忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.132 陽だまりに春を

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        足元にサファイアの輝き犬ふぐり

   如月を迎えて平昌での冬季五輪も始まり、第二日曜日に。零下10
   
を下回る寒さとの闘いでもあるようですが、連日熱戦が…。
   
18日ぶりに日中の気温が10℃を上回った昨日、自宅近くの路上で
   
オオイヌフグリが開花しているのを見つけました。舗道とブロック塀
   
の角地の陽だまりに、10輪前後開花。漢字では「大犬の陰嚢」と、口
   
にし難い名前ですが、別名は「瑠璃唐草」「天人唐草」「星の瞳」と、
   
サファイアブルーの花に相応しく、路上に青い星が輝いているよう!

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   オオイヌフグリはいち早く春を告げる野辺の花として親しまれてい
   
ますが、ヨーロッパ原産の帰化植物で、日本には元々同属のイヌフ
   
グリが自生しており、これに対して花姿が大きいことから、オオイヌ
   
フグリと名付けられたとか。

   明治初期に渡来したとされ、その後急速に全国へと広まり、在来種
   
に取って代わる早春の野草の1つになって久しいのですが、近年は
   
農地や畦道、草地が減少して、オオイヌフグリも生育地を奪われつ
   
つあり、環境省のレッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定され
   
ています。オオイヌフグリよ、お前もか…。

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   あかしあ通りのニセアカシアの根元には、ナズナも開花。「セリ、ナ
   
ズナ、ゴギョウ、ハコベラ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ…これぞ春
   
の七草」と言い伝えられてきたナズナ。長引く寒波にめげずに開花
   
して健気です。

   ナズナは薺と書いてアブラナ科の越年草。草丈はまだ10センチ満
   
たないけれど、先端部の茎に白い小さな4弁の花を群がり咲かせて
   
いました。

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   三味線のバチに似た莢果も付けている茎も。その莢果の姿から三味
   
線花とかペンペン草の通称で呼ばれることが多い道端の草。
   
根状葉で越冬して、その葉は羽状に深く裂け寒気から身を守るため
   
か産毛を蓄えています。開花期は月半ば頃までで、本格的な春にな
   
ると、草丈は50㌢前後になり、三味線のバチに似た莢果が風に揺
   れてカラカラと。
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   この日訪ねた東京農工大学小金井キャンパスでは、日向ぼっこをす
   
る姿も。でも、3月上旬並みの気温は本日までで、明日からまた全国
   
的に厳しい寒波が戻り。福井や金沢から北陸では大雪が降り、猛吹
   
雪が予報されています。春遠からじと思えど、本格的な春の訪れは
   
まだまだ先のようです。
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   上は東京農工大学小金井キャンパスの近くの畑に取り残されていた
   
ワタの蒴果です。蒴果が裂けて種子の表面から白い綿毛がフワフワ
   
に。コットンボールで、この綿毛から木綿繊維に。種からは綿実油が採
   
れるそうです。何か発見したり感動することに出会うことが、脳細胞
   
の老化防止につながるとのことで、努めて道草歩きをと…。
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by love-letter-to | 2018-02-11 19:59 | 折々通信 | Comments(0)