましたので、満

   開状態がまだまだ楽しめそうです。先週末に引いた風邪が抜けきらない

   まま、山陰~関西2泊3日のツアーに参加してきました。出雲大社、足立美

   術館、鳥取砂丘、姫路城、倉敷美観地区巡りの旅で、道中は風邪の症状は

   悪化しなかったものの、桜はまだチラホラ状態でした。

   最終日の午後を過ごした姫路城で、ガイドさんは「これで桜が満開だった

   ら、天守閣に上るのに2~3時間待ちだったかも」とのこと。二三部咲きの

   頃が花見どきだったようです。

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    天守閣の屋根の張り替え、白壁の塗り替え工事を終えて4年。初めて目に
    した姫路城はまことに美しく、白鷺城の名に相応しいけれど、“白過ぎ城”
    とも呼ばれているとか。
    険しい石垣や堀、厳めしい門や扉、狭間と呼ばれる鉄砲や槍で構え打つ
    穴など要塞としての堅固な備えにも目を奪われました。元弘3年(1333)
    築城以来約650年になるそうです。

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   上は「庭園もまた一幅の絵画である」と、実業家・足立全康が創立した足立美術
   館
の日本庭園。この日は背後の山が霞んでいましたが、借景も計算に入れた
   造園の見事さに立ち去り難い思いでした。
   秋から晩秋にかけての方がより際立つのではないか…と。毎朝、草一本一本
   を手で抜いているとか。

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   横山大観、下村観山、竹内栖鳳など近代日本画の大家の膨大な作品はチラッと
   見学するだけに終わりましたが、一度は見る価値のある美術館でしょう。

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    鳥取砂丘も期待していたのですが、咳とクシャミが悪化して展望台から
    夕景を見るだけに終わりました。ロープウェーで砂丘の麓まで行き、その
    てっぺんまで歩いて登った90代の人も。

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   歴史的な街並みを保存した倉敷美観地区を訪ねたのは10年ぶり。2018年6~7
   月にかけて倉敷も西日本豪雨災害に見舞われたそうですが、以前の景観を取り
   戻し、相変わらず観光のメッカとして外国人ツアー客も目立ちました。
   新郎新婦を乗せた倉敷川の船巡りに、今回も出会いました。
    

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    新緑の枝垂れ柳も美男美女を載せた手漕ぎ舟を見送ってい 
   るようでした。
       ヴァンボヤージュ!

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   今日3月31日深夜で、ホームページ「モグラ通信」の掲載が
   http://moguratushin.sakura.ne.jp/に移行されます。ブログ「忘れ得ぬ人々&

   道草ノオト=https://ankodaira.exblog.jp/」も、引き続き掲載の予定です。

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# by love-letter-to | 2019-03-31 17:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.190 風邪でダウン

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        崖線にあちこち向いて花片栗

三月も第4日曜日に。近隣の桜も刻々開花、五月並みの陽気になった一昨

日、国分寺へ買い物に出かけた足で、殿ヶ谷戸庭園に立ち寄ってみました。

期待通りカタクリの花が見頃を迎えていました。国分寺崖線の裾野に100

株くらい、淡いピンクの花びらを反り返らせていました。花径は4~5㌢、内

側と外側に花弁が3枚ずつ、開花すると外側にそっくり返らせて…。

あっち向きこっち向き、なかなか思い通りに撮れませんが、あるがままにと。

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国分寺駅前の高層ビル群から徒歩2~3分の同庭園で、カタクリの花が見

られるのは、幸せです。昨春より開花株は多いみたいでした。

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湧水地の岩場で三毛猫が日向ぼっこをしていました。飼い猫ではないよ

うですが、なかなかの美猫で、尾っぽの辺りにタチツボスミレがひと塊。

もう少しスミレに近寄ってくれれば…楽しいショットが撮れたのに…。

猫も恋の季節、菊咲き一華の白花、一輪草も開花中。

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数日前に訪ねた小川町1丁目の森田オープンガーデンでは、チューリップ

の原種だという素朴なミニチューリップが開花。まだ花茎が4~5㌢ぐら

いで、地面にポッコリ花を。

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チューリップの原種は小アジアから中東、地中海沿岸にかけての地域に約
150種類が分布しているそうです。チューリップといえば、オランダが有名

ですが、渋谷区内にあるイスラムモスクを訪ねた時、ガイドの男性がトルコ

の国花だと話しておりました。

桜の開花が刻々進みつつありますが、気温のアップダウンが激しくて、昨日
から風
邪でダウンしていましました。買い置きの風邪薬で何とかしのいでお
ります
が、風邪には休養が一番とのことで、今回はこの辺で…。

