忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その195 梅雨の晴れ間に

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   6月も下旬に。梅雨とは言え雨がちの日が続くと、晴れ間が嬉しくなります。数日ぶ
   りに晴れ間に恵まれた昨日、富士山が世界文化遺産に登録されることになりました。
   ユネスコの諮問機関から除外するよう勧告されていた三保の松原も含めて“世界の
   富士山”になったと…。明けて今日は太平洋戦争で最大規模の激闘地・沖縄戦が終
   結した日で20万人以上の命と文化遺産の殆どが失われたことも、年々重く感じられ
   るのは同世代の沖縄出身の知人が相次いで他界したからではないかと思います。
   そんな喜怒哀楽を抱きつつ、梅雨の晴れ間を見計らって上水堤へ。通りがかりに立
   ち寄った小平団地の芝生で、ネジバナがいじらしく花穂を捩らせていました。
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   ネジバナはその姿からネジリバナとかラセンバナ、あるいはモジズリ(文字摺り)とも。
   モジズリの名は平安の昔から「信夫綟摺(しのぶもじずり)」に由来すると言われてい
   ます。信夫綟摺というのは、陸奥国信夫郡(現在の福島市あたり)でかつて作られた、
   捩じれて絡まったような文様の染め物のことだそうです。そんな謂われよりも、恥らっ
   て身を捩らせているみたいな姿に連想を掻き立てられるみたい。
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     蝶や虫たちも梅雨晴れを待っていたらしく、オカトラノオの花穂に彼らの姿が!
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       こういうシーンが末永く見られますように!
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   上水の夏を代表するノカンゾウ(野萱草)も開花。朝な朝なに黄橙色の花を開いて笑
   顔を振りまいているようです。この花を眺めていると憂いを忘れさせてくれると伝えら
   れ、ワスレグサの別名も。

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   梅雨明けが伝えられる頃になると、藍染を身につけたくなります。それで思い出した
   のが、あきる野市小中野の高台にある藍染工房「青海波ai」です。青梅市で長く洋栽
   と藍染工房を開いていた吉村敬子さんが、2年ほど前に新規に設けたアトリエです。
   モダンな白壁の洋館のドアを開くと藍ワールド!
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   伝統的な藍染作品から現代のファッション感覚にフィットさせたウェアやスカーフ、バッ
   グ、帽子、アクセサリー、インテリアグッズ他、ティーカップやソーサーまでオール藍染。
   紺より淡く、ブルーよりも深い濃淡藍色に惹き込まれてしまいました。元は洋裁とデザ
   インのベテランだけに縫製も洗練されていて、あれもこれも試着したくなりました。お値
   段もリーズナブルで染め直しやリフォーム もしてくれるそう。 藍は愛に通じるらしく、吉
   村さんのセンスには夢があるように思いました。 独力で染めから縫製までやっている
   ため毎月1~10日だけ11~18時に公開しています。
   JR五日市線武蔵五日市駅から徒歩20分。数馬や藤倉、払沢の滝入り口行バスで西
   小中野下車、徒歩4~5分。あきる野市小中野256-2 電話:042ー596ー4925。
   黒茶屋の向かい辺りの坂を道なりに歩いて行と、突き当りに。
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    富士山が世界文化遺産に登録された昨日22日に、河口湖に滞在していた友人が
    送ってくれた富士山の姿です。
  
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by love-letter-to | 2013-06-23 13:47 | 道草フォト575 | Comments(0)