忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.122 暮紅葉

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      番屋跡水路も染める暮紅葉

  いよいよ極月に入り、その最初の日曜日を迎えました。今月1日に発表

  された今年の流行語大賞は「インスタ映え」と「忖度」だそうで、忖度と

  いう一般には馴染みの薄かった古語に近い言葉が、森友学園問題や加

  計学園問題をめぐる政治家と官僚の慣れ合いの関係から、コンビニ
  当や饅頭の名前にまで使われるようになってしまいました。

  江戸・承応時代に開削され、江戸・東京の飲料水を送り続けてきた玉川上

  水。その水の監視や水路の管理補修に役割を果たしてきた番屋、明治以

  後は水衛所と改称された小川水衛所跡に、水路沿いで最大と言われる公

  孫樹が現存しております。数日前に訪ねたらその公孫樹が敷地内のカエ

  デと並んで黄葉紅葉のピークを。

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   植えられた時代は不明ですが、水路右岸に立っている公孫樹の幹回りは
   
2㍍以上、高さは5階建てのビルを超していると見えます。下枝は水路の
  
左岸に達しており、ブリッジのよう。水面を金色に染めていました。普段は
  
薄暗い水路がライトアップされたようでした。
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  さすが水路沿い一の大公孫樹!迫力があります。水の監視は一日24
  
間、暴風や大雨の非常時に備えて見張りをしていたので、番屋・水衛所に
  
は住まいと芥揚げなどの作業小屋もあったそうです。落葉シーズンには
  
昼夜を問わず1時間毎に芥止めの柵に溜まった落葉をかき揚げていたそ
  
うです。そんな歴史を刻む大公孫樹です。
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  見事な紅葉を背にスマホで自撮りしている若いカップルも。インスタ映え
  
するかしら?
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  今秋は10月半ばから冷え込む日が多かったせいか、小川水衛所跡の紅
  
葉は近来になく色鮮やかでした。
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     土鳩も金色の世界に目をパチクリ…。
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  商大橋下流の自生野草観察ゾーンでは、下草の茂みの中でツルボの莢果
  
が弾け、ゴマ粒のような種を覗かせていました。晩夏に淡いピンク可憐な
  
花穂をつけるユリ科のツルボです。種を覗かせた姿もキュートでした。ちょ
  
っと強い風が吹けば、種はたちまち飛散してしまうでしょう。束の間の姿で
  
す。今年も残り少なくなってしまいました。
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by love-letter-to | 2017-12-03 19:21 | 折々通信 | Comments(0)