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# by love-letter-to | 2019-03-24 19:08 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.189 花咲月に

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         花一華小さな群落見え隠れ

  三月も半ばを過ぎて第三日曜日に。春に三日晴れなしと云われますが、
  先週来、東京は春らしい陽気が続いてコブシ(辛夷)やハクモクレン(
  
木蓮)が一気に開花。ダウンコートを脱いで歩けるようになりました。
  
そろそろかな…と、茜屋橋上流付近の上水堤へ。水路際のきわどい位
  
置に薄紫の花びらが目に止まりました。キクザキイチゲ(菊咲き一華)
  
陽射しに向かってにっこり!まだ健在でした。辺りの茂みに見え隠れし
  
て、歩行者には気づかれないようです。

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  キクザキイチゲはキンポウゲ科の多年草。菊のように切れ込みの深い葉
  
をつけ、一茎に頭花を一つずつ付けることから、その名前に。草丈は10
  
15㌢ぐらいなので、目につきにくいのが幸いかも。白花もあり、1013枚の
  
花びらに見えるのは萼片とのこと。茜屋橋上流の生息地付近には、薄紫色
  よりも白の方が多めです。
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  白花の菊咲き一華は小群生もみられますが、法面の崖っぷちに棲息して
  
いるので、崩落が進めば消えてしまいそうです。移植するなど存続の手
  
助けがないもでしょうか?近くにカタクリも生息しているのですが、まだ
  
葉を覗かせているだけでした。その数も減少しています。

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  枯葉の間からシュンラン(春蘭)も立ち上がってきました。昨秋の大型台風
  で、折れたり倒れた木がまだ堤に放置されたままになっているので、今春
  
の春蘭は少ないみたいです。フデリンドウやキンランもかなり打撃を受けて
  
いるようで、ちょっと淋しい春です。

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  中央公園付近の新堀用水沿いでは、カンスゲ(寒菅)が纏のような花穂を
  
全開させていました。冬でも青々とした艶のある葉を茂らせているので、
  
寒菅。山地の樹下に生えるカヤツリグサ科の多年草で春先に花茎を伸ば
  し、
春が来たよ!とばかり、花穂を掲げます。

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  先端のヒラヒラした薄黄緑の穂が雄小穂で、その下部の褐色あるいは黄褐
  
色部分が雌小穂だそうです。雌小穂は3㌢弱で細く目立ちませんが、雄小
  穂
が振りまく花粉をしっかりキャッチする仕組み。上手く出来ているなァと 
  感心
してしまいます。

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上は学園東町の児童公園で、開花直後の白木蓮。
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# by love-letter-to | 2019-03-17 19:59 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.188 春黄金花

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         先々を明るく照らせ春黄金花
  寒戻りしつつも迎えた三月第二日曜日の今日は、東京大空襲から74年目。
  明日は未曽有の大震災と津波に加え、東電の原発事故発
生から8年目を
  迎えます。

  先日、上水路を歩きましたが、今春は花の開花が遅れており、シュンランも
  まだ2~3カ所で見かけるぐらい。都の薬用植物園に足を
向けてみたら、山
  茱萸(サンシュユ)が辺りを黄金色に染めていま
した。中国・朝鮮半島原産の
  落葉小高木で、黄色の小さな4弁の花
が球状に集まって咲き、木全体が黄色
  に煙って見えることから別
名は春黄金花。

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  東日本大震災の被災地では、三陸沿岸の防潮堤や土地の嵩上げ、道路や
  鉄道、公共施設などインフラの復興は進んでいるものの、
まだ避難生活を
  余儀なくされている人が5万人前後もいて、日々
の暮らしの復興はまだま
  だのよう。黄金色に輝く花を咲かせてい
る山茱萸に、先々を願わずにいら
  れませんでした。
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  園内のロックガーデンでは、節分草もやっと開花。可憐な花を。北日本を除い
  て暖冬傾向と伝えられていますが、近隣の草木の花
の開花は立ち遅れてい
  るようです。

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  節分草はキンポウゲ科の多年草で石灰質に富む丘陵地に多く自生。羽状に
  深く切れ込んだ葉の中心部から立ち上がった茎先に付
けた白い花の径は2
  ~2.5㌢。白い花弁に見えるのは萼片で、花の
中心部にある黄色の粒々が、
  花弁の退化したものだそうです。日
当たりのいい南面に小群生が見られま
  した。

