風薫りエメラルド色に包まれて 5月最初の日曜日。大型連休も今日で終わりますね。連休中、北海道
北見市などでは31℃を超す真夏日を記録したそうですが、全国的に
天候の激しい崩れもなく、行楽には絶好の連休でした。
毎日サンデー族の私は人ごみを避けて、都の薬用植物園など近隣を
ブラブラテクテク。園内の藤も満開で、撮影する人やベンチで語らう
姿を避けてカメラを向けると、立川市のごみ焼却場の煙突が藤棚と
エメラルドグリーンの額縁に納まって、印象派の絵のようで…。
藤棚の下ではモチツツジも満開!モチツツジの名は、葉や萼など
に腺
毛があって ネバネバする事に由来するそうです。淡いピンクの
可憐なツツジでした。
「あへん法」や「麻薬及び向精神薬取締法」により栽培禁止されて
いる
ケシ(ソムニフェルム種)やアツミケシなど、栽培試験区の公開が
始まっていましたが、訪ねた日はまだチラホラ程度で残念!今月19日
まで公開されるそうです。 同じケシ科でもヒナゲシやアイスランドポピー、紋付きヒナゲシ、
花菱草
は満開で、五月の風に群舞していました。真っ赤な花びらに黒
い紋様のある紋付きヒナゲシは、栽培禁止種のアツミケシに一見似
ており、素人には判別でき にくいけど、園芸店ではピエロと呼ばれ、レ
ディーバード・ポピー(テントウムシ) の愛称も。 玉川上水沿いでは、茜屋橋付近で宝鐸草(ホウチャクソウ)の群生
が連休半ばくらいまで見頃でした。翡翠色の筒型の花の先を開き
加減にして、通常は2連。3連、4連もあり、その姿は風薫る季
節に相応しく、癒されました。
憲法記念の日には友人と横浜へ。「キングタワー」の愛称で知
られる神奈川県庁本庁舎の知事室や旧議場(大会議室)、旧貴賓
室(第3応接室)が公開中で見学してきました。
昭和3年竣工、外壁の煉瓦やフロアのタイルは横浜で製造され、
正面玄関からの階段の手すりは大理石。壁面や天井のレリーフ
など、さすが国登録有形文化財の風格が!
上は日本大通りや山下公園、象の鼻パーク、運河パーク他、市内
里山エリアでも開催中の「緑化よこはまフェア」のフラワーフェ
ス会場で、花花花で埋まっていました。同フェアは6月4日まで
開催中だそうです。