忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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道草フォト575 その202 秋炎暑

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   ここ3~4日は、ドアを開けたら熱気で押し戻されそうな炎暑が続いています。昨日
   10日は甲府市や甲州市、館林市でも40℃を超し、東京都心でも37.4℃を記録しま
   した。戦後68年、連日の炎暑の中で迎えた広島・長崎原爆忌、間もなく終戦記念日
   を迎えます。 私も戦争の記憶があるぎりぎりの世代ですが、広島・長崎で行われた
   平和記念式典で、被爆者も遺族も高齢化している姿に胸が痛みました。この炎暑で
   も上水木立の下は比較的しのぎやすく、エゴノキの実がそれとなく初秋の気配を。
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   暦の上では立秋を迎えました。 炎暑続きとは言え、 玉川上水堤では初秋の草花が
   咲き始めています。小松橋近くの保存樹林とその下流堤では、ガンクビソウに出会
   いました。 余り陽の射さない林床に生育しますが、自生地が限られ個体数も減少し
   ており、地域的絶滅が危惧されている野草です。
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   刻みタバコそのものが死語に近く 遠い存在になりましたが、刻みタバコを詰めて火
   をつけ、その煙を吸うキセルと称する喫煙具の先端部分が雁の首に似ていることか
   ら雁首。その雁首に似ていることから雁首草と。キク科の多年草で、草丈は50セン
   チくらいで、分岐した枝の先に径8ミリくらいの薄黄色の花を下向きにつけています。
   目立たないけど、雁首に詰めた刻みタバコにそっくりです。
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   旧小川水衛所跡の敷地内では、アブラゼミやミンミンゼミに交じって ツクツクボウシ
   の鳴き声が!すぐ近い所から聞こえてきたので、見回してみると、左右両岸をつなぐ
   橋の脇に植わっているケヤキの幹にツクツクボウシが止まっていました。アブラゼミ
   やミンミンゼミの4分の1くらいサイズでした。小さく目立たない法師蝉をカメラでキャ
   ッチできるなんて!ラッキーでした。
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   日本産の中では勿論、世界的に見ても最も複雑で音楽的な鳴き方をする小型~中
   型のセミだそうです。羽は透明、体は濃いグレーで胸部には濃い緑地に黒い紋があ
   り、新鮮な個体は腹部が金粉の様な微毛に覆われていてとても美しいとのこと。
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   商大橋まで下って来ると、ノハラアザミの辺りをダイミョウセセリが舞っていました。
   赤紫色の頭花にイチャイチャしたりキスしたり、なかなか濃厚なラブシーンです。
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   やがて頭花を抱擁するようにして、密をむさぼり始めました。カメラを向けても全く気
   にならないようで、大名の着る裃のような紋様のついた翅を広げてご執心!そのツ
   ーショットも撮ることができました。セセリチョウ仲間の蝶で、翅を広げると3.5~4.2
   センチ。ミャンマー,中国から朝鮮半島を経て日本に及び,日本では北海道南部か
   ら本州,四国,九州にかけて分布しており、上水でもよく出会う蝶です。
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   商大橋下流ではイヌゴマの花が段咲きに。 淡紅色の唇弁型の小花を茎の回りに5
   ~6個ずつつけて、開花するにつれ2段 3段と段数を増やしていきます。1メートル
   前後の草丈に3~4段咲かせていると、小花があちこちに向いて口を開いているよ
   うで、ユーモラスです。
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   ゴマの花に似た花を付けることからイヌゴマとされ、シソ科の多年草です。上水堤で
   もこの付近しか見られなくなりました。午後3時前からゴロゴロと雷が鳴り始めました。
   空がたちまち暗くなり風も強くなって一目散で引き揚げました。今夜は熱帯夜から解
   放されるかしら…?

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   今や世界20カ国以上で翻訳されている漫画『はだしのゲン』の作者、中沢啓治さん
   の『わたしの遺書』を、友人が贈ってくれました。『はだしのゲン』 は中沢さんが小学
   1年の時、広島の爆心地から約1,3キロで被爆をした体験を漫画にしたものです。
   父と姉、弟、妹を原爆で亡くし、原爆症に苦しみながら60歳で亡くなった母親の死を
   きっかけに『はだしのゲン』を描き始めたそうです。
   昨年の暮れ、中沢さんも他界されましたが、『はだしのゲン』イコール中沢さんが伝
   えたかったことが、同書に書かれています。『はだしのゲン』の漫画も要所要所に納
   められています。 核兵器のみならず原発が、人智では制御しきれず地球上の生命
   を脅かし、滅ぼしかねないことが伝わってきます。もしお読みになりたい方があれば、
   お貸し致します。小中学生に話をするように書かれているので、1~2日で読み終え
   られます。
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by love-letter-to | 2013-08-11 16:07 | 道草フォト575 | Comments(4)
Commented by aki1933 at 2013-08-13 21:17 x
素晴らしいブログいつも拝見しています。
私共は広島で原爆を体験いたしました。
はだしのゲンの著者中沢啓治さんの「遺書」
ぜひ読みみたいと思います。いつか拝借させて
ください。
Commented by 小平のモグラから at 2013-08-14 10:53 x
aki1933 様
お早うございます!
連日の耐えがたい猛暑にも関わらず、
私のブログにコメントを頂き有難うございます。
aki1933 さんも広島で被爆をされたそうで、
人一倍長く苦しい68年だったことでしょう。
「明日」という日があるかどうか、とにかく今を
生きることだけ考えていたと、中沢さんは遺書
の中に書いておられます。
そして原爆症との闘いと差別との闘いの日々だった
とも書いておられます。人を殺す核兵器を何故
なくせないのか…「はだしのゲン」が最も伝えた
かったことです。オバマ大統領にも手紙を書いたそうです。
中沢さんの『わたしの遺書』をお送りしますので、私にしか
見えない非公開のコメントで連絡先をお知らせ下さい。
くれぐれもお身体に気を付けて下さいませ。
Commented at 2013-08-15 02:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by love-letter-to at 2013-08-15 22:29
aki1933 様
早速、返信コメントを有難うございます。
中沢啓治さんの「わたしの遺書」は、明日、
メール便にて発送致します。
記録的な猛暑が続いておりますので、
どうかごゆっくりお読み下さいませ。