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  節分草の群生の傍らには、黄花節分草も2輪開花していました。節分草の仲
  間で、黄色の光沢のある花を上向きに付けていました。
花径は節分草草より
  大き目で、ヨーロッパ原産の小球根植物だそ
うです。

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  その近くに1輪だけ咲いていたのはスハマソウかしら。説明板がなかった
  ので、真偽は分かりませんが、数年前にはもう少し多くの花
を咲かせてい
  ました。洲浜草と書いてスハマソウ。キンポウゲ科の
多年草で海岸べりに
  分布。
  
太平洋岸では白い花を、日本海側では薄紫色の花をつけるそうです。春先
  に咲くので雪割草の別名も。

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  ロックガーデンと雑木林の林縁部には、キンポウゲ科のセリバオウレン(芹葉
  黄連)も開花真っ盛り。黄褐色の根茎が伸びて連なること
から黄蓮と呼ばれ、
  根茎は生薬として用いられ、抗菌作用や抗炎症
作用などがあるとのこと。
  
芹の葉のように切れ込みの多い葉の茂みから立ち上がった茎先に、花径2㌢
  余りの花は、白い花弁と萼と蕊の造形が繊細で美しく、早
春に出会う楽しみの
  一種です。茎に褐色系と濃緑色系があるのですが、この日は褐色系しか見ら
  れませんでした。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  8年という月日を経ても、あの日のことはまだ鮮明に記憶しています。小平に
  居て直接被害を受けたわけではありませんが、震度5の
揺れが生じた一瞬、パ
  ソコンのモニターに向かっていた自分自身が
エコノミー症候群に襲われたの
  ではないか…と。数秒後に地震だ
と気を取り直したものの、椅子から立ち上が
  ることもできないまま
心身が硬直。その後TVの画面から信じられない光景が映
  し出され
ました。以来、数週間はウツ状態で心の晴れない日々でした。

  一日に3時間の計画停電もあり、ウツウツながら上水路を訪ねたら、シュンラン
  の花が先々で立ち上がっており、心を癒してくれました。
「春蘭や心の晴れない
  日が続く」と折々通信に記した記憶が…。

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# by love-letter-to | 2019-03-10 20:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.187 花咲月に

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         早咲きの桜一本すくすくと

   弥生三月を迎え、第一日曜の今日は雛節句。生憎の雨で気温も5~7℃台。
   東京マラソン3万8000人のランナーたちは冷たい雨の
中を都心部42.195㌔
   力走。棄権したり、目指した記録が出なかったランナーも。

   まだ寒戻りする日もあって油断できませんが、温かい陽射しに恵まれた昨日、
   上水路へ。今冬は北日本を除いて暖冬傾向とされて
いますが、上水路の草木  
   の花の開花は遅れているようです。「空
振りかな?」と思いつつ、中央公園付  
   近に差し掛かったら、南岸堤
にひと際鮮やかなピンク色が目の前に。

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   河津桜でしょうか?5~6年前には腰丈くらいの細い若木だったのが、見上げ 
   るほど伸びて枝も四方に広げ、濃いめのピンク色の花を
枝一杯に咲かせてい
   ました。ソメイヨシノより一回り大きな花で、ま
だ裸木の多い上水堤では、目立
   ちます。
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   「桜かしら?」「アッ桜だ!」と、通りがかりの人たちも見上げたり、立ち止
   まってスマホで撮影したり。早咲きのピンクの桜は存在感を。誰
が植樹した
   のか、「小平市玉川上水を守る会」代表の庄司徳治さん
にも分からないそ
   うですが、早春の彩になっています。

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   上水の路肩には昨秋の風禍で折れたり、根こそぎ倒れたまま放置されてい
   る場所も多く、下萌を妨げているので、シュンランやフデリンド
ウ、キンランの
   生育が気にかかる候。
   
落ち葉を掻き分けてみたらシュンランが、花芽を覗かせていました。中央公園
   付近から下流の商大橋にかけて、シュンラン、キンランが多く
生息しています
   が、倒木などの被害はかなり大きいです。以前に復帰
できるかどうか…。

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   中央公園対岸にある旧家・粕谷邸の畑地では、蕗の薹がもう包葉を解いて
   いました。フキはキク科の多年草の花の蕾で、
包葉をはぐと筒状花の集合体
   の小花の集まりが詰まっています。地面にホツホツと現れる蕗
の薹は、早春
   のつぶやきのよう。

