忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.189 花咲月に

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         花一華小さな群落見え隠れ

  三月も半ばを過ぎて第三日曜日に。春に三日晴れなしと云われますが、
  先週来、東京は春らしい陽気が続いてコブシ(辛夷)やハクモクレン(
  
木蓮)が一気に開花。ダウンコートを脱いで歩けるようになりました。
  
そろそろかな…と、茜屋橋上流付近の上水堤へ。水路際のきわどい位
  
置に薄紫の花びらが目に止まりました。キクザキイチゲ(菊咲き一華)
  
陽射しに向かってにっこり!まだ健在でした。辺りの茂みに見え隠れし
  
て、歩行者には気づかれないようです。

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  キクザキイチゲはキンポウゲ科の多年草。菊のように切れ込みの深い葉
  
をつけ、一茎に頭花を一つずつ付けることから、その名前に。草丈は10
  
15㌢ぐらいなので、目につきにくいのが幸いかも。白花もあり、1013枚の
  
花びらに見えるのは萼片とのこと。茜屋橋上流の生息地付近には、薄紫色
  よりも白の方が多めです。
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  白花の菊咲き一華は小群生もみられますが、法面の崖っぷちに棲息して
  
いるので、崩落が進めば消えてしまいそうです。移植するなど存続の手
  
助けがないもでしょうか?近くにカタクリも生息しているのですが、まだ
  
葉を覗かせているだけでした。その数も減少しています。

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  枯葉の間からシュンラン(春蘭)も立ち上がってきました。昨秋の大型台風
  で、折れたり倒れた木がまだ堤に放置されたままになっているので、今春
  
の春蘭は少ないみたいです。フデリンドウやキンランもかなり打撃を受けて
  
いるようで、ちょっと淋しい春です。

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  中央公園付近の新堀用水沿いでは、カンスゲ(寒菅)が纏のような花穂を
  
全開させていました。冬でも青々とした艶のある葉を茂らせているので、
  
寒菅。山地の樹下に生えるカヤツリグサ科の多年草で春先に花茎を伸ば
  し、
春が来たよ!とばかり、花穂を掲げます。

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  先端のヒラヒラした薄黄緑の穂が雄小穂で、その下部の褐色あるいは黄褐
  
色部分が雌小穂だそうです。雌小穂は3㌢弱で細く目立ちませんが、雄小
  穂
が振りまく花粉をしっかりキャッチする仕組み。上手く出来ているなァと 
  感心
してしまいます。

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上は学園東町の児童公園で、開花直後の白木蓮。
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# by love-letter-to | 2019-03-17 19:59 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.188 春黄金花

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         先々を明るく照らせ春黄金花
  寒戻りしつつも迎えた三月第二日曜日の今日は、東京大空襲から74年目。
  明日は未曽有の大震災と津波に加え、東電の原発事故発
生から8年目を
  迎えます。

  先日、上水路を歩きましたが、今春は花の開花が遅れており、シュンランも
  まだ2~3カ所で見かけるぐらい。都の薬用植物園に足を
向けてみたら、山
  茱萸(サンシュユ)が辺りを黄金色に染めていま
した。中国・朝鮮半島原産の
  落葉小高木で、黄色の小さな4弁の花
が球状に集まって咲き、木全体が黄色
  に煙って見えることから別
名は春黄金花。

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  東日本大震災の被災地では、三陸沿岸の防潮堤や土地の嵩上げ、道路や
  鉄道、公共施設などインフラの復興は進んでいるものの、
まだ避難生活を
  余儀なくされている人が5万人前後もいて、日々
の暮らしの復興はまだま
  だのよう。黄金色に輝く花を咲かせてい
る山茱萸に、先々を願わずにいら
  れませんでした。
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  園内のロックガーデンでは、節分草もやっと開花。可憐な花を。北日本を除い
  て暖冬傾向と伝えられていますが、近隣の草木の花
の開花は立ち遅れてい
  るようです。

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  節分草はキンポウゲ科の多年草で石灰質に富む丘陵地に多く自生。羽状に
  深く切れ込んだ葉の中心部から立ち上がった茎先に付
けた白い花の径は2
  ~2.5㌢。白い花弁に見えるのは萼片で、花の
中心部にある黄色の粒々が、
  花弁の退化したものだそうです。日
当たりのいい南面に小群生が見られま
  した。

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  節分草の群生の傍らには、黄花節分草も2輪開花していました。節分草の仲
  間で、黄色の光沢のある花を上向きに付けていました。
花径は節分草草より
  大き目で、ヨーロッパ原産の小球根植物だそ
うです。

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  その近くに1輪だけ咲いていたのはスハマソウかしら。説明板がなかった
  ので、真偽は分かりませんが、数年前にはもう少し多くの花
を咲かせてい
  ました。洲浜草と書いてスハマソウ。キンポウゲ科の
多年草で海岸べりに
  分布。
  
太平洋岸では白い花を、日本海側では薄紫色の花をつけるそうです。春先
  に咲くので雪割草の別名も。

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  ロックガーデンと雑木林の林縁部には、キンポウゲ科のセリバオウレン(芹葉
  黄連)も開花真っ盛り。黄褐色の根茎が伸びて連なること
から黄蓮と呼ばれ、
  根茎は生薬として用いられ、抗菌作用や抗炎症
作用などがあるとのこと。
  
芹の葉のように切れ込みの多い葉の茂みから立ち上がった茎先に、花径2㌢
  余りの花は、白い花弁と萼と蕊の造形が繊細で美しく、早
春に出会う楽しみの
  一種です。茎に褐色系と濃緑色系があるのですが、この日は褐色系しか見ら
  れませんでした。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  8年という月日を経ても、あの日のことはまだ鮮明に記憶しています。小平に
  居て直接被害を受けたわけではありませんが、震度5の
揺れが生じた一瞬、パ
  ソコンのモニターに向かっていた自分自身が
エコノミー症候群に襲われたの
  ではないか…と。数秒後に地震だ
と気を取り直したものの、椅子から立ち上が
  ることもできないまま
心身が硬直。その後TVの画面から信じられない光景が映
  し出され
ました。以来、数週間はウツ状態で心の晴れない日々でした。

  一日に3時間の計画停電もあり、ウツウツながら上水路を訪ねたら、シュンラン
  の花が先々で立ち上がっており、心を癒してくれました。
「春蘭や心の晴れない
  日が続く」と折々通信に記した記憶が…。

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# by love-letter-to | 2019-03-10 20:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.187 花咲月に

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         早咲きの桜一本すくすくと

   弥生三月を迎え、第一日曜の今日は雛節句。生憎の雨で気温も5~7℃台。
   東京マラソン3万8000人のランナーたちは冷たい雨の
中を都心部42.195㌔
   力走。棄権したり、目指した記録が出なかったランナーも。

