忘れ得ぬ人々& 道草ノート

ankodaira.exblog.jp
ブログトップ

折々通信No.169 陣馬山麓の秋

f0137096_22051788.jpg
       古民家のアトリエカフェに秋うらら

   10月も最後の日曜日に。秋日和に恵まれた一日、陣馬山麓の古民家
   ギャラリー&カフェを訪ねてみました。
   
「夕焼け小焼けで…」の童謡の作詩者で知られる中村雨紅の故郷、八
   王子市上恩方にある築300年の古民家が、「森のア
トリエ」と称して
   ギャラリーとカフェに。
   
高尾駅北口から1時間に1本、陣馬山下行きのバスで30分。下川井野バ
   ス停近くにある古民家の「森のアトリエ」には、秋
の穏やかな陽射しが
   揺らいで…。

f0137096_22090144.jpg
   甲州裏街道とも呼ばれる陣馬街道沿いの車窓には、「夕焼け小焼け」
   の歌碑や中村雨紅の墓地も。雨紅は日暮里の教師時
代、八王子駅から
   2里約8キロを歩いて通ったとか。帰りの道々
で、「夕焼け小焼けで日が
   暮れて…」の詩が浮かんだとか。
そんな情景が今も残る上恩方。
f0137096_22113404.jpg
   田の字型に配置された農家の伝統的な住まいの囲炉裏の間、居間、
   客間、寝室と縁側の仕切りを取り払った古民家アトリエ
に。手作りのウ
   ェアや手編みのセーター、手染めのショール、
バッグや袋物、陶器や
   ガラス器、アクセサリーなどなどが並
んで、見たり、手に触れて豊かな
   気分に。いずれも作家やプ
ロ級の制作者の作品で、委託料を取ってな
   いので、お買い得。
f0137096_22135659.jpg
   オーナーの石井美保子さんによると、「築300年ぐらい。仏壇のお位牌
   によると、石井家は1472年、室町後期からこの地に
住み、代々大事に暮
   らして来た」と、ご主人の両親から教わっ
たそうです。仏壇や桐箪笥、茶
   箪笥など家具調度も磨き直し
て、ギャラリーの展示収納に活用されてい  
   ました。「石井家直
系の義母は、恩方小町と呼ばれた美人で、お洒落な
   女性でし
た」と、美保子さん。
f0137096_22164174.jpg
   義父母を看取り、娘と息子たち三人が巣だった後、美保子さんは、陶芸
   や陶芸、料理、彫金、洋裁、染物、バッグ作り、紅茶
教室…と趣味、習い事
   に勤しんだそうです。

   夫の定年後、老後を元気で暮らすには、人との交流が大事。「自分たち
   が出かけて交流するより、この家を交流の場に」
と、古民家をギャラリー
   に改装、美保子さんの稽古事の師や
仲間たちの作品を展示、即売する
   場にして5年半余りに。

f0137096_22190586.jpg
   古民家につなげて増築した新居の1階はカフェに。ご主人の育てた野菜、
   地場産の蒟蒻、ヨモギ蕎麦などのランチ1000
円~。本格的なフランス料  
   理も習った美保子さんの手料理
はヘルシーで美味しいと好評です。
   美穂子さんが趣味で集めた器も素敵でした。
f0137096_22223955.jpg
   薪ストーブのあるカフェルームは広々として、丁寧にドリップしたコーヒ
   ーやこだわりの紅茶など飲み物と日替わりの甘
味は各400円。ゆっくり、  
   のんびり、“小さな旅”気分を味わっ
て帰る方が多いとのこと。
   森のアトリエ:毎月1~15日11~17時
開店。月曜定休。09043830387
f0137096_22244859.jpg
   下川井野バス停付近を陣馬街道に沿って流れる安下川には、細い木
   橋がかかり、沢の音が絶えずして。木立の間に真っ赤
に熟れたカラスウ
   リにも出会いました。
f0137096_22265325.jpg




by love-letter-to | 2018-10-28 22:28 | 折々通信 | Comments(0)