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   春の訪れを告げるスノーフレークとヒヤシンスも見つけました。スノーフレー
   ク(雪のかけら)は、オーストリアやハンガリーなど中欧南部原産。日
本には観 
   賞用として昭和11年に導入されたヒガンバナ科の球根植物で、
別名は鈴蘭水
   仙。近縁種のスノードロップは茎頭に花を一つしかつけな
いのに対して、フレー
   クの方は2~8個つけるそうです。
   
ヒヤシンスはユリ科の球根植物で、ギリシア神話に出てくる美少年ヒアキント
   スに由来するという。太陽神アポロンに愛されたヒュアキントス少年の
頭に円
   盤が当たって死んだ後、血に染まった草の中から咲いたのがヒヤ
シンスだっ
   たという伝説が。

   終日5~7℃の寒い一日で、あちこちで展示されたお雛様にとっても涙雨で
   したが、旧暦の三月末(新暦の5月4日)頃まで展示している所もあ
るそうで
   す。

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# by love-letter-to | 2019-03-03 17:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.186 梅日和

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         枝垂れ梅老若競ひ満開に

  寒暖差が激しくアップダウンしなながらも、二月も最後の日曜日に。先週、
  
22日はJAXAの衛星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウに着陸!
  
3億4000万キロも離れた極小の惑星に。リュウグウは1辺が900㍍ほどの
  
台形をしているそうですが、46億年前に誕生した太陽系の当時の状態を
  
保っているされ、生命の起源に迫るのがミッションとか。凄い快挙ですね!

  昨日は北寄りの風が激しく吹き荒れ、“武蔵野名物”とも呼ばれた黄塵で、
  
空が灰色に濁りましたが、今朝からは青空が広がり気温も三月並みに。
  
小金井公園の梅林を訪ねてみると、約24100本の紅白梅も見頃を迎
  え、探梅姿で賑わっていました。梅の下で出会った
子供たちは、もうス
  プリングカラーのセーター姿でした。

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  上は枝先が地面に届くほど枝垂れていた「竜眠枝垂れ」の下で、睦まじ
  く憩う母娘。二人ともせーたルックで、その若さが眩しく、幸多かれと…。

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  上左は濃い紅色の「紅千鳥」、右は白い花を沢山つけていた「芳竜閣」
  
下左は淡いピンクが初々しい「舞扇」。右はひときわ清楚で人気の高
  「月影」。同梅林では白とピンクが程よく配置され、蠟梅もまだ開
花中
  でした。
  
よく“梅香る”と表現されますが、梅は咲き始めや早朝に香りを放ち、
  昼間、気温が上がるにつれ香りは薄らぐとか。でも、風の向きで上品
  香りをそこはかと…。

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  梅林の近くでは、三椏(ミツマタ)も開花し始めていました。ミツマタ
  
は落葉性の低木で、ジンチョウゲ科のミツマタ属。34月にかけて、
  
三つ叉に分かれた枝の先に、黄色か朱色の花を咲かせまることから、
  
ミツマタの名前に。
  
小さな花が集まって半球形を作って、下を向いて咲く花には花弁はな
  
く、花弁のように見えるのは筒状の萼の先が4つに裂けて、反り返っ
  もの。強い繊維質の樹皮は強度の高い紙の原料として有名で、紙幣な
  
どにも使われてるそうです。

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  日当たりのいい下土にはオオイヌノフグリが、サファイアブルーの花
  
を群生させていました。土質が富んでいるのか、花は路傍で見かける
  より
大きく、ブルーも鮮やかでした。

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  小平市中央公園対岸にある粕谷邸梅林の枝垂れ梅も、まさに満開!老
  
樹にも初々しい花をいっぱいつけて、老枝垂れ梅の貫録を。母屋前の
  
紅梅の大木も満開状態でした。春本番に向けて桜の開花予想も発表に。

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# by love-letter-to | 2019-02-24 20:12 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.185 ようやく春が

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         待ちかねて踊り出したか仏の座

  二月も第三日曜日を迎えました。日中でも冷凍庫の中にいるような寒さ
  
からようやく解放された昨日、小平市役所近くの農地の縁で、ホトケノザ
  
が「春が来たよ!」と、群舞していました。前日まで一桁台の気温が続い
  
ていたのに、彼らの勢いにびっくり。農地を埋め尽くす勢いでした。路傍
  
や空き地など至る所で繁殖しておりますが、なかなか可愛い野草です。

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  切れ込みの深い円形の葉が二枚合わさった付け根付近から、ピンクの濃
  
淡の唇型の小さな花を立ち上げています。3~4個から10個余りの花を
  けている茎も。花の高さは1㌢足らず、毛深い葉の径も1~2㌢。
  
その葉の形状が仏像の台座に見えることから仏の座。シソ科オドリコソウ
  
属の越年草だそうです。葉を数段つけることからサンガイクサ(三階草)
  