   まだ寒戻りする日もあって油断できませんが、温かい陽射しに恵まれた昨日、
   上水路へ。今冬は北日本を除いて暖冬傾向とされて
いますが、上水路の草木  
   の花の開花は遅れているようです。「空
振りかな?」と思いつつ、中央公園付  
   近に差し掛かったら、南岸堤
にひと際鮮やかなピンク色が目の前に。

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   河津桜でしょうか?5~6年前には腰丈くらいの細い若木だったのが、見上げ 
   るほど伸びて枝も四方に広げ、濃いめのピンク色の花を
枝一杯に咲かせてい
   ました。ソメイヨシノより一回り大きな花で、ま
だ裸木の多い上水堤では、目立
   ちます。
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   「桜かしら?」「アッ桜だ!」と、通りがかりの人たちも見上げたり、立ち止
   まってスマホで撮影したり。早咲きのピンクの桜は存在感を。誰
が植樹した
   のか、「小平市玉川上水を守る会」代表の庄司徳治さん
にも分からないそ
   うですが、早春の彩になっています。

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   上水の路肩には昨秋の風禍で折れたり、根こそぎ倒れたまま放置されてい
   る場所も多く、下萌を妨げているので、シュンランやフデリンド
ウ、キンランの
   生育が気にかかる候。
   
落ち葉を掻き分けてみたらシュンランが、花芽を覗かせていました。中央公園
   付近から下流の商大橋にかけて、シュンラン、キンランが多く
生息しています
   が、倒木などの被害はかなり大きいです。以前に復帰
できるかどうか…。

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   中央公園対岸にある旧家・粕谷邸の畑地では、蕗の薹がもう包葉を解いて
   いました。フキはキク科の多年草の花の蕾で、
包葉をはぐと筒状花の集合体
   の小花の集まりが詰まっています。地面にホツホツと現れる蕗
の薹は、早春
   のつぶやきのよう。

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   春の訪れを告げるスノーフレークとヒヤシンスも見つけました。スノーフレー
   ク(雪のかけら)は、オーストリアやハンガリーなど中欧南部原産。日
本には観 
   賞用として昭和11年に導入されたヒガンバナ科の球根植物で、
別名は鈴蘭水
   仙。近縁種のスノードロップは茎頭に花を一つしかつけな
いのに対して、フレー
   クの方は2~8個つけるそうです。
   
ヒヤシンスはユリ科の球根植物で、ギリシア神話に出てくる美少年ヒアキント
   スに由来するという。太陽神アポロンに愛されたヒュアキントス少年の
頭に円
   盤が当たって死んだ後、血に染まった草の中から咲いたのがヒヤ
シンスだっ
   たという伝説が。

   終日5~7℃の寒い一日で、あちこちで展示されたお雛様にとっても涙雨で
   したが、旧暦の三月末(新暦の5月4日)頃まで展示している所もあ
るそうで
   す。

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# by love-letter-to | 2019-03-03 17:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.186 梅日和

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         枝垂れ梅老若競ひ満開に

  寒暖差が激しくアップダウンしなながらも、二月も最後の日曜日に。先週、
  
22日はJAXAの衛星探査機はやぶさ2が、小惑星リュウグウに着陸!
  
3億4000万キロも離れた極小の惑星に。リュウグウは1辺が900㍍ほどの
  
台形をしているそうですが、46億年前に誕生した太陽系の当時の状態を
  
保っているされ、生命の起源に迫るのがミッションとか。凄い快挙ですね!

  昨日は北寄りの風が激しく吹き荒れ、“武蔵野名物”とも呼ばれた黄塵で、
  
空が灰色に濁りましたが、今朝からは青空が広がり気温も三月並みに。
  
小金井公園の梅林を訪ねてみると、約24100本の紅白梅も見頃を迎
  え、探梅姿で賑わっていました。梅の下で出会った
子供たちは、もうス
  プリングカラーのセーター姿でした。

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  上は枝先が地面に届くほど枝垂れていた「竜眠枝垂れ」の下で、睦まじ
  く憩う母娘。二人ともせーたルックで、その若さが眩しく、幸多かれと…。

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  上左は濃い紅色の「紅千鳥」、右は白い花を沢山つけていた「芳竜閣」
  
下左は淡いピンクが初々しい「舞扇」。右はひときわ清楚で人気の高
  「月影」。同梅林では白とピンクが程よく配置され、蠟梅もまだ開
花中
  でした。
  
よく“梅香る”と表現されますが、梅は咲き始めや早朝に香りを放ち、
  昼間、気温が上がるにつれ香りは薄らぐとか。でも、風の向きで上品
  香りをそこはかと…。

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  梅林の近くでは、三椏(ミツマタ)も開花し始めていました。ミツマタ
  
は落葉性の低木で、ジンチョウゲ科のミツマタ属。34月にかけて、
  
三つ叉に分かれた枝の先に、黄色か朱色の花を咲かせまることから、
  
ミツマタの名前に。
  
小さな花が集まって半球形を作って、下を向いて咲く花には花弁はな
  
く、花弁のように見えるのは筒状の萼の先が4つに裂けて、反り返っ
  もの。強い繊維質の樹皮は強度の高い紙の原料として有名で、紙幣な
  
どにも使われてるそうです。

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  日当たりのいい下土にはオオイヌノフグリが、サファイアブルーの花
  
を群生させていました。土質が富んでいるのか、花は路傍で見かける
  より
大きく、ブルーも鮮やかでした。

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  小平市中央公園対岸にある粕谷邸梅林の枝垂れ梅も、まさに満開!老
  
樹にも初々しい花をいっぱいつけて、老枝垂れ梅の貫録を。母屋前の
  
紅梅の大木も満開状態でした。春本番に向けて桜の開花予想も発表に。

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# by love-letter-to | 2019-02-24 20:12 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.185 ようやく春が

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         待ちかねて踊り出したか仏の座

  二月も第三日曜日を迎えました。日中でも冷凍庫の中にいるような寒さ
  
からようやく解放された昨日、小平市役所近くの農地の縁で、ホトケノザ
  
が「春が来たよ!」と、群舞していました。前日まで一桁台の気温が続い
  
ていたのに、彼らの勢いにびっくり。農地を埋め尽くす勢いでした。路傍
  
や空き地など至る所で繁殖しておりますが、なかなか可愛い野草です。

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  切れ込みの深い円形の葉が二枚合わさった付け根付近から、ピンクの濃
  
淡の唇型の小さな花を立ち上げています。3~4個から10個余りの花を
  けている茎も。花の高さは1㌢足らず、毛深い葉の径も1~2㌢。
  
その葉の形状が仏像の台座に見えることから仏の座。シソ科オドリコソウ
  
属の越年草だそうです。葉を数段つけることからサンガイクサ(三階草)
  
ホトケノツヅリ(仏の綴り)とも呼ばれるとか。
  
マクロレンズで撮ってみると、2枚の下弁には濃いピンクの斑点も。ユーモ
  
ラスな表情を。

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  一橋学園商店街近くの民家の外壁に沿って、サクラソウがもう満開!この
  
