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忘れ得ぬ人々& 道草ノート

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折々通信No.144 風薫る候に

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       薫風や小さな旅も新鮮に

   風薫る5月!最初の日曜日、大型連休最終日に。連休後半は急激な
   
天候変化が伝えられましたが、東京近郊は幸い行楽日和が続きまし
   
た。街路樹も路傍の草も公園も爽やかな緑が滴るばかりのシーズン。

   大型連休とて普段と変わらない日々でしたが、近隣の公園やオープ
   
ンガーデンに足を向けてみました。 西国分寺駅近くの武蔵国分寺公
   
園では、真鯉と緋鯉たちが風を孕み、時には身を翻して高々と。愛児
   
を胸に抱いた若いパパたちの姿も多く、私たち世代との違いを。その
   
姿も眩しく新鮮に。

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   先月完成した国分寺駅北口の高層ツインタワーマンションが、間近に
   
見えました。西街区棟「ココブンジウエスト」は36階建て、高さ135㍍、
   
東街区棟「ココブンジイースト」は35階建て、高さ125㍍。 駅に直結
   て商業施設も充実しており、高齢者層にも人気だとか。
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   同公園の噴水池近くでユリノキの花が満開でした。30㍍近い高木にユ
   
リと言うよりチューリップに似た大型の花を、無数に付けていました。
   
モクレン科の落葉高木で、花径10㌢あまり、淡い黄緑色の花の下部にオ
   
レンジ色の斑紋があり、英名はチューリップツリーだそうです。
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   幅広の葉が半纏(はんてん)に似ているので、和名はハンテンボク。時
   
折り強く吹く風にユサユサ揺れて、壮観でした。
   
大形の花はたくさんの蜜を出し、養蜂家の人たちに「黄金の木」と呼ば
   
れ、ユリノキの蜜は「黄金蜂蜜」などの名称で商品化もされているそう。
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   都立薬用植物園では「あへん法」により栽培の禁止されているケシ(
   
ムニフェルム種)が公開されていました。普段は二重の鉄柵に隔てられ
   
ていますが、内側のフェンス越しに撮影できました。
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   薄紙で作られたような一重のケシが一般的ですが、カーネーションに似
   
た八重の品種も。
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   檻の中で栽培されてなかったら、麻薬成分(モルヒネ、コデイン)が含まれ
   
ているとは思えない可憐な花の径が小型のアツミケシ。麻酔や癌の痛み
   
を押さえるために医療には欠かせない存在です。
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   玉川上水沿いではエゴノキの花がもう開花最盛期を過ぎつつあり、足元
   
は落花で埋まり、初夏というより仲夏の装いでした。上はやっと見つけた
   
エゴノキの豆ランプ。例年なら梅雨入り前に咲くウツギ仲間も、今が盛り。

   でも、明日から天候が悪化し、気温もクールダウンするとか。昨今は人も
   自然界も急ぎ過ぎですよね。

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by love-letter-to | 2018-05-06 11:24 | 折々通信 | Comments(0)