ホトケノツヅリ(仏の綴り)とも呼ばれるとか。
  
マクロレンズで撮ってみると、2枚の下弁には濃いピンクの斑点も。ユーモ
  
ラスな表情を。

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  一橋学園商店街近くの民家の外壁に沿って、サクラソウがもう満開!この
  
お宅では毎年、サクラソウの鉢植えで育てて楽しませてくれます。ニホンサ
  
クラソウではないかしら。
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  外壁に沿って、ピンクの濃淡が優しく春を告げて。7~8輪ずつ輪になり、3~
  
5段咲きになり、柔らかい黄緑色の葉も素敵です。一段に10数輪も開花して
  
いる株もありました。
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  一昨日は、青梅市住江町にある歴史資料館「津雲邸」の雛まつり展へ。昭和の
  
名建築として貴重な存在の元国会議員・津雲國利邸での同展は、今春で5回目。
  京都の宮大工と地元の大工さんで、地元産の木材を使って数年がかりで
建築し
  たという数寄屋風造りの2階建て。訪れる度に天井や欄間の透かし彫
りなど、細
  部にも目が行くようになり、その素晴らしさに打たれます。障子の
桟も面取りさ
  れて埃が溜まり難くなって…。

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  平安貴族の平安貴族の風俗を忠実に守り、制作された有職(ゆうそく)雛、御
  
所に初めて参内した時に下される初参(ういざん)人形、西国大名が参勤交代
  
などで上府する際、御所や公家に進物した返礼に下賜された御所人形の数々。
  
江戸の豪商や大奥の女性たちにも愛された、上野池之端・七澤屋の雛道具な
  
ど約700点に加えて、結納品や進物を持参する時に用いられた掛け袱紗の逸
  
品も、初公開されています。故國利氏は骨董屋よりも目利きがしたとか。

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  上は夭折した大正天皇の兄が初参内した際に、明治天皇から下賜された初参
  
人形二体。女雛と役者若衆姿の二体セットで収蔵されているのは津雲邸だけ
  
で、大変貴重な存在とのこと。渋いお姿ですが気品はさすが!

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  帯地に着物のミニチュアをパッチワークした掛軸も始めて見ました。明治後期
  
の作だそうですが、当時の日本にもこんな手法があったのですね。いわば和
  
製キルトで、着物一点一点には木目込み風に綿で膨らみを持たせてあります。
  
右列は掛け袱紗。西陣でも最高級の綴れ織りや緞子に、鶴や梅松、宝船などお
  
目出度い図柄が日本刺繍されていました。

  同雛まつり展は3月31日まで、毎週金、土、日曜と祭日の1016時開催。入館
  500円。青梅駅から青梅街道を東へ500㍍ほど、住江町交差点手前の細い
路地
  を100㍍ほど下った延命寺前。
問合せ0428271260津雲邸。

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# by love-letter-to | 2019-02-17 20:50 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.184 薄ら雪

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          虐待死切なき思ひ薄ら雪

  二月第二日曜日、朝刊を取りに出たら、庭木にも郵便受けにも薄っすらと
  
雪が掛かっていました。立春の陽気からドカ~ンと下がって、昨日は日中
  
でも気温は1℃そこそこ。この冬最大の寒気で北海道ではマイナス30
  下回った地点が4カ所も。本当に凍える一日でした。

  このところ繰り返される女子児童の虐待死報道に、いたたまれぬ気持ち
  
と切なさに増して、児童の命を保護する立場にある学校や教育委員会、
  童相談所当事者たちの危機感や心ない対応に、気持ちは沈むばかりで
す。
  人員不足だけではない気がしてなりません。

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  隣家とのフェンスの下辺りも雪がうっすらと。紅椿が一輪こぼれ落ちてい
  
ました。地面は濡れてもおらず、やがて陽が射し始めましたが、春はまだ
  
先のよう。

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  最大級の寒気が押し寄せる前日の玉川上水沿いでは、ガクアジサイの枯れ
  
姿が影絵劇のバックスクリーンのようで…。自然の造形に見惚れました。

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  青梅街道沿いの旧家の欅は、逆さ箒姿で寒空に。憂いを掃くかのようにも。
  
枝払いされてないケヤキの姿も珍しくなりました。

  この寒気が緩んで欲しい。年のせいか寒いのは恐怖に近いかな。

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# by love-letter-to | 2019-02-10 17:24 | 折々通信 | Comments(0)