お宅では毎年、サクラソウの鉢植えで育てて楽しませてくれます。ニホンサ
  
クラソウではないかしら。
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  外壁に沿って、ピンクの濃淡が優しく春を告げて。7~8輪ずつ輪になり、3~
  
5段咲きになり、柔らかい黄緑色の葉も素敵です。一段に10数輪も開花して
  
いる株もありました。
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  一昨日は、青梅市住江町にある歴史資料館「津雲邸」の雛まつり展へ。昭和の
  
名建築として貴重な存在の元国会議員・津雲國利邸での同展は、今春で5回目。
  京都の宮大工と地元の大工さんで、地元産の木材を使って数年がかりで
建築し
  たという数寄屋風造りの2階建て。訪れる度に天井や欄間の透かし彫
りなど、細
  部にも目が行くようになり、その素晴らしさに打たれます。障子の
桟も面取りさ
  れて埃が溜まり難くなって…。

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  平安貴族の平安貴族の風俗を忠実に守り、制作された有職(ゆうそく)雛、御
  
所に初めて参内した時に下される初参(ういざん)人形、西国大名が参勤交代
  
などで上府する際、御所や公家に進物した返礼に下賜された御所人形の数々。
  
江戸の豪商や大奥の女性たちにも愛された、上野池之端・七澤屋の雛道具な
  
ど約700点に加えて、結納品や進物を持参する時に用いられた掛け袱紗の逸
  
品も、初公開されています。故國利氏は骨董屋よりも目利きがしたとか。

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  上は夭折した大正天皇の兄が初参内した際に、明治天皇から下賜された初参
  
人形二体。女雛と役者若衆姿の二体セットで収蔵されているのは津雲邸だけ
  
で、大変貴重な存在とのこと。渋いお姿ですが気品はさすが!

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  帯地に着物のミニチュアをパッチワークした掛軸も始めて見ました。明治後期
  
の作だそうですが、当時の日本にもこんな手法があったのですね。いわば和
  
製キルトで、着物一点一点には木目込み風に綿で膨らみを持たせてあります。
  
右列は掛け袱紗。西陣でも最高級の綴れ織りや緞子に、鶴や梅松、宝船などお
  
目出度い図柄が日本刺繍されていました。

  同雛まつり展は3月31日まで、毎週金、土、日曜と祭日の1016時開催。入館
  500円。青梅駅から青梅街道を東へ500㍍ほど、住江町交差点手前の細い
路地
  を100㍍ほど下った延命寺前。
問合せ0428271260津雲邸。

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# by love-letter-to | 2019-02-17 20:50 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.184 薄ら雪

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          虐待死切なき思ひ薄ら雪

  二月第二日曜日、朝刊を取りに出たら、庭木にも郵便受けにも薄っすらと
  
雪が掛かっていました。立春の陽気からドカ~ンと下がって、昨日は日中
  
でも気温は1℃そこそこ。この冬最大の寒気で北海道ではマイナス30
  下回った地点が4カ所も。本当に凍える一日でした。

  このところ繰り返される女子児童の虐待死報道に、いたたまれぬ気持ち
  
と切なさに増して、児童の命を保護する立場にある学校や教育委員会、
  童相談所当事者たちの危機感や心ない対応に、気持ちは沈むばかりで
す。
  人員不足だけではない気がしてなりません。

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  隣家とのフェンスの下辺りも雪がうっすらと。紅椿が一輪こぼれ落ちてい
  
ました。地面は濡れてもおらず、やがて陽が射し始めましたが、春はまだ
  
先のよう。

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  最大級の寒気が押し寄せる前日の玉川上水沿いでは、ガクアジサイの枯れ
  
姿が影絵劇のバックスクリーンのようで…。自然の造形に見惚れました。

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  青梅街道沿いの旧家の欅は、逆さ箒姿で寒空に。憂いを掃くかのようにも。
  
枝払いされてないケヤキの姿も珍しくなりました。

  この寒気が緩んで欲しい。年のせいか寒いのは恐怖に近いかな。

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# by love-letter-to | 2019-02-10 17:24 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.183 立春を前に

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  二月最初の日曜日の今日、三日は節分。二十四節気の一つ「大寒」が明け
  
て迎える「立春」。その前日2月3日は、節を分けることから「節分」と呼ば
  
れ、寺社では除災・招福を祈願する豆まきや読経、護摩を焚く「節分会」が。

  家庭でも節分の夜には、鬼払いの豆まきをした後、年齢と同じ数の豆を食
  
べたものですが、近年では少子高齢化のせいか、豆まきよりも恵方巻きを
  
食べる家庭が増えているとか。今年の恵方は東北東で、そちらに向かって
  
巻き寿司を丸ごと食べると、幸運に恵まれるなんて!
  
でも立春前日の今日の首都圏は、光に春が感じられ、4月並み陽気でした。

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  昨日訪ねた都薬用植物園では、寒中の冷え込みが厳しく、一カ月近く雨の
  
降らない日が続いて、花の開花が遅れていました。例年なら立春前後に開
  
花する節分草はまだ目覚め前。スノードロップ(待雪草)の芽も、やっと3~5
  
㌢ほど土から覗いた状態でした。蝋梅は満開でしたが、紅白梅もサンシュユ
  
もまだ蕾が小さく、クロッカスは2輪だけ。春の訪れはまだ先のようでした。

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  昨年は1月20日にスノードロップやクロッカス、紅梅も咲いていたのにがっか
  
り。中央公園に立ち寄ってみました。体育館ドーム前の公孫樹並木の枝先が
  
銀白に輝き、まるで樹氷を見るようでした。裸木並木はなかなかチャーミン
  
グです。でも、昨秋の台風の直撃で1本が折れたみたい。上水沿いでは倒れ
  
たまま放置されている倒木の姿も目に付きます。

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  対岸の粕谷邸の枝垂れ梅は2~3分咲きかしら?母屋の南に2本、北側にも1
  
本あり、いずれもアンブレラ形に剪定された老幹に初々しい花を咲かせて、
  
楽しませてくれます。

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  上は粕谷邸母屋の北側に植わっている枝垂れ白梅。紅梅もあったのですが、
  数年前に枯死してしまいました。
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  本日、立ち寄ってみた小平駅近くの「あじさい公園」では、小川分水路脇に
  
リュウキンカ(流金花・立金花)が2輪咲いていてびっくり!晩春から初夏に
  
かけて咲くキンポウゲ科の花で、湿地や沼地を好みます。
  
その名前のように黄色というより金色の艶やかな花で、同公園のひょうた
  
ん池にも、紫陽花の開花期頃に咲いているのが見られます。
  
明日は立春で、気温が上がり、春一番が吹くかもしれないと 予報されてい
  
ます。立春に春一番が吹いたら、観察史上最も早い記録になるとか。

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# by love-letter-to | 2019-02-03 22:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.182 冬ざれの路で

