今日は立冬。今月早々の冷え込みと木枯らし1号以後、穏やかな小春日和が続
いて季節は行きつ戻りつしておりますが、日没は確実に早くなって夕方4時を回る
と上水堤では夕闇が迫ってくるのを感じます。
上水堤に自生している野菊の仲間は晩夏から咲き始めるシラヤマギク、追ってノ
コンギク、ユウガギクが開花するそうです。シラヤマギクは花びらの数が少なく、
草丈も高いので見分けがつきやすいのですが、ノコンギクとユウガギクの違いが
未だに確信の持てない私です。図鑑で調べると茎の下部の方から枝分かれして
いるのがノコンギク(野紺菊)で、上部で枝別れするのがユウガギクだそうです。
ノコンギクもユウガギクも開花直後はほのかな青紫色をおびており、日が経つにつれ色が薄れ、秋の深まりととに花も小さくなるようですが、冬至の頃まで咲き続けて末枯れた堤に命の灯を。ユウガギクは茎葉に淡い柚子の香りがすることから柚香菊という優雅な名前が。
このユウガギクが見頃を迎えると、日が短くなってきたナと感じて辺りを見回すと門灯に明かりが灯りついているお宅もあり、心が急いてきます。
下の画像の左はシラヤマギク、中央はユウガギク、右端はノコンギク