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       鳩の群れ追ひつ追われつ冬ざるる
 早いもので、一月最後の日曜日に!昨日は日本海側では1㍍を超す大雪に
 
見舞われ、首都圏でも冷たい北風が吹き荒れましたが、大坂なおみさん
 テニス四大大会の一つ全豪オープンで優勝!歴史的な快挙ですよね。
シャ
 イな笑顔とコメントがとてもチャーミングです。

 今日は冷たい北風も治まり、陽射しも燦々。日中の気温は8℃を上回りまし
 
たが、冬ざれの候。インフルエンザが猛威を奮っています。出歩く時は帽子
 
にメガネ、マスク掛けで戦闘にでかけるみたい。
 
でも、裸木空や陽だまりに厳寒期ならでは光景に出会います。グリーンロー
 
(狭山・境緑道)では、陽射しの射し込むスポットでは足音が迫っても、土鳩
 
の群れが餌をつっついて、なかなか大胆です。彼らと追いかけっこしている
 
うちに、膝の関節が円滑になり体温も上昇してきたみたい。サンキュー!

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  枯れ茎の間で、ガクアジサイがドライフラワー化している姿に出会いました。
  
花本体の集合花の回りにつける装飾花が、筋だけを残して花の姿を保って
  ました。こんなに見事にドライフラワー化したのを見るのは初めてです。
  
冬場の風物詩・枯れ紫陽花とは、また違った造形です。

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  上は玉川上水沿いで見かけた枯れ紫陽花。昨夏は記録的な猛暑が続いた
  
ので、紫陽花の開花期は短く、早々と色褪せてしまいましたが、枯れ紫陽
  になっても、渋い色合いを残して冬越しする年も。

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  初冬まで、黄色い小花をつけて咲き続けていたアイノコセンダングサも、こ
  
んな姿で地に還って行くのですね。アイノコセンダングサはキク科の外来植
  
物で、いわゆる雑草の類。路傍や空き地に殖え続けています。晩夏から初冬
  
にかけて、黄色い筒状花の集合体の回りに白い装飾花を2~3枚覗かせ、花
  
径は1㌢前後。筒状花の終の姿は造形的にキュートでした。

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  紫陽花の新芽がもう立ち上がり始めていました。赤い幼芽に葉脈がクッキリ!
  
精悍な表情に元気を貰って帰りました。

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  真冬でしか会えない楽しみと自然のエネルギーにホカホカとして…。
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# by love-letter-to | 2019-01-27 19:33 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.181 大寒に入る

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          寒木立ラインで会話長々と

  一月第三日曜の今日は二十四節気の一つ「大寒」。一年で最も寒い時期に
  
入りましたが、首都圏は日中の気温が12℃台で、三月上旬並みとか。
  
気分のアップダウンが激しい昨今ですが、気温が10℃を上回ると、身体機
  
能が上向き心も弾んできます。太陽に感謝!

  小平市中央公園の噴水広場も、裸木を通して陽光が射し込み、そのシルエ
  
ットが石畳にくっきり!水を落としたジャブジャブ池の石段に、女子高生二
  
人が腰を下ろしていました。スカート姿にソックスだけの軽装で。「私にもあ
  
んな時代があったっけ」。
  
仲良くおしゃべりしているように見えましたが、互いにスマホを手にライン
  
のやり取りをしているではありませんか!そういう時代なんですね。

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  同公園対岸の粕谷家の梅林に差し掛かると、「梅が咲いいるよ」と、通りが
  
かり母子が指さしていました。見上げると、早咲きの紅梅が開花し始めてい
  
ました。ピンク色の八重の花がふっくらと。

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  隣地の「学習型体験農園みのり村・粕谷園」の畑の縁では、ホトケノザとハ
  
コベ、ナズナも開花していてびっくり!年々、暑さ寒さに弱くなっている私
  
には、今冬は冬眠したい日々なのに、気象庁では冷え込み厳しい日も続く
  
が、暖冬傾向だと伝えています。

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  上は「みのり村」の耕作地で大きく育った白菜。一人一人の名札が立てられ、
  
収穫を待っています。

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  玉川上水・鎌倉橋に差し掛かると、バイクを押した体育会系男性が「今日は
  
本当に気温が上がっているんだ。ほれ、蚊柱が立っている」と、水路を見下
  
ろしました。まさか?!と、半信半疑で覗き込むと、極小の小さな虫が無数
  
に飛び交っているではありませんか?夏の宵などに見かけるユスリカなど
  
の乱舞に似ていました。
  
その鎌倉橋の北詰めに植わっているヤマコウバシ(山香ばし)は、クスノキ科
  
の落葉低木ながら、枯葉を付けたまま冬越しを。葉を落とさないことから、「
  
落ちない」と、受験生のお守りとしてヤマコウバシの葉は人気があるそうで
  
す。大学入試センター試験は今日で終わりましたが、受験シーズン本番はこ
  
れからですね。

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  ヤマコウバシの枯れた葉の付け根付近に、新芽をつけています。クスノキ科
  
の樹木だけに、淡い芳香をフーッと放っています。

  明日は寒満月。気温は今日より低く、風も強まるそうです。インフルエンザも
  
大流行しております。お互いに手洗いうがいを!

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# by love-letter-to | 2019-01-20 20:30 | 折々通信 | Comments(2)

折々通信No.180 小正月

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        けん玉やヨーヨーで遊ぶ児ら小正月

   平成最後の年も明けて2回目の日曜日に。先週来、日中の気温は一桁台、
   
昨日は小平市内でも初雪が降りましたが、今日は10℃を上回り、久しぶ
   
りに「小平ふるさと村」へ。散歩らしい散歩を。
   
旧神山家住宅母屋前の広場で、けん玉やヨーヨー、竹とんぼなど昔遊び
   
に興じる母子らにも、穏やかな陽射しが注いでいました。

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   旧神山家住宅母屋の座敷には、小正月(1月15日)に向けて、神棚の前にま
   
ゆ玉が飾られ、小平伝統の糧うどんを食べる人たちで賑わっていました。
   
母屋全体にうどん汁の美味しそうな匂いが漂って…。
   
明日の「成人の日」まで三連休のせいか、親子連れで席が空くのを待つ姿
   
が目立ちました。「武蔵野うどん保存普及会」により、小平産の地粉を使っ
   
て、毎週土、日11時から50食限定、一食500円で提供されているそうです。
   
ピンクと白の餅花とミカンに樫の葉も添えたまゆ玉飾りは、明日14日まで
   
飾られています。

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   「エーッもう菜の花が!」小平駅南口から「小平ふるさと村」までのグリー
   
ンロード(狭山・境緑道)沿いには、菜の花が咲いているではありませんか!

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   農業体験ファーム「畑のおじさん・吉野農園」との境界に、柔らかい緑に包
   
まれて黄色い菜の花が開花。これから一年で最も寒いシーズン「大寒」を
   
迎えるのに…。前かがみがちで歩いていた背筋が伸びてきました。
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   小平市グリーンロード推進協議会:狭山・境緑道花街道ボランティア部会で
   
お世話している花壇には、西洋マツムシソウと冬アヤメの姿も!厳しい冷
   
え込みにもめげないで。歩くことは骨の老化を防ぎ、観察して歩くのは頭
   
の老化防止になるとか。そして、感激はアンチエージングの特効薬かも。

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   帰り道の途中で、オオイヌノフグリが数輪開花していました。サファイアブ
   
ルーの花は、早春の野の宝石、昼間の星とも呼ばれます。
   
また明日から冷え込んで来るそうですが、オオイヌノフグリさん頑張って!

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# by love-letter-to | 2019-01-13 20:36 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.179 初景色

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         初景色節目の年も穏やかに

  2019年も明けて6日、二十四節気の「小寒」に入りました。比較的温かく穏
  かな年明けでしたが、今日の日中の気温は7.5℃止まり。冷え込みの厳
しい一
  日でした。
  
上の写真は孫からの初メールで送られてきた初日の出。元朝650分頃に茨
  城・阿字ヶ浦で撮影したそうです。社会人一年生の彼は、高校時代から
毎年、ク
  ラスメートと富士五胡や三浦海岸、房総沖などへ初日の出詣でを
しており、帰
  宅するまで内心ハラハラ。今年の初日の出は最高だったとか。

  今年は現天皇が譲位、新天皇の即位で5月に元号が変わる節目の年。内外の情
  勢は厳しく、災害多発時代ですが、穏やかで心優しい一年であります
ように!

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   二日の日中、初詣がてら上水路を小金井公園まで歩いてみました。年の瀬ま
  で葉を保っていた木々もすっかり裸になり、その落葉を踏み踏み約7,000
歩。
  自宅近くの空き地に、今年もセンダン
(栴檀)の実が鈴生りに。コバルトブル
  ーの空を仰いでいました。
  
楕円形の実が枝いっぱいにつき、その「さまが数珠のようであることか
  センダマ(千珠)の意でセンダンと命名されたのではないかとの説が
あり
  ます。5~6月に咲く薄紫色の軽やかな5~6弁の花には淡い芳香が…。
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  センダンはセンダン科の落葉高木で、“栴檀は双葉より芳し”と言われる
  
センダンとは別種とのこと。栴檀は中国名ではビャクダンを指すことから
  
“栴檀は双葉より芳し”の諺が流布されるようになったのではないか…と。
  
空いっぱいに広がった実を見ていると、足が弾んできました。
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  咲いているかしら?ここ数年、三が日に訪ねると、小金井公園・江戸東京
  
たてもの園前のロウバイが開花していることが多いのですが、今春はまだ
  
チラホラ状態。蝋月(12)に開花するから蝋梅とか、花びらが蝋細工に見
  
えることから、その名称になったとか。チラホラでも仄かな甘香を漂わせ
  
ていました。英名はウィンタースィート。

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  花芯部まで淡いクリーム色の素心蠟梅の方は、蕾が膨らみかけている状態で
  
した。最近はより清楚に見える変種の素心蠟梅の方が人気が高く、蠟梅の名
  
所地でも素心蠟梅が増えているみたい。

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  宇和島藩伊達家の門前の堀際の高木に、何やら異様な姿が!灰色の羽毛を丸
  
めたような其れは、鳥のようでもあるけど、生きているのかオトリの剥製な
  
のか…しばらく経っても見分けがつきません。羽毛を時折り風になびかせ
  て。

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  位置を変えて見守っていると、胸毛の辺りに埋めていた首を2~3度もたげ
  
て、生きている鳥であることが分かりました。アオサギでしょうか?
  
一本脚の不安定な姿で枝に立ったまま、日向ぼっこをしているようでした。
  
外敵から身を守る術かも知れません。新年早々、アオサギに出会うとは!
  
ラッキーな初歩きでした。今年もボツボツと…。
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# by love-letter-to | 2019-01-06 22:35 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.178 年の瀬の空

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         師走空過ぎし日よりもこれからを

  今年も残すところ今日明日限りになりました。今月27日に歩き納めに、桜

  橋から中央公園まで往復。同公園広場の公孫樹並木もすっかり葉を落とし

  て、屋内プールの灯が透けて見えました。

  時折り、甲高い鳥の声が裸木の空を駆け抜け、行き交う人も少なく、早足

  で、寒さが一層募りました。年末寒波で日本海側は関西から東北にかけて、

  豪雪に。それにしても、一年の経つのが早い早い!思い出すことが多々あ

  りますが、「傘寿近くなると、過ぎた日をあれこれ想うより、明日転ばぬよ

  うに」と、先輩シニアからサラッと伝えられました。

  そうかもしれません。上水ウォークでも木の張り根に躓き、転びそうになる

  ことが多くなりました。「転んだらアウトよ」とも。何だか夢のない年の瀬で

  すが…。

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  大坂北部地震や西日本豪雨、北海道胆振地方を震源とする震度7の大地
  
震他、災害の多い年でしたが、晩秋から初冬にかけて気温の高い日が続
  
いたせいか、上水木立には葉を落としきらない広葉樹もままありました。
  
津田町3丁目アパートの敷地内では、まだ紅葉を保っている楓もあり、例
  
年の年の瀬風景とは違って見えました。植物は環境に敏感ですね。
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        同アパート敷地内ではボケの花も開花して。
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  桜橋近くのある住宅は、ここ十数年、門扉も雨戸も閉まったままで、気に
  なる存在ですが、この日、通りかかったら赤いバラが冬陽に輝いていま
  
した。外壁に蔓草が絡みついたまま立ち枯れて無人家の侘しさを募らせ
  
ています。

  他人ごととは言え、空き家の目立つこの頃です。近くにはシャッターを下
  
ろした店舗も連なっており、これからのことを思う年の瀬散歩になって
  
しまいました。

  迎える新年は亥年。亥()年の「亥」という字は、門を閉ざす意味から、
  
草木の生命力を種子に封じ込めた状態。猪肉は万病を予防することか
  
ら、無病息災を象徴する字とされています。亥年にあやかり息災であり
  
ますように!

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# by love-letter-to | 2018-12-30 22:04 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.177 一陽来復

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        束の間のツァイライトや冬至前

  いよいよ師走も残り少なくなり、第四日曜日の今日は85歳を迎えた天皇
  
誕生日。平成の世も残り少なくなりました。一昨日冬至の前日、久しぶりに
  
都心部に向かい、帰路に東京駅・丸の内に立ち寄ってみました。
  
夕4時半前後だったでしょうか?行幸通りを和田倉門方面に向かうと、日
  
没直後の空は鴇色に染まり、街灯にも灯が灯って、又とないツァイライトタ
  
イムを撮ることができました。
  
街路の公孫樹には、まだ葉を落としてない樹もありました。

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  内堀通りで折り返して、日比谷通り交差点付近に差し掛かると、ウェデイン
  
グドレスとモーニング姿のカップルが舗道に佇んでいるではありませんか!
  
純白のドレスの裾が長く敷石に触れるままに。
  
行幸通りの夕景をバックに、ブライダルアルバムの撮影中のようでした。
  
比較的温かい夕方でしたが、女性は胸ラインから上は素肌をさらして様々
  
なポーズ、様々なシーンを撮影中。急ぎ足の通行人もびっくり顔でした。
  
間もなく街路樹のイルミネーションが点灯して、辺りは幻想的に。午後5時
  
の点灯時刻を待っていたようです。
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  丸の内仲通りのイルミネーションも一斉に輝き始めました。ブランドショップ
  
が並ぶ約1.2㌔、200本を超える街路樹に「シャンパンゴールド」のLED約100
  
万球。上品に輝く丸の内オリジナルカラーのLEDだそうです。点灯が始まる
  
時刻には丸の内仲通りも人、人、人で、ツリーの灯我も吾もとスマートフォン!
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  東京駅もシャンペンゴールドの灯に囲まれて…。
   
寒さはこれから一層厳しくなりますが、一陽来復で冬至を境に日の入り時刻
  
は1~2日ごとに遅くなります。日の出時刻も大晦日を境に早くなります。
  
災害の多い一年でしたが、若いアスリートたちの活躍が期待と希望をもたら
  
せてくれた一年。明日はクリスマスイブ!メリークリスマス!

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# by love-letter-to | 2018-12-23 16:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.176 落葉期の輝き

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         落葉期いよよ輝くシキブの実

  師走も半ば、第三日曜日の今日は日中の気温も一桁台。先週から一気に真
  
冬並みの寒い日が続いて、心身もフリーズ状態。上水路歩きも間遠うにな
  
りました。

  昨日、数日ぶりに歩いたら、葉をすっかり落とした裸木が目ち、木漏れ日を
  
受けてムラサキシキブの実が輝きを増していました。今年を表す漢字「災」
  
であったように、玉川上水グリーンベルトも台風による倒木、枝や幹が裂か
  
れたり、折れた樹木が相当数に上りました。
  
マユミやツリバナ、ガマズミ、カマツカなど秋に赤熟する実は殆ど見られま
  
せんでしたが、クロモチの木とムラサキシキブは、例年並み以上に沢山の実
  
を付けていました。

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  ムラサキシキブはクマツヅラ科の落葉低木で、紫色の宝飾のように輝く実
  
をつけることから、平安の才女・紫式部の名前が付けられたとのこと。
  
葉を茂らせている間は直径3~5㍉の実はあまり目立ちませんが、落葉する
  
につれ、その存在感が増してきます。女性が輝く時代へのメッセージかしら?
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  喜平橋から小金井橋にかけて上水堤では、真っ赤に熟した実をたわわにつ
  
けたクロガネモチが目立ちました。近年、目立って増えてきたように思いま
  
す。冬シーズンに野鳥が好んで食べるそうで、その糞から芽生え繁殖したの
  
かもしれません。上の写真は11月半ばに撮影。
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  艶やかな長楕円形の葉が放射状に重なった上に、真っ赤な艶やかな実が参
  
集しているクロモチは正式名称クロガネモチ(黒鉄黐)。モチノキ科の常緑高
  
木ですが、寒冷地では葉を落とすことも。「苦労がなく金持ち」に通じるネー
  
ミングから縁起木として、屋敷木として人気が高いそうです。
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  このところの真冬日続きで紅葉黄葉も見納め時期ですが、上水木立は込み
  
合っているせいか、イロハモミジやコナラ、アカシデなどが、まだその名残
  留め、落葉を踏み踏み歩くと国木田独歩気分に。
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  中央公園の総合体育館前のブロンズ像「躍動」も、暮れ紅葉をバックにより
  
躍動しているようにみえました。この日は往復8000歩そこそこのウォーク
  
でしたが、歩くと身体のロコモ機能がアクティブに。来年も歩けますように!
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# by love-letter-to | 2018-12-16 19:01 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.175 返り花 遅れ花

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         花守りを忍びて咲くや返り花

  12月第二日曜日の今日は、この冬一番の寒気が押し寄せ、冷え込んだ日本
  
列島。日本海側は雪マークが並び、東京でも日中の最高気温は10℃そこそ
  
こ。冷たい風が身に沁みました。

  数日前、久しぶりに花小金井南口の大門橋緑道付近を訪ねたところ、用水堤
  
を埋めていた草花が刈り取られ、かつての景観が失われていました。付近の
  
の話しでは、20年近く花を絶やさず手入れをされていた方が病で倒れ、小
  市で刈り取ったとのこと。それでも、どっこい生き延びてシジミチョウを呼

  寄せている花がありました。キク科の花だと思うのですが、名前は???

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  まさか!と思ったのですが、花ショウブも薄紫色の花を初冬の陽を浴びて
  
いました。先月から今月早々まで、9~10月並みの陽気の日が続いていた
  いでしょうが、長年、大門橋緑道に草花を絶やさず、花守りを続けて来ら
れた
  方の思いが咲いているように思いました。
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  花ショウブが咲いていた近くの歩道では、ツツジも満開状態でした。

  紅葉落葉シーズンに花ショウブが咲き、ツツジが満開だなんて!地球温暖化
  
で、日本列島の大部分が亜熱帯になる時代も遠からずでしょうか。

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  仲町2丁目の青梅街道沿いの更地では、ムラサキハナナ(花大根)が咲いて
  
いるではありませんか!ムラサキハナナは中国原産の一年草又は二年草。別
  名ショカツサイは、中国三国時代の軍略家
として名高い諸葛孔明に因んでつけ
  られ、日本では江戸時代から栽培された
記録があるそうですが、広く栽培され
  るのは第二次世界大戦後。
  4~5月に薄
紫あるいは青紫色の花の群落の美しさがブームとなり、線路際や
  空き地に多
く見られ、野草化していますが、初冬に見掛けるのは珍しい。葉も
  青々として。

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  ムラサキハナナの咲いている近くの植木畑では、見慣れぬ樹木の花も開花し
  
ていました。果樹の花かも知れません。枝の付け根辺りに小さな蕾が固まり、
   
1~2輪が花径2~3㌢の5弁の白い花を広げていました。今の時期は葉が全く
  
ないので、図鑑で調べる手がかりもありません。どなたか心当たりのある方が
  
いましたら教えて下さいませんか?
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  その樹木畑ではヤマボウシの赤い実が鈴生りでした。こんなに沢山のヤマボ
   ウシの実を目にするのは初めてです。赤い外皮には亀甲紋様がくっきり。
     

      老の坂ゆるくてあれや帰り花(斎藤道子:馬酔木)


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# by love-letter-to | 2018-12-09 22:49 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.174 冬の花

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        また一軒無人家となり冬の花

   季節はずれの温かさが続いておりましたが、昨日から師走に。12月最初の
   
日曜日の今日は薄曇りで、日中の気温も11℃台と低めに。
   
昨日、ポカポカ陽気に誘われて、上水路の落ち葉道を鷹の橋から下ってみ
   
ました。上水沿いの住宅地も、庇や樋に落葉が積もったままの家や店舗が
   
目につきます。
   
無人家になって間もないらしいヒイラギの生垣に、白い小花がひっそり咲
   
いているのが目につきました。葉は虫食い状態で、淡いクリーム色の4弁の
   
花の径は5㍉に満たないけれど、10数個が群がり咲いて、微かな芳香を漂
   
わせていました。
   
ヒイラギはモクセイ科の常緑小高木で、葉に鋭い棘があり、外部からの侵入
   
を阻むため、かつて青梅街道や五日市街道筋にはヒイラギの生垣を回らし
   
ている旧家が連なっていました。そんな旧家も建て替えが進んで、ヒイラギ
   
の生垣も消えつつあります。

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   もう1軒の空き家の軒先には、ビワの花が咲いていました。長楕円形の茂っ
   
た葉の間から、花軸も花柄もラクダ色の柔毛に覆われた白い花も、甘い香
   
りを放っていました。目立たなく綺麗な花ではないけれど、冬の寒さに向か
   
う時節に咲く逞しい花の一つです。
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   目立つのはヤツデの花。枝先で八方に枝別れして、その先端に乳白色から
   
薄緑色の球状の花を、八方に広げて今真っ盛り!
   
ある研究者によるとヤツデの花には雌雄がなく、一つの花が雄花から成熟
   
して花粉と密を出して散り、それまで小さかった雌しべを伸ばし再び密も出
   
して雌花に変わるという不思議な習性を持っており、実になっても花と同じ
   
ような姿をしているのもヤツデの特徴だそうです。だから春になっても開花
   
期と同じ姿に見えるらしい。
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   マクロレンズで接写してみると、一つ一つの小花にクリーム色の蜜がトロ~リ
   
として、小虫を呼び寄せています。密蝋の集合体にも見えます。
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    先月半ば、中央公園対岸の堤で見かけたシロダモの花も満開で、金色に輝い
     
ていました。シロダモはクスノキ科の常緑樹で、葉腋に繊細で錦玉糖みたい
    な
透明感のある小花を群がり付けていました。うっとりするほど美しい冬の
    花。
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   玉川上水の水路管理、芥揚げ、水量調節などの仕事をしていた小川水衛所跡
   
に立ち寄ったら、敷地内にある公孫樹とイロハモミジが紅葉の真っ盛り!辺り
   は照明灯を点灯したようで、圧巻!
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   この公孫樹は玉川上水流域で最大の公孫樹だそうです。樹高10㍍以上、幹周
   
り2~3㍍以上あるようです。その姿を水路に映していました。
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# by love-letter-to | 2018-12-02 22:28 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.173 銀杏の黄葉期に

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        金銀杏むかし暮らした団地街

   11月最後の日曜日を迎え、初雪積雪の便りも届くようになりました。各地
   
とも1カ月以上も遅く、観測史上最も遅いそうで、東京近郊の紅葉黄葉も
   
そろそろ見頃に。

   本日、小平団地街を通りかかったら、街区を横断する道路沿いの銀杏並
   が金色に輝いて、かつて暮らしていた時代が思い出されました。新設
早々
   に入居したのはかれこれ45年前。当時はあかしあ通りもまだ開通
してなく、
   団地は“陸の孤島状態でしたが、乳幼児を抱えた若いサラリーマン世帯が
   
殆どでした。路上も芝生も、街区公園も幼い子供の声で沸き返って…。

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   その当時から銀杏並木は晩秋になると、金色に染まり、銀杏の実がポト
   
ポトと落ち、特有の匂いを放っていました。
   
現在は高齢者の一人暮らしが1800世帯の3分の1以上、敷地の一角に有
   
料老人ホームが建設されるそうです。団地北側の商店街もシャッター街
   
になって、かつての賑わいは幻に。
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   今月に入っても、日中は10月半ば頃の気温が続いているせいか、国分寺
   
駅南口近くの殿ヶ谷戸庭園もまだ薄紅葉状態。昨年の今頃は真っ赤な緞
   
帳を提げたように、崖線を彩っていましたが、緑を残したイロハモミジが
   
目立ちました。もう雪吊りが施され、冬の準備は進んでいるのに。
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   湧水池周辺は師走の花ツワブキが満開でした。「戦時中、庭のツワブキを
   
食べたことがある」「エッツ!ツワブキもたべられるの!」と、おしゃべりを
   
しながら散策をしているシニア女性グループも。私も生家でツワブキが
   用になると聞いたことがありましたが、祖父が植えたツワブキを食べ
るこ
   とはありませんでした。
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   数日前、天神町1丁目付近を通りかかったら、農家の敷地内で淡いピンクの
   
花をつけた冬桜が満開でした。チラホラ咲いている冬桜は見かけたことが
   
ありますが、かなりの大木いっぱいに開花している桜に出会うのは初めて
   
です。樹高4~5㍍、道路にはみ出すほど枝も張っていました。通りがかりの
   
人が盛んにスマホやカメラで撮影しておりました。
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   この農家の若奥さんらしき女性は「毎年、春と同じように咲きます。年に3度
   
も咲くこともある」と話しておりました。ソメイヨシノより花は小さく、色はピ
   
ンクがかっておりました。開花期は1週間ぐらいだそうです。母屋の庭先には
   
八重の冬桜もあり、もう咲き終わりかけているとのことでした。
   
下草の中にヒメオドリコソウが春先と同じくらい開花しているのも目にしまし
   
た。モンシロチョウや黄蝶もまだ見かけます。温かいのは大歓迎ですが…地
   
球温暖化の影響で、北極や南極の氷山も溶けると、想定外の異変があるの
   
ではないか…と。
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# by love-letter-to | 2018-11-25 22:44 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.172 桜紅葉よ

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         桜紅葉老樹の根元賑わせて

   11月も半ばを過ぎ、第三日曜日に。今朝は少し緩みましたが、日増しに朝夕
   
の冷え込みが強くなってきました。所要で国立へ立ち寄ったら、大学通りの
   
桜並木の根元一面が赤や黄で錦絵みたいに。
   
桜紅葉は楓の紅葉よりも色彩が豊かで、一枚一枚違って本当に楽しい。立
   
ち止って見ている間にも、止めどなく、静心なく降って…。

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   玉川上水堤も目下、桜紅葉で賑わっています。ケヤキやクヌギ、シデ、樫な
    
どは茶褐色に。コナラは黄色に色づく中で、桜紅葉は赤から橙色、黄色のグ
   
ラデーションが見事です。

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   上は津田町3丁目アパートのツツジの生垣の上に降り注いだ桜紅葉。上水路
   
を歩くたびに拾って帰り、しばらく楽しみます。
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   津田塾大キャンパスの南側辺りを通りかかった時、私と同年輩の女性が防護
   
柵に寄りかかって、メモ用紙に鉛筆を走らせていました。何かしら…と近寄る
   
と、「あの白い花は何でしょうか?」と訊ねられました。
   
柵の根元付近に草丈10㌢前後のマヤランが7~8株、まだ花を咲かせていま
   
した。「マヤランではないでしょうか?」「やっぱり…。でも、マヤランは夏頃に
   
咲きますよね」と、その方もマヤランのことはよくご存じのようでした。
   
「どういう訳か、この付近で9月半ば過ぎにもマヤランが咲いていました」と、
   二人でしばらく晩秋に開花しているマヤランを観察しました。

   辺りの枯草中で白磁色のマヤランは、何とも頼りない感じでしたが、「楚々と
   
した姿が素敵!」「夏に見かけるマヤランより透明感がありますね」などと、
   しゃべりを。その方はカメラを持参してなかったので、持ち合わせの紙片に

   ケッチをしていたそうです。

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   中央公園の公孫樹並木は、かなり黄葉が進んでいましたが、まだ緑を残した
   
木もあって、黄金色に輝くのは来週半ば過ぎ、丁度、勤労感謝の日から始まる
   
3連休あたりではないでしょうか。
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# by love-letter-to | 2018-11-18 23:37 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.171 晩秋に咲く花

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        行く秋や出会ひは宝思ひ出も
   11月第二日曜日。昨日今日の首都圏では、立冬に入ったとは思えない温暖
   
な陽射しに恵まれました。暖冬の兆しだと嬉しいけれど…。
   
木々の実が色づき、紅葉落葉の期から開花する花もあります。今秋は開花
   
が遅れぎみでしたが、鎌倉橋のたもとでは、シャクチリソバ(赤地利そば)
   
白い小花が開花。目立たない花ですが、雄蕊の葯がピンク色で、とても可憐
   
です。ここ数年、見逃すことが続いていたので、久しぶりの出会いです。
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   食用のソバと同じタデ科、インド北部および中国原産の多年草です。径5㍉
   
ほどの花は、5枚の白い萼と8本の雄蕊、花柱が3本に分かれた雌しべの基
   
部に8個の蜜腺があり、肉眼では見えませんが、数個の花が寄り集まって
   
咲いているそうです。

   その名の由来は茎の根元が赤いことにより、牧野富太郎博士が本草綱目
   
の「赤地利」にあたるとして命名したそうです。

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   中央公園付近の上水南岸では、久々にシシウドに出会ってびっくり!傘を
   
広げたような大きな散形花序に、白い小花を群がり咲かせるシシウドには、
   
日光や軽井沢などに出かけた折り、しばしば目にしたことがありましたが、
   
上水堤で出会ったのは初めてではないかしら。
   
草丈1㍍あまり、まだ“花笠”を開き始めたばかりの状態でしたが、八方に花
   
序を広げていました。
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   猪独活と書いてシシウド。植物図鑑によると、食用にするウド(独活=ウコギ
   
)とは違って、セリ科の越年草、又は多年草で、8~11月が開花期だそう
   す。多摩地域で自生しているのは珍しく、この地にいつ頃から棲息してき

   のかしら?開花する時期に再訪したいです。根は頭痛薬や、薬酒、風呂に

   れて用いることもあるとか。
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   シシウドの近くにシロダモの木が数本あり、葉陰にクリーム色の小花を付け
   
ているではありませんか!葉腋に小花を群がりつけるのが特徴で、花が全
   
開すると、細工の凝った花かんざしをつけているように見えます。
   
以前、鎌倉橋付近にシロダモの大木が多数植わっており、晩秋から初冬に
   けて、花を見つけるのを楽しみにしていましたが、伐採されたのか…。シロダ
   
モはクスノキ科の高木で、雌雄異株で雌の木の花だけが実になるそうです。
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   記録的な猛暑に加え、大型台風の直撃を受けて、上水沿いはまだ根こそぎ
   
倒れた木が目立ち、折れて垂れ下がったままの枝や幹で、下草も幼木も元
   
気がなく、ちょっと淋しい秋の暮れ。無法状態の下草の間で、フジバカマ(
   
)が数本、花を咲かせ初めていました。花期もかなり遅れて、花数もほんの
   
少し。倒木や折れた枝葉の片付けはまだ手つかず状態です。
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   例年ならフェンスにからまったり、下草の間で赤い実を揺らせているヒヨドリ
    
ジョウゴも、今秋はあまり目にしませんでした。植物は自然環境を量るセンサ
   
ーと云われます。ヒヨドリジョウゴのモビールが歩く先々で揺れていた日々も
   懐かしい晩秋です。
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# by love-letter-to | 2018-11-11 22:57 | 折々通信 | Comments(0)

折々通信No.170 深み行く秋

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       日一日末枯れ行く野に玻璃や瑠璃

   霜月4日、朝夕は肌寒くなりましたが、太平洋側は秋晴れが続き、日を
   追って木々の葉が色づく候に。薮こきして歩くようだった上
水堤でも、
   日を追って草葉の色が失せ、撫で行く風の音が乾い
て来ました。桜橋
   たもとの一角で、フェンスに巻き付いたノブドウ
(野葡萄)の実がブルー
   やパープル色に。トルコ石やメキシコオパ
ールのように輝いて…。

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   7月半ばに見かけたノブドウの花は、径5㍉足らずの淡いクリーム色の
   
目立たない花で、もう実になりかけていましたが、密を求めて蜂や虻
   などが代わる代わる訪れていました。
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   ノブドウ実は径5~10ミリ、本来は白色だそうですが、虫が入り込んで
   「虫えい」と呼ばれる虫こぶにより、ピンクからブルーの濃淡、
パープル、
   濃紫色に変化。形もちょっと歪で、バロックなのがチャ
ーミングです。
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   上水堤では先ごろまで黄色の花を咲かせていたカラスノマゴ(の孫)
   
の茎や葉、実莢が色づいて、草紅葉も楽しめました。
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   エノコログサの穂も秋色に。薄茶色か茶褐色に色づき、やがて退色して
   エンディングをむかえますが、桜橋~喜平橋にかけての一
隅ではパープ   
   ル色にカラーリングして、とても素敵!
   
エノコログサ仲間には、ムラサキエノコログサという品種もあるそうで
   すが、本来の緑系も混じっており、それらが風にユラユラし
て幻想的でし
   た。
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   鎌倉橋のたもとにはアカマンマとも呼ばれるイヌタデが、昔ながらに。
   近年は見向きもされない雑草の類で、ままごと遊びに興じ
た時代も遠
   い遠い日になってしまいました。 先月の台風の傷跡が
まだまだ痛まし
   い上水堤ですが、季節は留まること知らず…。
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# by love-letter-to | 2018-11-04 19:16 | 折々通信 | Comments(0)